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ハーシェル作トリオソナタの楽譜

 投稿者:管理人  投稿日:2006年 1月19日(木)00時53分33秒
返信・引用
  大金先生、ナイスフォローありがとうございました。

木村さん、ご無沙汰しております。音楽の話題はぜひ木村さんにと思ったので、書き込みたいへん嬉しく思いました。こうして危なっかしくも、何とか2代目管理人を勤めています。今後とも、よろしくお願いします。

さて、木村さんの情報で、例のソナタを見つけました。
以下、バークレー校図書館のデータベースの記載です。

Title Sei sonate per il cembalo, cogli accompagnamenti di violino e violoncello [microform] / composte da Federico Herschel.
Author Herschel, William, Sir, 1738-1822.
Date 1769.
Description 1 ms. score (35 p.)
Notes Mus. MS. 61. c. 6 (5). Original in the Bodleian Library, Oxford.
Microfilm.
Trio sonatas (Violin, violoncello, continuo) -- Scores.
Uniform Title Trio-sonatas, violin, violoncello, harpsichord
Location(s): Music   MICROFILM A1202 M

これで見ると、原本はオックスフォード大学にあり、UCBに所蔵されているのはマイクロフィルムのようです。

同校音楽図書館のURLは↓です。

http://lib.berkeley.edu/MUSI/catalogs.html

こちらで複写サービスについてお尋ねいただければ、楽譜はわりとすんなり入手できそうな気もします。

(ちなみに、写真はプルースト氏)
 
 

ハーシェルと音楽

 投稿者:木村達郎  投稿日:2006年 1月18日(水)22時53分1秒
返信・引用
  協会会員の木村達郎と申します。

私は2001年の英国ハーシェル協会の講演会に出席しました。もう5年も前になるのですね!プルーストさんの英語はフランスなまりでなかなか聞き取りづらかったのを覚えています。講演の内容は天文学と音楽をからめて語られてきた歴史を追って概括的にたどったもので、特にハーシェルの焦点を当てたものではなかったと思います。詳しい内容は英国ハーシェル協会の機関誌 "The Speculum" の2001年秋号と、その次の号に分けて掲載されています。私の手元には前半を掲載した2001年秋号しかないのですが、天文会館には次の号も保管されているはずです。
プルーストさんはフランス国立科学研究センター (CNRS) に所属する天文研究者であると同時に、オルガニストとしてコンサートも開くなど、二足のわらじを履きこなしていらっしゃる方です。2001年のバースでも私は直接お話ししたわけではないですが・・・。

Frank Brown氏の "William Herschel, Musician & Composer" の巻末には確かに作品リストが載っています。交響曲・協奏曲・室内楽曲・鍵盤楽曲・声楽曲に分けられており、鍵盤楽曲の多くはオルガン曲ですが、その中に3 sonatas for harpsichordがありました。手書きの楽譜がカリフォルニア大学バークレー校音楽図書館に所蔵されているとのことです。

音楽家としてのハーシェルについては、日本ハーシェル協会ともゆかりの深かった斉田博先生(故人)の「星を近づけた人びと(上)」(地人書館、1984年出版)の12章に「ハーシェルの音楽歴」としていろいろと書かれています。古い本ですがあちこちの図書館に所蔵されているのではないかと思います。

また、2004年にハーシェルご子孫のシャーロット・ハーシェル=ファーガソンさんが来日されて、ハーシェル一族について講演されたときにもハーシェルの音楽について触れられていました。ドイツから一文無しの状況でイギリスに渡ってきたハーシェルにとって音楽は生活の手段でした。バースは当時、上流階級のリゾート地でしたから、春から夏にかけて人々が滞在する時季には音楽のレッスンとコンサートの企画で収入を得、人々がバースを去ってしまう冬に自分の勉強をしていました。そんな中での和声学の研究から宇宙の数学的調和という観念を知り、天文への興味を深めていったと想像されます。

私の持っている情報はこのくらいですが、Googleを使ってHerschel, harpsichordで検索してみてもいろいろ出てくるようです。ハーシェルと音楽については昔からずっと興味を持ってはいるのですが、残念ながら今はなかなか時間を割ける状況ではありません・・・。
 

Dr.Dominique Proust

 投稿者:大金要次郎メール  投稿日:2006年 1月18日(水)12時20分12秒
返信・引用
  ぽぷり 様     大金(おおがね)と申します
プルーストさんのことは少ししか知りませんが、私の知る限りではフランスのムードン天文台天体物理学者+ノートルダム寺院のオルガニストということです。2001年にハーシェル博物館でお目にかかった時の写真がどこかにしまってあるはずなのですが、すぐにはみつかりません。ひげを生やした精悍な感じの紳士です。
同氏演奏のCDはDOMというレーベルの「DOM CD 1418」で、PIECES D'ORGUE  de WILLIAM HERSCHEL  Interpre^te'es par DOMINIQUE PROUST という長い表題になっています。内容はフーガとプレリュードが主で11曲です。
このCDは昨年3月にはハーシェル博物館で販売していたという記憶がありますので、入手できない場合は今年のハーシェル・ツアーに参加する人に頼んでおくとよいかもしれません。
それから、2001年の講演の演題は、チケットと案内で「MUSIC AND ASTRONOMY」と「ASTRONOMY AND MUSIC」との2種類の印刷があって、マーどちらでも同じことかという感じでした。英語とフランス語の順序の関係かもしれません。
講演の内容は木村達郎さんにお聞きするのが良いかと思います。英語の分からない私の感じでは、ギリシャ時代のピタゴラスの音階と整数や惑星の配列の関係から始まって、天文に絡んだ曲が多数紹介されていました。印象的だったのは武満徹も紹介されていたことです。さらに聴衆への大サービスとして、20世紀の偉大な物理学者ガモフが書いた宇宙を賛美する詩を紹介し、イギリス国歌のメロディでこの詩を歌った時には、大拍手が起こりました。
 

Re: Dominique Proust氏

 投稿者:管理人  投稿日:2006年 1月18日(水)07時07分34秒
返信・引用
  ぽぷり様

 お尋ねありがとうございました。
 いささか長文になりますが、現時点でお答えできることを下記に記します。


 2001年の講演には、当協会からもハーシェル・ツアーを組んで出席しています。そのときのことを木村達郎さんが、レポートの中で少し触れています。

http://www.ne.jp/asahi/mononoke/ttnd/herschel/j-text/tour2001-j2.html

 これ以上詳しい内容は今すぐに分かりません。英国ハーシェル協会の定期刊行物にはその内容が載ったはずですが、この点は要確認です。

 協会ニューズレターに載った講演予告の中で、同氏についてもチラッと書いてありましたので、書き写してみます。

"Dominique Proust
Astrophysisit at Meudon Observatory (Paris) and Organist at the church of Notre-Dame de l'Assomption at Meudon."

 お名前を検索すると沢山ヒットしますが、どうもフランス語のサイトばかりですね。
 その経歴を自動翻訳で強引に英訳(和訳だと全く意味不明になるので)してもらうと、以下の通りでした(長文失礼)。これだと意味は大体分かります(文中の"it"は"he"に読み替えてください)。

「Of at the same time scientific and musical formation, Domenica Proust is an Engineer de Recherche at CNRS , and Astrophysicist at the Observatory of Meudon . Its work was directed towards stellar physics, then it specialized in the vast field of cosmology (formation and evolution of the great structures of the Universe, galaxies, quasars...) after its thesis of Doctorate. It remained in the large international observatories, and observed with the largest telescopes (High-Provence, Pic of the South, Canary Islands, Andalusia, Chile, California, Hawaii). In addition to its teaching and research tasks, he is an author of several works of astronomy intended for general public. He has coproduit scientific and musical programs, and intervenes regularly with the radio like with television.
It worked the organ with the Organists of Our-Lady of Paris, Pierre Moreau, Jacques Marichal, then Daniel Roth the current organist of Sulpice Saint in Paris. Titular organist of the church Our-Lady of the Assumption in Meudon, he is Member of the Regional Commission of the Organ. He gave concerts in Europe, in Canada, in Brazil, in Chile and in Australia. Its recordings in first world of work for Organ of William Herschel and Pierre Moreau were greeted by international criticism.」


 それから、1つ前のメールでのお尋ねの件についてですが、ハーシェルの音楽の業績について特にまとめたものとしては、英国ハーシェル協会員のFrank Brown氏による WILLIAM HERSCHEL, MUSICIAN AND COMPOSER (1990) という小冊子があります(これが唯一かもしれません。いくつかのキーワードで英国の図書館蔵書横断検索をしましたが、これ以外にはヒットしませんでした)。その内容はニューズレターでも部分的に翻訳紹介されましたし、原本は協会事務局に所蔵されています。お時間をいただければ、コピー等をお送りできると思います。その中に作品一覧が載っていると良いのですが…。(残念ながら私は原本未見です。)

 なお、その中の記述に「ウィリアムはバースに1766年12月に到着したが…そのコンサートに…自分のハープシコード・ソナタを演奏したり…」とあるので、彼はチェンバロ曲も書いていたはずです。

 また、上記の検索結果によると、ハーシェル作品の楽譜は、現在でも、そのごく一部が公刊されているに過ぎない状況のようです(手稿のファクシミリ複製というのもありました)。
 そのうち、下記のものは東京芸大図書館にも所蔵されています(A3/S989/5-3 18803056102)。

 Three symphonies, them. index 2, 5, 13 / William Herschel ; edited by
Sterling E. Murray . Four overtures, them. index 5, 8, 10, 11 / Willia
m Smethergell ; edited by Richard Platt . Two symphonic works / Samuel
Wesley ; them. index 1 edited by Richard Divall, them. index 6 edited
by John I. Schwarz, jr . One symphony, them. index 1 / Samuel Sebasti
an Weley ; edited by John I. Schwarz[楽譜資料].

 したがって、楽譜を広く入手するには、やはり手稿原本のコピーに頼るしかない状況のようです。

  *   *   *   *   *   *   *

 ハーシェル・コンサート(あるいはもっと広く「天空コンサート」)、是非実現したいですね。すでに何か、具体的な計画はおありでしょうか?他の会員もきっと興味津々のはずです。ぜひ情報をお知らせください。

http://www.ne.jp/asahi/mononoke/ttnd/herschel/a-text/music_score.html

 

Dominique Proust氏

 投稿者:ぽぷりメール  投稿日:2006年 1月18日(水)01時22分23秒
返信・引用
  たびたびしつこく申し訳ありません。
貴サイトの中の「音楽家ハーシェル」のページに

Pieces d'Orgue de William Herschel(ウィリアム・ハーシェルオルガン作品集)
Dom, CD 1418 1992年
ハーシェル同様、天文学者でもあるフランスのオルガニストDominique Proust氏の演奏。プルースト氏は英国ハーシェル協会の2001年度講演会で「天球の音楽~ピタゴラスからボイジャー2号まで」と題して講師を務めた。

とありますが、天文学者でもあるというDominique Proust氏にとても惹かれます。
このCDも聴きたいのですが、なかなか見つかりません。
Dominique Proust氏がどんな音楽家なのか、講演会の内容がどんなだったのかも
できれば詳しく知りたいです。

http://www.geocities.jp/music_potpourri/

 

Re: ハーシェルの音楽

 投稿者:ぽぷりメール  投稿日:2006年 1月18日(水)01時05分48秒
返信・引用
  早速のお返事を大変嬉しく存じます。ありがとうございます。
ハーシェルは鍵盤楽器ではオルガン以外にチェンバロなどで
作曲していないのでしょうか。
ハーシェルの全作品の一覧などはイギリスのご紹介頂いた図書館の
HPか何かにアクセルすれば出てくるでしょうか。(早速検索してみますが。。)

私は天体写真家と一緒に八ヶ岳でコンサートを開いたり。。と近年いろいろと
こだわって演奏活動をしております。
これまでガリレオ・ガリレイの父の作品やエストニアの現代作曲家ウルマス・シサスクの
星座の曲etc. を取り上げてきましたが、中でもシサスクという人はアマチュア
天文学者(現在45歳)であり、ケプラーやそれ以前からの「天体と音楽」の取り組みの
後継者でもあります。彼がハーシェルを知っているかどうかわかりませんが、
「天体と音楽」の歴史の途切れた?ところにハーシェルが居るような気がして
私は気になって仕方がありません。良い曲が見つかったらすぐにでも演奏したいです。
どうかよろしくお願い致します。

http://www.geocities.jp/music_potpourri/

 

Re: ハーシェルの音楽

 投稿者:管理人  投稿日:2006年 1月17日(火)23時48分59秒
返信・引用
  ぽぷり様、こんばんは。

ハーシェル協会へようこそ!
掲示板に初めてのお客様を迎えてたいへん光栄に存じます。

当協会創立当時は、ハーシェルの音楽家としての面を重視して、協会が音頭をとってコンサートを企画したり、音楽関連の記事をひんぱんにニューズレターに載せたりしていました(残念ながらほとんどHP未収録です)。最近はトーンがだいぶ天文寄りになっていますが、彼の音楽家としての顔も紹介していくことも、引き続き重要だと思っています。

当時の記事によると、コンサートに先立って、楽譜は海外の図書館等からコピーを送ってもらったようです。直接関連する記事をHPに掲げましたのでご覧ください(下記のリンクを参照してください)。

現在では、ネット経由で入手が可能なのかもしれませんが、この点は不明です。
また、当時の楽譜のコピーが協会に保存されているか、一度確認したいと思います。
「音源」として、現在市販されているCD以外のものが利用可能かどうか、この点も他の会員に聞いてみます。

その他、ご質問があればお気軽にどうぞ!
今後ともよろしくお願いいたします。

http://www.ne.jp/asahi/mononoke/ttnd/herschel/a-text/music_score.html

 

ハーシェルの音楽

 投稿者:ぽぷりメール  投稿日:2006年 1月17日(火)21時15分45秒
返信・引用
  はじめまして。協会員ではありませんがお邪魔致します。
天体と音楽についていろいろ調べております。
こちらのサイトでハーシェルが音楽家でもあったということに以前より
興味を持ち、音源や楽譜はないものかとあちこち検索致しましたが
なかなか思うように情報が得られません。私はピアニストですが、
ハーシェルの鍵盤作品についての情報がありましたら是非教えて下さい。
よろしくお願い致します。

http://www.geocities.jp/music_potpourri/

 

首なしカロライン

 投稿者:管理人  投稿日:2006年 1月16日(月)06時53分7秒
返信・引用
  協会員の活動欄にUPした「七宝アトリエNだより」。
作者の飯沢さんからカロライン・ハーシェルの絵皿の件で、「カロラインの首が…ほとんど首なしニック…お嫁入り前なのに!」というメールをいただきました。

スキャンが下手で申し訳ありません。あれは紙の折りじわですので、ご覧になる方も誤解なきよう。

ハリポタもそうなんですが、昔「オーメン」というホラー映画でも、写真に写りこんだ怪しい線が登場人物の死を予告していました。カロラインには本当に気の毒なんですが、既に鬼籍に入られているので、たぶんお許しいただけるでしょう。(合掌)
 

ハーシェル・ツアーのお誘い

 投稿者:管理人  投稿日:2006年 1月15日(日)17時52分22秒
返信・引用
   ニューズレターでも取り上げましたが、恒例のハーシェル・ツアーが今年も3月に予定されています。参加希望の方は積極的に管理人までご連絡ください。会員以外の方も大歓迎です(もちろん、会員になっていただければ言うことなしですが)。

 メインは、3月11日(土)に、ハーシェルゆかりの地・バース(イングランド西部の素敵な街)で、行われる英国ハーシェル協会の年会。現地の「ハーシェリアン」たちと交歓します。年会参加以外の日程は未定です(ご希望があれば提案してください)。

 費用はこれまでの例で言うと、全部コミコミ(現地でのお小遣いも含めて)30万でお釣りが来るぐらいです。

 一味違うブリティッシュな旅をぜひ。詳細はこれから詰めますが、企画段階から楽しく話し合っていきましょう。…と言いつつ、管理人自身は参加できるかどうか微妙ですが(汗)

(写真はバースの町並み)
 

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