第121号(2003年5月)ヘッドライン
- 2003年ハーシェル・ツアー報告(1)
「今号の注目記事」です。
- 虎ノ門天文会館にブロードバンド回線
虎ノ門天文会館でADSLが使えるようになりました。
- ハーシェルという単位のこと
ハーシェルという、光源の放射束発散度を量る単位がありました。協会会員・武石信之さんの投稿です。
- 2002年度協会会計報告
日本ハーシェル協会の会計報告です。
- W. ハーシェルが使ったシェルトンの天文時計
現在もハーシェル家に伝わる、W. ハーシェルが使った天文時計について、J. ハーシェル=ショーランドさんの投稿です。デジタルアーカイブに収録しました。
- 21世紀を生きるハーシェル(2)
前号に続き、ハーシェル家子孫であるエリングワースさんご一家の写真が掲載されました。
今号の注目記事
2003年ハーシェル・ツアー報告(1)
3月26日成田発のBA008便で先発の3名がロンドンへ、夜はナショナル・オペラとロイヤル・バレエを楽しみ、昼間は国立海事博物館、グリニッジ王立天文台と王立天文協会を訪ねたあとバースへ、早々にハーシェル子孫エリングワース夫妻からアフタヌーンティーの招待を受けました。後発は28日2名がBA006便でバースへ直行して3名と合流、その夜は既報のとおり、ハーシェル講演会に参加、翌29日午前にウィリアム・ハーシェル協会の年会に出席、ハーシェル=ショーランド夫妻らにも会いました。そのあとハーシェル博物館へ、揃って記念写真を撮りました。同ツアーの一行はオックスフォードを経てロンドンに移動、4月2日にヒースロー発BA007便で3名、3日後の同便で2名が帰国の途につきました。まず今回は上記の年会でわが協会のメンバーが発言した内容をご紹介します。
日本では2つの創作活動が行われています。一つは天文の世界、とりわけカロラインの8彗星とその背景の星座など、ハーシェルに関連して取り組んだ、飯沢さんの七宝作品です。来る7月にはリング教授のお計らいで、飯沢さんの小規模な個展が市立図書館で行われることになっています。もう一つは大金さんの金属鏡で、その大きさはW. ハーシェルが天王星を発見した7フィート望遠鏡のものと同じです。まだ完成していませんが、今後の年会でご覧いただけることでしょう。(木村精二、英語原文から木村達郎・訳)