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太陽明界説について~Re: 佐藤明達氏からのコメントへのお礼と私のコメント(前半)

 投稿者:上原 貞治  投稿日:2017年 3月22日(水)08時12分40秒
返信・引用 編集済
  > No.219[元記事へ]

 私の「佐藤明達氏からのコメントへのお礼と私のコメント(前半)」の(1)に関するコメントとして、お知らせを投稿させていただきます。前記事からもう6年近くが経過してしまいました。

 このたび、山片蟠桃『夢の代』にある「ウイストン太陽明界図」の元図が識別できましたので、それに関して小論を日本ハーシェル協会に投稿し、デジタル・アーカイブに掲載していただきました。貴重なご助言を下さいました佐藤明達さんと管理人さんに重ねてお礼を申し上げます。Webへの掲載についてもありがとうございました。

山片蟠桃『夢の代』の引用文献「ウイストン太陽明界図」について
http://www.ne.jp/asahi/mononoke/ttnd/herschel/a-text/Banto_Whiston.htm

  その結果、「明界暗界説」は西洋に直接の記述があるものではないらしいということになりました。それについても、上記の小論で多少触れました。実際には西洋書にある絵から感覚的に思いついたというのがもっともらしい説と思いますが、さらに日本に起源を持つ説として、三浦梅園の『玄語』の哲学(条理学)にもとづく、太陽系の「日・影論」(あるいは「景・影の理論」、太陽に近いところは明るく遠いところは暗く陰陽二元を実現しているという説)の影響を麻田剛立~懐徳堂を通じて蟠桃に伝わったという可能性もありうると思います。これは、上の小論には書かなかったちょっと大胆な説ですが、さらに以前から、すでに別のところ(下)に公表しておりましたので、言及させていただきました。

続編・日本製ケプラーの第3法則?「麻田翁五星距地之奇法」の発見 (2004)
http://seiten.mond.jp/gt16/goseikyochinew.htm
(おもに第5節をご覧下さい)

 江戸時代の日本人が書いたもので、土星軌道より遠くの深宇宙の構造に関する例は稀有ですが、それでもいくつか注目すべきものはあるようで、今後はよりハーシェルに密接した天王星も含め探索を続けたいと思っております。
 
 

2016年の協会の活動等について

 投稿者:上原 貞治  投稿日:2017年 2月12日(日)16時57分21秒
返信・引用
  日本ハーシェル協会会員の皆様
 私たちの協会は、英国のウィリアム・ハーシェル協会の客員団体として、連絡を取り合う関係にあります。先頃、2016年の私たちの活動について報告をしましたので、その会員の消息と活動内容に関する部分を以下に掲げます。これは報告の単なる日本語訳でも公式文書でもなく独立した「活動についてのメモ」とみていただければ幸いです。このメモは、会員すべての活動を網羅しているものではもちろんありません。会員の皆様が日本ハーシェル協会やその趣旨に関係する活動を行われた場合は、協会事務局の角田さんまでご連絡をいただければありがたく存じます。
===========

2016年の日本ハーシェル協会会員の消息と活動について

 日本ハーシェル協会代表幹事の木村精二氏が、7月30日にご逝去されました。その後にいただいたご連絡によると、木村氏のご遺骨は8月に東京湾に散骨がなされたのことです。また、12月4日には、お勤め先であった文京区役所に隣接する講道館において旧職場の方々等によって「偲ぶ会」が行われました。出席された飯沢能布子氏から、「自己紹介に思い出を述べ合う慈しみに満ちた話のやりとりに、木村さんがこういう方だったのかと新鮮にお話を聞くことができました。何方のお話も、おおらかな夢いっぱいの思い出であり終始さわやかな印象でした。」 というご感想をいただきました。

 本年は協会の公式の活動と言えるものは残念ながらなかったのですが、会員の天文学史に関する活動の中で報告のあったものから、2件を選んで以下に紹介いたします。

・角田玉青会員は、東京で開催された博物蒐集品関係のアンティークショップが開催した展示イベントに、ご所蔵の「天文古玩コレクション」を出展されました(*1)。また、そのイベントで「19世紀の天文趣味と天文アンティーク」をテーマに講演をされました。現在の日本では、このような天文アンティークが新しく模造されたものも含めて一種の趣味として若い人にも広がっていますが、その歴史的背景を知ることによってさらにその価値や魅力を感じることができる、という主旨の講演と展示であったと伺っています。

・上原貞治会員は、江戸時代の蘭学者・志筑忠雄(1760-1806)によって解説された翻案書『暦象新書』にある記述について論考を続けています。本年は、「地動説」に関する議論に焦点を当てました(*2)。志筑忠雄は、日本に地動説の詳細を最初に紹介した学者の一人です。『暦象新書』にはハーシェルの研究業績に直接関係することは書かれていませんが、地動説に関する記述では、太陽系モデルの比較に留まらず、宇宙全体にわたる慣性系の存在や相対運動の本質性に関わる議論までしていることに注目しました。

(*1)「博物蒐集家の応接間 ―― 避暑地の休暇 旅の始まり」 三省堂書店池袋本店4階 Naturalis Historia(ナチュラルヒストリエ)、2016年7月20日~8月31日。
http://mononoke.asablo.jp/blog/2016/07/30/
http://mononoke.asablo.jp/blog/2016/07/31/
(*2) 上原貞治「志筑忠雄『暦象新書』の地動説(その1,2,3)」 『天界』第97巻 (2016) 3・7・8月号、東亜天文学会。
 

ロバートソンさんから届いた今年のクリスマスカード

 投稿者:上原 貞治  投稿日:2016年12月20日(火)16時38分18秒
返信・引用
  英国のウィリアム・ハーシェル協会(WHS)のロバートソンさんから今年もクリスマスカードをいただきました。

With Best Wishes for Christmas and the New Year
from me, and all of the Herschel Society in Bath.

皆様、平和なクリスマスをお迎え下さい。
 

William Herschel-Shorland氏からの木村精二氏の思い出についての言葉

 投稿者:上原 貞治  投稿日:2016年 9月14日(水)20時21分39秒
返信・引用
   木村精二先生のご逝去にあたって、英国ウィリアム・ハーシェル協会の客員委員メンバーでハーシェル一家の子孫でもある William Herschel-Shorland氏から、お悔やみと思い出の言葉が本協会に電子メールで届きました。以下にそのまま掲載させていただきます。


Just a quick note here to record my sadness at the news of Seiji Kimura’s death, which I read about in the Journal of the William Herschel Society.

I have very fond memories of meeting Seiji on several occasions in the company of my parents in the UK, and most especially on a visit I made to Tokyo many years ago whilst a university student in the mid-1980s. Seiji Kimura was a splendidly generous and kind host to me whilst on an extended stay in Japan, and I spent a fascinating day on an ‘astronomical tour’ in warmly welcoming company he organised and assembled. As a direct consequence of his engaging welcome, I have had a strong warmth and affinity for all matters Japanese ever since! I am sure Seiji will be greatly missed by very many and I will treasure his memory, and the enthusiasms he kindled ? and you may all be comforted to know that he has left a very fine legacy in the William Herschel Society of Japan.

Do keep in touch and with kind regards,

Will Herschel-Shorland
 

Re: 木村先生ご逝去

 投稿者:管理人  投稿日:2016年 8月23日(火)22時22分26秒
返信・引用
  > No.386[元記事へ]

野地さま

すっかりご無沙汰いたしております。
久闊を叙すお便りが、このような内容であることを悲しく思います。

木村先生のご親族から、天文関係のお知り合いにどのような形でお知らせが行っているか分からないのですが、当方からは天文プロパーな方面に特に通知はしておりませんので、野地様の方から何らかの形でお知らせ願えれば幸いに存じます。

ご投稿いただいた写真、本当に懐かしく、慕わしく拝見しました。
耳元でお声が聞こえるようです。改めて生前のご恩を偲び、瞑目しています。

 

木村先生ご逝去

 投稿者:野地一樹  投稿日:2016年 8月23日(火)19時47分30秒
返信・引用
  木村精二先生 ご逝去とのこと どうも信じられなくて
色々確認いたしましたが、残念ながら事実という事に大変な
衝撃を受けております。

まだまだお聞きした事も多く・・・
心からご冥福をお祈りいたします。
下手な写真ですが、一枚アップさせていただきます。
 

Re: 木村代表ご逝去

 投稿者:管理人  投稿日:2016年 8月11日(木)12時24分38秒
返信・引用
  上原さま

ここに日英の貴重な懸け橋を失ったことは、本当に大きな痛手です。
木村・斉田の両氏が切り開かれた道を、引き継いでいくためには、今後一層上原さんのお力を借りねばなりません。
何卒よろしくお願いいたします。
 

Re: 木村代表ご逝去

 投稿者:上原 貞治  投稿日:2016年 8月11日(木)09時22分38秒
返信・引用
  お出会いできた機会は本当にわずかでしたが、宇宙を広げた偉大な天文学者の功績を身近に感じ、日本と英国の天文学史の愛好家の方々とともに議論し楽しむ場を与えて下さった木村先生に深く感謝いたします。科学史の研究が、今後ますます、各地域の特長を残しつつ、世界的な視野と視点で進められるよう期待します。  

Re: 木村代表ご逝去

 投稿者:管理人  投稿日:2016年 8月11日(木)06時26分14秒
返信・引用
  かすてんさま

こちらこそご無沙汰しております。天文内外の活動で日々充実のご様子ですね。
木村代表の件、人は本当にいつか皆いなくなってしまうのだなあ…と悄然としています。
それでも、今頃は天界で友人知己と歓談されたり、ハーシェル一家の元を訪ねられたり、忙しく活動されておられるかもしれず、そんな近況を、私もいずれ天界に赴いた際には、親しく伺えればと念じています。
 

Re: 木村代表ご逝去

 投稿者:かすてん  投稿日:2016年 8月11日(木)05時16分29秒
返信・引用
  > No.381[元記事へ]

管理人さん、ご無沙汰しております。
こちらでは特に。

> 日本ハーシェル協会代表幹事の木村精二氏が、去る7月30日にご逝去されました。
> 生前のご功績と後進への惜しみない援助に対し、会員諸兄姉とともに、ここに深い敬意と感謝の意を表したく思います。
> 本当にありがとうございました。

新参会員の私は木村精二氏に直接お会いする機会がなく残念です。
ご冥福を心より御祈り致します。

http://kasuten.blog81.fc2.com/

 

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