ニューズレター
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第112号(2002年3月)ヘッドライン

  • 天文会館記念パーティーにて
     去る1月26日に虎ノ門天文会館(東京都港区)でオープン1周年を祝うパーティーが開かれました。

  • 七宝作品の創造(2)
     ハーシェルや星座をモチーフにした七宝作品制作についてのエッセイ。飯沢能布子さん(協会会員)の投稿です。

  • フランク・ブラウンさんのメモリアル
     先日亡くなったウィリアム・ハーシェル協会役員フランク・ブラウンさんを記念する何らかのメモリアルの製作が提案されました。

  • W. ハーシェルが使った「ランプ・マイクロメーター」と「照明円板マイクロメーター」(1)
     ウィリアム・ハーシェルが二重星の観測に使ったマイクロメーターについての、中崎昌雄さん(協会会員)の投稿です。

  • 英国の宝、ハーシェル望遠鏡がスミソニアンの博物館に展示
     「今号の注目記事」で紹介しています。

  • Crusade/Axis/Evil/Empire/Devil
     昨今の米国の動向についての印象。

  • 1998年と2001年のしし座流星群
     前号(第111号)に続き、しし座流星群の観望レポートです。

  • 協会ホームページより
     当ホームページからリニューアルのお知らせをしました。

  • 虎ノ門天文会館収支報告
     虎ノ門天文会館の2001年度収支と2003年度までの収支見込みが報告されました。

  • ハーシェル・ツアー出発は3月15日
     今年のツアーは3月15日に出発し、英国ウィリアム・ハーシェル協会の年会と講演会に参加します。

今号の注目記事

英国の宝、ハーシェル望遠鏡がスミソニアンの博物館に展示

(訳と注釈)木村達郎

 スイスのA. マウラーさんから米国スミソニアン国立航空博物館のホームページ(http://www.nasm.si.edu/)にハーシェルの望遠鏡の画像と解説があるとの紹介がありました。2001年9月21日から公開された新しい展示コーナーに、ハーシェルの望遠鏡が英国から貸与されたとのこと。その模様をスミソニアンの2001年7月11日付プレスリリースから引用します。

 英国の国宝が到着−スミソニアン国立航空博物館にまもなく開設される展示「宇宙を探る」の目玉となる、ウィリアム・ハーシェル卿が217年前に製作した20フィート木製望遠鏡が、ワシントンのナショナル・モールに建つ当博物館に到着しました。ロンドンの英国国立海事博物館から貸与されたハーシェル愛用の望遠鏡とこの望遠鏡のために製作された当時の金属鏡が、英国から船で輸送され、さらにボルティモア港から18輪トラックで運ばれてきたのです。

 6月29日、博物館の技術者が特別の輸送梱包を注意深く開けて望遠鏡を取り出し、「宇宙を探る」の常設展示場に設置しました。「宇宙を探る」は9月21日に公開され、ハーシェルの望遠鏡が米国で初めて展示されることになります。

 「米国で初めて」とありますが、実際にはシカゴのアドラー・プラネタリウムの天文博物館(http://www.adlerplanetarium.org/)にハーシェルの7フィート望遠鏡が展示されています。


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日本ハーシェル協会ホームページ