mori's Page  騒音の対策


5.その他


5.その他
 5.1.実際の消音器設置例






5.2.対策減音量による対策範囲の違い
 様々な機器を騒音対策するとき、十分な効果を有する消音器を取付けても全体として思うような効果が得られない場
合がある。
 特に減音効果を大きく見る場合など、例えば送風機に30dBの効果のある消音器を取付けても境界など離れた位置
で測定すると送風機の本体やダクトからの影響があり、20dB程度の効果しか得られないこともある。
 このような場合、音源各部からの影響を把握して、消音器だけでなく本体やダクトに防音ラギングなどを行う必要が生
じる。表2は大型送風機の防音対策を行う場合の対策内容の目安を示した例である。



5.3.圧力損失
 消音器を考えるに当たって、流体の流れを阻止したのでは役に立たないものになってしまう。圧力損失は流速の2乗
に比例して大きくなるので、出来るだけ通路面積を確保し、流速を上げない構造とする。
 また急激な速度変化を少なくするよう心がける。
 吸音材を使用する場合には配置に配慮し、流路抵抗が少なくなるよう考慮しなければならない。
 図34は各機器の大まかな許容圧力損失を示したものである。





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