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木村代表ご逝去

 投稿者:管理人  投稿日:2016年 8月 9日(火)17時52分11秒
返信・引用
  会員各位に謹んでお知らせいたします。
日本ハーシェル協会代表幹事の木村精二氏が、去る7月30日にご逝去されました。
生前のご功績と後進への惜しみない援助に対し、会員諸兄姉とともに、ここに深い敬意と感謝の意を表したく思います。
本当にありがとうございました。
 
 

Re: ハーシェル博物館の新計画と寄付のお願い

 投稿者:管理人  投稿日:2016年 7月 9日(土)16時03分53秒
返信・引用
  上原様、ご案内ありがとうございました。

振り返ってみると、今年は1981年にハーシェル博物館が開館して35周年。博物館自体はハーシェルの天王星発見200年を記念して開館したものですから、都合天王星発見235周年というわけですね。そして、今年は息子のジョンがケンブリッジでの学究生活を切り上げて、父親の観測助手として天文学者への道を歩み出した年(1816年)から数えてちょうど200年。

いろいろハーシェル一家のことを考えるには、切りのいい年で、そんな折にハーシェル旧居にハーシェル時代の息吹が通うのは、実に嬉しいことです。整備計画の進展をお祈りしたいです(まあ、お前も一肌脱げよ…という話ではあるんですが・笑)。


 

ハーシェル博物館の新計画と寄付のお願い

 投稿者:上原 貞治  投稿日:2016年 7月 9日(土)06時54分35秒
返信・引用
  英国ウィリアム・ハーシェル協会のシュレジンジャーさんから、バースのハーシェル博物館(The Herschel Museum of Astronomy)についてのニュースとして、そこでの2つの計画とそれに関する寄付のお願いが来ていますので、お知らせします。

 1つは、歴史的なポケット天球儀・地球儀(pocket globes)の購入の計画に関するもので、これは、ハーシェルの生きていた18世紀の物で、精巧で芸術的でとても珍しい物だそうです。20,000ポンドの寄付が募られています。

 もう1つの計画は、かつてウィリアムとカロラインの住居であった博物館の入口付近の改装で、カーペットを当時のもののレプリカに置き換えることなどが予定されています。こちらには、2,000ポンドの寄付が募集されています。

 さらに詳しい情報をご希望の方は、当掲示板に書き込んでいただくか、日本ハーシェル協会の事務局、あるいは バースの Debbie James氏 にお問い合わせください。

 なお、EU離脱の決定でポンド相場は130円くらいになっています。続落しているようで、寄付には好都合かもしれませんが、今後の経済状況や貿易障壁がどうなるのか心配です。
 

太陽活動と景気変動についての説

 投稿者:上原 貞治  投稿日:2016年 5月 1日(日)09時06分55秒
返信・引用
   連休のつれづれに書棚にあった古い本(*1)を取り出して読み返していますと、ウィリアム・ハーシェルの太陽活動に関する研究が紹介されていました。ハーシェルは1801年の論文(*2)で、太陽黒点活動と気候の変動との関係を実証するために、17~18世紀の小麦価格の変動を用いたということでした。(*1)はハーシェルとは違う視点で、太陽活動と景気変動(経済的な)の相関を指摘するものですが、この問題に対する世界的にも早いハーシェルの着眼には現代も未解決の問題がある(しかもその重要性は大きい)と思いますので、以下に少し整理してみます。

 ハーシェルは、(*2)で、太陽黒点の観測に発してそれから太陽の物理的構造を考え、太陽から発生される光の熱の効果として地球に気候変動が起こることを予測し、小麦価格の変動を利用して(当時は長年にわたる精度の良い気温の観測記録がなかったので)それを実証しようとしました。しかし、今日では、以下の理由で、ハーシェルのこの研究は、先駆的な意味は認められても、正しい学説としては証明されない、むしろほぼ完全に否定されているということになっていると思います。

・世界の平均気温は、太陽活動との長期の因果関係(例えば100年程度の周期)を持つかもしれないが、11年以下の目立った周期は見えない。
・長期的に太陽活動と気温は正の相関にある(*3)が、太陽のエネルギー放射量(太陽定数)の11年周期はわずか0.1%程度の変動しかしておらず、しかも太陽活動と放射量は負の相関にあるので、後者で前者は説明できない。
・太陽活動と景気変動の相関は、近年の経済学によっても証明されていない。

 しかし、太陽活動が小麦価格に影響を与えている、という事案に絞れば、まだこれが真理を突いている可能性は残っているのではないかと思います。(*1)によると、個々の気象現象、景気活動、社会現象には11年周期を示す例が少なくないとされ、多くの例が取り上げられています。これらは多くの事例の中から特に都合良く選ばれたものでしょうから、偶然の一致である可能性が吟味されねばならないでしょうが、太陽活動が「個別の分野」においておのおのある程度の影響を及ぼしている可能性は否定できないのではないかと思います。その理由として、

・太陽活動は、熱放射量ではなく、素粒子や磁気の影響を通じて、地球の宇宙線の降下量に大きな影響を与えているという事実がある。これは、現代の電気電子機器への影響が出ている。
・宇宙線の大気中での現象が、地球全体の気候以外にもっと局所的な変動を起こしている可能性がある(*4)。局所的な変動は、別の場所への影響の伝搬時間が異なるので、対象や統計の取り方によって異なる位相の波が重なることにより全体への影響は目立たなくなる。(だからといって、局所的な気候変動の全体への影響が無視できることにはならない)
・20世紀以降、景気変動の人為的要因が増えているので、気候の効果は見えづらくなっている。
・放射線の人間心理(精神高揚など)の効果は、個人の臨床例ではともかくメガ大衆の単位では否定も肯定もされていない。

ということがあります。ハーシェルの例も、これらの説明によって正しいものとして生きている可能性があります。また、今日では、地球温暖化の「温室効果ガスの人為的放出説」にの普及のため、この説は(なかば意図的に)軽視あるいは無視されていますが、現代文明に帰因する人為的要因の効果を取り除けば、はっきりと見えてくる可能性もあるのではないかと思います。嶋中氏は景気循環論の経済学者ですが、氏のこの本の視点のように幅広い見地から今後も様々な人によって研究を続けてほしいと思います。

*1 嶋中雄二『太陽活動と景気』 日本経済新聞社 (1987).
*2 W. Herschel "Observations Tending to Investigate the Nature of the Sun, in Order to Find the Causes or Symptoms of Its Variable Emission of Light and Heat; With Remarks on the Use That May Possibly Be Drawn from Solar Observations"
Phil. Trans. R. Soc. London, 91, 265?318 (1801). doi:10.1098/rstl.1801.0015
*3 上原 貞治 『太陽黒点活動と地球の気候変動』 銀河鉄道WWW版32, 33, 34 号、西中筋天文同好会 (2010)(下のURL), 及び本文から引用の文献。
*4 「スベンスマルク効果説」を参照。

http://www.d1.dion.ne.jp/~ueharas/seiten/

 

Re: ロバートソンさんから届いたクリスマスカード

 投稿者:管理人  投稿日:2015年12月17日(木)21時26分49秒
返信・引用
  上原さま、ロバートソンさんのクリスマスカードのご紹介、ありがとうございました。

雪景色は寒そうでいて、どこか温もりを感じさせますね。
この絵のモデルが、現実にあるかどうかは不明ですが、各地の港ではクリスマスに美しい飾りつけやライトアップがされるようなので、方々でロマンチックな光景が見られることでしょう。

そういえば、今年の12月25日はちょうど満月にあたるとか。
積雪の有無はあれど、この大地を真ん丸の月が明るく、そして優しく照らしますように。

管理人からも、会員諸氏のご多幸を祈りつつ、
Merry Christmas and a Happy New Year!

 

ロバートソンさんから届いたクリスマスカード

 投稿者:上原 貞治  投稿日:2015年12月16日(水)20時36分24秒
返信・引用 編集済
  今年も英国のウィリアム・ハーシェル協会のブライアン・ロバートソン(Brian Robertson)さんから、美しい絵入りのクリスマスカードが届きましたので、ご紹介します。ロバートソンさんのメッセージは、

Dear Sadaharu, We send you our Christmas greetings to all WHS Japan members.

で始まっていて、以下、ロバートソンさんのご家族の近況の紹介が続きます。カードの印刷には、

Wishing you a Merry Christmas and a Happy New Year

という言葉と下のような美しい絵が入っています。
この絵は、 Petrina Sutton による Christmas Harbour という絵だそうです。どこの港なのでしょうか。

 それから封筒に貼られている切手が毎年クリスマスカード用のもののようで、このデザインも楽しみになっています。聖書の一場面を描いたものだと思いますが、これまた私にはどういう場面かわかりません。

 それでは、どちらさまにも メリークリスマス!

 皆様方に平安なる年の暮れが訪れますように。


 
 

WHSの会報 Speculum 新号のご紹介

 投稿者:上原 貞治  投稿日:2015年 9月20日(日)09時21分42秒
返信・引用
  以前にも時折思い出したようにご紹介していますが、私たちの日本ハーシェル協会は、英国ウィリアム・ハーシェル協会(WHS)の会報である"The Speculum"を毎号送ってもらっています。その最新号"AUTUMN 2015"(Vol.14, No.2)を最近受け取りましたので、主要な記事をご紹介します。なお、日本語の概要は、上原によるものです。内容にご関心のあるかたはご連絡ください。


The Speculum Vol.14, No.2 (AUTUMN 2015)

- Minutes of the William Herschel Society Annual General Meeting
   WHS年総会(2015年3月)の議事録

- The Big Bang and After (Gary Mathlin)
   Dick Philips Memorial Lecture より。ビッグバン宇宙論と関係する観測の歴史のレビュー

- Selected Japanese Astronomical Art (Sadaharu Uehara)
 日本ハーシェル協会からの日本の「天文画」に関する特別寄稿(*)

- Sir John Herschel, Optician, Natural Philosopher and Astronomer by Inheritance (Allan Chapman)
  WHS年会記念講演より。ジョン・ハーシェルの生涯と業績のまとめ

- The Herschel knighthoods (Michael Hoskin)
 ハーシェル父子の騎士の称号の授与の経緯について

- William Herschel's Invitation to Bath (Michael Hoskin)
 音楽家時代のウィリアム・ハーシェルが音楽の仕事でバースに招待された話

- Dr Rodney Hiller PhD (1933-2015)
 先頃亡くなった Rodney Hiller博士の紹介、追悼記事。博士は、X線・ガンマ線天文学の専門家で、BAS、WHSの会員であった。

- Lecture programme in Bath, Autumn 2015
  2015年9月~12月にバースである天文学講演会の予告

- Did you hear that? (M. Perkins)
  地球外生命探索についての随想

(*) 今号は、長年、編集を担当してこられたフランシス・リング教授の編集する最後の号となりました。この仕事は、シュレジンジャー氏に引き継がれます。それで、記念号の意味合いもあって、日本ハーシェル協会の私の書いた記事を「特別招待」として掲載してくださることになりました。日本ハーシェル協会は、WHSの支部組織ではなくまったく別の団体ですが、WHS委員会の「名誉メンバー」の扱いを受けています。ありがたく原稿を送らせていただきました。

 その内容は、日本の天文に関する名画を紹介するものです。ちょっと前にヒューズ氏という方が西洋の天文画を紹介されている記事があったので、それに触発されました。以下に、私がそこで選んだ「日本の天文名画」8点をリストさせていただきます。私の独断偏向で選んだものですので(管理人さんにはご提案をいただき参考になりました)いろいろとご意見があると思いますが、こういうのは選ぶ過程が面白いもので、今回は十分に楽しませていただきました。

・歌川広重「月に雁」(江戸時代)
・長沢芦雪「月夜山水図」(江戸時代)
・月岡芳年 「月百姿・烟中月」(明治時代)
・歌川国芳「忠臣蔵十一段目夜討之図」(江戸時代)
・歌川広重 「名所江戸百景・浅草川首尾の松御厩河岸」(江戸時代)
・山本春正 銘「七夕蒔絵硯箱」(江戸時代)
・葛飾北斎「富嶽百景・鳥越の不二」(江戸時代)
・太田聴雨「星を見る女性」(昭和時代)

 ヨーロッパの人向けということもあって人気浮世絵師に偏ってしまった感もあります。でも、日本情緒溢れる自然を何でも描く絵師として広重がピカイチで2点を選ばざるを得ませんでした。すると、対抗上、国芳、北斎ははずせません。日本画に限らず「天文名画」があれば、リストしてまたご紹介いただくのも楽しいと思います。
 

七宝作品の英国への寄贈

 投稿者:管理人  投稿日:2015年 8月 4日(火)11時15分9秒
返信・引用
  前回投稿で触れた、七宝作家・飯沢能布子会員の手になるハーシェル兄妹にちなむ華麗な七宝作品の数々が、このたび英国バースのハーシェル博物館に寄贈されることが決まり、過日発送作業が完了しました。

協会として、このイベントの趣旨に賛同し、先方との交渉や費用負担の面でサポートをさせていただきました。ここにご報告するとともに、詳細は追ってレポートいたします。
 

最近の動きなど

 投稿者:管理人  投稿日:2015年 7月 4日(土)13時42分24秒
返信・引用
  ご無沙汰しております。管理人です。
なんとなく沈黙が続いていますが、協会は決して動きを止めているわけではありません。

この間、2名の入会希望者がありましたし、飯沢会員の七宝作品を通じてのイギリスとの交流も大きな話題として進行中です。

対社会的活動としても、先日は某国立施設での展示に関連して、カロライン・ハーシェルについてご質問をいただいたり、また在京某TV局からウィリアム・ハーシェルの音楽活動について調査協力を求められたりと、なかなか活発なものがあるのですが、広報が行き届かず、面目ありません。

うっとおしい天気が続きますが、会員の皆様に置かれましては、ぜひそれぞれの活動成果をご披露くださいませ。
 

飯沢会員の活動レポートをサイトに掲載しました。

 投稿者:管理人  投稿日:2015年 4月11日(土)10時01分25秒
返信・引用
  北海道の飯沢能布子さんから、星にまつわる七宝作品の展示会や、アイヌの星に関する発表の様子をレポートしていただきました。ぜひご一読ください。
(最近、ウェブの更新も間遠になっていますが、皆様、ぜひふるって投稿をお願いします。)

★活動レポート2014~2015
http://www.ne.jp/asahi/mononoke/ttnd/herschel/actvty-text/report2014-15.html
 

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