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英国での天文学オンライン講義プログラム

 投稿者:上原 貞治  投稿日:2020年 9月 5日(土)13時30分36秒
返信・引用 編集済
  新型コロナの影響でイベント開催や旅行がしにくい状況になっていますが、私はこのたび英国のハーシェル協会からの紹介をえて、バース王立文学科学研究所(BRLSI)主催の天文学講義(9月4日)に参加しましたので、ここにご報告します。といっても、ご想像の通り、これはリモートだけのオンライン講義だったのでした。

 今回は、ケント大学の Dirk Froebrich 氏による "The HOYS-CAPS Project: Hunting Outbursting Young Stars" というタイトルで、アマチュアの望遠鏡で撮影した写真から星の明るさの変化を測定して、太陽系外での惑星誕生の現場に迫るという話でした。変光星観測や星雲の写真撮影などをされている方には、関心を持っていただけるプロジェクトではないかと思います。

 今回は、Zoomを使った講義でした。大学の講義のように100人以上の参加があるのかな・・・と思ったのですが、19人のコンパクトなものでした。英国でもオンライン会議はまだ万人に普及しているわけではないのかもしれません。Zoomは接続や利用に特別な知識や難しい準備は不要で、ストレスなく利用できました。ただ、時差があるので、日本時間で早朝になるのが最大のストレスでしょうか。

 我々の日本ハーシェル協会でも、今後、このようなオンライン会議を考えてみると面白いかと思います。

 今後も、BRLSI、ハーシェル協会によって、10月2日(金)と11月6日(金)に同様のZoomを用いたリモート講義が予定されています。日本時間では翌土曜の早朝となります。なお、講義は有料で、事前のチケットの購入とパスワードの入力が必要です。詳細は、下のサイトをご参照下さい。

http://herschelsociety.org.uk/events/

 
 

Re: 7feetハーシェル望遠鏡2分の1模型

 投稿者:管理人  投稿日:2020年 7月14日(火)21時38分8秒
返信・引用
  藤井常義さま

管理人の角田です。お知らせどうもありがとうございました!
これは真に迫ったスケールモデルですね。画像だけだと、2分の1ということが信じられません。

そして、30年来の人の縁と貴重な資料が、こうして確固たる形を成したということ、そのこともまた素晴らしいことと思います。木村先生やタッブさんのお顔が即座に思い浮かびました。(偶然ですが、つい先日、タッブさんがハーシェル旧居で古風な工作道具を操作している動画を、ツイッターに上げているのを目にしました。)
https://twitter.com/HerschelMuseum/status/1281634549626212353


それと「人の縁」ということを申し上げましたので、この機会にこっそり告白しておきます。
藤井様が以前、飯沢能布子さんに贈られたマラカイトの美晶は、いろいろな縁を経て、現在私の手元にあります。縁の不思議さに免じて、事後で恐縮ですがご了承並びにご寛恕いただければ幸いに存じます。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
 

7feetハーシェル望遠鏡2分の1模型

 投稿者:藤井常義  投稿日:2020年 7月14日(火)15時04分22秒
返信・引用
  ふとしたことがきっかけで30年ほど前に木村精二先生からいただいたペーパークラフトで作る7feetハーシエル望遠鏡の原図と大金要次郎氏から提供をうけたハーシエル博物館Tabbさんの7feetハーシェル望遠鏡の絵図面を参考にして2分の1模型を作成しました。
 覗けるように作ったつもりでしたが完成すると覗くにはあちこちに不具合がありましたのであきらめ模型にしました。取り急ぎご報告まで 2020年7月14日



 

ハーシェル作品を含むコンサートのお知らせ

 投稿者:管理人  投稿日:2019年11月23日(土)11時32分11秒
返信・引用
  来月、川崎でウィリアム・ハーシェルの初期作品を含む「星の音楽会」が開かれます。

■プラネタリウムコンサート2019 ~ヴィオラと星めぐりの夜~

〇日時  2019年12月15日(日) 18:30~20:00 (開場18:10~)

〇会場  かわさき宙と緑の科学館 プラネタリウム
     川崎市多摩区枡形 7-1-2
     最寄駅 小田急線・向ヶ丘遊園駅(徒歩15分)※バス便あり
     MAP http://www.nature-kawasaki.jp/introduction.html#access

〇出演  ヴィオラ 多井千洋氏、ピアノ 萩森英明氏

〇観覧料 全席自由、1,000円/名

〇公式サイト(リンク先から申し込み可)
     http://www.nature-kawasaki.jp/201912concert.html

   ★

シューベルトの『双子の星に寄せる舟歌』、マヌエル・ポンセの『エストレリータ(小さな星)』をはじめ、多彩な星にまつわる曲目が演奏される中、ハーシェルの『ヴィオラとオーケストラのための協奏曲ニ短調』(1759)も取り上げられる予定です。

同曲の楽譜提供について、ヴィオラ奏者の多井さんから依頼を受け、協会としてお手伝いをさせていただきました。貴重な機会ですので、会員・非会員を問わず、ぜひ多くの方に足をお運びいただければと思います。
 

Re: レポート: 写真展「写真の起源 英国」のご案内

 投稿者:上原 貞治  投稿日:2019年 4月28日(日)07時09分53秒
返信・引用 編集済
  管理人様、御ブログでのご紹介ありがとうございます。

 ジョン・ハーシェルが、スペクトル線の化学作用を研究したのであるならば、光学と化学は意味を持ってつながっていたことになりますね。この発想がどこから来たかというのに興味があります。たぶん、背景は一つではないでしょう。

 すぐに思い浮かぶのは、父ウィリアムのプリズムと温度計を使った赤外線の発見実験、それから、フォックス・タルボットのコロタイプ写真(印画紙カメラ)の開発時の執念です。

 でも、おそらく彼の心の底には、もっとミクロな発想、彼がニュートン以来の伝統の光の粒子説や力の統一の可能性(重力、電気、磁気、分子間力)にどのような仮説を持っていたかは知りませんが、心の中には、光の粒がプリズムのガラスに当たったときにどういう力で曲がるのか、それから、それが染料他の化学物質にあったときにどのような力で色を変化させるのかについて、何らかの考え方があり、研究を進められたのではないかと思います。

 ウィリアムには「太陽人」仮説(太陽に宇宙人が棲息しうる)があって光の熱作用について大胆な表出がありましたが、ご紹介の伝記を読んだ時、ジョンは父と違うタイプの科学者であり、自分の心の原理に従いつつ、公正な判断で計画的に研究を進めたのではないかと感じました。

 現代の科学者にも科学を学ぶ学生にも、かえって光学研究と化学研究の関連は想像しづらくなっているのではないかと思います。詳しく学問が進んで分野がパターン化してしまったことの弊害でしょう。適度に昔に立ち返って発想を確認する、そういう大事なことをジョン・ハーシェルは教えてくれているように思います。
 

Re: レポート: 写真展「写真の起源 英国」のご案内

 投稿者:管理人  投稿日:2019年 4月26日(金)19時25分5秒
返信・引用
  上原さま、タイムリーなレポートをありがとうございました。
日本人がまだ髷を頭に載せていた頃の大英帝国の写真文化、まことに興味深いですね。

本展については、拙ブログでもご紹介させていただき、また後日談的な記事も書きました。

http://mononoke.asablo.jp/blog/2019/04/06/
http://mononoke.asablo.jp/blog/2019/04/25/

写真術の誕生は、人間の外界認識のありようを変えた、それ自体大きな事件と言っていいでしょうし、天文学に文字通り画期的変化をもたらした発明であることは言を俟ちません。そこにハーシェル家の人々の足跡をたどることは、自分が別に何か貢献したわけではないにしろ、協会員として一寸誇らしく、嬉しい気がしますね。
 

レポート: 写真展「写真の起源 英国」のご案内

 投稿者:上原 貞治  投稿日:2019年 4月26日(金)07時37分0秒
返信・引用 編集済
  この写真展、観て来ました。

 以下、多少ネタバレになりますが、残り会期がほぼ大型連休だけになったのでお許しいただき、感想レポートです。

> 写真の起源 英国
> 2019年3月5日(火)~2019年5月6日(月・振)
> 会場 東京都写真美術館 3階展示室

(以下、ネタバレ注意)

 ジョン・ハーシェルが初期の写真技術について化学的に貢献したことが明瞭に展示されています。それとは別に展示で目を引くのはジョンのスケッチで、これはカメラ・ルシーダという一種の「プリズムめがね」を覗いて景色を紙になぞった物だということです。ジョンはこの器具をフォックス・タルボットに薦め、タルボットはスケッチをしているうちに、うまく描けないのでこれを化学的に記録固定する方法を求めた、とあります。なお、カメラ・ルシーダはカメラ・オブスクラと違って投影像がないので、光学的には写真になりませんが、タルボットはカメラ・オブスクラも試したとWikipediaにはありました。

 タルボットは、最終的に、紙に写真を記録する技術を得ますが、ジョンは、ここでも化学で写真像の固定(定着)技術を開発して貢献しました。光学と化学は学問として独立だったとしても、ジョンとタルボットの感性のどこかではつながっていたのではないかと思います。

 そのほか、この展覧会では、英国での写真がその実用から10年ほどたった時点、1850年代半ばから1860年頃に、風景や静物の写真が芸術表現の域に達したことがわかります。また、同じ頃に幕末の日本で撮られた武士や力士の写真もあります。ジャーナリズム精神のある写真、観光スナップ気分丸出しの写真もすでにありました。

 我々日本人にとって日本で撮られたもっとも古い写真というと坂本龍馬の写真が思い浮かびますが、それはありませんでした。龍馬の写真は英国人のもちこんだ技術で撮られたものと思いますが、別途調べたところ撮影者は日本人らしいです。

https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3110.html

 

「七宝焼きで描く星たち」会場レポート(その2)

 投稿者:管理人  投稿日:2019年 4月21日(日)08時00分22秒
返信・引用
  (飯沢会員からのレポートのつづき)

また、博物館の展示として良かったのは、有線七宝の見本と材料、釉薬、使う道具を製作工程に順を追って展示していて、ギャラリートークの説明にも、参加者は実物を見て理解を深められたと思います。

4月14日の展示解説は午前と午後、各1時間作品の前でお話ししました。
内容は88星座とアイヌの星それぞれの物語とその背景など、制作のデザインに込めた意味を説明してアイヌの独創的な文化や発想の面白さを伝えたく、あわせて七宝について述べ、予定の時間をオーバーしましたが熱心に聴いていただき、質問もあり興味を深めていただけたように思います。

以上簡単ですが、レポートお送りします。

飯沢能布子  
 

「七宝焼きで描く星たち」会場レポート(その1)

 投稿者:管理人  投稿日:2019年 4月21日(日)07時57分26秒
返信・引用
  先日ご案内した飯沢能布子会員の七宝展について、飯沢さんからレポートをお送りいただきましたので、以下に内容を転載させていただきます(画像添付の制限により、2つの記事に分割します)。

   ★   ★

青葉の季節、時の移るのが早いですね。
企画展示は3月23日から始り、そろそろ半ばになるところです。
大型連休中も開館しておりますので、皆さまご来場くださいますようお待ちします。

いま、東大和市立郷土博物館は狭山丘陵の鮮やかな新緑の中にプラネタリウムのドームが映えて美しく印象的な感じです。
はじめて行く処は遠い感じがするものですが、何度か行くうちにいろいろなコースでミニ旅が楽しくなってきました。
(最初、JR新小平駅から乗継のバスを間違えて大失敗、大幅に遅れて到着しましたが、下車した八幡神社バス停から館へは徒歩数分で、空気が澄み桜や緑が目にしみる美しさでした。)

展示や、先日のギャラリートークのようすをお知らせいたします。
企画展示室は一階にあり、壁面にアイヌの星七宝作品とその星座の写真(天体写真家の中西昭雄さんの写真)が各々対応する展示になっています。
このコラボレーション展示は七宝作品と星座の形が分りやすくなっています。

(以下「その2」に続く)
 
 

写真展「写真の起源 英国」のご案内

 投稿者:上原 貞治  投稿日:2019年 4月 2日(火)22時40分4秒
返信・引用 編集済
  英国ウィリアム・ハーシェル協会(WHS)のロバートソンさんから、ジョン・ハーシェルや19世紀のバースの風景などに関わる写真展「写真の起源 英国」の紹介をいただきました。

 といっても開催されているのは東京です。

写真の起源 英国
2019年3月5日(火)~2019年5月6日(月・振)
会場 東京都写真美術館 3階展示室
住所 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
時間 10:00~18:00(最終入場時間 17:30)
     木・金は20:00まで(最終入場時間 19:30)
休館日 月曜日
※ただし、4月29日(月)、5月6日(月)は開館

 ジョン・ハーシェルやフォックス・タルボットが貢献した英国の写真技術草創期の作品、WHSと関係の深いバース王立文学・科学研究協会(BRLSI)所蔵のバース周辺の写真等が展示されています。

 恵比寿ガーデンプレイスは、JR恵比寿駅から動く歩道で5分程度です。

 私も、できれば連休に突入するまでに行ってみたいと思っています。

https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3110.html

 

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