可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

1月31日(日)

 うちの会社でもインフルエンザ流行してて、100人くらいしか社員いないのに、私が知るだけでも4人も罹っているので、ほんと凄い流行ってるんだなあって実感できます。

 インフルエンザが流行るたびに、「家族がインフル陽性だったんですが、私も出勤を控えたほうがいいんでしょうか?」って問い合わせが総務に入る。
 何年か前の新型インフルエンザの流行の時に、そういう対応をするのか議論になったことがあり、あの時はどう対応したのか忘れたけど、「海外旅行した後は数日間出勤を控えてください」みたいな対応をした記憶があるので、その名残なんだろう。

 あれ以降「家族が感染した場合には」なんて対応した事ないはずなのだが、エビワカちゃんが「そういや、Yさんが一昨年くらいにそれで休んでませんでした?」って思いだした。

 ああ、そういうことあったなあ。
 なんで、エビワカちゃんを含めてよく憶えているかというと、インフルに罹ったのはY氏の妻で、その後、妻の実家がイチゴ農家だったらしく、美味しいイチゴが会社に送られてきたので「そんな、気使わなくてもいいのにー。でも、イチゴ超美味しかった、ありがとう」というのをよく憶えているからだ。
 誰がインフルに罹ったかなんていちいち憶えてないけど「美味しいイチゴ」は記憶に残ったのである。生産農家直送だったので、マジ美味かったですよ。

 そうそう、大きさが不揃いだったので、最初は「商品にならない自家消費用のだな」って思ったのですが、プロはさすがに「形悪くても美味しいイチゴ」がわかってるようで、ほんと美味しかったんですよ、酸味と甘味のあのバランスが・・・・(食い物の恨みとはよく言ったもので、美味しい物のいい記憶も消えることがないんだね)

 そう、確かにあの時「妻がインフルエンザに罹ってしまったので、しばらく休みます」ってY氏が言ってきたので、そうなったのだが、えーと、あれはレアケースだったはず・・・・えーと、そうだ、Y氏は4人の子持ちで、上の子はやっと小学生くらいで末っ子は1歳とか2歳だったのだ。だから、妻が臥せったらY氏が子供の世話をしなければいけなかったので休みとるって話だったんでは?

 だから、妻は「自分が病気になって夫を休ませることになり会社にご迷惑をおかけした」と思ったらしく、イチゴ送ってくれたようだが、あのイチゴまた食べたいな・・・・(いや、妻さんにまたインフルに罹ってくれというわけでは・・・)

 で、本当の事を言っちゃうと、Y氏が簡単に休めたのは、「休んでも特に業務に支障がなかったから」なのである。
 Y氏はその部署に異動してきて、ちょっと専門的な業務を見習い修行することになっていて、その異動の直後だったので「休む?ああ、別にまだ戦力になってないからお好きにどーぞ」だったのである。

 って余計な付け足しでした(笑)

 そういや、先日、社員総出の大事な仕事があったのだが、ある部署から「Kがしばらく休むことになったので、その割当を他の人にしてください」と言う依頼があったので「え?Kさんどうかしたの?」って聞いたら「妻の出産予定日が近づいているので」

 へー、少し前のうちの会社だったら「そんなの休む理由にならない」っていう雰囲気だったのに、いつの間にか、部分的にホワイトになってるのねえ。

 そういや、今って夫が出産に立ち会うのがフツーのようだが、私が産まれた頃はそういうのが無かったようで、陣痛始まって産院に行っても、フツーに出勤していたらしい。
 つーか、私が産まれる頃って、うちの両親は父の実家に同居していたので、母はたぶん出産予定日が近づくと実家にいたのだと思う。

 父の実家が水天宮の近くで、母の実家が東京タワーの近くって、すごい近かったし。
 で、何十年も経った今でも母は時々思い出して愚痴るのだが、「ミヤノが産まれたって会社に連絡したのに(たぶん、立ち会った祖母が)、お父さんはその当日に産院に来なかった」

 私が何時に産まれたのか知りませんが、私が産まれた産院は築地にあり、父の会社は新橋でした。いくら残業があったとしても、ちょい抜けしてタクシーで来いよ、って距離です。
 で、ほんとかどーか知らないけど、母のボヤキが本当だとすると「お父さんは翌日も来なかった」らしい。

 あー、念のため当時のカレンダーをネットで調べてみたら、私の誕生日は木曜日だったので、翌日の金曜日もフツーに出勤してたんでしょうね?そんで、土曜日にやっと行ったのかパパン?

 他の妊婦さんの所には、会社早退して駆けつけた旦那さんが来てるのに、「うちの夫は・・・」って悲しくなって、当時21歳だったママンはシクシク泣いていたらしです。なので、定期的にその悲しみがフラッシュバックしてきて、噴出するらしい。

 父はそのように薄情な感じの人ですし、父方の祖母もそんな感じだったので、「この人たち、今の世の中だったら結婚してなかっただろうな」って自分が高校生くらいの頃思いましたけど、その遺伝子を継いで、見事に結婚できなかった私だったのであった(笑)

 さて、インフルエンザが流行してる最中、ある社員も「休んでる」って情報が入り、「すわ、インフルか?」って言っていたのだが「病院で検査したらインフルじゃなかったらしい」って情報が入った。

 そのW氏が出勤してきたので「インフルじゃなかったんだって?ただの風邪だったの?」って言ったら「どうやら牡蠣にあたったようです」とのことだった。
 W氏は数年前に入院するような胃腸炎に罹ったこともあったので「そりゃ、大変だったねえ」と言ったら、「実はその前にギックリ腰にもなっていて」と言うので「えー、ギックリ腰で大変な時に牡蠣にあたってトイレでゲーゲーとか、どんな地獄よ?」と想像するだに恐ろしい。

 私もノロの疑いで真冬の深夜に何度もトイレでゲーゲーっていうのの辛さは記憶に新しいし、ギックリ腰になると「さーて、そろそろトイレ行こうかな。って、えーと布団から立ち上がるのってどうすればいいんだっけ?まず腹ばいになってから、四つん這いに?・・・おわ!ぐえ!ぐわあああああああ」5分後「さっきは失敗したけど、今後こそ。・・・・えーと、四つん這いになったけど、こっからどう立ち上がればよかったんだっけ?壁につかまる?こんな感じ、うわ、ぐわああああああああああ」5分後「四つん這いからまず正座の体勢にしてみよう。ええと、正座の姿勢からどう立ち上がれば?」

 で、やっと立ち上がってトイレまで数歩移動しても「えっと、便座に腰掛けるのってどうすればいいんだっけ?」ってなるので、ほんと、あの状態で、嘔吐や下痢を伴ったら、どうすりゃいいの?って状態になるでしょうよ。

 って、かなり切実に「そりゃ辛かったでしょう」と言った私に、W氏も「いや、ほんと地獄でした」と応えてくれたが、「なんで、あんな目になったかって・・・前厄だとしか」

 へー、厄年信者って意外と多いけど、「厄年」の権威から考えてみたら「ギックリ腰+下痢嘔吐」って、意外と軽い厄年じゃない?って思った。
 そしたらW氏が「その前の週に神社で厄除けしてもらったんですけどねえ」と言うから「厄除けしてもらったからそんな軽症で済んだんじゃない?そうじゃなかったら死んでたんじゃない?」って言ったら、W氏も「ああ、そう考えるとそうだったのかもしれないですねえ」

 いやしかし、「イスラム原理主義」とか「キリスト教原理主義」とか「新興宗教」を「盲信て怖いですねえ」と言う日本人は多いが、「厄年原理主義」なんですよねえ。
 つーか、厄年に原理もクソもないっていうか、宗教的根拠が無いんですよねえ。

 「友引に葬式をしてはいけない」っていうのも、何の根拠もないらしいけど、葬儀関連業務に従事している人のいい定休日になってるので、別にいいんですけど。

 それを言うならイスラムの「酒飲んじゃダメ」とか「豚食べちゃダメ」っていうのも、当時は「そうした方がいいよー」程度のことだったらしいですけど、いつのまにか「厳格な規律」みたいなことになってしまったという説がある。

 厄年も、昔は「33歳だから、散々ですからねえ」なんて話だったのが、神社が「これはビジネスチャンス」と「厄除け」っていう商品を開発したあたりから、定着してきて、その後「味の素の売上を増やすには、穴を大きくすればいい」の法則で、「厄年には前厄と後厄があります」ってことになったらしい。

 いや、それが「卒業間近になったら、みんなでディスニーランドに行くべき」って話なら「お好きにどーぞ」だけど、「厄祓いにディズニーランドに行かないと死ぬかもしれない」って雰囲気になってるからなあ。

 いや、「なんでみんな、あんだけ厄年が好きなんだろう?」って全然わからないだけです。

1月30日(土)

●お父さんあるある?

 最近、部長は多忙を極めていて疲れているからか、雑談が断片的すぎて何を言いたいのかさっぱりわからないことが多い。(いや、大事な仕事の話もですが)
 元々、「右脳的ってこういうことか?」って感じの人で(左利きだし。ただし文字だけは右手で書くので図を交えたフローチャートを書いて説明してくれる時は両手で書き始めるので「おおお!」と超萌えます)、話を文章のようにではなく、絵を描くように単語やセンテンスを散りばめるので、何の絵を描いているのかが、最後の方にならないとわからないのである。

 例えば、これは実際に部長が話した内容ではないけど、「あんなのヤメたほうがよかったのに」と突然言い出すので「何の話ですか?」ってなる。

私 「何をヤメたほうがよかったんですか?」
部長「だって、あんなの可哀想じゃん」
私 「誰が可哀想なんですか?」
部長「いくら芸能界が怖いところだといったってさ」
私 「スマップの話ですか?ベッキーの話ですか?」
部長「いや、わかるよ?そうせざるをえないこともわかるんだけどさあ」
私 「だから誰の話なんですか?」
部長「でも、もう少し考えてあげてもいいじゃん」
私 「・・・・・」
部長「オレだって、この間、親会社の偉い人にさあ・・・(自分の愚痴が続く)」
私 (えーと、芸能界の何かの事件を知って、それを自分に重ねあわせて、なんか嫌なこと思い出しちゃったって話なんですかね?)

 さて、今日の部長の話は、「昨日、録画しておいた映画観てさあ」から始まった。

 その映画は題名は忘れたがパニック映画で、「オゾン層が破壊されたため、オゾンホールから成層圏の冷気が地上に流れ込み、地球がだんだんと氷河期になる」っていう映画だったらしい。
 「それで、朝起きたら、天気こんなんだったからさあ」

 ああ、なるほど、パニック映画の設定にゾっとしながら寝たんだけど、朝起きたら、超寒くて、昨日観た映画思い出して、さらにゾっとしちゃったって話なんですね?それは、感受性が豊かなことで・・・
 と思っていたら、どうやら、ほんとにそういう事態になったりしないのか心底怯えているらしい。

 私が「さあ?オゾンホールっていえば、どっちかと言えば、紫外線の影響で皮膚ガンがって話でしたしね?それも黄色人種の日本人にはピンと来ない話でしたけど、白人連中には深刻な問題でしたからね。それに、もし宇宙から冷気が流れてくるなら、地球温暖化を解消できたりするんですかね?」とか、べらべらまくしたてていたら、「今日こんなに寒いのはオゾンホールから冷気が漏れ入っているからなのかも?」という気持が少しは和らいだらしい。

 まあ、ホラー映画観た後にトイレ行くのが怖いのと同じっちゃ同じなんだけど(笑)

 でも、私が気になったのは、私が知らないそんな映画をわざわざ「録画して」いたことである。「地球に巨大隕石が」とか「地球の自転が止まる」って映画は記憶にあるけど、オゾンホールが原因で氷河期っていう映画の存在を知らなかったので、「なんでその映画を録画していたんですか?」って聞いてみた。

 自宅にいて暇な時はよくそういうテレビで放送される映画を観るのだが、観たい時に放送しているとは限らないので、「後で観るかも」と思った映画を録画して溜めているらしい。
 「そんで、テレビ東京って、なんだか平日の午後によくそういうSF映画よくやってるじゃん?」って言うので「まあ、そうですけど、B級が多いっちゅーか、わざわざ録画予約する人少ないと思いますけど?」

 そしたら、しばらくごにょごにょ言っていたけど、「ゴールデンタイムがどーのこーの」と言い出したので、やっと少しわかってきて「そっか、ゴールデンタイムは他の家族が観てるから、録画できないんですね?」って言ったら「観てる裏なら録画できる」と言うので「???」と思ったら・・・・・

 「この間、録画予約していたはずのダイ・ハードを後で観ようとしたら、録画されてなかったので、なんでだ?と家族を問い詰めたら、『だって、このドラマ楽しみにしてるんだもん』って・・・・」
 ああ、嫁が自分が後で観たいドラマを録画するために、部長が同じ時間に予約していたダイ・ハードを却下しちゃったんですね。

 そして、しばらく「家族がてんでバラバラに録画予約しているので、容量も限りがあるし、2週間経過したら削除してもいいルールにしたけど、受験生の息子がいっぱい予約してあるから『受験生がこんなに録画して!』って言ったら『受験生なんだから今観られないだ!』って言われて、その通りだと思った」などの愚痴聞いてるうちに、やっと私は理解した。

 「そっか!だからテレビ東京の午後の映画放送って、他に録画予約している家族がいないから残ってるんだ!」

 うわー、切ない話ですね。
 チャンネル争いに負けるくらいは容易に想像できますが、録画権も追いやられ、平日午後とか深夜に放送している映画だけなんとか録画できて、そういうのを休日に観ているって!!!

 受験生の話が出たので、部長が「もうダメかも」と息子の大学受験の先行きがかなりヤバいことを愚痴られたので、「前から、そうなったら寿司職人にするって言ってたじゃないですか」と軽口で応えた。

 「あ、でも、それって冗談じゃなくて、今の世の中だったら、そっちのほうが良くないですか?海外でも働き易いし。それこそ、経済発展してるミャンマーとかに寿司職人として働きに行った方が、稼ぎがいいかもしれないですよ、マジで」

 なーんて話していたら、部長がいきなり「オレは和菓子職人に憧れていた」と初めて聞く話を始めた。

 中学生の時、修学旅行で京都に行った時に和菓子屋を見て衝撃を受けたらしい。

私「えー、今でこそ、パティシエとか男子がフツーに目指すけど、あの頃(部長は私の一学年上)、お菓子に興味持つ男子は珍しかったですよね?」

 和菓子の美しさに魅了された少年は、近所の老舗和菓子店にも足しげく通い、「餡には、芋だけでなく、ユリ根とかレンコンなどの根菜でも濾して和三盆を足せば、餡になる」とか「和菓子の彩色には」とか、簡単にマニアックな情報が収集できない当時だったのに、頑張っていろいろ調べたらしい。

 そして今さら「オレって、そういう道に進んでいたほうがよかったんじゃないかなあ?」って言われても、どう返事していいか戸惑うけど、部長んちは、父親がかなりダメな人で、ほぼ母子家庭な家庭環境だったため、「中卒や高卒で進学せずに職人の道へ」って進路もけっこう現実的だったようだ。

 でも、部長本人曰く「オレ、学校の成績がそこそこ良かったからさあ」
 部長んちは、祖父がけっこう大きい宗派の寺の住職だったこともあり、一族的には教育レベルが高かったので、「勉強できるんだったら大学まで進学させよーよ」って圧力が強かったらしい。
 実際、部長の従兄弟とか、一流大学出て、大手企業に就職している人多いみたいだし。

 まあでも、菓子職人にしても寿司職人にしても、実家を継ぐとか親戚に弟子入りとか、ツテが無いと当時は難しかったと思いますね。
 それにしても、10代の頃、和菓子に興味持って、和三盆とか知ってたって話には感心しました。

 私が和三盆を知ったのって、大学の頃読んだ「美味しんぼ」の影響だったので(笑)
 あれ読んでみんな急に「和三盆が」って言い出しただけで、幼少時代のクリスマスケーキがバタークリームだったけど、あの頃はあれがフツーだった、生クリームが普及してきた頃、「こんな美味いものが!!!」って超感動しましたけど、少し前に職場でそんな話になって「最近は、わざとバタークリーム作る菓子職人もいるらしいよ」って話になって、確かに生クリームが当たり前になった今こそ、「バタークリームってどんな味だったっけ?」って気持になるなあ。
1月28日(木)

 暖冬のせいなのか、今年は早い時期から「あれ?もしかしてスギ花粉飛んでる?」と訴える花粉同好会のメンバーが多い。
 少し前にテレビでやっていたが、確かにスギ花粉は微量に飛散しているらしいが、「一定の量が3日間続いて観測できないと、飛散情報にならない」とか、詳細忘れたけど、とにかく「飛んでることは飛んでるけど、『花粉の季節が始まりました』ってわけではない」らしい。

 桜の開花も「この観測点で何輪以上」って決まりがあるのと同じようなもんだろう。
 で、昨日今日と急に気温が上がったので花粉友の会の上級会員達は「来てるような気がする」と語っていた。まあ、気温の変化による反応ってのもあると思うけど。

 それをきっかけに、ヨーグルトの話しになった。
 乳酸菌を花粉症対策で摂取している会員が多いらしい。

 何年かおきに「花粉症対策には乳酸菌」って流行るよね。
 そしたら誰かが「アレルギー対策には腸内環境を整えないといけないらしい」と語り始めたので、私が「そーいや、少し前に、ギョウ虫持ってる人は花粉症になりにくいって説が出回ってたなあ」って言ったら、「えー、でもぎょう虫って体に悪いから検査して駆除してたんでしょ!」って言われた。

 うーん、私の記憶では、「ぎょう虫の害」って「栄養失調」だったような・・・
 あと、肛門が痒くなるから、不眠とか落ち着きがなくなるとか、だったような。

 ぎょう虫検査は去年までやっていたらしいが、生活環境が変化したので、陽性の人は激減していて無駄な検査になっていたらしい。
 確かに「毎日風呂に入る」とか「毎日下着替える」とか「シーツもマメに洗濯」とか、あとウォシュレットの普及とかもあり、自然に減っていたんだろうね。

 私は経験無いけど、終戦直後に小学生だったうちの両親は学校に「シラミ退治」の薬品まかれた話しをしていたけど、シラミも生活環境の変化で自然と減っていったようだ。

 で、特にというか全く何の裏付けもないけど「腸内環境を整える」って言ったら、「いつの時代の腸内環境?」とか思っちゃうんですよねー。
 どうやら、数十年前って腸内に寄生虫がいるのが普通だったらしいので、もしかしたら長らく共生してたのかなあ?って。

 よく言われるのが「近年、アレルギーに悩む人が増えたのは、衛生管理が徹底したからだ」っていうのは、なんとなく「そーゆーこともありそうだあな」と。
 で、やはりよく言われるのが「昔の人は、寄生虫だとか病原菌と日々戦っていたけど、今はそういう敵がいないので、免疫機能が暴走している」ですが、それも「そーゆーこともあるかもなあ」と。

 これだけ「除菌、除菌」と宣伝でやってますが、「腸内環境を整えるお腹にいい乳酸菌」だって菌ですからね。
 大腸菌っていうと「O157」みたいな、食中毒の原因になるような菌が有名ですが、無名で無害な人類の長い友達みたいな大腸菌の方が圧倒的多数なんだと思います。

 だいたい、寄生虫にしても菌にしても、人に寄生してても、特に重大な病気起こさないでいたほうがいいはずだし。
 つーか、宿主が劇症起こして死んじゃうと、寄生虫や菌も死んじゃうから。

 たまにそういうパンデミックなこと起こりますが、いつのまにかバランスがとれるらしい。
 えっと、話しが逸れましたが、会社の雑談で「アレルギー対策」の話しになったら、何人かがテレビで「子供で酷いアレルギーの事案」を観ていたらしく、「あれって現代病なのかもしれないけど、昔はそういうのなかったんですかね?」って話しの流れになったので、そこで私の最近お気に入りである「昔は、そういう子供って3歳になる前に死んでたんだろうね」を投下した。

 こう言うと、ほとんどの人が「あ・・・・ああ」と納得してくれるのである。

 何の根拠もないけど「アレルギーの人が増えたんじゃなくて、昔はとっくに死んでいた人が生き残れるくらい医療が進歩したんだよ」という説である。

 ところが今日、「昔は・・・・」って胸張って言ったら、エビワカちゃんに「え?そうだったんですか?」って言われて「え?」ってなった。

 「いや、私の親の世代くらいまでは、乳児死亡率高くて、だから七五三って慣習があるんでしょ?まず三歳まで生きられたらバンザイっていう」
 「えー、そうだったんですか?」
 「いや、今でもアフリカとかではそれが問題になってるんでしょーが!」

 私の世代ではすでに、ちょっとした病気で亡くなる子供はほとんどいなかったけど、私の親世代だと「10人兄弟とか当たり前だったが成人できるのは少なかった」って時代をよく憶えていて、よく話してくれたし、テレビドラマや小説読めば、そういう話いっぱいあったし。

 今の30歳くらいの人って、「そういう時代のことを全く知らない」のがフツーなのか、エビワカちゃんが学校でちゃんと勉強してなかったのか、本やドラマをあまり観ないからなのかわからないけど、「昔は乳児死亡率が高かったんだよー」って言って「えー?そうだったんですか?」って返事されたのは初めてだったので、びっくりぽんでした。


1月27日(水)

●機械文明なんで嫌いだーーーーーーーー!

 ううう、私が悪いんですよ、私が。
 8年くらい前にアイポッドをゲットし(忘年会の景品)、7年くらい前にマックミニを買い、3年くらい前にアイフォン買ったので、私はなにげにマックユーザーになっていた。

 そして、アイポッドはここ最近、電池の持ちが非常に悪くなってきて「そろそろ寿命かな」と思っていたし(散歩の時しか使わないから長生きした方だと思う)、マックミニはOSのバージョンが古くなっててどーにかしないといけない状態だったし、そもそも機体も相当古くなって時折不具合も出てきたので「そろそろ寿命っつーか、このまま使い続けるのはセキュリティ的にも」ってことになっていたし、アイフォンもセンターボタンの接触が悪くなってきたしOSも古いままにしているので(アップデートするにはアップルID取得しないといけないらしいので面倒なので放置)私が所有するアップル製品は軒並み「要介護」状態に陥っていたのである。

 2月から3月は暇なので、まずマックミニからなんとかしようと考えていた。
 ふー、データ移行なんてやったことないので、ああ面倒。

 と思っていたら、先日、とうとう国木田くんことアイポッドの電池がとうとう瀕死の状態になった。フル充電しても、1時間も持たなくなったのである。
 新しいアイポッドを買って、さっそくアイチューンズで同期させようとしたら「おめーのアイチューンズのバージョンが古くてダメです」って言われた。

 ・・・・・ああ、そうですよね、そう言われると、そうでしたね。
 で、一応、アイチューンズのアップグレードの所も覗いてみたのですが、私のマックミニに載ってるOSは対応してませんでした。

 シクシクシク・・・・
 マック村でちゃんと納税してなかったから、公共サービス受けられないんですね。
 図書館で本借りようとしたら、カードをピってされて「お客様のカードはご利用できません」って言われて「え?なんで?」って言ったら「たぶん住民税の未納が・・・」「あ・・・・」って感じ?

 いや、私、お金はあるのよ、お金は。
 だから、お金ケチってこういうことになってるわけじゃなくて、「今使えている物を買い換えるのが面倒くさい」だけなのよ。
 そりゃ、OSのバージョンアップとか必要なのわかってるけど、夜中に小人さんがやってくれて「2万円いただきます」っていうのなら払うんだけど、ほんと、どこにも繋がってないスタンドアローンなマシンなら、どんなに古くても使えりゃいんだけど、そういうわけにもいかないからなあ。

 ほんと、家電といえば、冷蔵庫や洗濯機や掃除機なので、IT関連機器についても、ついそういう物だと考えがちなのでダメですよねえ。
 あ、テレビには一度「アナログ放送終了いたしました」って、バージョンアップどころか「買い換えないと観られません」ってこと体験したので「昔ながらの家電製品」の仲間から除外させていただきました。

 心配なのは、50歳の今でも、こういう事態に「うへー」ってなっているのですから、この先、5年から10年以内にまた「はーい、また買い替えてね」ってことになるだろうし、この先、それに着いていける自信が全くない。

 うちの親はうちの弟に全てやってもらっているので、「こういう場合はやはり子供を産んでおいたほうが良かったでは?」と思ったりするが、独身の私は歯を食いしばって乗り越えるしかないのか?

 いや待てよ?
 私も弟にお願いすればいいのかもしれないが、それよりも、次のターンの時期には、姪っ子が大学生くらいになっているはず。
 その姪っ子に「オバちゃんちのIT環境最適化して」と万札3枚くらいちらつかせれば、「えー、そんなの面倒くさい。自分でやれば?」と愚痴りながらもやってくれるのでは?

 よし、10年後に姪っ子に万札ちらつかせる為に明日からも頑張って小金を貯めようと思う。

1月26日(火)

 ふー、毎年恒例である「1月末が提出期限の重い仕事」が本日全部終了した。

 「社員にこんだけ給料払ったぜい!」って書類を税務署と市区町村に提出するのと、「税理士報酬とか原稿料とか配当金をこんだけ払ったぜ!」って書類を税務署に提出するお仕事です。

 特に住民税徴収資料となる各自治体への源泉徴収票の発送は、自治体ごとにフォーマット微妙に違うので、ほんとややこしいのだ。
 そしてここ最近は「特別徴収必須」(給与から天引きして企業が各自治体に納付)になっていて、「普通徴収」(社員が自分で住民税を納付)にする場合には、理由を明記することになっていて、まあ、普通は「乙欄だから」(複数の会社の役員などは、メインの会社以外は乙欄になる。メインの会社から住民税天引きされるのが普通)とか「退職者だから」(もう退職しているのだから、来年は住民税天引きできない)なのだが、それらを仕分けするのも超面倒なんですよ。

 企業の経理が税務署や市役所がやるはずの仕事を手伝っているようなもんだが、来年はそこにマイナンバー書けって話なので、どーすんのこれ?住民税の申告とか、今は普通郵便で送付してるけど、来年は書留で送らないといけないの?いや、送料は会社で負担だが、自分の金じゃないのでどーでもいーが、書留にする手間は私の人件費なんですけど?

 そういやマイナンバー制で「副業がバレる?」って話をネットで見たけど、会社員で住民税天引きされてる人でも、「給与以外に収入がある」って人はけっこういるような。
 うちの会社でも「年末調整受けた後に確定申告」って人が医療控除以外の理由でもいる。家賃収入があるらしい。あと、株取引やってる人も該当するのかね?(担当者じゃないのでよく知らない)

 だとすると、別にキャバクラでバイトしてても、ちゃんと確定申告しておけばいいだけじゃ?
 会社の収入に比べて、住民税が高くなってしまうが「祖父母が亡くなって、私が不動産相続しちゃったんですぅ」って言っておけば「この女子社員、給与所得よりも俄然住民税が高いな」って気が付かれても「給与が300万円だけど、家賃収入が200万円くらいあるのか・・・うらやましいな」って納得されそうだ。

 そっか、そう考えてみると「すごく珍しい普通徴収にする理由」っていうのもあるよなあ。
 具体的にどれくらいの金額なのかわからないけど高額な遺産を相続しちゃったら・・・・・って、そんなん聞いたことないな、と思って調べてみたら「相続は確定申告の対象じゃないので住民税にも反映されない」とのことでした。

 だとすると「相続した不動産の賃貸収入と株の配当金で、会社員の給料からじゃ住民税引ききれない!」ってケースは相当レアでしょう。
 もしそういう社員がいたら摘要欄に「給与額よりも住民税が上回る為」とか書くんですかね?
 あと、そういう人でも、やっぱ社会保険料は給与支給額で算定するでしょうかね?

 さて、マイナンバー導入により、今まで何度も「なんとかしろ」って経理から現場に訴えていた「フリーター問題」にいよいよナタを振るうことになりました。
 学生バイトさんを数百名抱えているのですが、現在10名くらい「卒業しても就職せず、うちでバイトを続けている人」がいて、彼らは実によく働いてくれるのですが、おかげで年収(額面ね)300万円や400万円クラスがゴロゴロいるのです。

 そんなん、もはや「社会保険や年金にも加入させないといけないし、住民税だって特別徴収しないと」って話なのですが、今までは各自で確定申告して国民年金支払っているようでした。だから、ちゃんとチェックしている役所からはたまに問い合わせが入り、「あの人達、なんとかしましょーよ」と経理ではいつも叫んでいた。

 なのでマイナンバー導入がいい機会になると経理では考えて、「年収100万円超えちゃうフリーターの人は、契約社員扱いにして、社会保険や住民税もちゃんとします」って説明したのだが、そしたら、ほぼ全員が「じゃあ、バイト辞めます」もしくは「じゃあ、100万円以下で働きます」って言ってきたらしい。

 まあ、そもそも「なんとなく」卒業後もフリーターになっていた人達が「この機会にちゃんと就職先探そう」と決意してくれたのなら、「背中押せて良かった」と思うが、就職先見つかるまでうちでバリバリ働いてくれても良かったのよ?
 もしかして「社員扱いになってしまうと簡単に辞められない」とか思った?
 あと「社員になっちゃうと、責任が」とか?

 私が直接話しているわけではないので、「居残ってしまったバイトさんたち」がどういう心境なのかわからないけど、こっちからは不利な条件提示したつもりは無いのに・・・

 もう10年以上前にもそういう社員がいて、コネ入社(って、別にうちの会社はコネが有利というわけでもなく、大々的に募集するような会社でもないので、知人の紹介っていうのはよくある。私だってそうだ)だったのだが、2年くらいで「辞めたい」と言い出し、いったん退職したのだが、「バイトだったら働いてもいい」と言い出し、時給1000円くらいでバイトしてもらっていたのである。

 最初は「次の仕事が見つかるまでちょっとバイトさせてくれ」ってことなのかと思っていたのだが、5年くらい経ってもそのまんまで、年収300万円くらいをキープしており、「その年収じゃバイト扱いできないでしょ」と時々問題視されていたのだが、本人に確認すると「バイトのままでいいです」と譲らないらしいのだ。

 どうやら彼女には、たまにまとめて休暇を取りたい時期があるらしく(コミケ参加だか、ロックバンドの追っかけだか、諸説があった)正社員だと、そういう休暇が自由にとれないので「バイトだと自由だから」と思い込んでいたらしい。
 その割に、彼女の勤務日数を確認すると、それほど自由気ままに休んでいる形跡もなく、年に2回くらい一週間ほど休んでいるだけで、それって私が「フジロック行くので休みます」とあまり大差なかった。

 そんな彼女も最近になってやっとわかってきたのか、社員扱いになりました。もう30代半ばですよ。

 他にフリーター化しちゃう人で多いのは、「夢があるから」系で、「演劇やってます」から「弁護士試験目指してます」までいろいろあるけど、それでも年収300万とかになっていたら、こっちは社会保険とかに加入させないといけないだけで、役者としてブレイクしたり、弁護士や税理士に合格したら、「おめでとー」って退職してもらいますって。

 それにしてもよくわからないのは、彼らがもしも「社畜になりたくない」って理由で、バイトの身分を選んでいるのだとしたら「時給1000円で、年収400万円稼いでいるほうが、よっぽど社畜だろう」ってことに気がついてないのかね?

 正社員の労働時間が、だいたい月に20日くらいで、月に160時間を超えてないのに、フリーターさん達は平気で200時間超えてますからね。
 それで「自由な時間を大事にしたいから」って言えないでしょう。
 つーか、年収400万円くらいになってるフリーターさんなんて、月の勤務時間が300時間近くなってる時もあって、「正社員よりよっぽど社畜じゃん?」って思うのですが・・・
 そういう人達に「社会保険ちゃんと入るから」って言ったら「じゃあ、辞めます」っていう意味がわからないです。
 ですから辞めるのは「夢を実現してから」でもいいんですよ?
 もし、次の就職先探すにしても「うちの社員でした」って履歴書に書いていただければ、「大学出てから就職決まらずずっとバイト生活」っていうの隠せますし。

 それにしても「バイトのお気楽な身分」と引き換えに随分損してると思うんだけどなあ。
 まあ、「フリーター」っていうのが出現したのは、まさに私と同世代で、バブルだったあの頃は「別に就職して窮屈な思いしなくても、バイトでも同じくらい稼げるじゃん?」って感じでしたが、でも、就職した方が待遇的に有利だったので、ほとんどの人がフツーに就職して、フリーターでいた人には何もいいこと無かったんだよなあ。

 たぶん、フリーターを選択した人が勘違いしてしまったのは「自由だ!」ってことなのかもしれないけど、確かに「正社員」って不自由なことも多いけど、結局、バイトも正社員も同じなんだけどなあ。名称が違うだけで。

 確かに「バイトは好きに辞められる」ってイメージあるけど、社員だって好きに辞められるんだよ。で「社員は自由に休暇がとれない」ってイメージあるのかもしれないし、実際そういうことも多いだろうけど、そこそこホワイトな会社だったら、けっこうちゃんと休暇とれるんだけどなあ。

 友人T嬢とか、出版社で働いているから「盆暮れしかまとまった休暇がとれない」らしいが、この間のラグビーW杯の時とか、関係先に「あれ?日本にいるんですか?」って驚かれたらしい。
 私もT嬢にメールしたら数日返事が無かったので「W杯だから、日本にいないのかなあ?」って思っていた。

 そもそも、最近は少子化で「産休」取るのが当たり前になってきて、うちの会社でも「産休とってまた復帰してきた記念すべき第一号」は派遣社員から正社員になった途中入社の社員で、産休と育児休暇明けに復帰して来たが、その1年後に「第二子が」ってまた産休に入ったけど、「あのくらいの肝っ玉の人が道を開いてくれないと、うちみたいな会社だと産休とりにくかった」と感謝している。

 「産休ってとっていいんだ」っていうのをフツーのことにするのには、後続が必要だが、どうやら私の部下であるエビワカちゃんが現在準備中のようです。産休で抜けられるのは超イタいけど、「女性が働きやすい職場」を目指して頑張りますとも。


1月25日(月)

 この間も「ナイツ」の漫才のこと書いたが、私はナイツが大好きなのである。

 しかし、よく考えてみると、ナイツが出るテレビはよく観るけど、金払ったことないな・・・ライブも観たことないし、DVDも買ったことがない。
 反省。
 ユーチューブでネタ観てないで、ちゃんと金出そうと決意した。

 ナイツのネタは大好きだけど、土屋さんのメガネ男子ぶりに超萌えなのである。
 ナイツ土屋と「なんでも鑑定団」の田中大は、私の中では「日本三大メガネ男子」なのである・・・・のだが、もう一人が誰なのかいつもわからない。

 なんか、もう一人くらいいるような気がしてしょーがないのだが、いつも思い出せないのだ。
 「おぎやはぎ」とかいい線いっているけど、たぶん彼らが「メガネやめてコンタクトにしました」って言っても「へー」で終わるだろう。
 ナイツ土屋とか、なんでも鑑定団田中がメガネやめたら「おめーは、何にもわかってない!」って三時間くらい説教する気満々なのだが。


1月24日(日)

 昨日の続き。
 久々にカラオケでノリノリになってしまい、翌日は仕事だっていうのに午前4時に帰宅して、そうなるとなかなか眠れず、うつらうつらしながら8時には朝ドラ観て、いつもより少し遅く出勤したのだが、「昨日、友人とカラオケでスマップ歌いまくって、3時までやっていたので今日は寝不足で不機嫌です」って明るく宣言できたところが「年の功」でしたかね?

 って私は若い頃から「今日は寝不足なので集中力に欠けており、そんな難しい話されても理解できません」って正直に言うタイプだったんだけどさ。
 オジサンに多かったが、二日酔い状態で出勤して、妙に不機嫌で「オレに話かけるな」って空気まとっている人が過去に何人かいたので、「そういう時には、ごめーん、二日酔いなんだ」って言ってくれればいいのに、って思っていたので、自分がそういう状態の時にはなるべく自分で申告して笑いとるようにしている。

 まあ、それが他人にとって「いいこと」なのかはわからないけど、自分の基準でやるしかないからなあ。

 そういえば、「昨日は夜遊びしちゃった、えへ?」って話していたら、他部署のマスオさんと同期の男子に「え?ミヤノさんが?」って不思議がられた。
 そりゃねえ、今ではただのアラフィフのオバサンであるが、20代の頃は「午前1時に歌舞伎町のファーストフード屋に集合して、リキッドルームのDJイベントで朝まで過ごして、ファミレスで朝食とってから友だちんちに流れ込み・・・なーんていう終末を過ごしていたのだが、別に自慢するようなことでも無いし。

 あの当時もルックス的には浮いていたんだよな(笑)

 この間、自分が15歳の頃の写真を上げたけど、10代後半の自分って、パンクやニューウェーブに憧れていて、そういうファッションしたかったのだが、顔も体型もそういうのとは対極にあって、着たい服と似合う服が全然違うので、それが悩みだったよなあ。

 大学の先輩女子に、柔らかいソバージュヘアの長髪に、色白でふっくらした優しそうな顔の人がいて、まさにオリーブ少女って感じで男子からも人気があったのだが、ある時女子だけで飲んでいた時、歌舞伎町の居酒屋で彼女が「見かけがこうだから、中身もそうなんだろうと勘違いして寄ってくる男子が、ちょっと付き合ってみると『思っていたのと違う』って言われてもさ・・・」と愚痴っていたので「贅沢な悩みだけど、わかるなあ」って思った。

 そういう意味では、私も40歳を過ぎたあたりから、パンク魂が丸くなり、外見と中身にそれほどギャップがなくなってきたので、人生がラクになったような気がしなくもない。


1月23日(土)

 出勤だったのだが、同じく出勤していた同僚K嬢はフツーに本を読む人だし(宮部みゆきはひと通り読んでる感じ)、会社のパソコンに貼っているデスクトップやスクリーンセーバー画像からも「けっこう絵本好き」って知っていたので「昨日、パディントンの映画観たけど、超よかった」と話したら・・・・

 「CMでも可愛いと思っていたけど、吹き替えが松坂桃李でいいの?」

 って、そう来たか?
 確かに私も、映画観ている途中で「子熊な設定だけど声は大人だ」と違和感感じたのだが、途中からそんなのどーでもよくなっていたので、「人間だと12歳くらいの設定みたいだから、声代わりしててもいいんじゃね?」と納得したけど、確かに声は子役の声でもよかったように思う。もしくは女性の声でも。(日本で言うところの戸田恵子とか)

 昨日の夜はテレビで「魔女の宅急便」を放送していて、あれも「魔女がフツーに街にいる世界」を描いていて、魔女になったばかりの少女が、家をさがして旅立つあたりが、パディントンに似ているなあ、って思いながら観ていた。

 つーか、先週放送されたラピュタは「欧州のイメージだけど、いろいろごっちゃになってるから欧州人は戸惑うらしい」と語られていたけど、「そんなん、ハリウッド映画の中国と日本と韓国の区別ついてないのと同じじゃん」という意見もあったけど、ハリウッド映画のアジア観が「作為」なのか「天然」なのかよくわからないことも多いが、ジブリの「いんちき欧州風景」ってわざとやってるんだよなあ、っていうのが「魔女の宅急便」ではよくわかった。

 さて、20日はまたライブに行っていたのである。

 先月の「VYNIL JAPANがDAVID Jを招聘?」に続いて「テレビジョンが来日して、前座がルースターズ?」っていうやつ。

 DAVID Jの時にも「うわー、客が見事にオジサンとオバサンばっか」と思ったが、テレビジョンのライブもほんと40代以上限定って雰囲気でした。
 つーか、この年齢の人達をスタンディングライブに誘うの、超キツいからやめてほしいのだが(笑)

 しかも、どっちも7時半開園で、前座が終わってメインが始まるのが9時って「年寄りはもう眠くなる時間だし、そもそも2時間とか3時間とか立ってられないんですけど?」

 さて、15分押しくらいでルースターズが登場したけど、最初はショボい感じだったが、30分くらいしたらエンジンかかってきて、後半は下山淳のギターが唸ってて、なかなか・・・いや、かなり良かったです。

 後で友人T嬢と反省会(という名目の居酒屋での飲み)で、「ルースターズは解散した当時のアルバムの曲をほとんど再結成後も演奏してない」って言われて「ああ、そうだったのかも」と気がついた。
 たまに再結成ライブやるけど、それは「大江慎也がボーカルのルースターズ」なので、花田裕之がボーカルで下山淳のギターが炸裂していた頃のルースターズは、意外と再現されてなかったのだ。

 ルースターズの前座が終わった後、ドリンクの列に並んでいたら、後ろに並んでいた兄さん達が「このセット、今またちゃんと興行としてやれるのでは?」と語り合っていたけど、ほんと、そんな感じ。
 ルースターズといえばやはり大江慎也だけど、大江慎也には「はれもの」的なところもあるので(精神障害で離脱)、私が20代中盤に夢中になっていたのは「大江離脱後に、花田さんがボーカルになったルースターズ」だったので・・・

 へー、ウィキペディアでは「下山淳」の記事が無いんだ。

 うん、それで前座のルースターズのライブが良かったのでご満悦でしたが、メインのテレビジョンが始まる前に友人T嬢と合流して「テレビジョンとか3曲くらいでよくね?そりゃ、マーキー・ムーンやるのは最後でしょうけど」

 もう何年も前に、カラオケに「マーキー・ムーン」が入っているのに気がついたのだが、「マーキー・ムーンってギターのリフはテレテレテーのとことかよく憶えてるけど、歌がどんなだったか全く思い出せない」と言うことになり、試しに出してみたのだが「ホントに歌メロがさっぱりわからんwww」って曲でした。

 で、ライブでは、演奏前のチューニングみたいのが15分くらい続き「すげー、一曲が超長い。これはほんと3曲で充分かも」ということになった。
 ラモーンズだったら、テレビジョンが一曲演奏している間に7曲くらいやっているぞ。

 しかし「往年のバンドが生活費稼ぎに来日」なのかと思っていたが、演奏のクオリティは非常に高く、2年前くらいにも来日していたようだが、たぶん評判が良かったのでまた呼んだのだと思う。
 トム・ヴァーレンの声も予想以上に良かったし、聴き応えがあったが、9時半過ぎたら「ああ、椅子があればなあ」って感じになってきたので、4曲目がやっと終わった10時前に私とT嬢は退散してしまいました。元々、お目当てはルースターズだったし。

 さっそく居酒屋に駆け込み、「スマップ解散どうよ?」とか「オザケンが復活したらしいけど、どうよ?」などと語り合っておりましたが、11時半にラスト・オーダーになり解散しようとしたら、T嬢が「終電間に合わないかもー」と言い出し「これは・・・」と思っていたら、やっぱし「カラオケしていかない?タクシーで送るから」

 12時ごろカラオケ屋に入り、最初はスマップ歌いまくった。

 いやあ、今「夜空ノムコウ」歌うと大爆笑できますね。(ツイッターでもそう言われていたが、ホントでした)
 ♪あれからの未来にボクらは立っているのかな
 ♪全てが思うほど うまくはいかないみたいだ

 なーんて、キムタクがスマップ解散を阻止するためにタイムリープ説がネタとして盛り上がってますが、タイムマシン持っていたのはスガシカオか?っていう歌詞でした。

 「セロリ」も笑えたね。

 ♪ 性格まげてまで気持をおさえてまで付き合うことないけど
 ♪ 一人じゃ持ちきれない素敵な時間に出来るだけいっしょにいたいのさ
 ♪ がんばってみるよ やれるだけ
 ♪ がんばってみるよ すこしだけ

 って、「スマップはあんな陰気な会見じゃなくて、セロリ歌えば良かったじゃん!」ってマイク持って絶叫してしまいました。

 まあ、あと、デヴィッド・ボウイ追悼で、♪グラウンド・コントロールな「スペース・オデッセイ」とか、何度も映像がテレビに流れた「戦場のメリークリスマス」から「禁じられた色彩」とか。
 そういや坂本龍一もガンを公表してたしなあ。
 モリッシーもガンで闘病中らしいし、ってスミスも歌ってみたりして、すっかり盛り上がってしまい、結局、最初は「2時間」のつもりだったが延長してしまい、3時半までやっていたので、帰宅したのは4時だった。
 平日だし翌日はフツーに仕事だったのに、バカなアラフィフのオバサンです。


1月22日(金)

 休みだったので散歩がてら「スターウォーズ」でも見に行こうかと思ったが、先日友人と会った時に「面白かったよー。お薦め」と言われたパディントンの方が気になったのでそっちにしてみました。

●実写版「パディントン」

 いやー、予想を超える面白さでした。
 特に出だしの「原作には描かれていない、出身地ペルーでのクマ族の様子」なんて、スピーディー且つ内容濃くて良かったですよ。
 そしてお馴染みの「パディントン駅にいるクマ」が描かれるのですが、「クマが駅にいても誰も気にしないロンドン」がホントっぽくて(笑)
 ロンドンってほんと、多少・・・いや、かなり変な人がいても、誰も気にしないような印象が強いですから。

 それにしても、CGの進化って凄いですねえ。あの手の映画を観るのは「テッド」以来ですが、テッドはそもそもヌイグルミだけど、パディントンは生身のクマですから、よりリアルな描写が要求されるけど、全く違和感なかったというか、リアル過ぎない加減も絶妙でした。

 そして原作が大好きな私が心の中に描いていたパディントンがそのまま動き出した感じで、礼儀正しいけど好奇心旺盛で、いつもなんかやらかしちゃうんだけど、それが結果的にハッピーエンドっていうのが「CG駆使したイマドキの映画」として派手なアクションシーンになってるあたりが「極上のエンターテイメント」って感じだった。

 パディントンがトレードマークの赤い帽子を被っているだけでジーンとしてしまったが、青いダッフルコート着た映像観て、私はボロボロ泣いてしまったぜ!

 もう、あのパディントンの映像だけで「もう一回観てもいい」くらい感激したのですが、ストーリーも良く出来ていて、って、実に平凡なストーリー展開なのですが、あんだけ無駄の無い脚本も珍しいくらいの出来の良さだったと思う。
 漫才コンビ「ナイツ」の傑作漫才みたいだった。
 中盤まで「どうでもいい感じ」に散りばめられていたエピソードが最後になって「え?あれがここに?」って大収束するのである。

 「ナイツ」は正月の笑点スペシャルでも凄いネタやってて、ナイツの師匠である内海桂子が乱入して「昔の漫才っていうのはこういうのだ」と語るのだが、それが何言ってるのか全然わからなくて、一緒に観ていた妹が「これ、放送事故レベルじゃないの?」と内海師匠をボケ老人扱いしていたので「いや、これはちゃんとネタなんだと思う」と思って観ていたら、終盤になって見事に収拾していたので、妹が「え?こういう展開なの?」と驚いていたので、「だから、ナイツはこういうネタ得意なんだって」と胸を張ってしまいました。

 残念ながら日本人はあまり上手くない伏線回収ですが、欧米映画はそれに命賭けているような映画多いのですが、「パディントン」は観客が全く伏線だと思ってなかったアイテムをこれでもかとブツけてきたので、極上の伏線芸としても楽しめました。

 私はよくわからなかったけど、ハリーポッターの制作チームが作った映画らしいので、ハリポタ・ファンは別の角度から楽しめていたらしい。

 制作にはフランス人も関わっていたようなので、なるほど「アメリ」的な演出はフランス色だったのかね?
 それで、さすがわハリポタチームだと感心したのは「地理協会」だかの、ハイテクとローテクの融合だった。(資料はパソコン検索だけど、資料はエアシューターで超複雑な配管から飛んでくる)

 あと小ネタとしては、行く場所が無くて彷徨うパディントンがなぜかバッキンガム宮殿の前にいて、「なぜ、バッキンガム宮殿www」と一人で爆笑していたのだが、衛兵が帽子の中からサンドイッチやお茶が入った水筒出してくれたのでさらに大爆笑。「あの帽子の中ってそんなことになってたのかwww」って。

 平日の午後2時の回だったので、客も少なく、あんま爆笑する客いなかったんですけどね。
 BGMも小ネタが効いていて、近所のキモいオッサンが、パディントンを狙う謎の美女ニコール・キッドマンに一目惚れするシーンでライオネル・リッチーの曲が流れてきた時には、やはり大爆笑してしまったのですが、私以外に笑ってくれる人がいなかったのがちと寂しかったです。

 そもそも一番笑うところは、「イギリスの天気は悪いのがフツー」ってところで、いつも雨降ってる中、カリブ系なバンドが路上で演奏してるミスマッチがマジ笑えたし、そもそも英国に来る前にパディントンが英語学習教材で学んだ「英国での挨拶の基本篇:天気の話題」が「こんにちわ。今日も滝のような雨ですね」だったんだけど、もう、映画の劇中もほんと雨だったり雪だったりで、生半可な英国通としては「そーなのよねー」としか言いようがない。

 というわけで、他にも小ネタいっぱい詰まってそうだけど、私にわかる範囲のネタだけで充分でしたし、ネタ元わからなくても、「パディントンがモッフモフ」だけで充分に楽しめる映画でした。
 ジュラシックパークよりも面白かったかも。

 ブラウン家のお父さん役の人が「すごく良く観る役者さんだが、何に出てたんだっけ?」と最後までわかりませんでしたが、帰宅してからネットで調べたら「あー、ダウントン・アビーの伯爵様だった!!!」ってわかりました。

 あと、ネタバレになるのですが、希少な「知性の高いクマ族」であるパディントンを何も剥製にしなくても?と見終わってから思ったのですが、観てる間は剥製に命賭けてるニコール・キッドマンの好演にツッコミいれる余地はなかった。

 これはもう、駄作でもいいから続編やってほしいな。
 パディントンが「クマの旦那」って呼ばれてるだけで萌えるから(笑)

 子供の頃、何度もパディントンの本は読んでいたけど「クマなのに、なぜフツーに受け入れられているの?」って疑問に思ったけど、「クマだろうが何だろうが、礼儀正しい人は受け入れられる」らしいのが英国というもので、「パードン?」って言えればなんとかなりそうな気配は感じていたけど、中学高校の頃、パンクやニューウェーブの洗礼を受けたけど、そういや、ピストルズなんかは「パードン?」って言わない雰囲気あったが、デヴィッド・ボウイなんかは、あんな奇抜な服装してても、「I beg your pardon?」と言いそうな雰囲気あったなあ。(実際、映画中でパディントンも「I beg your pardon?」って言ってた)

 さっき書いた「ナイツの新春の笑点での漫才が凄かった」ってやつを発見。
 笑点 2016/1/1 笑点お正月だよ!大喜利祭り!「TOKIO城島ピン子槇原ら豪華ゲスト目白押し」

 改めて観てみると、わりとあっさり終わっているが、放送で観ていたら「これ、どこで収拾するんだろう?」ってけっこう長く感じました。グダグダな感じでやっているけど、かなり計算されたネタだと思うし、「100年前の大喜利」ってこんなだったのかなあ、という、味わい深い漫才ネタでした。


1月19日(火)

 昨日はスマスマでスマップの緊急生放送会見があることは知っていたけど、「そんな生々しいの観る勇気ない」とあえて観ませんでした。
 どーせ、翌朝のニュースショーで紙芝居で解説しまくってくれるだろうし。

 そしたら、今朝のニュースショー各局がちゃんと映像で流している?
 なにこれ?あり得ないでしょ?

 そっか、あれは「生放送する権利」をフジテレビがゲットしただけで、「記者がいない記者会見」っていう扱いだったんですね。
 というわけで、朝ドラ終わってから民放をチェックしていたら「うわー、全部スマップの会見だ」という状態だったので、会見の様子もけっこう観てしまったのですが、なんだか終戦時の玉音放送みたいに「え?結局、何がどうなったの?え?日本は敗けたの?」って感じでで「よくわからないけど、どうやらスマップは解散しませんと言っているらしい」と解釈しました。

 1日前にこういう記事があったということを今朝知った。
 「飯島マネ今月退職決定!でも恩知らずはメリー副社長のほうだ!SMAPだけでなくジャニーズが今あるのも飯島のおかげ/LITERA

 飯島マネージャーという人がこの記事に書いてあるように有能な人であるかどうかは、私には知るよしもありませんが、この記事に書いてある「スマップ以前のジャニーズ事務所と、スマップが今の地位を築くまで」の話は、先日書いた私の記憶とほとんど同じでした。

 違っていたのは93年の「10$」のヒットを「分岐点」としているところで、私はその曲に全く思い入れが無い。つーか、曲の存在自体は知っているが、歌えと言われてもサビすら思い出せない。
 そりゃそうだ。
 当時の私はアイドル歌謡曲なんて全く興味無かった「ロキノンでフールズメイト」系でしたから。
 ジーザスアンドメリーチェーンとか、プライマル・スクリームとかマイブラ聴いてましたのよん。

 そしてそんな洋楽クラスタの耳にも届いたヒット曲が「青いイナズマ」だったはず。
 その当時、よく大学時代の友人とカラオケに行っていたのだが、その友人らも「学生時代はジザメリのコピーバンドやっていた」とか「ポスト・モダンが好きで、フーコーの著書は全部読んでいる」とか「シンディ・シャーマンとかメイプルソープの写真集が好き」とか、かなりサブカル系の仲間だったのだが、カラオケボックスで誰かが「青いイナズマ」を歌うと、「げっちゅ!」ってやっていたので、「この曲、誰でもげっちゅできるんだなあ」って感心していた。

 そうそう、その頃、「渋谷系」が流行っていて、我々洋楽派も渋谷系は大好きだったので、オリジナル・ラブとかフリッパーズ・ギターもよくカラオケで歌っていたが、スマップの曲も同じ扱いだったのだ。

 なので、あの頃のスマップの曲はけっこう歌えるのだが、ジャニーズ系で私がカラオケでなんとか歌えそうな曲って、それこそマッチの「ぎんぎらぎんにさりげなく」とかトシちゃんの曲もイントロ流れば歌えそうな気がするが、曲がパっと思い浮かばない。しぶがき隊の「スシ食いねえ」のサビはわかるが、少年隊の「仮面舞踏会」はサビも思い浮かばない。

 TOKIOや嵐の曲なんて、「聴いたことはある」程度で、一曲も曲名が思い出せないし、当然歌えないだろう。あ、「輪になって踊ろ」っていうのがあったね。あれは、誰の曲でしたかね?

 うーん、あとキンキキッズの「愛されるよりも♪」っていうのはなんとか歌えるような気がする。なぜだろう?確か、あの楽曲が流行った時「わー、狩人のあずさ2号みたい」って感激したような気がする。

 私がスマップに比較的思い入れが強いのは、20年ほど前にインフルエンザに罹って高熱で死にそうになっていた年末年始がスマップ全盛期で、布団の中からテレビ観ていたら、スマップがずっとテレビに出ていて、弱った体に「元気のいい男の子達」がほんと眩しくて、そういう偶然で自分を洗脳したからである。

 って、「このサブカル系のワタクシがスマップにけっこう夢中なんて」っていう言い訳ですが、キムタクがガガガって「いい男」のトップに上り詰めてからのスマップも面白かったよなあ。
 そのあたりの時系列はよく憶えてないけど、ゴローちゃんがサブカル色を出してきて、名誉渋谷系的スタンスで人気になった時もあったし、シンゴちゃんが「沙粧妙子 - 最後の事件 」っていう飯田譲治ドラマに連続殺人犯役を不気味に演じた時は「えええ?ジャニーズなのに?」って驚いたが、シンゴちゃんの「蘇る金狼」も良かったよなあ。

 「蘇る金狼」は、その当時の友人で「スティーブン・キングと京極夏彦が好き!」っていう友人が(あと、トヨエツも好きだった)「もうシンゴちゃん最高!」ってハマっていたなあ。

 そして、クサナギ君の「いい人」路線とか。

 って思い出すと止まらないけど、女子同士の会話ではよく「スマップの誰が一番好き?」っていう当たり障りがないけど盛り上がる会話があって、そういう時、キムタクを挙げる人は少なくて、ゴローちゃんやツヨぽんが人気あったかな?
 そうそう、思い出した。そういう会話の時に、あまり冗談を言わないタイプの潔癖症っぽい友人がぼそりと「私は・・・中居君」と言ったので、「ちょwww,中居君好きは、心底メンクイだって言われてるけど?」とか盛り上がったような。(今考えると意味わからない)

 私もサブカル系らしくゴローちゃんやツヨぽんを推していたと思うが、プロ野球ファンに返り咲いてからは、「グラウンドレベル中居」がイチオシでした。

 中居君の野球バラエティ番組は大好きなので、「スマップ解散?キムタク以外はもしかして芸能界から姿を消す?」って時に「野球バラエティ番組がああああああ」って真っ先に思った。
 もし中居君がジャニーズを脱退しても「野球関係は出演オッケー」って契約してよ、と思った。「ただし亀梨の邪魔はするな」って付帯条項付で。

 さて、長々と書きましたが、私は別にスマップ解散しても良かったんだけどな。
 ただ「あれ解散すると権利関係とか超複雑そう」とか「森君脱退の時みたいに、ジャニーズは存在そのものを抹殺するから、カラオケからスマップの曲が消えたりするんじゃなかろうか?」とか、けっこう心配したけど。

 でも、もはやソロ活動の方が圧倒的に多いので、グループに縛られなくてもいいじゃない?
 まあV6みたいに、今さら、グループの存在を見なおしてるチームもあるけど、あれとスマップじゃ全然違うし。

 それに、「職業選択の自由」ってのがあるわけで、辞めたい人は辞めていいんですよ。
 辞めたきゃ、辞めればいいじゃない。

 ・・・くらいに思っていたのだが、私が思っている以上に重大なことだったらしく、えーと、これってなんか思い出すな、なんだったっけ?

 そうだ!私が高校生くらいの頃、「皇籍を離脱したい」って皇族がいて騒動になったのだが、結局、離脱できなかったことあったよね?

 あの時「へー」と思ったのだが、「職業選択の自由」が国民の権利として認められてる日本でも、その自由が認めれてない人がいるんだってことだった。
 私が「本人が辞めたいと言っているのなら、辞めさしてあげればいいのに」と呟いたら、高校の先輩が「そういうものではない。皇族に生まれた人は何をどうしても皇族なのだ」と言っていて、「そういうもんなの?」って理不尽さを感じました。

 まあ、そう考えると「私はミヤノ家に生まれましたが、今日から縁を切らしていただきます」って言っても、家族の縁もそう簡単には切れないからなあ。
 ただ庶民には「相続の拒否」とかがメジャーであるが(親の借金を子が背負う必要はない)、この間も「夫が亡くなったら、未亡人は夫の親族と法的に縁切りできる」っていう話をネットで知ったし、「家族の縁」を切る方法は少なからずともあるように思える。

 しかし、皇族が女子だったら嫁に出れば、サーヤみたいに「一般市民扱い」になれるのに、男性皇族にはそういう逃げ道が全く無いらしい。

 そして、今回のスマップの解散騒動を垣間見るにつけ、「みんな好きなようにすればいいじゃん」って思ってる私には、よくわからない不自由さがあるということが不思議でしょうがない。

 つい先日、私が「好きなようにすればいいじゃん」って職場で言ったのは、年始の挨拶に来た取引先が置いていったお菓子だった。
 3種類くらいが詰め合わせだったが、それに群がった女性2名が「これも美味しそうだけど、こっちも美味しそう」と盛大に迷っていた。
 「どっちにしよー」としばらく迷っていたので、私が「どっちも美味しそうなら、両方食べればいいじゃない」と言ったら、「でも、うちらだけで独占しちゃうとー」と言いやがるので、「その菓子は全社員に平等に振る舞われるほどの数はない。そして、次にその菓子に群がってきた人の前に全種類揃ってなくても、その人は『無かったもの』の存在には気づかなくて、目の前にある物から自分の好みにあった物を選ぶだけです」

 「そっかー、それもそうですね」と、その女子達は3種類を一個づつ持って行きました。

 いいじゃん、お菓子なんて、生きるためにそれほど必要なものでもないんだから「好きなだけ持っていけよー」と思う。
 いや、私だってね「この宇宙ステーションに次の食料救援物資が届くのは半年後です」っていう事態だったら、「好きなだけお食べよ」なんて言いませんから。

 で、スマップなんて「パンが無ければお菓子を食べれば」程度のモノだと思っていたら、米騒動的な騒ぎになっていて、首相までその存続にコメントしちゃうとか、日本経済に影響が?って話なんですかね?

 ほんと、よくわからないんですけど。
 ただ、解散騒動の引き金になったチーフマネージャーの退職は確実なようで、だからその人の事全く知らないけど、58歳らしいから、普通のサラリーマンだったら「そろそろ定年退職」ってお年ごろだし、その優秀なマネージャーにちゃんと報酬払っていたのなら、老後の生活に困らないくらいの貯蓄はありそうだ。

 しばらく遊んだらいいでしょう。

 メリー喜多川とか、もう89歳らしいし、野球界のナベツネと同世代らしい。

1月18日(月)

 昨日は12時前に就寝したが、寝る前に空模様を確認したけど「まだ雪にはなってないから明日は大丈夫かな?」って思っていたのだが、明け方まだ暗い時間に「ドサっ」って音で目が覚めて「うわ、これ雪が落ちる音じゃん?」と外を確認したら、ぎえーーー積もってる!

 ただ、その時間ではすでに雨音がしていて、雪というよりはミゾレだったので「それほど大事でもないだろう」と思っていた。
 7時過ぎに起きてテレビニュースをチェックしても、首都圏の主要路線はダイヤは乱れているもののフツーに運行している雰囲気だったし。運休になってる京王線の府中競馬場線とか、西武線の山口線などは、行楽電車路線なので、「そんなもんは優先度低すぎるだろう」と思っていた。西武山口線なんて、西武遊園地や西武球場に行くための、タイヤ履いた特殊電車なのだ。

 それでも、電車の本数は減ってそうなので、いつもより早く家を出ることはしなかった。
 だって私は10時出勤なので、早く出たら通勤ラッシュのピークになってしまうだけだから、こういう時はやや遅く出るのである。
 とは言っても、私は下り通勤なので、少しダイヤが乱れただけで大混雑して入場規制がかかる上り通勤とは違い、改札付近は混雑していても「下りでーす」っていつも混雑をすり抜けているのだ。

 ところが、裏道が積雪でシャーベット状になっているので、いつもは通らない茶沢通りから駅に向かったのだが、駅に近づくと、地下駅である駅入口付近が渋滞していて行列になっていた。
 「ああ、こっちは階段狭いから行き交う人で混んじゃうんだね。じゃあ、あっちの広い方から入ろう」とキャロットタワー側から入ったら・・・・

 田園都市線の地下改札から、世田谷線までの通路が人で埋め尽くされていた!!!

 あんな光景初めて観た。
 そりゃ、上りが入場規制されると、地下改札付近は大混雑するけど、その混雑がこの通路にまで伸びたことは経験が無い。
 そして、通路にびっしり人がいるので「下りなんですー」って通り抜ける隙間が無いのだ。

 しばらく我慢して並んでいたが、いっこうに列は動かないので「これ、下手すると改札に近づくまで1時間以上、いや2時間くらいかかるぞ?」と思ったのだが、世田谷警察が「下りは入場規制してないのでお進みください」とガナってくれたので、脇の「駅から降りて出てきた人がわずかに通る隙間」に出て、同じくどうやら下りらしい同志の背中を追って前に進むが・・・

 あんな理不尽な雑踏でも、さすが日本国民は粛々と立っているけど、駅から出てきた人達は、その群集をかき分けないと外に出られないこともあって、肩いからせてドシドシ歩くオジサンがけっこういたので、「愛が無いなあ」と思ったが、向こうからすれば、こっちは「列を乱して我が進路を阻む不届き者め」なんだろうなあ。

 さて、もう少しで改札というところで、「裏切り者」の存在が明らかになった。
 「下りの人はお進みください」のアナウンスで進みだした我が前方の数名だったが、どうやら上りの人だったようで、ずる込みだったらしく、改札目前で止まってしまったのである。

 しばらく躊躇していたが、私の後方から「下りなんだよー」ってボヤキが聴こえてきたので、そのボヤキに後押しされて、「下りなんですー」と前をかき分け前進したら、やっと改札に出て、「下りなんですー」って改札通過。

 駅に到着してから、改札通過するまで20分くらいかかってしまった。
 そして、下りもけっこう混んでいて、やっと「あざみ野」に到着するが、そっちも乗換駅であるので、大混雑していて、ホームから改札に降りるのも一苦労だったが、改札出たら、横浜市営地下鉄への通路が大混雑していて「これ、地下に降りられるの、どれくらいかかるのだろう?」という惨状。

 こういう時、あざみ野駅にほど近い図書館に避難しているのだが、そっち側の動線は塞がれていたので、「ええい、反対側から出て、どっかで線路渡れるはず!」ってシャーベット状で超恐ろしい線路沿いの坂道を登ったら、歩道橋が現れたので、反対側に出ることができました。
 ただ、「月曜日だから図書館って休みかも」と思っていたが、なんと開館してました。
 あざみ野で乗換えるだけの人は、この図書館の存在を知らないようで、私と同じ境遇のサラリーマンの人もそれなりにいたけど、それほど難民キャンプにはなってませんでした。

 30分は時間潰したいと思って、雑誌コーナーで「芸術新潮」をとって、江口寿史特集に胸熱でした。雪のおかげでいいモノ読めた。
 30分くらい経過したので、駅に向かうと、嘘みたいにもうガラガラでした。
 乗換える人達が上手くすれちがえなくて、がっちりスクラム組む状態になっていたのが、10分くらいで解消したんですかね?

 それにしても、三軒茶屋駅にしても、あざみ野駅にしても、あんな状態初めてだったので、今回の積雪はいろいろ悪い条件が重なったんでしょうね。
 まず、みんなが就寝する時間には降雪してなかったので「明日は大丈夫だろう」と思った人が多数だったと思います。
 そして、朝起きて「意外と降った」と驚いても、電車は動いているようだったので、学校が即休校になってなかったようだ。

 ただ運行本数は減っていて、急行の運転はしてなかったので、いつのもように乗客をさばけなかったため、駅に入ろうとする人と出ようとする人で絡まりすぎちゃって、あんなことになってしまったのかも。

 そう考えると、今日の惨状がどうのというより「毎日のあれだけの輸送量がどんだけ凄いことなのか」ってことだよなあ。
 毎日、サーカスのような曲芸こなしてるのかもしれない、我々は。


1月16日(土)

●大河ドラマ「真田丸」

 先週日曜日は外出していたので見逃した「真田丸」を今日の再放送でチェックしてみた。

 好視聴率男の堺雅人主演で、三谷脚本というのが話題だった真田丸だが初回の視聴率は惜しくも20%台に乗らなったらしいが、三連休の間の日曜日の夜だったし、この出不精の私ですら友人と外で食事していたくらいで、実際、どこの飲食店も賑わっていたので、あの状況で視聴率が19%って、相当健闘したのだと思います。

 放送後の反応も概ね良好でしたが、特に草刈正雄が評価高かった。
 その中でも、比較的ネガっていたのが「<歴史ドラマではなく家族ドラマ?>大河ドラマ「真田丸」は「スター・ウォーズ」そっくりだ」でした。

 で、今日観てみた感想は「うわ、予想を上回る出来だ!」でした。三谷幸喜は、つい最近公開された映画が酷評されていたので少し心配されていたが、やはり大河ではフツーに頑張るなあ。(褒め言葉です)

 三谷大河といえば「新選組」でしたが、私はあれをけっこうちゃんと観ていたんですよ。私の弱点は「時代劇オンチ」ってことで、それで困ることも少ないけど、うちの両親が大河ドラマも水戸黄門も正月スペシャルドラマの忠臣蔵も観ない人達だったため、ほんと疎いのだ。

 だから新選組も有名だけど、実際なんで有名だかわかってなかったので、三谷大河で勉強させていただきました。へー、京都に行ってたんだ、とか(笑)
 「新選組」の時も「三谷幸喜に大河ドラマ?しかも主演が香取慎吾?」ということで、長年大河ドラマを鑑賞していたオジサマ達には不評でしたが、意外とフツーでした。
 ただ、会津藩主が筒井道隆だったので、「いつ、3つのSについて語りだすのだろう」と無駄にドキドキしたり、「いつ、洗面器の男が出てくるのだろう」と心配しましたが、私が観た回にはそういう脱線は無かったです。

 というわけで、今回の主役の真田幸村に関しても漠然と「真田十勇士?」って言葉を知ってる程度です。
 なので「左甚五郎」的な架空の人物なのかと思っていましたが、信長の時代に実在していたのですね。

 というわけで、12年前(意外と最近)の大河ドラマ「新選組」では、山南さん役で注目された堺雅人が、干支が一巡して主役っていうのも胸熱である。
 そうだよなあ、堺雅人の存在を意識したのは、あの新選組の山南さんだったもんなあ。「きゃー、この人誰?」って調べて「ああ、最近よく名前出てくる注目の若手俳優さんだったんだ、この人かあ?」って思ったもん。

 大河では新選組から4年後2008年の「篤姫」で篤姫の夫となる将軍家定役もやったが、へー、堺雅人の出演ドラマ履歴観てみると、意外と主演が少なくて、2012年の「リーガル・ハイ」が主演だったけど、次が多部未華子ちゃんの「大奥」の相手役で、その次があの「半沢直樹」だったんだ。

 さて、「真田丸」に話を戻すと、「花燃ゆ」が超苦戦したので、NHK頑張ってるなあって布陣ではある。
 「花燃ゆ」は何度か観たけど、主人公が地味過ぎるのと、それを盛大に脚色せずにとうとう「奥ゆかしい人」として描いてしまい、それを忠実に演じてしまった井上真央がずっと辛気臭かったので、華がなくて辛かった。

 「花燃ゆ」も1年前の番宣では「イケメン・パラダイス」的に盛り上げていたのだが、イケメン揃えたからって・・・・という結果になりました。

 というわけで、NHKも勉強したらしく、「真田丸」ではナレーションに有働アナ・・・って、ええええ?
 朝の情報番組では人気あるし、紅白の司会も常連になっている看板アナですが、大河ドラマのナレーション?
 って思っていたのですが、実際観てみると、無難にこなしており、「邪魔にはならない」という減点採点では、まずまずでした。

 そして、子役から入らないのもいいね。
 都から離れた武田の家臣である真田一族の長が草刈正雄で、その息子が大泉洋と堺雅人って42歳の俳優さん達ですが、「へー、なんだかティーンエイジャーに観えるじゃん」って感心しました。
 史実ではどうだか知りませんが、長男が17歳くらいで、次男がまだ元服前の15歳以下っていう設定なんでしょう。
 先にリンクした高橋さんの感想では「笑いに傾いた演技をしている」と評されてましたが、あれは笑いを意識したわけではなく「10代の若者」を意識したから、ああなってるのだと思いました。若者らしくヘラヘラしている感じ。

 初回はその「10代の若者」が「ええええええ?」っていう「大人の処世術」が壮大に展開していて、堺雅人と大泉洋はずっと「えええええ?」ってやってましたが、そりゃ「ええええええ?」な展開でしたよ。

 武田信玄亡き後の跡継ぎは、時代劇オンチな私でも少しだけ知ってるくらいの「ダメ息子」で、西から織田信長に攻め込まれると知るや、逃げ出したんだっけ?

 で、フツーはその史実を踏まえて、軽く描きがちな武田勝頼であるが平幹二朗の息子である、平岳大が堂々の好演を魅せた。
 最近、二世俳優の活躍がめざましく、長塚京三の息子とか、柄本明の息子が大活躍してますが、平幹二朗の息子って、母親が佐久間良子ってマジ、サラブレッドですが・・・(あと学歴が理系男子萌え系である)

 その平岳大が「偉大なるお父ちゃんの後継いだけど、家臣が次々と裏切って」っていう過程は良かったですね。
 まずトップの重臣だった榎木孝明があっさり織田に寝返っていた。
 榎木孝明って、正統派ハンサムなだけに「パっと観、いい人なのか、悪い人なのかわからない」っていうのが若い時にはあまり生かされていたなったが、ここ数年、展開が読みにくい俳優として重宝されているように思える。

 で、さらに終盤になって、なんとヌックンこと温水までもが最低の裏切りかますのが良かった。「わー、騙された!」とびっくりしたもん。

 あと、これでもかってくらい朝ドラ役者を投入しているようです。大泉洋はついこの間まで「まれ」でダメ父親やってましたが、「真田丸」では生真面目な長男役というのも意外なキャスティングです。で、メイクが頑張ってるのか、お肌ツルツルに見えて、「20代の役者が無理して10代やっている」程度に観えるので、少しの脳内補完で10代の演技に違和感がなくなる。
 その姉である木村佳乃も設定上は嫁に行ったばかりなので、せいぜい18歳くらいなんだろうけど、ギャルギャルしたセリフ回しで頑張ってます、って印象。
 これも高橋評では「棒読み」と酷評だったけど、「舞台役者が若者を演じている」と脳内補完できれば、「あり」でしょう。

 草笛光子も「まれ」で主人公の祖母役だったが、するってえと、「まれ」では草笛光子と大泉洋は「義理の母息子」の関係だったが、「真田丸」では「祖母と孫」にシフトしている。
 そして高畑淳子が堺雅人達兄弟の母親。
 田舎武士の家なのだが、どうやら公家系の雰囲気?

 見終わった後に気がついたのだが、「これ、篤姫の設定じゃん」
 篤姫の夫、家定の母君役が高畑淳子だったので、ファンサービスなのかも?
 劇中でも高畑淳子が身の回りの物の整理をしていて「これは近衛様からいただいだ扇じゃ」って言っていたけど、篤姫は大名家に嫁ぐにあたって薩摩藩と縁が深い京都の名門近衛家の養女という身分になっていたので、篤姫ファンとしては敏感に反応してしまいます。

 そして、ドラマの中でも有働アナのナレーションと図解で「この頃の情勢」を説明してくれたのも時代劇オンチとしてはわかりやすかったし、最後にデデーンと徳川→内野聖陽、北条→高島政伸、上杉→遠藤憲一、織田→吉田鋼太郎と、武田が失脚して主君を失った真田を囲む、個性豊かな面々が、なんか変なキャラ設定にされてそうな雰囲気で紹介された。

 これは期待できそうです。


1月15日(金)

 ジャニーズ話の続き。

 これも、年下の人に話してもなかなかわかってもらえないのだが、スマップ以前のジャニーズって「サーカスに売られた子供」みたいなイメージがあったのです。
 あの頃は女性アイドルも「いい家の子がなるものではない」って感じだった。たまにお嬢様がアイドルになると、それだけで話題になったりしてたような?

 なので、派手な衣装着て腰振って踊ってるアイドル男子ってアイドルに興味の無い人達からすれば、なんとなく薄幸そうというか、湿ったイメージがありました。それに、ジャニーズに関して言えば、光GENJIが絶頂期に、フォーリーブスの北公次が「光GENJIへ」って本を出版して、大騒ぎになったこともある。

 本は読んでないけど、ジャニー氏が所属タレントに手をつけていたという内容だったらしい。あの本が騒がれて、多くの人は「やっぱりな」って思ったようだ。
 ずいぶん後になって、ある友人とジャニース話していたら、「スマップ以前のジャニーズってなんか影があったけど、スマップってジャニーさんが手つけてない感じがある」と語っていたっけ。

 事の真相についてはどうでもいいが、ジャニーズ事務所のイメージってほんと「スマップでビフォー・アフター」なわけで、スマップは1987年結成らしいが、「光GENJIへ」が出版されたのが1988年だったらしいので、ジャニーズ事務所暗黒時代にスマップがなかなかブレイクしなかったのもなんとなくわかる。

 私が最初にスマップというかキムタクに注目したのは「世にも奇妙な物語」で、田舎から出てきた孤独な青年を演じていたのが「上手いなこの子」と感心した時ですが、ウィキペディアによると、それは1992年。キムタクさん、20歳の時です。

 その翌年の1993年に「あすなろ白書」に出ていたのもよく憶えている。
 その後も何度も「あの時は、キムタクはドラマの3番手だったんだよー」って話したから。
 筒井道隆と石田ひかりが主役で、キムタクの役は二人の関係に水を差す役だった。
 このドラマは今をときめく西島秀俊も出ていて、私は「ほー、ナベプロが吉田栄作の次に売りだそうとしているのがこの子ね」と注目していたのだが、その後さっぱり見かけなくなって「どうしちゃったんだろうなあ?」と心の奥底に保存していたら、20年後にいきなり大ブレークしたので、ほんと、びっくりしたよ。

 スマップは1992年から深夜枠の「夢がMORIMORI」にも出てコントやっていたので、じわじわと知名度を上げていたが、1994年の「がんばりましょう」のヒットで、楽曲も一般的になったが、やっぱりインパクトがあったのは1996年の「青いイマズマ」からーの、「SHAKE」「ダイナマイト」「セロリ」の大ヒット連発だろう。

 スマスマも始まっていて「夢がMORIMORI」で評判だったコントがパワーアップし、ヒット曲連発に、キムタクは「ロンバケ」と、その間に森君が脱退していたことなんて、忘れてしまうような快進撃だった。

 と長々とスマップの歴史を振り返ってしまったが、何が言いたかったかというと、スマップが活躍した10年とか20年の間に「男性アイドル」に対する認識が変わってしまったことである。

 裕福な家庭の子もジャニーズを目指すようになった。
 現在その頂点にいるのが、嵐の桜井君で、慶応ボーイでお父さんが総務省事務次官っていう、お坊ちゃん度マックスである。

 桜井君のその経歴を知った時に「ああ、時代は変わった」と思った。
 その前からちらほらと大学に進学するジャニーズが現れて、「ジャニーズが大学に???」って思っていたんだけどね。

 ほんと、私が成人する前のジャニーズってフォーリーブスにトシちゃんマッチのたのきんトリオで、その次が光GENJIですから、「大学進学」って雰囲気全くなかったのに。

 というわけで、前から言っているけど、「いつか東大卒のジャニーズが」って確信してるんだけど、今んとこそういう話は聞かないが、いつかきっと!!!

 さて、今朝のニュースは「スキーバスツアーで事故」一色でしたが、犠牲者に大学生が多いらしいという情報だったのですが、夜になって続々と身元が判明して、「東京農工大」「首都大学東京」「早稲田大」「法政大」と有名大学の名前がずらずらと出てきて、泣けました。

 親御さんにとってはさぞかし自慢の息子や娘だったろうって想像しちゃって。
 若者が自動車事故で亡くなることは珍しくも無いけど、無謀運転で自爆じゃなくて、ただバスに乗っていただけっていうのが切ないですよね。

 そういや、私が20代の頃はスキーブームだったので、うちの弟が大学生の時には友人の車で深夜スキー場に向けて出発して、昼間滑って、そのまま車で戻ってくるっていう弾丸ツアーよくやっていたので、母はいつも「寝不足で車運転して、事故起こしそうで心配」とボヤいてましたっけ。
 同じ頃、はやり頻繁に友人達と自家用車でスキーに行っていた上司のエピソードですが、あの当時はスキー場に向かう道路が混雑していたので、山道で渋滞することも多かったらしい。ある時、スキー場から帰る夜道で濃霧のため峠道が渋滞していたので、運転手を含めて車内の全員がいつのまにか眠ってしまった。
 ふと気が付くと、夜が明けていて、霧も晴れて渋滞も解消していたので、その車だけが道路の真ん中にポツネンと取り残されていた。
 「あっぶねー」って話である。まあ渋滞していたから後ろの車も順繰りに追い抜いて行ったんだろうけど、路肩に寄せるわけでもなく停止している車を不審に思わなかったかね?
 追い越す時に「あー、全滅してるwww」って気がついたのかもしれないし、クラクションとか鳴らしてくれたんだろうけど。

 携帯電話のある今だったら、「停止したままの車がある」って通報されてるかも。

 上司は「なんで誰も起こしてくれなかったんだ!」と言っていたが、きっと外からコンコンしてくれた人もいたんだと思うけど、起きなかっただけじゃないのかなあ?
 あと、霧の峠道だったから、スピード出す車もいなかったので「まあ、追突される危険も少ないか」って放置されていたのかも。
 
1月14日(木)



 ううう、写真アップするのが久しぶりなので、他の環境で上手く見えてるのかわかりませんが、先日の部活の同窓会で先輩が持ってきてくれた昔の写真のカラーコピーを接写した写真です。
 高校1年生の夏。15歳のワタクシです。(右。左はきょうみちゃん)

 昨日書いた「ちょうど、デヴィッド・ボウイの存在を知った頃」の自分は、こーんな純真無垢な風情だったんだなあ、と思い出してさ。
 こーんな風貌だったのに、学校内で酒飲んだり喫煙したりしてイキがってたんですぜ(笑)
 なので、私は「荒れる成人式」をバカにできません。

 つーか、毎年のように書いているけど「成人式を荒らしている人は、そもそもちゃんと成人式に行っているのでエラい」とマジで思っている。私は「めんどくせー」と行きませんでしたから。

 話は飛ぶが、先日ネットの記事で知ったのだが「海底2万マイル」ってディズニー・シーにもあるし、原作も昔から有名だったけど、「2万マイルは水深のことではない」と言われて「え?」と思った。

 試しに会社で「2万マイルって水深だと思っていた人!」ってリサーチしてみたら、3人中、2人が手を挙げました。残りの一人は「その数字について何も考えてなかった」らしい。

 つーか、そう言われてみれば、「マイルってキロよりも長いから、例えば2万キロって書いてあったら、そんな水深ありえないって気がついたかもしれないけど・・・」って感じ。
 えーと、1マイルって確か、400メートルトラック4周分くらいって憶えていたんだけど、だいたい合ってた。

 でも海底って言われると、その後に続く数字は水深だろうと思い込んでしまうらしく、「2万」というのは「ものすごーく深いんだぞー」ということを表現しようとしていると解釈しているらしく、たぶん「水深2万メートル」くらいに思っていたようだ。って、水深20キロっていうのも無いのかもしれないけど。
 調べてみたら、世界最深で1万メートルくらいらしい。(マリアナ海溝)

 で「海底2万マイル」の「2万マイル」っていうのは水深ではなく、「移動距離」なんだとか。へー。地球一周の距離が4万キロくらいなので、2万マイルっていうのもたぶん「ほぼ地球一周」というニュアンスなんだろう。

 うむ、勉強になった。
 次にいつ行くかわからないけど、ディズニーシーで海底2万マイルに乗るために並んでいたら「2万マイルって水深じゃないんだよ」ってトートーと語ってみようと思う。

●芸能ニュースが弾けすぎてます

 さっきも「荒れる成人式」について書いたが、あれが荒れるのは、毎年全国放送のニュースで放送されるからで、メディアが取り上げなければ、そのうち消滅するでしょう。
 で、似たようなケースで「テロリストは各国の報道をつぶさにチェックしている」っていうのがあって、先日の北朝鮮の核実験のニュースも、周辺各国でトップニュースになっているのを観て、ニヤニヤしていたのだろう。

 実際、当日のネット・ニュースでは軒並み「緊急速報」扱いだったのだが、翌日の朝のニュースショーは「ベッキーが紅白出場歌手と不倫!」がトップの所も多くて、私はテレビの前で「北朝鮮、涙目www」と大爆笑してました。

 その後、DAIGO結婚でベッキーが霞んだと思っていたら、北朝鮮の水爆実験(?)以上の激震が「SMAP解散!!!!!」だった。
 SMAP解散はもうずいぶん前から定期的に囁かれていたので、私は「また?」と流していたのだが、今度のはほんとに核爆発級らしい。いや、マグニチュード8クラスか?

 でも、どこまでホントなのかはわからないけど、SMAP解散報道の引き金になったのは、前から噂されてた「育ての親の女性マネージャー」がジャニーズ事務所をとうとう退職したので、キムタクを除く4人が「あなたに付いて行きます」と脱退を表明したからとか。

 「イイハナシダナー」ってジーンと想像しちゃいました。
 私が経営者と上手く行かなくなって「会社辞めて独立する!」ってケツ捲ったら、SMAPの4人が付いてきてくれたらもうサイコーですけど、うちの会社の30代男子3名でもよくてよ?

 会社でエビワカちゃんとその話を少ししたけど、エビワカちゃんは「スマップ解散なんてありえないし、そんなのダメですよ」と意外と真剣に保守的だった。そして「なんで、そういうことになったんですか?」と聞かれたので「58歳の女性マネージャーが創業者一族と上手くいかなくて辞めたから」と言ったら、「そんな年のマネージャーなんて、もうあと何年働けるかわからないじゃないですか!」

 がーん!!!
 私、20歳年下のエビワカちゃんよりも、10歳年上の女性マネージャー寄りなんだけど、そうきっぱり言われると・・・・

 つーか、一般人はマネージャーっていうのは「体力勝負」だと思ってるのね。
 たしかに、日本では芸能人のマネージャーって言ったら、高校野球の女子マネージャーみたいな印象が強く、「高校球児やタレントさん以上に体力勝負の仕事」って思ってるのね。
 マネージャーって、マネージメントする職業なんですけどね。
 だから、芸能界で言えば、スマップくらいの大物のマネージャーってプロデューサー的な立場なので、早朝ロケでお迎えに行くわけじゃないんですよ。

 さて、内情は全くわかりませんが、もしその女性マネージャーがほんとにスマップをあそこまで育てたのだったら、ジャニー一族との確執もなんとなく想像できる。
 スマップ以前のジャニーズって、フォーリーブスしかり光ゲンジしかり、「20代後半になったら失速」って感じで、「とにかく若い男の子を吸い尽くす」ってイメージがあったんです。

 ところがスマップは30代になってもトップアイドルの座をキープしていて、「新しいアイドル像」を常に更新している状態になっていた。
 「これ、どこまでいけるんだろう?」と思っていたら、後進の「嵐」が「30代のスマップ」のレールに乗って、さらに肥大化しているので、「これ、どうするんだろう?」と思いますが、その間に「大河ドラマで主演と朝の情報番組で活躍のV6」とか、農業や建設業で頑張っている、もはやアイドルなのかどうかもよくわからなくなってるTOKIOとか、そのTOKIOと関ジャニの間には、KAT-TUNとかNEWSとか、最近だとHey! Say! JUMPっていうのも活躍しているし、その下にはキスマイにセクシーゾーンにジャニーズWESTって関ジャニと何がちがうねん!

 そのあたりの流れをなんとなく知ってる身としては「切り込み隊長はスマップだけど、スマップはどこまで開拓できるのだろう」と「40歳になっても、50歳になってもスマップ?」と思っていたが、いきなりそのテーゼの是非が問われることになったみたい。

 しかし、スマップの森くんがバッサリと切られた経緯も知ってる身としては、「ジャニー一族って一度も軟着陸したことがないので、大丈夫じゃないのかもなあ」って不安はある。
 まあ、リアル戦国歴史ドラマだと思って眺めていると楽しいんじゃないでしょうか。

 ジャニー氏が秀吉で、メリー氏が淀君で、とか。

 私は残念ながら、ジャニー氏やメリー氏とお会いしたことがないので、彼らがどんな人だか全くわからなかいのだが、電話は受けたことがあり「メリーですけど、社長お願いします」って言われて、経験的にそういう電話の方が「ほんとにエラい人から」の確立が高かったので、社長のところに近づいて「あのー、メリーさんって方からお電話です」って言ったら、「ああ、メリーか」って社長がすぐ電話とったので、「???」と立ち尽くしていたら、社長秘書的な仕事していた同僚が「メリー喜多川、ジャニーさんのお姉さん!」って教えてくれて、「ええ、ああ、はい」

 似たようなパターンで「秘密のアッコちゃんですが、社長お願いします」って電話をとったことがあり、社長に「あのー、ひみつのアッコちゃんて方からお電話です」って言ったら「ああ、アッコか」

 私は「?????」だったのだが、やはり社長秘書嬢に「和田あき子!」って教えてもらって、「ええ、ああ、はい」でした。


1月13日(水)

 そういえば、ずっと書き忘れていたが、去年のクリスマスにとうとう「万歩計累計が90日で100万歩達成」したのでした。

 それでも、「わー、今日という日にエドガー君(万歩計の名前)を持ってくるの忘れた!」っていう痛恨の一日があって、あの日は外仕事で確実に2万歩くらい稼げる日だったので、あれがなければ80日代で達成していたかもしれないけど、そのミスがあったから後日ガムシャラに稼いだこともあったから同じような結果だったのかもしれない。

 年末年始は万歩計はお休みして、また先週末から開始しています。目標はだからアンダー90日。

 さて、ボウイ様がお隠れになったので、地味に「グランドコントロール トゥ メイジャー トム♪」と鼻歌歌って追悼しております。
 ご逝去のニュースを見てもあまり驚かなかったし。

 ロンドン五輪の開会式にボウイ様の楽曲が流れたのだが、本人が登場せずにスチール写真がスクリーンに映しだされた時には腰を抜かしそうになった。
 「え?え?え?デヴィッド・ボウイっていつのまにか死んでたの?」って。

 速攻ググったがご存命だったので、友人に「ボウイ様どうされたのじゃ?」って聞いたら「病気らしい」って聞いて、五輪の開会式に出てこないようじゃ、相当悪いんだろうなあ、って、あの時なんとなく覚悟が出来ていたのでありました。

 まあ、それほど熱烈なファンというわけでもなかったし。
 初めてライブ観たのも、遊びまくっていた1997年に行った英国の野外フェス「フェニックス」だったなあ。
 グラストンベリーの後、ユーロスターで大陸入りしてアムス経由してベルリンでラブパレに参加して、夜行列車でパリで少し観光してから、またユーロスターで英国入りして、フェニックスに行ったのです。

 その時のヘッドライナーの一人がボウイ様でした。他は誰だったっけ?シャーラタンズだったかもしれない。私はヘッドライナーよりも「犬小屋バージョン」だったエイフェックス・ツインとか(舞台上に子供番組に出てくるような小さい家のセットがあって、リチャードはその中に篭ってライブ演奏するという演出。あのセット、2回観た)、ドラムン・ベースのDJなどを目当てにしていたので、ヘッドライナーにはあまり期待してなかった。

 それでも、せっかく超大物であるボウイ様が降臨ということで、メインステージに行ったのだが、えーと、アムスで色々仕入れておりまして・・・・かなり酔っ払っていたのであります。よく憶えてないが、天気のいい夜で、月光が差すステージに聳え立ったボウイ様は「うわー、作りモノにしか見えない!」ってリアリティの無さで、なんかもう3D映像観てるかのような居心地の悪さを感じて、2曲くらい聞いたら逃げてしまったのでありました。

 隣のテントステージでやっていたのがニューヨリカン・ソウルで、ハウス・サウンドに合わせてゴスペル系のデカい黒人のオバサンが熱唱してて「マジ、ディーバだ!」としばし引き寄せられていましたが、あまりの歌唱力に「神すぎて怖い」とまた逃げて、結局、新人バンドが出ている小さいステージは客もまばらでしたが、荒削りの演奏に「ああ、ここ落ち着くわー」ってしばらく寝転がって潰れてました。(飲み過ぎ)

 うわああああ、「フェニックス ボウイ」で検索してみたら、ヤフートピに当時の写真が載っていたが、今見ても「蝋人形みたいで、こええ」と思いました。

 あれから20年・・・・そっか、あの時のボウイ様は今の私と同じくらいのお年ごろだったのね。

 そういや、これは日記に書いたことあるはずだが、20年くらい前に友人と「ベルベット・ゴールドマイン」って映画を観に行った。ボウイやイギー・ポップをモデルにした映画だった。まあ、雰囲気的には「朝ドラ」というか、実在の人物をモデルにしたフィクションだったのだが、もう、出てくる人物が全員はちゃめちゃで。

 そんでホントなのかどうかは知らんが、その当時からよく伝説みたいに語られていた「ベッドサイトに小麦粉を山盛りにしたみたいなコカイン」の描写とか出てきて、私は大爆笑しながら観ていたのでした。

 見終わった後、友人らとお茶しながら、私は「超笑った」と言ったのですが、真面目にグラムロック好きの友人は「モデルのことがわかっているから複雑だった」と茶化されてる感じが不愉快だったようでした。
 そして、元ネタが誰だかもよくわかってない年若の友人は「泣けましたー」って男同士の悲恋モノとして鑑賞していたらしい。

 同じ映画観た後の感想が見事に「泣いた」「笑った」「ムっとした」で分かれたという、忘れられない映画でした。

 私はグラムロック時代のボウイは後で知っただけで、最初の出会いは「戦場のメリークリスマス」であり「レッツ・ダンス」のどっちが先だったか憶えてないが、調べてみたらどっちも1983年だった。

 「デヴィッド・ボウイがこの世の人では亡くなったという知らせを受けたが、彼は・・・」って、えーと、上手く言えませんが、あの人は最初から最後まで「あの世」の人というか、一度たりとも「この世の人」じゃなかったよなあ。

 なんか来日するたびに地下鉄乗りまくってたって情報も入ってきましたが、それと同時に「少女漫画のモデルになりまくってた」って情報も入ってきて、そっちは専門だったので、「ああ、あのキャラもあのキャラもボウイがモデルだった」と懐かしく思い出す。

 そう考えると、ジミー・ペイジが死んだら、「エロイカより愛をこめて」のジェイムズ君が大量復活するのかなあって、とか、想像してみたりして。

 『まとめ』デヴィッド・ボウイは元々、「同時代を生きている人」って感じが全く無かったので、その訃報に接しても、アニメの主人公が死にましたくらいの非現実的な感じなのでありました。つーか、そもそも、ジギー・スターダストだったじゃん・・・・・・合掌。


1月12日(火)

 先月、高校のクラス会もどき(交流のある数名が集まろうとしたら、フェイスブック繋がりで人数が増えて十数名が参加)で船橋に行ったが、先週末は今度は「高校の部活の集まり」が開催されたので、また船橋。

 一ヶ月の間に二度も船橋訪問とは!

 まあ、都内在住の私は助かりますけどね。高校の時は京成線沿線から通う人が多かったので、船橋は京成線とJRが両方使えるし、浦安や松戸などに住んでる人にもアクセスがいいからね。
 そんで、前回は友人とJR船橋駅で待ち合わせて、京成線の線路超えた飲み屋街にある店に行ったので、あまり駅前の変化を鑑賞する余裕も無かったのだが、今回は「京成船橋駅の改札で集合」になっていたので、一人でじっくり歩いてみたら・・・・

 「あれ?京成船橋駅って高架の上?って、そういや昔は開かずの踏切があったが・・・・いつからこうなった?」

 ってことに気がついた。
 他の人に聞いても「さあ?けっこう前だったような」とはっきり憶えていなかったけど、それだけ私は船橋駅で京成線に乗換してなかったってことだよなあ。

 大学に通っていた頃は、大学が中央線利用だったので、自宅のある京成八千代台から船橋でJRに乗り換えていたんだけど、大学中退して就職したら、職場が六本木になり、西船橋から東西線に乗り換えで通勤していた。

 地元民ならよくご存知だと思うけど、西船橋は東西線の始発駅でJR駅と同じ駅だが、京成線の駅は数百メートル離れているのである。
 しかも京成西船駅は急行が停まらないので、船橋でJRに乗り換えて、西船橋で東西線に乗換える方が時間的には全然早いのだが、ミヤノ家は全員ケチなので、最安値ルートである西船橋乗り換えを選んでいたのであった。

 そんで、八千代台にあった実家も20年くらい前に引っ越してしまったので、それ以降も友人を訪ねて、成田駅や千葉駅や、野球観に海浜幕張駅に行くことはたまにあったけど、船橋で乗り降りすることが全く無かったんだなあ。

 ・・・いや?あったよ?
 そうだ!日本ハムの二軍球場の鎌ヶ谷に行く時には船橋から東武線に乗り換えてた!
 でも、「京成の駅元気かなあ?」なんて見て無かったので、ああなったことを全然知らなかったのでありました。

 さて、「部活の同窓会(?)」ですが、私が高校1年生だった時の、2年生だった先輩の学年が少し前に「学年の同窓会(いわゆるほんとの同窓会。学校全体の)」を開いたこともあり、そして、私らが年末にプチ・クラス会を開いたきっかけも、「同学年の部活の仲間と久々に会おう」だったので、それをフェイスブックで知った1学年上の先輩が、「じゃあ、前後の学年に声かけて部活のクラス会やろう」と企画してくれたらしい。

 なので今回は1年生の私の学年が3名、2年生が7名、3年生が4名集まりました。

 部活が天文部だったので、卒業後も時々天体観測会を開いていたので、先輩達が就職するくらいまでは交流があったし、その後も、地元で仲の良い同級生と会う時に、来てくれた先輩もいたので、「ここ10年で一回くらい会ってる」って先輩もいたけど、ほとんどが「ほぼ、30年ぶりくらいの再会」でした。

 しっかし、皆さん、それぞれ立派な中年になりましたが、中身ってそう変わらないんですねえ(笑)
 そして、ほぼ全員、老眼で(当たり前か)それぞれの老眼対策が熱く語られているという場面で遠い目になる。
 そして、メンバーの多くが「やっと一番上の子が就職した」とか語っており、そりゃ会社でも私より少し上の世代の男性社員が「子供が就職するので扶養外れるから」と総務に手続きに来ることが多くなりましたが、高校時代から良く知ってる人達が「子供がやっと就職したよー」と語り合ってる中にいると、「30歳から50歳まで、ほとんど何も生活が変わっていない」という、いつまでも若いつもりでいる私には、歳月の重みがドーンと来ましたよ。

 30歳の頃、人生最大に遊びまくってましたが(グラストン行ったり、ラブパレ行ったり、インド行ったり)あの頃、結婚して子供産んでたら、今頃成人してたのかあ・・・って。

 今回集まったのは、それなりに連絡とれてる人達なわけで、行方不明になっている人も多いわけですが、一つ、「へー」と思ったのは、高校の時に有名人だったN先輩の消息がわかったことだった。
 N氏は南極越冬隊に参加するのが夢だったので、真冬でも半袖のシャツだけで過ごしていた。最初、某旧帝大の理学部に入学していたはずだが、同じ大学に通っていた同級生から「N先輩は、医学部のある別の大学に入り直したようだ」という噂を聞いた。
 「へえー、でも、南極越冬隊への近道なのかもしれない」とその時は思った。
 そしたら、N先輩の近所に住む同級生から「大学辞めたのか休学中なのかわからないが、N先輩は実家に戻っているらしい。親からの情報だが、あまり調子良さそうじゃならしい」という噂を聞いたのだ。

 ニュアンスから「心病んじゃったのね」と解釈していた。
 元々が学校一の変わり者だったので、「病んじゃったらしい」情報にはなんとなくガテンが入ったが、他の「学校でも有名な変わり者」でも病んじゃった人けっこういたからなあ。

 その後のN氏の消息を知らなかったのだが、なんと2学年上の先輩達の学年同窓会にN氏も出席していたらしい。それを教えてくれたA先輩は、それほどN氏に興味なかったのか、後輩の私らが「えー、Nさんって今どうしてるんですか!」って激しく食いついても「なんか医療系って聞いたけど?」ってそっけなかったが、同窓会に出ているってことは、それなりにまともに生活してるってことだろうから、なんだか安心しました。

 Nさん、どんなオッサンになってたのかなあ?ちょっと会ってみたいなあ。変わり者だったけど、ほんと「いい人」で私も図書委員ではお世話になったしなあ。

 さて、先月のクラス会でも、「そういや、M子さんはどうしたの?」って聞かれて困ったが、部活の集まりでも「M子は連絡とれないの?」って先輩達に聞かれて「えーと、えーと、ずいぶん前に仲悪くなってしまって・・・」

 高校時代、あんなに仲良しだったので、あのM子やBちゃんがなぜ参加しないのか、先輩達にはわからない、ということはよーくわかる。

 いろいろ、あったんですよー。
 って、私は個人的には、「いろいろあったんです」を客観的に観察していたつもりなので、「もう、復活してもいいのかな?」って思うんですけど、M子に一番攻撃されてた友人が、どうやらあんまりその時のこと憶えてないようで、「え?そんなもん?いやM子の恨みはそんなもんじゃないと思う」って思ったりして。


1月7日(木)

 去年「セカオワ」の「ドラゲナイ」を学習したと同時に(ツイッターで「押さない、走らない、ドラゲナイ」って言うのが回ってきて「???」ってなったので)、夏頃になってやっと「ゲスの極み乙女」というバンドも人気急上昇中だということは知っていたし、それが紅白に出演したので、「こんな名前のバンドがうっかり紅白にwww」って苦笑していたんだけど、今日になって「ゲスの極み」が盛大に連呼されるとわ。

 これもツイッターで拾ったが、親が「人間のクズみたいな名前のバンド」と言うので「ゲスの極み乙女な」って指導したら、次は「世も末みたいな」と言うので「世界の終わりな」って言うのは私でも言いそうなことなので超ウケたっけ。
 それに比べると全然つまらないけど、私は長年「ガラパゴスみたいな名前のアウトドア系ファッションブランド」と言っていたのだが、そう言うと、いつも誰かが「パタゴニアね」と即答してくれたので、ガラパゴス癖が治らなかった。
 苦節10年くらいで、やっと去年くらいから最初からパタゴニアって言えるようになったのだが、そうなると「今まで何て言っていたんだっけ?」と逆にガラパゴスが思い出せなかったりする。

 そういや、少し前に「ノース・フェイスの創始者がパタゴニアで死亡」ってニュースが流れて、「え?え?え?」って3秒くらい戸惑った。
 パタゴニアの店内で心停止したノース・フェイスの社長?いや、パタゴニアの社長にノース・フェイスの社長が殺されたとか?って1秒くらい考えてしまったので。

 って話逸れましたが、10年後の自分に向かって解説しておくと、「ゲスの極み乙女」っていうバンドのフロントマンと、バラエティーやCMでひっぱりだこの人気タレントのベッキーが不倫報道で大騒ぎだったのです。

 で「ゲスの極み」ですが、別に放送禁止用語でもないけど、あまり日常会話で使わない言葉だし、ましてや、テレビ局のアナウンサーやキャスターが言うことはほとんど無いだろう。ゲスト・コメンテーターがコメントで言うことがあるかもしれないって程度。

 昔、友人がやはりなんかの芸能ニュースに対して「品性下劣だ」と断言したので「うわー、私にはそんなキツいこと言えないなあ」って思ったけど、「下衆」って言葉もほとんど言わないよなあ。「あーら、お下劣ねえ」くらいは言うかもしれないけど。冗談っぽく。

 というわけで、朝からテレビで「下衆の極み」が連呼されてるのを「なんだかなあ」と思いながら出勤したのだが、電車の中でも女性グループが「そういや、ベッキーが・・・」「下衆の極みって・・・」と喋っていて、日本史上最高に「下衆の極み」が連呼されたのではないかと思う。

 で、私はどっちかというと「不倫は文化」派であるし、そりゃ不倫はイケナイことなのかもしれないけど、あくまでも民法的なルール違反なので、殺人とか障害とか窃盗などの刑事事件に比べると、「皆様に多大なご迷惑をおかけして」って謝罪するようなことなのか?って思うわけです。

 そりゃ、互いの家族が怒り心頭なのはわかりますよ。

 もちろん、ベッキーの場合は、CM契約がいっぱいあるからイメージダウンによる損害が多いのはわかるけど、別にベッキーに清純派のイメージも持ってなかったし。
 だから、実際のところどーてもいーのだが、会社でその話したら、エビワカちゃんが「ベッキーはそういう子じゃないと思ってたのに残念」とか言うから、「うわ、テレビの作り事じゃなくて本気でそう思ってる人がいるんだ」とびっくりした。

 そりゃ、私だって、ベッキーが実は過去10年間で5人殺していた、って話だったら「えええええ!」ってびっくりするけどさあ。
 少し前にイ・ビョンホンのスキャンダルが話題になったけど、あれが本当なのかどうかはともかく、それで私の「ビョン様ステキ」っていう気持が下がることはなかった。
 別に「好きなタレントの全て」が好きっていうわけでもなく、ドラマや映画に出てる時にステキだったらそれでいいわけで、私生活でどうこうだからと言って、嫌いにはならない。
 まあ、「あの人の本性は品性下劣だ」とかマスコミで騒がれると、多少ヘコむけど。

 うーん、なんて言うのか、例えば「ミッ◯ー・マ◯スの中の人が婦女暴行で逮捕」ってニュースになっても、「ミッ◯ー・マ◯ス」の価値自体は下がらないのと同じかな。

 だから、今回の事も「ああ、ベッキーの中の人がやっちゃったなあ」ってだけに思えるのだが、「ベッキーのイメージが」って思う人がある程度いるってことはCM関係の皆様は大変ですね。

 まあ、どこまで不倫報道が事実かもわかりませんが、ある程度事実だったとしたら、心中超複雑なのはゲスの極みの妻さんでしょうね。
 夫の売れない時代を支えてきて、やっと売れてきたので、やっと入籍したら「離婚してくれ」って言われて「はあ?何言ってんの?」だったのかもしれない。

 それでゴネていたら、いきなり報道で「夫の不倫相手はベッキー」ってことになっていたら、「はあ?」って感じでしょう。(妻がそのことを知ってたのか、知らないけど)

 私がその妻だったら、最初にその条件提示してもらいたかったな。
 慰謝料そうとうふんだくれる上に、身近な人には、「静かに身を引いたすごくいい人」って同情も集められるので、後で大々的にベッキーの「紅白出場歌手と結婚」が報道されてから「その陰には・・・」って報道でよかったじゃん。
1月6日(水)

 お正月のあらすじの続き。(すでに、あらすじじゃないけど)

 大晦日は義弟がいたので、紅白よりも格闘技を主に見ていた。

 今さらながら山本一族の凄さを知った。
 山本KIDの姉だか妹だか知らないけど、長女はサッカー選手と結婚して男子を授かったが、離婚して格闘家のエンセン井上と再婚したら、子供の名前を「アーセン」にしちゃったとか・・・
 そんで、その妹が、ダルビッシュの再婚相手なんですよねえ。子供産まれたら、そっちも格闘家の英才教育受けるのだろうか?なんだか、北海道の競走馬の生産地の話みたいな話である。

 おかげで、ほとんど紅白は見られなかったが、松田聖子と近藤真彦のトリのところだけちゃんと観た。なぜだか「みんなで一緒に歌おう!」というヤケクソなノリになっていたので、私も「ギンギラギンにさりげなくー!」って絶唱してました。(単なる酔っぱらい)

 その後、子供達は当初の予定通りに近所に初詣に行ったので、また酔っぱらいの私と父でお留守番。さだまさし観てたら、1時半頃、初詣組が帰宅したので、それから子供らを寝かせたが、結局、みんながやっと寝たのは2時過ぎだったっけなあ?

 元旦。
 弟と嫁が千葉の自宅を出発したという知らせが入り、10時くらいに起きて支度開始。
 11時過ぎに弟夫妻が到着して、おせち料理に突入。

 えーと、自分用メモだけど、今年は中学生の姪っ子には、3000円プラス小銭で900円(さんきゅー)、小学生低学年の双子には1000円プラス小銭800円(18はエースナンバー)をお年玉にした。
 去年、いくらあげたか忘れちゃって・・・・
 去年あたりから「いったいいくらくらいあげればいいんだろう?」と思ったのでママンに相談したら「伯母なんてオマケなんだから、あまり高額ではいけない」と指導されたので、3000円と1000円くらいに抑えたのだが、それを4000円と2000円にアップすると数字が悪いので、小銭で刻んだみたのである。

 現金が意味を成さない甥っ子にはどうしようか悩んだ末、前に買ったアンモナイトの化石をお年玉袋に突っ込んだ。「数億年前のお金でーす」って。
 弟がボソりと、「そりゃ、貝が通貨になったこともあったかもしれないけど、ティラノサウルスとかトリケラトプスは貝で買い物してないと思うよ?」と突っ込んでくれた。

 で、小銭ジャラジャラにした姪っ子達には「今年は金額ではなくて、重さで勝負してみましたー」と渡したら、「これでゲームセンター行けるね」と意外と喜んでくれた。

 よーし、来年は長女には100円玉一本(5000円)、次女三女には50円玉一本とかにしてやろーかしら?
 おせち料理食べてから、お雑煮食べて、夜はすきやきの予定だったが、ふと妹が弟嫁に「もしかして夕飯までに帰る予定だった?」と聞いてみたら「私の長野の実家に行くかも」と言い出した。新幹線じゃなくて、中央線経由(あずさ利用)の予定らしい。

 弟嫁の実家は兄弟も多いし、商売やっているからお客さんも多いので、ずっと年末年始に行くのは避けていたというか、実家から「来なくていい」と言われていたらしいのだが、姪っ子達もずいぶん大人しくなったので、「来てもいいよ」に変わったらしいのだ。

 まあ、そのあたりも弟嫁に気遣いもあるらしい。(ママンの分析)
 確かに、子供が大きくなってきたので、全員に布団が行き渡らないのである。
 なのでミヤノ家としても「えー、夕飯食べていかないの?」と無理に引き止める理由もなく「えー、これから長野?大変だ!早く支度しないと間に合わないじゃん!」と姪っ子達の荷造りを応援して、無事送り出しました。

 弟一家がいなくなってすっかり静かになってしまったが、夕飯は予定通りにすき焼き。義弟は明日から仕事があるからと帰宅し、両親と私と妹と甥っ子T君だけになった。

 私も2日には帰ろうと思っていたが、妹が早めに帰るので、ママンが一緒についていって妹宅の掃除手伝うというので付いていった。
 妹宅は立派な汚宅なのである。
 「汚」の部分はそれほどでもないのだが、ともかく物が多すぎて2階は寝室にしている部屋の他に二部屋が続いた和室があるのだが、そっちは地獄の物置状態になっていてるのだ。

 妹一人では不要な物を捨てられないので、たまに母が手伝って「これはいるの?いらないの?」って仕分けしているらしい。
 てゆーか、仕分けする場所すら無いので、私が無理やり、義弟のCDやら洋服やらを積み上げて場所を作っていたら、平たい箱が出てきたので開けてみると、妹の黒いロングブーツがキレイに保管されていた。

 そしたら、他の場所から妹が「このブーツも子供生まれてから履かないし、もうカビちゃってるし、お気に入りだったけどもう捨てようかなあ」ってブーツを2足も出してきたので「え?こっちにはもっとキレいなのあったよ?」って教えると「え?どれ?」って箱見ても思い出さないらしい。

 10数年に渡る事実婚状態だった妹夫妻だったが、6年くらい前にやっと入籍して、この家を買って移り住んでから、ほどなくして妊娠出産したので、妹の独身時代の靴は引っ越した頃のままキレいに保存されていたようだ。

 「あー、これ、けっこうそれなりのブランドの靴だったんだけど、そもそもヤクオクで買った中古だったんだよ」と言うが、もうそんなヒールのあるロングブーツに魅力を感じないようだし「全部捨てようかな」と言うので「気に入ってるんだったらとっておけば?」と言うが、そうなると「いや、もう履かないし、売れないでしょ」とあっさり。

 そういうもんだよね。
 なんとなく仕舞いこんでいると、そのままになってしまうが、久々に表に出してみると「もう着ないな」っていうか「もう着られないな」って服がいっぱいあったりして、衝動的にドカドカと捨てるが、それで後悔したこともない。

 そんな感じで整理していたら、不要な子供服がダンボール3箱くらいに、ゴミ袋5袋くらいが出て、足の踏み場がなかった部屋に空間が現れていた。
 まあ、あの夫婦のことだから空間ができると、またなんか買いそうだけど(笑)

 で、私は帰宅するのを諦めて、実感にまた戻り「おせち料理の残り物処理大会」を開催しました。おかげで実家の冷蔵庫もすっきり!(笑)

1月5日(火)

 遅まきながら、あけましておめでとうございます。

 年末年始のあらすじ。
 28日に仕事納めで(私は。31日まで当番の人は出勤)、29日は「床に積んである漫画でも片付けるか」と思ったが、やはり予想通り端から読み直してしまい「だから漫画の整理なんてやるもんじゃない」とか思い、深夜には中居君の野球番組を観るが、あの番組も年々マンネリ化しているので、頑張って夜中まで起きてる価値も無いなあとか思い、30日の朝起きると、昨日の続きで漫画読んでいたらママンからスマホにメッセージが入り「3人娘(姪っ子軍団)が今日から来るって、助けてー」

 雑然とした部屋で漫画読んでいるのなら、姪っ子の相手した方がカロリー消費するだけマシだと即座に判断し、30日夜から実家に帰った。
 昼にママンと電話した時には「T君はまだ来ないと思うけど」だったが、妹も甥っ子T君連れてすでに実家に来ていて、子供4人がドタバタ走り回り阿鼻叫喚状態でした。
 老親は年々耳が遠くなっているので、数年前だったら孫達がギャースカキーキーやっていると「近所迷惑でしょ!」と教育的指導していたが、今はもうあまりアレコレ言わなくなっているようだ。

 そして私は、キーキー騒いでいる子供をさらに盛り上げる技術に優れているので、特に乱暴者である小学生低学年の双子姉妹は私の事を「面白いおもちゃ」だと思って大変慕ってくれているのである。
 今回、新機軸だったのは、前回会った秋ごろには、まだ「はーい!」とサザエさんのイクラちゃんのようなイエスマンだった4歳甥っ子が、強烈なイヤイヤ機を迎えていたことだった。
 オシメとれるのが遅かったり、食が細かったり、指しゃぶりの癖がなかなか抜けない甥っ子であるが、誰に似たのか口だけは達者で、クダクダと屁理屈言ってイヤイヤするので、こりゃー、イラっとするなあ。あんなのと毎日過ごしていたら、殴りたくなる気持もよくわかる。

 で、私が素直に「こりゃ、シンドイなあ」とボヤくと、妹が「でしょ、でしょ、でしょ!!!」と「いかに大変か」を機関銃のように語るので、「そうだよねえ、私だったら無理だったかも」などと、妹をやんわり持ち上げるのも独身の姉の大事な仕事である。

 中学生になった姪っ子Nちゃんは、パパ(私の弟)に「テストで1位とったらゲーム買ってやる」と言われて、前回のテストでは3位だったらしいが、俄然張り切ってトップを勝ち取り、1年前は「どうぶつの森」に夢中で、半年前はポケモンだったのに、今は「マイン・クラフト」にどっぷりだった。
 中学1年生の時の成績なんてアテにならないけど、とりあえず学校の成績はいいらしい。ただ、やはり友達がいないそうで・・・
 ママンが「いったい、誰に似たんだろう」と毎回言うが、「すいません、私です」としか言いようがない。
 つーか、私の記憶では、うちのママンはずっと子供時代の私のことを「理解に苦しむ」と言っていたはずなのに、すっかりそれを忘れてるみたいなのが興味深い。

 さて、30日の夜、双子姉妹と甥っ子で風呂に入ったが、相変わらず双子は湯船で潜水するので「うわー、この後の風呂入れないじゃん」状態だったのだが、40分経過してもずっと潜っているので「そろそろ出なさい」と言ったが全く言うこと聞かなかったので「あんた達はいいとしても、T君が風邪ひくから」と言うと、双子はお姉ちゃんスイッチが入り(普段、そういうスイッチを使う機会が無いので、「お姉ちゃんなんだから」と言うと嬉しそうに指示に従う)湯船から上がるが、反抗期のT君はビービー泣いて「まだここにいる、ずっとここにいる」とダサいラブソングみたいなセリフを絶叫する。

 ジージ(私の父)がとうとうキレで怒鳴り散らせば、余計に泣くばかりなので、私が交代して「あのー、プールも1時間に一回休憩時間があるでしょ?だから、うちのお風呂もそうなんです。休憩時間なので一旦上がってくださーい」と言ってみたが「でも、それで一旦上がったら、もう二度とここには戻ってこれない」みたいなこと言って譲らない。
 で、双子は湯船の外で真っ裸のまま「Tちゃん、ほら休憩なんだよ。休憩終わったらまた入るから」と真剣に応援してくれているのだが、「君らがここにいるからT君が動かないんだから、あんたらは、風呂から出ていきなさい」と言っても「でもー、かわいそうじゃん」

 へー、優しいなあ、ってゆーか、双子も数年前まではこんな調子だったらか、「言うこと聞かないなら置いてくよ!」とよく言われていたので、T君の心境を一番よくわかってるのかもしれないけど、「だから、あんたたちも風邪ひくよ!」とやっと追い出したら、T君が「ひとりじゃいやーーーーーーーー」って、またラブソングなことを叫びながら湯船から上がろうとしたので、うんしょと引き上げて、無事乾燥させました。
 翌日やってきた義弟(T君のパパ)にその顛末を話すと、義弟の趣味でもあるスーパー銭湯にT君を連れていくと、30分くらい平気で温いお湯につかっていて、なかなか出ようとしないらしいので、あれはただの反抗期じゃなくて「心底お湯好き」ってこともあるらしい。

 翌31日は、パワフルな子どもたちを疲れさせようと近所の公演に行ったのだが、「このショボい公園じゃ、全然放電できない」と思ったので、もっと遠くの大きい公園まで遠征したのだが、放電しすぎちゃってT君が「もう歩けない、無理」とグズりはじめた。
 2キロくらいの距離なんだが、姪っ子3人はT君をおんぶする気満々だったので「なんとかなるだろう」と思っていたら、なぜか姪っ子達は「そうしてもいいか、Yちゃん(T君ママ。私の妹)に確認する」と電話して、当然のことながらY子は「疲れたからってすぐおんぶしたら、後々私が困るから」という理由から「甘やかさないで歩かせろ」と指令を出した。

 なんなんでしょうね?あの流れは。
 妙に軍隊的というか、そもそもそんな遠い公園に連れて行く時には許可とらなかったのに。

 それからが大変でした。グズるT君をみんなでながめすかして、1キロくらい歩かせて、残り数百メートルは長女のNちゃんがおんぶしてダッシュで走っていた。
 つーか、そもそも私は「子供達を昼間疲れさせて、ちゃんと昼寝させて、夜中に初詣に行かせる」という計画だったので、T君が盛大にグズったので「よしよし、計画通りだ」と思っていたので、「いい仕事した」と自己満足していたのですが、帰宅したら妹Y子に「小さい子を遠くに連れて行った時にはおやつを持っていって途中で補給すれば、あんなにグダグダにならない」と言われ、「へー、そうなんだ、そりゃ知りませんでした」と流したが、別に徹底的にグダグダすればいいじゃんね?

 で、あんだけ放電して、ライフがゼロになれば昼食後にさっさと昼寝してくれるかとおもいきや、みんな「昼寝なんてするものか」と気合入りまくり。
 「でも、夜中に初詣行くんでしょ?」と言っても、双子が「大丈夫!」と言うからT君が昼寝してくれるわけがない。
 しばらく大人たちで「昼寝って大事だよ?」と説得するが、全然聞いてくれないので「あー、じゃあ、いいや、のんちゃんは眠くなってきたら、ちょっと昼寝するわ。でも一人じゃヤだから、誰が付き合ってくれない?」って言ったら、双子が「お話してくれるんだった」と付いてきた。当然、T君もついてくる。

 20分ほど、ダラダラと双子のリクエストで「過去に手痛い失敗をした話」をしていたのだが、T君は全然眠そうにならなくて、「手強いなあ」と思っていたら、双子のどちらかが「お話も飽きてきたし、ちょっと黙って横になってもよくってよ?」的なことを言い出した。
 可愛くない言い回しだが、どうやら、さすがに眠くなってきたらしい。
 そして、そうなると昼寝のプロである双子は「じゃあ、誰が最初に寝るか競争!」って寝たフリを開始した。
 最初はほんとに寝たフリっぽかったが、5分後くらいに誰かの本気の寝息が聴こえると、それにつられるように3匹とも撃沈していた。

 いやー、去年くらいまでは、けっこう簡単に寝落ちしてくれたのに、手強くなったなあ。

 そして、感慨深かったのは、中学生になった姪っ子N嬢が、その大きな公園で妹達や従兄弟のT君がキャッキャとはしゃぐのを観て「自分も少し前はああして遊べたのに、今はなんだか客観視してしまい、なんだか残念」みたいなことを語っていたことだった。
 へー、私、そういうこと感じた記憶ないなあ。
 てゆーか、40歳になっても、「若いものにはまだ負けない」とばかりに夜遊びに励んでいたりしたので(笑)

 でも、私が忘れているだけかもしれない。
 私の身長をとっくに超えたNちゃんは、どうやら「大人」と「子供」の中間である自分の立ち位置に戸惑いつつも、その違和感と日々格闘しているようだった。
 そういや、中学に入っても「まだショケイがこない」と言うので、私とママンで「処刑?」って戸惑っていたら、どうやら、今は「初潮」じゃなくて「初経」って言うらしいです。まあ、そっちのほうが、なんか科学的っていうか、変にリリカルな感じしないのでいいのかも。

 ママンが「私も友達の中では一番遅かったのよー」と言えば、私も「私なんて中3くらいだったよ。クラスで一番遅かった」と言い、二人して「あんなもん、どーせ何十年も付き合うんだから、出だしは遅いに越したことがない。遅い方が得してるんだよ!」と口を揃えて言うものだから、Nちゃんはフフンとした顔で聞いていたけど、そういう事、祖母や伯母に話してくれるのって、けっこううれしいです。

 大晦日の夜は、恒例の「スーパーで買ったパック寿司」だったのですが、双子が大食漢だからかなり多めに巻物を買っておいたのですが、Yちゃんの食欲がすごくて、あっという間に消え去りました。
 双子は戸籍上、Yちゃんが次女で、Mちゃんが三女になっているのだが、Mちゃんの方が小さい時からやや大きくて、見かけ上はMちゃんのほうがお姉さんっぽかったのですが、ここに来て、Yちゃんが追いついてきて、身長や体重もほぼ変わらなくなったらしい。
 あの双子も年々変化していますが、長年末っ子的な立場だったYちゃんは、イジケ気質だけど、やる時はやる粘着質なので、ムラはあるけど絵画工作や運動はYちゃんの方が得意というか結果がいいことが多い。
 中間子的な立場だったMちゃんは、わりと「普通」というか何事も無難にこなすようだが、それ故に、親が構う時間が少なくなるのか、たまに会うと、びっくりするくらい私に甘えてくるので「ああ、甘えたいんだなあ」と。

 元旦にジュースが無くなってしまったので、私が「外の空気吸いたいからコンビニ行ってくるけど、誰か行く?」と言ったら、無言でさっさと支度してついてきてくれたのはMちゃんでした。
 外に出たらそっけなかったけど、「二人で外出」って時間を楽しんでいたようだ。
 帰りの遊歩道で「じゃあ、じゃんけんして、チヨコレートやろう」と言ったら、「つきあってあげてもよくてよ」って感じのツーンとした態度でグリコ パイナツプルしてくれました。

 普段は「二人で一人」みたいな扱いされているので、こうして個別に相手してもらえることが、嬉しくもあり、恥ずかしくもあり、って感じでした。かわいいね。

 年明けに出勤して、昼休みに小町見ていたら「私が子供連れで義実家に帰省すると、義姉達は実家に来ません」って相談があって、そのアンサーの多くが「子供が煩いから嫌なんでしょう」だったので、「えー???」って思った。
 まあ、そりゃ、そういう人もいるでしょうけど、そうじゃない人もいるんですよ!!!

 そういや、双子のどっちかが「のんちゃん、貯金いくらあるの?」って聞いてきて、「えー、なんでそんなこと聞くの?」って言ったら「パパに聞いたら、それは本人に聞けって言うから」って、そもそもなんで私の貯蓄額に興味持つのよー。

 ほんとの金額言ったら微妙に生々しいので(笑)、「えー、それ教えたら、あんたら、遺産目当てに私を殺そうとするから言わない!」って言ったら、「殺さないから教えてー」って(笑)

 で、大晦日に遠くの公園行った帰り道にも「のんちゃん、貯金いくらあるの?」と蒸し返してきて、私が「あんたら姉妹が遺産を巡って殺し合いするくらいあるから、言いたくない」とはぐらかしていたら、そういう時だけ大人の空気をまだ読めない「蛹」の長女N嬢がケータイでママに電話して「Yがのんちゃんに貯金額をしつこく聞いていて、のんちゃんが困ってます」って報告すんなーーーーーーー!!!

 ママが恥ずかしい思いするじゃん。

 ええ、自分には子供がいませんけど、容易に想像できますよ。もし私が結婚してて子供がいて、夫の実家に子供連れて行って、そこに独身の夫の姉がいて、自分の子がその夫の姉に「貯金いくらあるのー???」って堂々と聞いていたら!!!!蹴り倒すよ!!!

 弟の嫁は、私のことどう思ってるんだろうなあ?
 私が子供の頃はかなり気むずかしい子だった経験を踏まえて「子供がやることだから」という許容範囲が広いこととか、わかっていてくれるのだろうか?まあ、自分の旦那である私の弟もかなり変わった人なので、「この人の姉だから」って多少は理解してくれてるのかもしれない。
 でも、あの弟が「ねーちゃん、そういうの気にしてないから」って言うのをまともに信じるわけもないよな。実際、そうだったとしても。
 弟の嫁も姉妹が多いので、中には変わり者の姉妹もいるらしいので、ある程度、理解していただいていると信じてます。

 それでも、いくらこっちがそういうのに鈍感でも、弟嫁的には譲れない一線があるようで、ここ数年、弟嫁が用意したロキシタンのハンドクリームを頂いているのだが、天然(?)な私は、「弟嫁は買い物が好きだから、こういうの人にあげるのが好きなんだろう」と思っていた。
 今年は弟が年末に風邪で発熱して寝込んだので、30日には三姉妹だけで実家に来たのだが、すでに私用の手土産が用意されてて、長女のNちゃんに渡されたのだが、大人になったNちゃんは「これ、お年玉のお返しを先に渡してるんだから」と説明してくれた。

 そ、そうだったんだ!
 そっか、そういや、小町的には「私は独身なのに、姪っ子甥っ子にお年玉あげるばかり」とかいうのあったな。
 あと、「私は未婚なのに、友達が結婚するたびにご祝儀払い損」とか。
 そ、そそそそ、そうだったのか!弟嫁は、私が払い損してフテくされないよう、「お返し」を用意してくれたんだ!

 私は「お返しが貰えないから損」って感覚全く無いのだが、そーゆーこと気にする人もいるので、先にお返ししておいたほうが無難ですよねえ。てゆーか、それを私に教えてくれたのが「大人子ども」な姪っ子N嬢だとは。

 たぶん、賢いN嬢は、私が「お返し」を必要とする人じゃないのもわかっているし、自分の母がそれでもきちんと「お返し」をする人だってこともわかっているので、「ほーら、ほーら」と盛り上げてみたが、私が「あーら、お返しなんて、あーら、あーら」という態度に出なくて、「えー、そういうこと?」ってマジウケしたので、逆に「え?わかってなかったの?」って戸惑っていた。



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