平次へ 考えてみれば平次にこんな風にキチンとした手紙を書くのは初めてやね。
何や照れてまうけど、平次に伝えておきたいことがあるから最後まで読んでな。 平次とは何年も一緒にいるけど、色んなことあったな。楽しいこと辛いこと、苦しいこと 嬉しいこと、沢山あった。でもどんな時でも平次が傍にいてくれて、アタシは それが何よりの幸せやった。ホンマに平次からはどれくらいの幸せを貰ったんやろな。 大きいものも小さいものも、そしてアタシが気ィ付かへんかったこともあったと思う。 しょっちゅうケンカばかりして、アタシが泣いてしまう日もあった。ケンカ別れした 次の日の朝日の色、今でも覚えてる。あんなに切ないお日様、初めてやった。 なあ、平次。これからも色んなことあると思う。平次のことやから「事件」って 言葉を聞いたら、またすぐに飛び出してしまうんやろな、とも思う。せやけどアタシは それを無理には止めたりはせえへん。まあホンマのことゆうたら危ないことは して欲しくないんやけど、でも平次が夢中になってるもの、横から無理矢理取り上げたり することはできひんのよ。平次がどれくらい謎を解くことが好きかってことも、 どれくらい犯罪が嫌いかってことも、アタシはずっと平次を見てきて知ってるから・・・。 その代わりってゆうのも変やけど、これだけは覚えててくれる? どんなことがあっても、アタシは平次の傍にいるってことを。 平次の味方やってことを。 倒れそうになったら倒れてもええ。泣きたいんやったら泣いてもええ。 一人で悩まんと、少しはアタシのこと頼ってな。何にもできひんかもしれんけど 平次の胸の中に抱えてるもの、アタシも一緒に抱えていきたいから。 一緒に分かちあっていきたいから。 忘れんといて。平次には帰ってくる場所があるんやってこと。 平次、平次がいてよかった。平次といてよかった。一緒にいてよかった。 ホンマに二人でいることができてアタシは幸せや。平次、ありがとうな。 これからもずっと、一緒に歩いていこうな。な、平次。 和葉 |
これは、花*花の曲がモチーフです。 うーんこれ、パクリになるんじゃないかなぁ・・・。 ドキドキ。 で、でも著作権の侵害にはならないとは思うので許してね。 基本的にそれぞれにイメージソングってゆーかがあったりして、 これはそれが顕著に出ちゃったモノです。 平次、この手紙を貰ったらどんなんでしょう。 思いっきり真っ赤になるのでしょうか。 これはちょっとだけ設定があります。 結婚式の前日あたりに渡す予定なモノなのです。 普段傍に居る人間がこんな風に改まって気持ちを書くっていうのは あんまりないですからね。 |