可燃物な日々

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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

9月30日(月)

 ぼえー、9月ももう終わりですか。
 あっとう間に冬になって年末なんですね。

 ところでテレビでは「急に気温が下がって来たので体調を崩す人が多くなります」って煽ってるけど、そういうのって季節の変わり目に弱いうちの上司みたいな人を脅かすだのような気がする。

 その昔、誰かが「化粧品会社って」と書いていたことがあって、「冬は乾燥注意」だったり「夏は紫外線注意」っていうのはわかるけど、春や秋は「季節の変わり目でお肌の調子が悪くなります」みたいなことを宣伝で言うので「要するに1年中要注意ってことか(笑)」

 私も春や秋に、顔の皮膚がガサガサになってボロボロと脱皮していたこともあったが、「化粧ノリが悪い」以外には特に不都合もなかったので、「動物の冬毛と夏毛の入れ替え時期みたいなもん?」と思っていた。

 つーか、ここしばらくの「こんなに快適な時期」は、「なーんて素晴らしいのでしょう」と浮かれながら、どっかに紅葉でも見に行けばいいんじゃないでしょうか?

 窓を開け閉めしたり、上着を来たり脱いだりは忙しいけど、そんなの多少、カロリー消費するくらいなもんで「石油エネルギーを全く使用しない温度調整」という行為だし。

 テレビと言えば、昨日も少し触れたが、いつもは観ない「サンデー・スクランブル」を観ていたのだが(週末のニュースショーは「楽天優勝までの奇跡」をやってくれるかもしれないので、マメにチェックしていたのである)、その右寄りなことにびっくりしてしまいました。

 朝日新聞とテレ朝がどの程度リンクしているのかわからないけど、なんか「朝日」っていうと左巻きと信じていたので・・・・つーか、私は幼少の頃から朝日新聞を愛読していたので、すっかり洗脳されていたから(笑)

 ただ、ずっと単に「街宣車や赤尾敏」(祖父母宅がソ連大使館に近いところにあったので、「北方領土を返せー」とガナりに来る車には幼少の頃から慣れ親しんでいたし、映画を観に銀座に行くと、有楽町の宝くじ売り場のあたりでいつも赤尾敏先生が演説していた)というイメージだった「右翼」というものが、それほど遠く感じなかったのは、高校生くらいになったら「うわー、私の目線って日教組的だった」と気がついたからであった。

 そういや、産経新聞は右寄りだけど、フジテレビは「韓流推し」だったなあ。

 しかし、テレビを観ていると「日本と周辺各国の関係は悪化している」とかいう感じになるのですが、国家を擬人化すると、とても仲悪くてギクシャクしてるようになりますが、「国家」に感情があるわけでもなく、なんて言うんだろう、「国民感情」って言っても、漠然としているし・・・・

 これは都心だけのことなのかもしれないけど、三茶のコンビニもスーパーもレジ係の店員は中国人や韓国人ばかりなのです。
 多少、発音に難があったりするが、この間、発音に難のあるコンビニ定員の名札をチェックしたら「たなか」とか書いてあり、「日本人でも聞き取り難い人はいるよな」って思った。

 で、外国人店員さんたちは、テキパキと働いており、私は不愉快な思いをしたことがない。

 そんで、そういうコンビニやスーパーが「なんで中国人や韓国人雇うのだ!」と嫌がらせを受けたという話も聞いたことがないので、たぶん、だいたいの「国民感情」って互いにそれほど気にしてないのでは?と思ってしまう。

 それに「互いの歴史認識が」って言うけど、歴史認識なんて違ってて当たり前だろう。

 日本国内でも、大河ドラマ「八重の桜」で「会津藩目線の幕末」が描かれたので「ほー、そうだったか」と思いました。たいがい、「薩長目線」だったり「新撰組目線」だったので、会津藩が置かれた複雑な事情なんて全然知りませんでした。

 広島や長崎への原爆投下だって、日本目線だと「超ひどいことされた」ですが、アメリカ目線だと「あれで日本を正しい道に導いた」みたいなことになっているようですが、そういうもんでしょう。

 その昔、旦那との関係がギクシャクして次第に心を病んでいった友人のことを思い出す。
 友人は「自分がこうなったのは旦那のせいだから、責任とらせないといけない」と断言していたが、夫婦間のことなんて他人にはよくわからないから、友人の言うことを鵜呑みにして「そーだ、旦那が全部悪いのだ!」とも言えず、「うーん、もう、そうなると、一緒に生活するのは辛いから離婚すれば?」としか言いようがなかったのだが、友人としては、そういう現実的なアドバイスよりも、「とにかく旦那が悪いということを他人にも認めてもらいたい」という方向で「真実は一つなのに、なぜそれがわかってもらえないのかもどかしい」と言うので、困りました。

 たぶん、ああいうのって「日本は従軍慰安婦とか南京大虐殺やったから悪いんだから反省しろ!」ていうのと同じだし、さらに同じなのは「だからって国交断絶(離婚)じゃ済まない。私を傷つけたことを充分に反省して、今後、私を幸せにすることを約束しなさい!」ってあたりだ。

 ややこしい。

 まあ、あの友人夫妻はその後、なんとか離婚したけど、日本と韓国は離婚できないからねえ。
 夫婦は憎みあっているのに、その親族は仲良く交流というか、妻の従兄弟が夫の家にホームステーしっちゃってて、妻の叔父と夫の伯父が共同経営しちゃってて・・・て感じ。

 そう考えると、竹島も尖閣諸島も「ツンデレのツン要因」として、「デレてないんだからねっ」という建前になってるのではないかと思うくらいだ。

 尖閣諸島なんて、「互いの軍事力強化の絶好の言い訳」になってるような薄ら寒さを感じるし。

 私がずっと抱いている妄想だが「世界情勢が時々悪化するのは、アメリカが軍隊のモチベーションを維持するためなのでは?」ってやつで、そう考えると、日本で発生する多くの犯罪は「監視カメラ会社が売上伸ばすために、犯罪者を育てている」のかもしれない。

 昨日は近所の遊歩道をお散歩して「うわー、気味悪いほど平和」と、その美しさを堪能したけど、ずっとああだと、逆に耐えられないのかもしれない。なんかやっぱし「敵」がいないと活力が沸かないから。

 そういや、また高野秀行の本を読んでいて「メモリー・クエスト」という「他人の依頼で人を探す」という企画だったが、とても面白くてあっという間に読んでしまった。

 中でも「アメリカで留学していた時の友人で、ユーゴスラビア人の男性だが、ユーゴ内戦を生き残っているのだろうか?」という依頼があったのだが、ベオグラードの街のあまりにも垢抜けた様子に高野秀行が驚いていた。

 ああ、不肖・宮島も、内戦中にあのあたりの郊外を取材して「なにこの、女性受けしそうな景色?」って戸惑っていたっけ。

 文化教養度も高く、市街の街並みは美しく洗練されていて、郊外に出ると「うわー、美しい」という地域なのに、内戦でドンパチがずっと続いている落差に驚くらしかった。

 そう考えると、日韓中って、国境接してなかったから、よかったのかもね。

 というわけで、私は「隣国とは仲良くしよーよ」と「近所の人には挨拶しよう」程度に思うのですが、あえて仲良くしないところが大事なのかなあ、とも思います。
 個人同士の交流も難しいことがいっぱいあるが、国家間ともなると、さらにややこしく、日本だってアメリカと仲良しを強調しますが、沖縄の基地問題があるわけで、あれも「基地があるから仕事があるんだ」という人も大勢いそうなので、白黒が私にはわからないし、たぶん、原発みたいに微妙な問題なのでしょう。


9月29日(日)

 今日は神宮にヤクルト-中日戦を見に行こうかなあ、と思ったけど、ナイターだと寒そうだし、でも、引退する山崎の姿でも拝みに行こうかなあ、と思ったけど「山崎さんは、さんざん生で観たからもういいか」(春先の2軍オープン戦で調整中の時、よく間近で鑑賞した)と思ったので、「そうだ、昼間は六大学やってるじゃん」と外野席は女性無料だし、ちょうどいいお散歩になりそうだと思っていたのだが、朝起きて、テレビ観ながらゴロゴロしていたら、午後になってしまい、神宮まで行くのが面倒になってしまった。

 そんなわけで、「平成の常識やってTRY」を観て(そういう番組名ではない)、「チキン南蛮ってなんだ?」と思っていた。
 最近流行ってるメニューらしいが、「カレー南蛮」とか「南蛮漬け」ならどんな料理かわかるが、「チキン南蛮」がどんな料理だか全然わからない。
 トライ娘も「カレー南蛮」に引っ張られてカレー風味の唐揚げ作っていたが、気持ちはわかる。もっとも、唐揚げもロクに作れていなかったが・・・・

 もう1人紹介されてた子がすごくて、鶏の丸焼き用の丸ごとの肉をそのまま何もつけずに油に放り込んでいた。
 すごい。
 仕込みだとしか思えないくらい、すごい。
 もし、あれが本当に通りすがりのシロートだとしたら、ほんと感心するよ。
 もしかしたら「南蛮」というのを「野蛮」と絡めたのかもしれない。

 前にも書いたが「あれを観て女性差別だっていうよりも、どんだけ独創的で想定外のことをやれるかを競う企画なのではないか?」と改めて思った。

 そして「チキン南蛮」というのは、味付けしてないトリの唐揚げを南蛮漬けのタレに浸してからタルタルソースかける料理だったようです。

 さて、2時頃家を出て、よく行く下北沢のワンコイン韓国料理屋でチゲ食べたのだが、給料日後の絶好の行楽日和でしたから、下北沢もごった返していました。

 なので、そんな時間だったのに、韓国料理屋さんも4人掛けテーブル2つに、カウンター席10席くらいの小さな店だったが、「大学生と高校生くらいの娘とお母さん」(慣れた雰囲気だったので常連らしい)と「20代の娘とお母さん」(メニュー選びにえらい時間かかっていたので初めてだったようだ)と、私と、大学生くらい男子1名がいたのだが、その後、店員に「いらっじゃいませー、ああ、こんにちわ」と挨拶されていて常連らしき老夫婦が入ってきて、私が退席するタイミングで50代くらいのオジサンが入ってきた。

 「サンデーモーニング」ではヘイトスピーチが取り上げられていたし、「サンデースクランブル」では、「韓国政府が仏像変換を匂わした?」とか「最近、中韓の対日政策が少しやわらかくなってる?」ような報道を散々観た後だったので、こうして、韓国料理店が普通に繁盛している様を観ると、なんだかホッとする。

 ゴハンが美味しいって重要です。
 ほら、よく「男を落とすにはまず胃袋」とか言うじゃないですか。

 しかし、ヘイトスピーチっていうのは、ほんとうにネトウヨ(ネット右翼)絡みなのだろうか?

 私の個人的な印象では「ネットで暴言吐く人はけっこういるが、たぶん、普段は大人しい常識人なんだろう」と思ってました。

 そういや経産省官僚が「ブログで暴言」っていうのも大きく取り上げられていましたが、「復興なんていらない」という意見自体は「暴言」じゃないと思うのですが(そういう論点もあるべきだと思うし)「ババア死ね」とかは暴言というか、50歳過ぎた人もそういう事書くんですね。

 匿名掲示板の世界では「死ね」ってよく連呼されてますが、若者流の「ムカツク」とか「イラっとする」みたいなもんかと思っていましたけど、自分より年上の人もそういう表現使うんだとしたら、「荒らし」はけっこう年齢層広いのかもなあ。

 これって、まだ今の時点ではうちの両親くらいの世代はメールやメッセージやりとりするのに精一杯で、「掲示板やブログに書き込む」ということをする人は少ないのだろうけど、これから、インターネットに慣れ親しんだ世代が引退すると、暇だからずっとネットに張り付いているだろうから、10年後には凄いことになってそうだ。

 いや、もしかすると、すでにそうなっているのかもしれない。
 最近は「若者の不注意なツイッター投稿」が問題になっているが、ああいうのも「晒す人」という層がいないと表に出てこなかったわけで、そういう「発掘作業」を地道にやってる人が増えたのだと想像してしまうが、こうやって派手に報道されると、そういう「発掘作業員」がさらに増えそうだなあ。

 しかし、ほんとみなさん「魔女狩り」が好きだよなあ。
 つーか、本当の魔女狩りっていうのが、あったのかもよくわからないけど、「現代の魔女狩り」を目の当たりにすると、「あー、これは人間の本性的にあるのかも」と思ってしまう。

 なんの話書いているのか、わからなくなってきたが、ネットでの暴言に関しては、「匿名だから暴走してるだけ」と達観しているのは、友人のブログやツイッター読むと「私の知ってる友人のイメージとずいぶん違うなあ」ってことがよくあるからである。

 なんとなく「きれい」な印象になるのだ。
 友人Cのツイッターなんて、一時期は「高級デリ志向」全開で、食にうるさい女性実業家のようだった。
 しかし、実際は友人が手当たり次第に購入した「グルー●ン」に付き合わされて、「これ、あまりお得じゃなくて、ハズれじゃん?」と「背伸びした貧乏人が搾取されてる」ようなことになっていたのである。

 私は全く関心がなかった「グ●ーポン」だが、「ああ、こういう人達を引き寄せているのか」とよーくわかりました。

 そういや「サンデーモーニング」のコメンテーターが「ネットは開かれた情報交換が可能なメディアだが、逆に閉じたところに固執する人々も作る」というようなことを言っていて「ああ、あるある」と思いました。

 「いろいろ調べられる」のがネットのいい所ですが、「自分の信じたいことだけを信じる」という人にとっては、たとえば友人C嬢みたいな放射能信者だと、「奇形の魚を釣った!これは放射能の影響だ!」みたいな記事ばかり拾うので、「放射能の影響は深刻だ」という自分の仮説に集中しちゃうようです。

 震災直後はほんと凄かった。
 自分はとっとと海外逃亡しちゃったので、東京の現実を観ていないので、ネットで「放射能クラスタ」な所にいるだけで「え、ミヤノさん普通に出勤してるの?みんな自宅待機だよ?」とか「高円寺行ってないの?みんな行ってるよ?」(高円寺で原発反対デモが開催されていたらしい)と騒いでいたっけ。

 それって、私が逆にC嬢に「なんで野球観てないの?今日優勝するよ?」と言ってるようなものなのだが、本人が「主流」だと思っているので、自分が属している世界がマイナーだと全く気がついてないようだった。

 そして、今では自分の体調不良を訴えることが「放射能の影響だ!」と世論を動かす助けになると信じているので、「顔にひどい湿疹が!」とか書いているけど、湿疹なんてありませんでした。

 たぶん「でも、放射能が悪影響を与えていることをなんとか伝えなくてわ」って気持ちなんだと思います。
 なので、テレビで観た芸能人がちょっとでも老化したり薄毛になっていると「放射能のせいだ!」ってツイートしているのに呆れますが、本人は至って真面目なので、なんも言えねー(つーか、何度か意見したが、全然納得してくれなかった)

 人って、「攻撃対象」が欲しいでしょうかね?

 つーか、なんも不自由してないと逆に不安になってしまうのでしょうか?

 普通に働いてると、なかなか自分の思い通りにならないことが多いので、「ちょっとした敵」に立ち向かうことも多いので、そういう闘争本能は自然と発散しているようですが、仕事してないと、なんか変な方向に進むようです。

 うちの母みたいな専業主婦は、「旦那のここが変だ!」ってことで発散しているようですが・・・・・

 たぶん、私もそうなんだと思うが、基本的には「自分が正しい」と思っているので、自分の基準に合わないことをする人は「変な人」ということになり、自分の調子が悪いと「世の中なんか変じゃない?」ということになり、さらに自分がよく理解できないものに責任を転嫁したいので「政府が悪い」とか「ネットが悪い」ってことになるのかね?

 さて、今日は下北沢の韓国料理店でチゲ定食食べた後、池尻まで続く遊歩道を散歩したのだが、ザリガニ釣りに興じるお子様の姿に心癒されました。
 そして、小さな男の子と若いお父さんが二人して真剣な面持ちでザリガニ釣りしているところを通り過ぎるときに、イヤホンからはニューヨリカン・ソウルの名曲が流れて「うわー、なんか、この世界、完璧じゃん?」としばし立ち尽くしてしまった。

 こんな、絶好の行楽日和の日曜日に、近所の遊歩道を散歩している人達は、皆のんびりと幸せそうで、誰一人として不愉快な人がいない、ほんと天国のようで気味悪かったくらいです。
 私の前に、ベビーカー押しながら散歩している若夫婦がいて、子供は父親が抱っこしていたのだが、背後から私が近づくと、すーっと自然に、片側に寄ってくれたので「うわー、気候がいいと、みんな異常にいい人になっちゃって、逆に不気味」と思いました。

 不気味でしたけど、美しかったのは確かです。

 思い込みが強く、自己中心的な友人には辟易しますが、私も「ああ、世界は平和だ」とそれなりに思い込みが強いので、どっちもどーかしてるんでしょう。

 そういや、週末のニュースショーでのトップニュースは「JR北海道だめじゃん」だったのですが、コメンテーター各氏も言っていたけど「国鉄民営化した時点でそんなんわかってたじゃん」っていう意見に賛同。

 ローカル線を民営で運営させるなんて、最初から無理なわけで、「企業努力」に頼るほうがダメだろう。
 なんか「公営」を「民営」にすればよい、みたいな世論もあるが、民営にすればなんでもオッケーなわけないじゃん。

9月28日(土)

●「あまちゃん」最終回

 なかなか良い最終回でした。最終回に満足するのって珍しい。

 しかも、土壇場で「恐竜の骨発見」になるとわ!
 ちょうど、島根で恐竜展やってる博物館のツイートをフォローしていたので、「あれは実話」ということがすぐにわかったので楽しかったです。
 ちなみに、なんで島根の恐竜展をフォローしていたかと言うと、そこが「恐竜大喜利」をやっていたので、「野球大喜利」経由で知ったので早速フォローしたのです。大喜利大好きなんで。前はNHKのケータイ大喜利もほぼ欠かさず観ていました。最近観ていないのは、あんな深夜まで起きてられなくなったからです。

 つーか、最初「さんべ恐竜博」ってどこでやってるんだ?って調べてみたら島根だったので「うわー、それはちょっと無理」と行くのは諦めました。

 それで、「あまちゃん」ですが、前半はあまり観てなかったのですが(話題になっていたので、時々観てみた程度)、たまたま社員旅行で行ったのが久慈駅から三陸鉄道に乗るコースだったので、そこで初めて「ここが舞台なんですか」ということを知り、それからは「私が通った所も映るかなあ」とチェックしていたら、ずっぽりハマってしまったわけです。

 私はクドカンのドラマが苦手で、会社で話題になっていたりするので、たまに観てみましたが、あの「逸らす」というか「ズラす」感じというのか、舞台みたいな演出にノレなかったのですが、朝ドラは15分と短いので、悪ふざけに走っていてもイラっとすることなく楽しめました。

 あと、途中から「ミズタク萌え」になっていたりして(笑)
 松田龍平はそんなに好きじゃなくて、どっちかというと弟の方が趣味だったのだが、あの徹底的に作りこまれた「女子受けするキモオタという、ありそうで、絶対にありえない人物像」にはやられました。

 そういや、半沢直樹もロクに観てなかったといか、何度が観たのですが、日曜日のあの時間は、鉄腕DASH観てから、大河ドラマかビフォーアフター観て、その後、NHKのドキュメンタリー観た後だと、あのケレン味みたいなのに付いていけなくて・・・・
 あと、仕事柄、銀行員を多く知ってるので(転勤が多いので、私の前を通りすぎていった銀行員は100人じゃ済まないと思う。1000人にはとても届かないけど、担当者に上司に支店長まで加えると相当な人数だと思う)、現実に引っ張られちゃってさ。

 で、何が言いたかったというと、同僚エビワカ嬢は「最終回だけ観た」と言っていたが、お子さんまだ小さいから日曜日は早寝してしまうのだろう。
 で、最終回を旦那と一緒に観ていたら、旦那さんが「ああ、こういう奥さん欲しいなあ」って呟いたそうです。
 上戸彩が演じた主人公の妻は男性陣に大人気なのは知っていたので「うわはは、それ、妻に向かって言うんだwwwww」と大笑いしてしまった。

 でも、もし私が結婚していたとしたら、旦那の横で「ああ、ミズタクいいなあ」って言うと思ったので「まあ、二次元萌えみたいなもんでしょう」と納得いたしました。

 さて、ここからが本題なのですが、ドラマの中の「昔のヒット曲」として、重要なキーとなった「潮騒のメモリー」ですが、先週くらいにイノッチが(「あまちゃん」のすぐ後にやる情報番組に出ていて、彼が「あまちゃん」についてコメントする流れになっている)「潮騒のメモリー」は「セーラー服と機関銃」のテーマ曲を踏まえてる発言したので、ネットでも話題になっていましたが、私もその番組を観ていましたが「そうだったっけ?」とわからなかった。

 つーか、薬師丸ひろ子が歌った「あの歌」は相当ヒットしたはずだが、思い出そうとすると、どうしても「♪とーきーをかける少女」と原田知世の歌声が頭の中で鳴り響いてしまうのです。

 出勤してからやっと、ネットで検索して「セーラー服と機関銃」の歌詞を見たら「ああ、これか」とすぐに思い出しました。来生たかお夫妻のお作ですよね。「時をかける少女」はユーミンじゃなかったっけ?

 ♪さよならは別れの言葉じゃくて 再び会うまでの遠い約束

 そうか、「潮騒のメモリー」は「置いていくのね さよならも言わずに 再び会うための 約束もしないで」だから、なんちゅーか、「セーラー服と機関銃」の歌詞の反語表現みたいな感じ?

 薬師丸ひろ子の代表曲なんだから、私だってとっさに思いつきそうなものだが・・・・

 それよりも、「セーラー服と機関銃」の歌詞を見れば「♪さよならは・・・」とスラスラ歌えますが、「♪こーのまま 何時間でも」っていうサビになると、どうしても、「♪とーきーをーかける少女」にすり替わってしまいます。

 つーか、今度は「時をかける少女」の出だしが思い出せない。

 (検索中)あなた私のもとから 突然消えたりしーないでねー
 (中略)わたしはー わたしはー さまよーいびとーになあるううう

 こーのままー 何時間でもー

 やっぱしサビ入れ替えても違和感ねーな(笑)

 てゆーか、どうでもいいことだが、「時をかける少女」を頭の中で再生すると、ユーミンの声で歌っているようです。実は、「セーラー服と機関銃」も来生たかおの歌声のほうが強いのですが・・・・・

 そんで、「潮騒のメモリー」の歌詞は、他にもいろいろ元ネタが凝縮されてるようですが、私が笑ったのは「ジョニーに伝えて 千円返して」

 ネットでは若者達が「意味不明」と戸惑ってましたが、40歳以上の人は大昔のヒット曲「ジョニィへの伝言」だと、すぐにわかるでしょう。1973年の曲らしいので、私が小学校に上がるか上がらないかの頃です。
 調べてみると、1974年の紅白にも出たらしいので、私は絶対に観てるはず。

 何度も日記に書いているけど、私は郷ひろみが「男の子女の子」でブレイクした時のことをとてもよく覚えていて、その当時、うちの実家は増築中だったので、両親は増築中でも実家にいたのだが、私は近所のアパートというか父の会社の社宅に住んでいた祖母のところによく泊まっており(祖母は箱崎の自宅が立退きにあったので、増築された家に同居予定だった。それがあったので慌てて増築してたんだろうけど)、祖母宅から幼稚園まで通っていたのだが、たぶん年末のレコード大賞かなんかで、郷みろみが「♪君たち男の子」とクネクネと歌っているのを観て、「おばーちゃん、この人、男なの女なの?」と真剣に質問したことをよく覚えているのだ。

 あれが1972年で、私が6歳の年少組みの頃の話なので、「ジョニィへの伝言」は、もっと物心ついてからのヒット曲である。

 なので、「ジョニーに伝えて 千円返して」っていうフレーズに、すっと馴染んだ。

 たぶん、あの当時の漫才などで「♪ジョニィが来たなら伝えてよ」「千円返してー」なんてネタありそうだし。
 なんか、そんなのを同級生男子達がよく言っていたような、微かな記憶もあるし。

 そもそも、「どんな上の句にも合う下の句は?」という答えは「それにつけても金の欲しさよ」だったりするように、替え歌も「金の話」にすると、鉄板になったりするようだ。

 記憶に残っているのが、「日本昔話し」のテーマソングを「ぼうや よい子だ 金出しな」かね。

 調べてみると、それは嘉門達夫だったらしい。
 そして、嘉門達夫が「Say Yes!」の替え歌で、
 「何度も言うよ君は確かに金を借りているーはよ返せー 1000円ー」

http://www.youtube.com/watch?v=Cew5DYuSNfk

 ユーチューブで探してみたら、なんと紅白に出た時のが上がっていた。
 1992年ですかあ。
 うーん、たぶん、この頃は紅白観てなかったかも、全然記憶にない。
 でも、審査員席がちらりと映ったが、野茂らしき人がいたような?

 いやー、やっぱし嘉門達夫は天才だなあ。

 とういわけで、たぶん、私よりも上の世代は「ジョニーに伝えて」とあっても、「ああ、あのジョニーね」とわかるし、もし次にカラオケで「ジョニィからの伝言」を歌うときには、ついつい「千円返してー」と歌いたくなったと思う。(でも、あの唄、けっこう難易度高いと思う。「神田川」や「学生街の喫茶店」などに比べると)

 そういや、私の記憶に残る替え歌は、確か高校生の頃、アルフィーがやっていたオールナイトニッポンをアルフィーファンの同級生が録音して聴かせてくれた「替え歌コーナー」だったと思うが・・・・

 ♪ あーるひ とつぜん ふたりだまーるのー・・・・・・・・・(沈黙)・・・・・・・・「ぶはー、これはもう放送事故ギリギリ!」

 山上路夫作詞、トワエ・モアの曲であるが、私もその時初めて知ったのだが、ラジオ放送では何十秒か無音が続くと「放送事故」になるらしく、それに挑戦した替え歌だったらしい。

 なんか、まとまらなくなったが、「あまちゃん」それだけ楽しかったってことでしょう。

 今週の放送では、大女優役の薬師丸ひろ子が、アイドルになれなかったけど、なぜか大女優様の所属事務所社長になったキョンキョンが高校時代を封印したような部屋に二人で語らってて「ひかる一平」とか「渋谷哲平」とか「太川陽介」のレコード・ジャケット観ながらキャーキャー言っていたシーンが印象的でした。

 太川陽介は時々見るけど、渋谷哲平って?ああ、ググったら、地味に活躍してました。
 ひかる一平も芸能活動してないわけじゃないのね。

 全然関係ないが、私はそういうフツーのアイドルには興味なかったが、ちょっとアングラ系アイドルだった中川勝彦は本田恭章と共に大好きだったのだが(当時「JAPAN」が好きだった女子には自然な流れ)、中川勝彦が白血病で早逝してしまったことに驚いたけど、「その娘のショコタン」が登場して売れっ子になってしまったことにさらにびっくりしたっけ。

 さーて、「あまちゃん」が終わっちゃうと朝のリズムを建てなおさないとなあ。

 ここしばらくは、8時から「あまちゃん」観てから、シャワー浴びて、支度して9時ちょっと前に家を出るペースだったのだが、そろそろ朝シャワーも寒くなってきたので、いろいろ切り替えないと。


9月27日(金)

 昨日は深夜のスポーツニュースはしごしながら、ニコ生中継も観ていたので、寝たのが何時だったのか?

 ビール掛け映像観ながら、ビール飲んでいたので、私もすっかり酔っ払ってしまいました。

 しかし、初優勝、初々しくていいね。

 今日、先発予定だった乾いた菓子が「ニコ動、プレミアです!」ってカミングアウト(?)したのが超笑った。

 そして、案の定、今日の楽天の布陣は「利府イーグルス」だったが、先発・川井はやはり「5回か6回くらいまでは試合を作る」という出来で、継投に出てきた大・加藤が打たれて失点を重ねてしまった。

 加藤、好きな投手なんだが・・・・・
 今年でサヨナラですかね?

 さて、今朝のワイドショーはトップで「楽天初優勝」を取り上げてくれたので嬉しかったが、目線が「マー君を支えた里田まい」っていうのが気に入らないのだが・・・
 でも、ワイドショーでこんだけ取り上げてもらえるのは、里田まいのおかげですからねえ。

 先日、巨人戦に誘ったC嬢は、高橋由伸も阿部も知らないくらいの「野球に全く興味のない一般女性」であったが、「マー君すごいね」ってことは知っていた。
 ほんと、ワイドショー目線なので、「里田まいが栄養管理してるんでしょ?」というのは知っていた。

 でも「マー君がすごいのは、きっと、里田まいが実家の北海道から、北海道の野菜とかを取り寄せてるからだ」と言うのは、たぶん、「放射能の影響が少ない安全な食材」という意味だったのかもしれないけど、だったら、日ハム優勝でしょう?

 でも、いろいろ会話していたら、「ところで、マー君って仙台でしか登場しないの?」と言うので、「プロ野球は半年くらいの長いシーズンだが、その半分はビジターなので、出張の多いサラリーマンよりも自宅にいる期間は短い」と説明したら「え?そうなの?」

 ワイドショーで「里田まいの手料理がマー君を支えた」っていうのを鵜呑みにして「遠征の時にも帯同して料理作ってるんじゃないの?」と言うので「それは、その気になればやれないこともないだろうけど、そこまでやってるようには思えない」と言ったら「えー、なんだ、そうだったんだ、がっかりー」

 なにが、がっかりなのかわからないけど、ワイドショーしか観ないC嬢にしてみれば「里田が完璧に栄養管理したからこそのマー君の大活躍」っていうのを過大に解釈しただけだろう。

 そりゃ、楽天が優勝した要因の1位は「マー君絶好調」であることは認めるが、私はそれよりも、「ジョーンズとマギーが二人とも活躍した」ことが大きいと思う。
 対戦相手の投手がその二人に神経使うので、他の若い選手にチャンスが広がったと思う。
 あと、なんと言っても則本ね。

 ヤクルトの小川は、チームが低迷してる中、一人で勝ち星を重ねてきたが、則本は「マー君、記録塗り替え杉!」の中で、ひっそりと14勝ちってかなり凄いです。

 まあ、世間一般では「マー君があれだけ勝ったから」でいいですけど、マー君がプロ入りして、高校野球でマー君ファンになった友人の気晴らしになるかと思って、久しぶりにプロ野球観戦していたら、どっぷりハマってしまって今に至るわけで、そういう意味でも「マー君すげえ」とは思いますが、私は世間一般よりもマー君に関心が無いわけで、それよりも、岩隈さんが14勝したわよ!のほうが大事なのでありました。

 愛読書「プロ野球あるある」でも「日ハムファンだと言うと、『あー、ダルビッシュね、イケメンだしね』と言われるのがうざい(金子推し)」なんてネタありましたが、そんな感じです。

 
9月26日(木)

21:00
 帰宅して試合経過確認したら、ハムも楽天も負けていたので「明日か・・・」と思っていたのですが、いつのまにかハムさんが逆転してて、楽天もジョーンズのヒットで逆転して、1点差です。

 テレビ(つーか、パ・リーグTV)で観てても、場内の異様な雰囲気を感じます。

 そして、私は「しまった、行けばよかった!」というよりも「テレビでもこんだけの緊張感なのに、現地だったら絶対無理」と己の選択の正しさを確認している所です。

 だって、これが5点差だったら「最後はマー君で・・・」と期待するところですが、1点差なんですよ?
 ハウザーが青息吐息で、最後はなんか開き直って7回を抑えたのですが、8回を誰が抑えるのか?

 うまく8回を抑えて、9回にまー君出したら「連勝記録」がストップしたりしないのか?

 ネガりすぎかもしれませんが、ちょっと独特のムードになってきたけど、西武の選手の多くはこの雰囲気に慣れているけど、楽天の選手はねえ?
 ここで枡田がホームランでも打てば、「いったああああああ!」って確信するけどさ。

 うわー、ブルペン誰もいねー
 8回もハウザーだよ。

 しっかし西武も終盤になって片岡やオニザキは絶好調だし、涌井も安定してるし、「なんで4位なの?」って感じだ。

21:08

 ほーら、涌井相手に楽天の攻撃サクサク終了。
 やっぱ、ハウザーさん出てきた。

 でも、ハウザーが一番「一発浴びる可能性が低い」んだろうね。

 他に信頼できる中継ぎがいないんだからしょうがない。長谷部は昨日使いまくったし。

 今季、後半から先発デビューして「おや、意外と試合作れるじゃん」と評価のあがったハウザーさんですが、昨日の危険球退場でリセットされたかと思いきや、今日のロングリリーフで「まだ伸びしろありそうだ」ってことになりました。

 あーん、ハウザーがどっか痛めた?

 マギーが「どっかおかしいやろ」とすっ飛んでいきましたが、ハウザーさんは「平気です」と投球練習してみせた。

 泣けるなあ。
 ハウザーはもう、アドレナリン出まくりなので、痛みなんて感じてないし、投げたいのだ。

 いやーん、ここで斎藤隆とか。
 ブルペン陣、マー君含めて全員で送り出す。

 なんか、わからんけど、ハウザーのためにも頑張れ!

 いいように考えれば、斎藤隆は地元宮城出身選手なので、もし(まだ信用してない)優勝が決まるなら、登板しなくてはいけない選手なので、これはいい流れなのかも。

 8回ツーアウトなのに、もうアウト1個で優勝決まるような雰囲気(笑)

 ちょっと雰囲気にのまれているけど、西武だって絶対に勝ちたい試合なのだ。
 今日はソフトバンクもロッテも負けているので、今日勝ったら「3位滑り込みどころか、2位も見えてきた?」って大事な試合なのである。

 CSの賛否はあるが、こういう展開になると、「CSあるから、ここまで盛り上がるんだろうな」って思う。

 ふえええ、マー君がブルペンで最終調整始めた。
 うわ、平日だというのに、西武球場のブルペン前の自由席満席状態!!!!

21:24

 9回裏のマー君登板のために、追加点が欲しい9回表だが、その前に立ちはだかる 涌井であった。
 異様な雰囲気の中で、いつものようにちんたらヤル気なさそうに投げる涌井が面白い。

21:27

 ぎょえー、札幌ドーム、9回表にロッテが1点返してまだ満塁という情報がっっ

 パ・リーグ熱すぎます。

 M1爆弾回すのは、毎年のことですよね。楽天も西武のM1を華麗にスルーしたことがありました。

21:30


 札幌で日ハムが勝ったタイミングで、マー君登場。

 うわー、打順は鬼崎・ヘルマン・片岡ですってよ(笑)
 どーしましょー、連日のサヨナラパターンの再現ですよ。

 うわー、この雰囲気、やっぱ私は現地にいたら辛かったなあ。

 しかし、どうする、好調鬼崎が空気読まなかったら?

21:33


 すげえ、鬼崎!やっぱ空気読まなかったーーーーーーっっ!

 来るそ、来るぞ、マー君の今季初黒星が!

 そして、明日、乾いた菓子が胴上げ投手になるのだ!

 マー君がどこまで冷静だかわからないけど「やっぱ抑えって難しいんだな」って思ってるかね?
 先発してて、ノーアウトでランナーいるのなんて当たり前のことなのに、最終回だとこの緊張感なのに、さらに優勝決定っていう超重圧。

 ぎょえええ、ヘルマンにバントさせないのがいいことなのかわからない。

 ただ、あのヘルマンを追い込むなんて凄いなあ。

 ヘルマンに3-2。
 マー君、劇場王だったんですかい?

 うわ、四球出した。
 ここで片岡ですと。
 盛り上げすぎにもほどがある。

 つーか、なんか私が予言した「こんなとこでマー君出すと、今期初黒星くらうかも」が本当に近づいてきた。

 いや・・・・違うぞ・・・・ここで、同点に追いつかれて・・・・・マー君はここでまた白星重ねるつもりなのかも?

 うわー、それだったら超凄い。
 ちょうど「あまちゃん」で音痴だったはずの大女優が「実はデビュー当時に歌やらされるのが嫌で音痴を装っていたのでは?」疑惑があったが、なんかそんな感じになってきた。

 しかし、ここで抑えたら、マー君マジすごいね。

 で、ここで浅村。

 なんか、凄いというか、呆れるっていうか・・・・

 打ち取るんなら、最後はセカンドゴロにして・・・・


21:45

 2ストライク!
 う・・・・泣きそう。

 ベンチショット。
 はしゃいでる。

 そして三振!

 実況アナの「このあまちゃんのようだったチームが」っていうのに泣けた。

 いやー、球史に残るマー君の大劇場でしたわ。

 うわ、ミキティ胴上げwwwww

 わーん、藤田がやっぱ号泣してる。
 貰い泣き。

星野監督のインタビュー、政治家すぎwwwww
 ポスト慎太郎くらいwwwwww

 猪瀬の次、星野で決定wwwww


 集合写真撮ってるけど、まだ1軍登録されてないのに、ちゃっかり帯同してて、ちゃっかり記念写真に収まる川井貴志に萌え。

 おーい、福山が外野フェンスで阿部と「古田のポーズ」とかいいね。

 ああ、青山がラズナーのユニ着てるし・・・・うるうる・・・・

 小山!なんで、マー君とツーショット写真とってるねん!

 おい、小山、ベンチの上に登るな!(西武だと野手・片岡の仕事である)


 わーん、あちこちで記念撮影してるが、浮かれっぷりが初々しくて・・・

 おーい、テレ朝まだ?

 いやあ、テレビで充分楽しめました。
 優勝決定試合なんて、現地に観に行くものではないという感慨も含めて。

 さーて、ニコ生が急遽中継するという祝賀会の様子はいかに?


9月25日(水)

 今日は西武ドームに行ってましたので「涙のサヨナラ負け」を生観戦しちまいました。
 帰宅したのがもう11時半だったので、日記書くのやめて寝ようかとお見ましたが、いろいろ悩んでいるので、書き出して整理したくなり・・・・

 元々、今日の休みは予定されていた。土曜日出勤するので「だったらちょうど西武ドームだし」と仮で水曜日にしておいた。
 そしたら一昨日の月曜日にマジックが3なり、最速で今日25日で優勝になったのである。

 「そんなに上手くいくかなあ?」と思いつつも、「最初から観に行く予定の日に胴上げになったら、わたし、マジやべーよ」と期待していた。(セの胴上げも生鑑賞したため、パの鑑賞したら超運がいいではないですか?というか、一生分の運を使い果たしたとも言えますが・・・)

 ところが、昨日の火曜日は、日ハムがロッテにボロ負けして、楽天が西武にサヨナラ負けしてしまったため「マジック3のままだから、明日は胴上げないじゃん。じゃあ、木曜日にずらそうかなあ」と思ったのだが、予告先発が「牧田−ハウザー」だったので「マッキー観たいし」と予定通りに行ったのである。

 それに、よくよく考えてみれば、木曜日の西武ドームも、金曜日の千葉QVCも、会社から1時間半で行けるので、試合中盤以降なら間に合うのだ。

 なので「今日の試合の結果で、マジック1になったらそうしよう」と思っていたのだが・・・・

 日ハムが勝ってくれたので(大量リードしてて余裕だと思ったのだが、後半、大量失点しててヤバかったです)マジック2になったが、こうなると明日は「楽天も日ハムも勝つ」ことが条件になる。

 でも、ロッテはまだ首位を諦めていないし、それに、西武の方が、この2連勝で3位ソフトバンクに1ゲーム差まで追いついたのである。
 ここは、絶対に勝ちたいところだ。まだ直接対決残してるし。
 そして、昨日今日のサヨナラ連勝で勢いに乗ってるし。

 というわけで、明日頑張って西武ドームに行っても・・・・胴上げの可能性は低いでしょう。

 なので、今の気持ちとしては「明日行くのなんかな・・・」って行く気20%くらいの予報です。
 明日で決まらなかったら、明後日の千葉で決まる可能性もあるが、2位ロッテとの優勝決定戦みたいな試合もなんかなあ・・・・

 昨日までは「関東で優勝決まるのなら、この目で見なくてわ!」って張り切っていたんだけど、なんだかだんだん面倒になってきたというか、「これで優勝が決まるかも」という緊張感に耐えられなくなってきたようだ。

 やっぱし、自分はメンタル弱いねえ。

 つーか、勝負事が苦手なんだろう。ギャンブルも苦手だし。

 そうだ、そうなんだよね、ドキドキ感がダメなんだよなあ。
 だから、遊園地のジェットコースターもお化け屋敷も苦手だし・・・・

 うーん、やっぱし無理して「今日勝てば優勝!」なんて試合観に行かなくてもいいのかもしれない。パ・リーグTV観ながら「すぐ、そっとじする気弱な自分」をエンジョイしていたほうが「自分らしい」のかもしれない。

 以上、書き出してみたら、「やっぱ明日は行かないな」という方向に気持ちが固まってきた。だって、西武ドーム遠いんだもん。

 とか行っておいて、「来週月曜日の京セラドームで胴上げかもしれない」ということになったら、急に大阪まで新幹線乗って行ってしまうかもしれないけど(笑)

 いやー、しかし、他に悩みないんですかね?

 中年太り以外に・・・・


9月23日(月)

●ゴキブリ姐さん健在

 出勤して、給湯室でコーヒーを汲んでいたら、K嬢が「ミヤノさん、部長から電話!」と呼ぶので、フロアに戻ろうしたら、給湯室の入り口の床に黒いゴミみたいなものが転がっていたので背中丸めて目を凝らしてみたら、なんだかモゾモゾ動いていて、どうやらゴキブリが仰向けにひっくり返っているらしい。

 まだ生きているから、こっち先に片付けた方がいいと思ったのだが、部長が朝イチに電話してくるのは珍しいので、大事な用件なんだろうと思って、そっちを先にすることにしたが、いちおうK嬢には「給湯室にゴキブリがいるんだけど、そっち先のほうがいいかしら?」とお伺いを立てたのだが、よく聞こえなかったのか、「は?」って言われたので、まあいいやと部長の電話に出ると、やっぱし「今日休む」でした。

 いや、最初に言ったのは「優勝祝賀会だから・・・」だったのだが、私が「ああ、昨日のビール掛けで二日酔いなんですね」って普通に返したら苦笑してました。
 もちろん、その前に「昨日は胴上げ観られてよかったね」という会話していたのですが。

 そんで、昨日のイベントの事務の後処理を頼まれて、電話を切ったのだが、「あ、そうだ、ゴキブリいたんだけど、まだいるかな」と呟きながら給湯室に向かうと、K嬢がやっと理解したらしく「えー?出たの?どうしたの?死んだの?生きてるの?」と叫ぶので「いやー、それがよくわかなくて、確認してみます」

 給湯室に行くと、まだ転がっていた。
 しゃがんで状態を確認してみたが、やっぱし仰向けになって足をじたばたさせている。

 向こうでK嬢が「どうしたの?まだいたの?」と早口で叫ぶから「うん、ひっくり返ってるから、これから始末するよ」と言うと「なんでひっくり返ってるの?シューしたの?」と言うので「いや、何もしてないんだけど・・・」と言うと「わけわからない!」と言われた。

 K嬢はセミの死体も触れない程度の虫嫌いなので(それがフツーなのか、私がイジョーなのかはわからない)、ゴキブリ登場にパニクっているけど、それ以上に妙に冷静な私のことが理解不能のようだ。

 仰向けになったゴキブリを前に「どう処理しよう?」と悩んでいた。
 セミみたいに、死んでると思ってひっくり返したら、急に飛び出したりするのかな?
 そういや、去年はあんなにセミのご遺体回収したのに、今年はほとんど転がってないなあ。一匹だけ会社の入り口付近に転がっていたので、ひっくり返してみたら飛んでいったけど。

 それよりも、なぜひっくり返っているのだろう?
 さっき給湯室に入るときには、いなかったはずなのに。
 見落とした?
 いや、最初にコーヒー落とすセットする時にも入って、しばらくしてからコーヒー汲みに来たんだから二度とも見落とす可能性は低い。
 それに、フロアと給湯室の間には3センチくらいの段差があるので、足元は必ず見ているはずである。

 ということは、私が棚からマイカップを取り出し、砂糖と粉末ミルク(植物性だからミルクじゃないか)入れて、コーヒー注いで撹拌している最中に、奴は給湯室に入るか、もしくは出ようとしたのだが、そこに立つ私のオーラにビビって気絶してしまったのか????

 つーか、私がまるでバケモノみたいじゃん(笑)

 潰すのも億劫だったし、ティッシュで摘んでみたら、動きも弱々しかったので、ティッシュごと捨てて、上からコーヒー滓をかぶせておきました。

 K嬢には「もう大丈夫です」と告げたが「やーん、大量発生してたらどうしよう」と心配していたので「最近、涼しくなって窓開けること多くなってきたし、それに立派な大人だったら、外から侵入してきたんじゃない?」とテキトーなこと(成虫だったのは確か)を言ったら、K嬢も「そうだよね」と納得してくれたというか、自分を納得させていました。

 しかし、ゴキ退治したのも久々だったが、なんもしてないのに仰向けっていうのは珍しかったなあ。やっぱり、私がゴキブリ・キラー光線を発していたのだろうか?

●人によって見る場所が違うらしい

 時間を遡るが朝出勤した時の話。
 総務部のフロアは、エレベータが開くと、そのまま仕切りもなくフロアがあるのだが、エレベータの目の前にはカウンターのような家具が置いてある。

 今朝、エレベータが開いて、「うわっ」と私が驚いたのは、真正面にデーンと大きなフラワーアレンジメントが置いてあったからだ。
 声出して驚いてしまったので、先に出勤していたK嬢に聞こえるように「そっか、昨日のイベントで頂いた花か」と呟いたのだが、K嬢が「花?」と言うので、「え?気づいてないの?」と驚くと、K嬢は花の見える位置まで三歩ほど移動すると「へー」とか言うので、さらにびっくりした。

 なんだろう、ケータイでも見ながら歩いていたんだろうか?いくら、薄暗いとはいえ、高さ1メートルくらいある、そうとう大きいアレンジメントなんだけど・・・・

 そして、その次に出勤してきたM嬢は、エレベータが開くと私と同じようにびっくりしていたので「やっぱ、驚くわよねえ?」って思ったのだが、「わっ、こっち見てる!」って言うので「ああ、花じゃなくてあっちか」とわかった。

 花は真正面の至近距離にあるカウンターの上に飾られていたが、やはり昨日のイベントで使用した、とある人物の顔がアップになっているポスターのようなものは、その5メートルくらい奥の壁に立てかけてあって、私も後でコーヒー汲みに行くときに「わ、こっち見てる!」と思っていたのである。

 以上のデータから推定すると、私はエレベータから出るときに目線がほぼ水平らしいがM嬢は、斜め下の方を見ているらしい。(5メートルくらい先の床に置いてあるポスターが真っ先に目に入っているので)

 いつもそうなのかはわからいけど、「同じところを通った三人が、全く違う所を見ていた」って言うのが興味深かったです。

 そういや、前に「へー」と思ったことも似た感じの話だったなあ。

 他部署の若手が「1階に蛇口ってありませんでしたっけ?」と聞きに来た。
 エアコンのフィルターかなんかの大物の水洗いをしようと思って、先輩に「1階のゴミ置き場のあたりに洗い場あるから」と教わったのだが、探してもどこだかわからなかったらしい。

 たしかに、ちょっと奥の方だからパっと見わかりにくいのかな、と一緒にゴミ置き場に行って、5メートルくらい手前から「ほら、あれだよ」と指差すと、若者は私が指さした方向に近づいたが、「?????」という顔をして私の方に振り返った。

 「そこだって、ほら、蛇口にホース着いてるじゃん!」って言うと、蛇口の先についている1メートルくらいの床に着かないくらいのホースが先に目に入ったらしく「ああ、これかあ」と驚いていた。

 気持ちはわかった。
 その蛇口は壁からポツネンと顔を出しているし、シンクというか、水を受ける「洗い場」のような物もない。ゴミ置き場あたりのコンクリートの床に流しっぱなしなのである。

 たぶん、彼はよく一戸建ての庭の片隅にあるような「洗い場」を想像していたので、蛇口だけがひょっこり壁に取り付けられてるのに気が付かなかったのだろう。たぶん、壁じゃなくて、床の方ばかり見て「排水口が無い」と思っていたのだろう。

 ほんと、人って「自分が見たいものを見る」んだよね。

 昨日、一年ぶりくらいで会った、友人C嬢も、どうしても他人の頭髪が気になってしょうがないらしい。そして「薄毛の人が増えた。放射能の影響だ」って、今だに言ってました。

 もっとも事前にC嬢のツイッターはチェックしていたので「相変わらず、体調不良を全部放射能のせいにしているなあ」とわかってましたが、ツイッターでは「10歳くらい容貌が老けた。変な湿疹もできた。粘膜がもう荒れまくりだ」とか呟いてましたが、実際に会ってみると、実に健康そうでした。

 なんで、あんな嘘を書くんだろうね?

 まあ、本人としては「老化が早い!」って嘆きは本当なんだろうけど、それは誰でもそうでしょうよ。

 そんで、自分の頭髪が痩せてきたのも、私には「加齢のせいかもしれないけど、でも、若い女子にも薄毛増えてるんだよ」と言うので、「それ、美容師の人が言うんならわからなくもないけど」と私が言うと、「あー、私も美容師にそう言ってみたんだけど・・・」

 美容師さんは「そういうこともあるかもしれませんが、それより震災のストレスのほうが大きいのかもしれませんね」と実に無難な受け応えをしたらしい。さすが、美容師さん、会話もプロだわ。

 とりあえず、「個人の感想です」みたいなことで議論してもしょうがないから「うちの会社の若い女子では薄毛の子はいないなあ」って言ったら、それ以上は食い下がってきませんでした。

 でも、なんであんなに薄毛に関心が高いのだろうか?
 被曝=髪の毛が抜ける という強い思い込みがあるのかね?

 そりゃ、被曝で脱毛症状があるってことは私も知ってますが、そんなのかなりの重症でしょう?

 友人Cはテレビタレントや政治家がちょっと頭髪が薄くなると「やはり被曝だ!」とツイートしてましたが、壇蜜の髪にハリが無くなっていたとしたら「あー、超売れっ子だし、ストレスよねえ」って思いますし、政治家なんてハゲそうな油っぽいオジサン多いし、ましてや重要ポストに就いて、さらに選挙があったりしたら、ハゲがあっという間に進行しそうです。

 でも、逆に考えれば、あれだけの放射能信者の友人が「ほら、あの人もこの人もみんなハゲてきた!街を歩けば、若い女性にも薄毛が増えた!」ってハゲが気になって気になってしょうがない、というのは「今んとこ、目立った健康被害が無いんだな」って証拠なのかも。

 そう言うと「医学的なデータは隠蔽されてるのだ」って言うのでしょうけど。

 結局、友人Mが陥った「日本はだんだんモラルが崩壊している」とか「自分の部屋が監視されていたり、侵入されている」っていうのと同じなんだろうなあ。

 友人Mの「侵入されてる」って言うのが妄想だと断言できたのは、「フツー、もしそういう疑いがあったら、速攻、鍵を替えるか、気味悪いから借金してでも引っ越すだろう」と思ったからです。
 でも、鍵替えた後も「なんだか可怪しい」と思っていたようで、「自分が外泊すると、部屋の様子が違う」と思って、「きっと監視カメラが入っていて不在がわかるのだ」と隠しカメラを必死で探すも見つからなかったようですが、フツーだったら、逆に自分で監視カメラを設置するでしょう。ほら、よく留守中でもペットの様子とか見られるサービスあるじゃん?

 友人Cは、震災直後は韓国に高飛びしたり、しばらくして戻ってきたら「野菜は九州から取り寄せて、水は海外のだけ」とか言っていたが、あまり自炊しないので、無理になってきたらしく、そうしたら「普通に外食していると、どのくらい健康被害が出るかという自分の体で実験」という方向になったらしく「老化が速い。髪の毛が抜ける。湿疹ができた。口内炎がひどい」と、健康被害を発信することが「なんかの為になる」と信じているようです。

 「なんか体調が悪い、放射能のせいだ!」と、せっせと発信する人はネットでよく見かけるのですが、「ああ、きっとみんなC嬢みたいな人なんだ」と思ってしまいます。

 うちの妹は、自分の子供に北関東の野菜は与えてないようです。
 うちのママンも、それには反論せず、妹が実家で食事する時には、産地には気をつけてるらしい。
 でも、妹がそういう話題をママ友達としたら「えー、そういうの全然気にしてませんでした」という人ばかりで「え?」と思ったようなのですが、妹曰く「根拠あるのか無いのかわからないけど、そこを何も気にしなくなっちゃうと、全然気にしてないのもなんだし」という説明も意味不明でした。

 最近、うちのママンがよく愚痴るのですが、妹宅が相当の汚宅らしくて、さすがに向こうのお母さんが上京するときにあの状態だと「玄関なんて通れないくらいなのよ」という惨状なので、たまに掃除しに行くらしいのですが「この間なんて、玄関掃除するのに半日かかったのよ!」だったそうで、「北関東や東北の食材は子供には与えない」よりも、ハウスダストのアレルギーの心配したほうが・・・・

 で、妹の場合は、専業主婦なのに、掃除も料理もしてないらしいので(子供の食事は作ってるらしいが)「なんにも気にしない」と「何もやっていない」ってことになるので「子供に与える食材の産地は気にしている」ということで「なんかやってる」ってことにすり替わっているようです。

 私の想像する「ちゃんと気にしている人」っていうのは、普段はお取り寄せの安全な食材で料理を作って家族の健康を守るけど、たまの外食とか実家や義実家で「なんも気にしてない食材」が出てきても「たまに食べるくらいだったら、ほとんど影響ない」って思ってる人でしょう。

 前にも友人Cのツイッターで「マグロ、ついに放射能検出!」になっていたけど、リンク元見たら、釣りが趣味の関東在住の人が、自分の趣味を正当化するために身銭切って関東近海の魚を放射能検査していて安全をアピールしていたのですが、たぶん「自分では釣らないけど、マグロ大丈夫なのかな?」と思ったので、近所のスーパーで買ったマグロも検査してみたら、数値忘れちゃったけど、行政の基準が500ベクレル/キロくらいだったとしたら、2ベクレル/キロくらいの「機械がギリギリ検知できる程度」だったので、リンク元の人は「マグロ、大丈夫でした!」って記事を上げたのだが、友人Cは「マグロ、放射能出た!!!!」と解釈したのであった。

 まあ、ゼロではなかったのでしょうけど、そのマグロを毎日食べても、健康診断でレントゲンやる時に浴びる放射線に届かないレベルでしょうから・・・・

 さーて、楽天まさかの日ハムに三連勝で、マジック3になりましたが、「楽天強い!」というよりも「日ハムどうしちゃったの?」って心配です。今日だって、ハムは木佐貫で、こっちは谷間の宮川だったので「どうぞ」と処女が吸血鬼に喉首差し出したようなものだったのだが、宮川が途中までノーノーってどういうことよ?

 そして、こうなると、明日からの西武との三連戦と金曜日は幕張でロッテ戦なので、元々「これで関東での試合は終わりだから」とどこかで観戦しに行く予定で、仮で水曜日に休みの予定入れていたのだが・・・・最速だと、水曜日に優勝決まるのだと思うが・・・・・えーと、セ・リーグの胴上げ観ちゃったというに、パの胴上げも観ようとしている自分って?

 でも、巨人優勝なんて珍しくもないけど、楽天優勝は球団設立以来初なので、重さが違うと思うんだけど、さーて、どうなりますかね?このタイミングで長期休暇とってしまう、という手もありますが、月末絡みなのでそうもいかないので。


9月22日(日)

●ある意味、記憶に残る誕生日

 何度も繰り返すが、今日は元々イレギュラーなイベント仕事の手伝いに駆り出される予定だったのだが、直前で解除され、なぜかその替りに「誕生日でしょ?」と巨人戦のチケットを頂いてしまったのです。

 もしかしたら「巨人の胴上げが観られるか?」と昨日まで手に汗握る展開でしたが、今日も2時に家を出て「出来る限りドームまでお散歩しよう」と歩きはじめたのですが、30分おきくらいに阪神ヤクルト戦の経過をチェックしたのですが、「あーん、またヤクルトが先制してる」と嘆き、次にチェックした時には「あーん、1-3、ダメそう」と嘆いていたのですが、赤坂見附で歩き疲れたので、永田町から神保町までは地下鉄に乗って、4時半くらいに神保町でお茶したのですが、そこで「わー、同点に追いついた!」

 しかし、また逆転されて3-7。
 これは、東京ドームに入る前に決まっちゃうかも、と神保町からドームまで歩くと、なんと、5-7まで追いついていた。

 入場前のファン達も、スマホやケータイとにらめっこしてます。

 そこで、友人C嬢から電話が入り「待ち合わせ5時半だったけど、20分くらい遅れる」と言うので、先に入場することにしました。(入場ゲートで係員に聞いたら、ゲートでのチケット受け渡しはできるとのことでしたので)

 初めて入るバルコニー席だったが、そんなにセレブ感はありませんでした。やっぱ中央付近の個室じゃないとねえ(笑)
 ただ、座席が4つ並びなので、他人に遠慮せずに席に座れるのはステキです。

 しかし、阪神の結果が決まらないと落ち着かないのだが、試合開始しても、まだ甲子園が終わってなかったが、開始後すぐに場内ビジョンに「阪神6−7ヤクルト」と表示されたので、観客がワーっとなったけど、意外と大人しいものだった。

 巨人ファンは優勝慣れしているのと、「それよりも、だったらなおさら、今日は勝たないとカッコ悪い」と目の前の試合に集中という意思が働いたのかもね。

 試合開始して、10分くらいしたらやっとC嬢登場。
 覚悟はしていたが、野球全然知らないので、説明に苦労した。

 つーか、野球に興味の無い人って、高橋由伸も知らないのね。つーか、原しか知らなかった。「今日の投手は原の甥っ子なんだよ」と言っても「苗字違うじゃん」って言われて、「えーと、姉だか妹の子なので・・・」
 当然、坂本のことも知らなかったが、ふと思いついて、というか、C嬢が「マー君凄いじゃん、でも、マー君もあれだとアメリカに行っちゃうでしょ?そしたら誰もいないじゃん?」と言うので、「今、打席に立ってる坂本という選手はリトルリーグでマー君と同じチームだったのです」と説明したら「あ、それテレビで観た!」ってやっと通用したぜ。

 そりゃ、阿部も知らないんだから「マー君いなくなったら他に誰がいるの?」って思うのでしょうね。
 「今年入った二刀流で話題の大谷くんなんかは・・・・」って言っても「?」でしたが、「ハンカチ王子くらい騒がれたんですけどねえ?」って言うと「ああ、ハンカチの子?あの子、そういやどうした?」って、あー、きっとAKBファンの人も一般人と話をすると、こういう気持ちになるのでしょうか?

 驚いたのは、巨人の誰かがデッドボールを受けて、「わー、当たった」っていうのは、C嬢にもわかったのですが、そしたら「なんで一塁に行くの?」と言うので「えーと、デッドボール受けると、そうなるんです。つーか、そうじゃないと、当て放題じゃん!!!!」

 前に札幌ドームで隣に座っていたカップルというかカップル未満な大学生っぽい男女の女性が「えー、外野まで飛べばいいんじゃなかったの?」というトンデモ質問してて「彼氏もえれーの連れて来ちゃったな」と思いましたが、私も、そういう状況になってしまいました。

 しかし、C嬢、全然わかってないわりには、変なところに気がつくようで牽制のとき「今のアウトでしょ」と言うので、最初は何言ってんのかわからなかったが、「ああ、フォースアウトだと思ってるんだ」ということに気が付き、「あの場合は、タッチが必要だから、いいんです」と説明。
 しかし、その時の打者がショートゴロで、ランナーが2塁でアウトになると「今のはタッチしてないじゃん」というので、「うわー、これなんて説明すればいいんだろう?」と白目になりましたが、その説明で合っているのかわからなかったけど、「ランナーが必ず進塁しなければいけない場面ではフォースアウトで、盗塁とか1塁ランナーが三塁まで走った場合はタッチが必要」と説明したら「ふーん、なるほど?」って、ほんとにわかってます?

 と必死にややこしいルールを説明してるのに「今のなんでダメなの?ああ、線の外だったから?」と言うので「ファールなんです!!!!」

 まあ、他にもいろいろ説明していたので、試合に集中できなかったが、もう巨人の優勝決まっているので集中する試合でも無かったが・・・

 そうそう、野球ファンがよく「シロートに説明するの超難しい」と嘆いているのが、クライマックス・シリーズのことで、C嬢も「巨人が優勝したんだ。じゃあ巨人と楽天で日本シリーズなの?」と言うので「そう決定したわけでもないんです。今日の相手の広島は、3位がまだ確定してないからまだ必死なんです」と、ずっと説明したけど、イマイチわかってないようだった。

 そうこうしているうちに、2-1のまま9回表を迎え、山口君が出てきたので「ほー、山口くんを胴上げ投手にするのか」と思っていたら、1アウトとったら投手交代で、マシソンが出てきたので「は?マシソン?」

 私はテレビでも巨人戦を観ることは稀なので、かつては二軍でイマイチだったマシソンがこういう場面で登場するほど活躍していたのか知らなかったのでった。
 「え?マシソンを胴上げ投手にするの?」とマジ戸惑っていたら、はやりアウト一つとったら交代で、西村が出てきたら、やっと納得したのであった。

 しかし、試合前に優勝決まっていたとはいえ、1点差で原監督も凄いことするなあ。

 つーか、それだけ巨人の後ろの投手が「堅い」ということなんだろう。楽天だったら、もう3失点で逆転負けしてるだろう。

 勝ちパターンの中継ぎ・抑え投手がビシっと三凡で抑えて、優勝決定!

 ベンチから駆け寄る選手たち、原監督の胴上げ、紙吹雪と紙テープ・・・・・・・ふーん?

 なかなか華やかに美しかったが、チームに思い入れないと、ほんと「ふーん?」って感じだった。

 せめて、元楽天の井野が出場していたら、少しはジーンと来たと思うのだが、井野は試合前に登録抹消になってました。

 というわけで、「私、根っからのアンチ巨人なんだな」と確信いたしました。
 9回表の豪華投手リレーの最中もずっと「ホームラン打っちゃえ」って呟いてましたし(笑)


9月21日(土)

 出勤。
 私が免除された明日の特殊業務の準備をした。
 新横浜が賑わっていたが「今日は何のイベントだ?」と、全然予想がつかなかったのだが、ビーズ(アポストロフィー打つのが面倒なので嘘表記すいません)でした。ほんと、前にも武道館の前で「今日の客は何系なのか全然わからん」と悩んだら、やっぱしビーズの片方のソロユニットだったなあ。

 さて、仕事はしていたが、午後はほとんどサボってました。
 だって、野球が気になってさあ・・・・

 マー君連勝記録も気になるが、それよりも、「ぎゃー、阪神が負けそう!いや、これは無理だろう!」という点差になっていたのです。

 マジック1だから、阪神が敗けた時点で巨人の優勝が決定してしまうのだ。

 そうなると、せっかく明日、東京ドームに行っても消化試合というか(広島はまだ全然渦中なのですが)「祝賀会で二日酔いの巨人選手」を鑑賞することになってしまう。

 あーあ、なんかがっかり・・・・としていたら、楽天は9回表に大量得点挙げて「あー、マー君楽勝じゃん」と思っていたら、9回裏は継投に譲ったのだが、そしたら斎藤隆が四球でランナー溜めちゃって、そこに長谷部が着火するという「あわや大惨事」だったのだが、7−3で逃げ切りました。

 そしたら、なんと阪神も後半追い上げて、1点差まで詰めより、なんと同点に!!!!
 よし、これは是非ともサヨナラ勝ちだ!と息巻いていたのですが、同点で終わりました。

 ふー、首の皮一枚で明日に繋がったが、ナイターで巨人勝ったら同じこと・・・・と、ハラハラしながら、巨人−広島の途中経過をチェックすると、おー、広島が大量リードだ!マエケンも無失点で頑張ってます。
 今、7回終了した時点で、0−7で広島リードですから、これはよほどのことが無いかぎり明日まで回るでしょう。

 しかし、一難去って(まだ、わからないけど)また一難で、明日も阪神はデーゲームなのだ。しかもヤクルトは好調のライアン小川なので、ヤバいよなあ。

 まあ、明日、巨人の優勝が決まれば、それなりの雰囲気が楽しめるが、せめて試合途中に阪神の勝敗がわかって、異様なムードにってことだったら面白かったのに。

 こうなったら、昼に阪神負けて、試合前に優勝決まっちゃったんだけど、夜は巨人が負けて気まずい胴上げっていうのでもいいや。つーか、アンチ巨人的にはそっちのほうが楽しめそう。

 しかし、アンチ巨人なのに、うっかりチケット頂いてしまったばかりに、巨人の優勝が気になって気になってしょうがないって(笑)

 うわー、いつのまにか巨人が4点入れてるし!

 ほんと、今日はどこもこんな試合ですねえ。

 さーて、巨人戦の終盤はテレビで観てみようか。
 あれ?沢村が中継ぎなの?へー(巨人にいかに無関心かがわかる発言なんですかね?)

 実況アナが「阪神が引き分けたので、巨人は引き分けでも優勝が決まります」と言っているけど、サッカーなら「引き分け狙い」って試合運びもアリだが、野球は引き分け狙いって無いからなあ。

 あるとすれば、11回表の同点での攻撃の時に投手に代打出したいところだが、「それよりも裏の守備で引き分けで逃げ切りたいから」と投手をそのまま打席に出す、くらいですかね?

 あら・・・2アウトだけど、ランナー二人溜まっちゃった。
 立岡って誰?

 お、試合終わった。やれやれ。

 しかし、巨人のベンチ入り選手でも、全く知らない選手がいるのだなあ。明日に向かって予習しないといけないだろうか?

 一軍登録選手をチェックしたが、「誰?」なのは立岡だけだったけど、おお、元広島の青木ペローンや、元楽天の井野も一軍にいるではないか?
 明日、出場機会があるだろうか?青木や井野が活躍してくれれば、アンチ巨人の私も巨人の優勝を心から喜べることでしょう。

 そして、もし明日、阪神が勝って、巨人が負けて、優勝持ち越しになっても、私は存分に楽しめそうですし。ふぉふぉふぉふぉふぉ(性格悪い)

 
9月20日(金)

 出社したらすぐに、ある社員が「ちょっと面倒なことお願いしてもいいですか?」と言うので「面倒ってwww」と苦笑しながら話を聞いてみると、単なる書類への記名捺印だった。
 それは私のごくごく基本的な日常仕事だし、1分もあれば出来てしまうので、ちっとも面倒じゃなかったのだが、彼にとっては面倒だったらしい。
 その書類は、発注書みたいなランクの書類なので、担当者の記名捺印だけでもいいと思ってそう処理したら「代表者名で代表印を捺印してくれ」と突っ返されたらしい。
 なので「あー、面倒だ」と思ったので、私に「面倒なことお願いしていいですか?」と言ったようだが、私には全然、手間でも面倒でもないので・・・・

 つーか、あんたが一番面倒なんだよ(笑)・・・と心の中で呟いた。実際、ほんとに面倒な人なので。

 それから1時間もしないうちに、別の社員が「ちょっと面倒なお願いが」と来たので「おや、今日は面倒なことが多いわね」と話を聞いてみると、取引先の業務が一部、親会社に統合されたので、来月からは親会社からの請求書になると言うので「あー、そんなの全然平気です」と言ったのだが、話にはまだ続きがあり、うちの会社がもしも親会社の方と基本契約を結んでいるのなら、その契約書を新たにする必要があるかもしれなくて・・・云々。

 ぶっちゃけ、派遣会社の経営統合の話なので、そんなん、派遣会社の方で準備するだけなのでは?って思ったけど、彼は「こちらでそういう新たな契約が必要でしょうか?」って私に聞かれても・・・・

 派遣会社の方がいろいろ派遣業法的に書類が煩雑なので、よくわかってるのではないか?
 こちらとしては、今現在派遣されてる人に関する契約が継続されるなら、別に?ってだけだし、全く別会社に統合されるわけでもなく、グループ企業内の業務譲渡であるから、基本契約もほぼ同じであろう。

 と、私が自分の感想を述べると「そうですよね、じゃあ、向こうにお任せします」と去っていったが、何か面倒は話でしたかね?
 まあ、このケースは、派遣会社の担当者にクドクド説明されたうちの社員がどう対応していいのかわからずに、総務に相談しに来たので「自分ではよくわからなくて=面倒な話」という言い換えになったのだろう。

 というわけで、今日ちょびっと学習したのは「面倒なことお願いしていいですか?」って言ってくる人は要注意ってことだ。

 そいえば、その昔「ミヤノさん、一つお伺いしてもいいですか?」っていう人達がいたなあ。

 私の記憶に残るダメ派遣社員だった子がその一人で、「ミヤノさん、一つお伺いしてもいいですか?」って言うから、「なんでしょ?」と言ったら「◯◯さん宛にお電話なんですが、どこにお繋ぎすればいいんでしょうか?」って言うので「うわー、保留にしてんのかよ!先にそれ言えよ!」とびっくりしましたっけ。

 入ったばかりの新人さんが電話受けで戸惑うのは当たり前だが「一つお伺いしてもいいですか?」って前置きする人は初めてだった。

 気を使ってクッション言葉を使っているのだろうけど、電話保留して相手待たせてるんだから、まず相手に気を使え!

 同じ頃、私の苦手な年配女性社員がやはり「ミヤノさん、一つお伺いしてもいいですか?」と言うので、「なんでしょう?」って顔を上げたら、「ポストイットはどこにあるのでしょうか?」って言うので、文具をストックしてある所を指さして教えたけど、あれも、別にクッション言葉いらないから、「ミヤノさん」「はい?」「ポストイット欲しいんですけど」って言われたら、普通に教えますけど、と思った。

 「一つお伺いしてもいいですか?」にも、「面倒なお願いしてもいいでしょうか?」と同じニュアンスを感じるので、こっちは笑顔で「はい、なんでしょう?」と身構えるのだが、彼らにしてみれば「すいませーん」のさらに丁寧語で使ってるのでしょうね。

 しかし、「全然大したことのない話」をわざわざ大事のように言ってくることのどこが丁寧なのか、私にはよくわからない。

 なんか、家の呼び鈴が鳴って、玄関に行くと「お忙しいところ大変申し訳ないのですが、ちょっとお時間よろしいでしょうか?」とドアの外で言うので「なんだ?セールスか?」と身構えたら「宅配便でございますが、ドアを開けていただいてもよろしいでしょうか?」と言われたみたいな。

 あと、やっぱし時々出現して、私が苦手に思うのは「すいません、って話かけるのも遠慮して、横でじっと立ってて、こっちが気がつくのを待ってる人」である。

 いいから、声かけてよ、キモいじゃん!!!!

 今、短期派遣(育児休暇中の社員の穴埋め)で来てる派遣の人が久々にそのタイプで、最初はいろいろ慣れないだろうと、こっちから積極的に話しかけていたのだが、「なんか、面倒なタイプっぽいぞ」と気がついて、今はちょっと距離を置いているのだが、距離置くのも気疲れしてしまう。

 そういや、昔いたイライザがそういう子だったよなあ。懐かしいなあ。元気でやってるかなあ。

 イライザは私がガシガシ入力していると、「ここがわからないんですけど、教えてください」とか声掛けられなかったらしく、じーっと私を見つめている気配は感じたので、「だから、声掛けろよ」と無視していたのだが、私が席を立つと「あ、ミヤノさん、ここ教えてください」と言うので、「あー、これは、こうして」と指示して立ち去ろうとすると「待ってください!他にもあるんです!ここだけでも教えてください!」って大声で騒ぐので「私、トイレに行こうとしてるんで、急いでんの!戻ったらまた教えるから!」って私が声を荒げると、「・・・・あ、ああ、すいません」って呆然としてましたっけ。

 あれはほんとに理解不能だった。
 座って仕事してて忙しい時でも「すいません」って言われて、「あ、ちょっと待ってね」と言うことはできるけど、なんでわざわざ立ち上がったタイミングで話かけてくるのかって。そりゃ、給湯室にコーヒー汲みに行くだけのこともあるけど、座ってる時よりも立ち上がった時のほうが「なんか明確に用事がある」って思わないのかね?

 古株のシステム系社員で、社内システムの重鎮であるK氏は、非常に無口というか、メールで仕事をお願いすると、まあ普通なのだが、内線電話で「◯◯システムに入力しようとしたら動かないんです」と相談すると「いま、いく」とか、「世界一短い電話の応対」を目指しているかのような最小言語しか話さない人である。

 彼は「お忙しいところ」とか「お手数ですが」なんていうクッション言葉を口にしたのを聞いたことがないけど、「今、行く」と言って、すぐに来てくれて、「今いい?」って言うので「お願いします」とパソコンを明け渡すと、しばらくカタカタなにやら入力して「たぶん治った、どお?」って言うので、再挑戦してみると「わー、出来ました、ありがとうございました」と言い終わる前に「じゃ」と去って行ってしまうのだ。かっけー

 なので私は、彼がたまに無言で総務のフロアにやってきても、「どうしました?」ってこっちから声かけちゃうし。
 「これと同じ封筒、ある?」って言われれば、「あー、ここですよ」
 「Mに書類持ってきた」と言われれば「あー、M嬢今日休みなんでお預かりしておきます」と、彼がなるべく多くを話さないでも済むように、テキパキ応対しちゃいます。

 いつも書いているけど、「お忙しいところ、大変申し訳ないのですが、一つお伺いしてもよろしいでしょうか」って言ってくる人のほうが「その前口上聞いてる時間がもったいないのですが?」って突っ込みたくなっちゃう。

 K氏みたいな「必要以上のことは言わない」人のほうが、こっちが仕事お願いしても「それ、いつまで?」と彼が忙し時にはきっぱり言ってくるので「今月中でいいです」って話が早いし。

 K氏が家族の前ではどんなお父さんなのか全く想像できないけど、無口ながらもしっかり仕事してくれるので、それでいい。
 そんで、多くの人がそう思ってるようで、あんなに無愛想なのに「K氏に頼んでおけば間違いないから」と仕事の依頼が集中してしまい、一時期は「K氏に直接依頼するな」って業務連絡が飛んだくらいだった。

 でも、クッション役の他の人にお願いしても、結局、K氏がやってくるので、なかなか業務分担は進まないようです。

 さーて、今日は珍しくプロ野球の試合が無いのですが、明日はどうなるかしら?

 巨人がマジック1だけど、明日は杉内×マエケンだし、マエケンがんばれー
 そして阪神は藤浪だから、藤浪もがんばれー。
 そして、22日に胴上げしようよ!!!!

 って、私は自分らしく自分勝手に生きてます。

 いくら、アンチ巨人だからって、胴上げを生鑑賞できるのなら、なりふりかまわず「明日は巨人負けろー、阪神勝って!」って、これって普通にアンチ巨人ですね(笑)

 楽天も下手すれば、(上手く行けば?)9月中に優勝決まりますが、関係者は「ちょっと足踏みして、本拠地戻ってからにしてほしいなあ」って思ってるでしょう。
 こればかりはね、相手(2位以下のチーム)の勝敗も関係してきますから、特にパ・リーグの場合は、過去にも「M1爆弾リレー」したこともありますし(楽天のホセが西武の優勝決定確実だった試合をホームランでひっくり返したのは記憶に新しい)、ほんと予想がつかないのでドキドキします。来週は西武ドームのどこかで観戦予定は組んでいるんですけど。

9月19日(木)

 昨日の楽天は途中まで楽勝ムードだったのに、後半、中継ぎ投手が漏れ無く打たれて、まさかの敗戦でした。

 その裏では(そっちが表か)、巨人が負けて阪神が勝ったので、これで「22日に胴上げ観られるかも」という希望がつながりました。今のところ、最速21日だそうです。ドキドキ(笑)

 さて、先日、実家に泊まった時に両親とテレビを観ていたら、ママンが某ガン保険のCMを観ながら「いっつも思うんだけど、この『ガンになっても自分らしく生きる』っていう意味がわからない」と言うので、「ああ、自分の実の親だなあ」ってしみじみしてしまいました。

 たしかに「自分らしく生きる」っていう意味、よくわかりません。
 ママン曰く「別に他人に迷惑かけるわけでもないし、好きにすりゃいいのよ」

 まあ、私が思うに「好きに病気と戦う」には金がかかる場合も多いから、そのためには保険かけておいたほうがいいですよ、っていう意味なんだろうけど、そういう意味では「自分らしく生きるために」っていうのは、上手いコピーだよね。

 ただ、「自分らしく」っていう言い回しがなんとなく嫌いってだけで。

 ミヤノ家では「誰々らしく」っていうのは、どっちかというとネガティブな言葉である。
 前にも書いたが、両親がアパートに引っ越しした日に、ママンが自宅の片付けをしていたら、パパンはアパートの玄関に置いた靴箱用の本棚に本を詰め込んで、やっと深夜に帰宅したママンに「オレだって、一仕事したぜ」とドヤ顔だったので、ママンは崩れ落ちそうになったらしい。

 私はそのエピソードを聞いて「ぷぷぷっ、お父さんらしいwww」とバカ受けしました。

 さーて、おや、また青山が打たれちゃったわい。同点です。

 なんかまた現実逃避ネタでも書こう。

 社員旅行に行ったのはずいぶん前になりますが、痛感したのは「あー、わたし、やっぱしガールズトークが苦手」ってことでした。

 具体的にどんなトークが苦手だったか、詳しくは思い出せませんが、一つだけ印象に残ったやりとりがあります。

 その旅行に参加した最年少のY嬢は、無口な女子でした。
 口数少ないし、表情も乏しいのだが、仕事はちゃんとしてると私は思ってました。

 少し前に、経理の誰かのパソコンが不具合を起こした時、担当してくれたのがそのY嬢でしたが、なかなか上手く行かなかったけど「きゃー、どうしよ?」って女子っぽい態度は全く見せず、私が「苦戦してる?」と声かけても「いえ・・・・まあ・・・・ちょっと」と無表情で黙々と作業していて、「へー、やっぱ変わった子だな」とは思いましたが、どっちかというと好感持った。

 なんかピンチの場面でも、ドーンと無表情な投手みたいでね。

 そんな、武田勝や河原のような「無表情選手」であったが、若い女子だから、化粧や服装にはけっこう気を配っているのもわかっていたし。
 ただ、キレいな子っていうわけでもなく、容姿は平凡で、ちょっと太めだけど・・・・だったら、せめて愛想振りまけば?とも思いますが、いや、ブスなんだからせめて愛嬌でも、と言いたいわけでもなく、あのくらいのふっくらした女子が愛嬌ふりまいたら、かなり可愛のでは、と思っただけですが、本人はそういうつもりがないようで、ただ、無口で無愛想でも、ふっくらした外見から冷たい感じがしないのは得してるかなあ?って程度。

 そんなわけで、「無口で無愛想」だけど、社内での評判はけっこう、いい子でした。

 社員旅行の一日目、私はそのY嬢と同じ部屋だった。
 私ともう一人いたオバサン社員は、役員氏の「オレの部屋で飲み会」に参加していたが、私は「今日は早起きしたし、移動ばっかりだったので早寝する」と辞退して、早々と床に就いたものの、旅館の布団が暑くてなかなか寝付けず、押入れから予備のシーツ引っ張りだして、それを薄掛けにして眠ろうと悪戦苦闘してました。

 Y嬢と、その少し後輩O嬢も、飲み会には参加せず、ゆっくりお風呂に入ってから、寝ている私に遠慮しつつも、二人で仲良くテレビ観ていた。

 「このお笑い芸人、最近よく出てるよねー」
 「ああ、私もけっこう好き」

 というような、実に標準的なガールズトークが繰り広げられていた。

 O嬢も、かなりの無愛想さんで、学生時代はずっとうちでバイトしていて、そのまま新卒で入社したのだが、バイトの担当部署からはは「えー?あの子、社員になったの?」と驚かれた。
 社員の間では彼女を「苦手」と思う人が少なからずいたようで、でも、有名大学の学生だったし、仕事はちゃんとしていたようだが、コミュニケーション能力が低かったので、「バイトならいいけど・・・・」って思われたみたい。

 そういや、O嬢も、無愛想キャラだけど、化粧や服装はイマドキのギャルだよな。

 というわけで、あの晩、私は寝たふりというか、なかなか寝付けなかったので、「無愛想ギャル」二人の会話をほぼ傍受してしまったのであるが、テレビ観ながら「イマドキのお笑い芸人」について、浅く語り合った後、話題はコスメになった。

 「最近、気に入ってるハンドクリームがあるんだ」

 とか、なんとか。
 しばらく、お互いが使ってる基礎化粧品の話をしていたので、そのあたりでやっと私も眠りに落ちた。

 で、2日目は部屋割りが変わって、Y嬢やO嬢のいない「アラフォー以上」のメンツになったのだが、その中で、誰ともなく「Yちゃんは、こうして旅行に出ても、やっぱ喋らないから心配」という話になった。

 「楽しんでるのかね?」
 「まあ、いつもあんなだしね?」

 私からすれば「あんたらが喋りすぎ」なだけで、その対局に「喋らなすぎ」な女子がいても、「そういうこともあるのだろう」ってだけだが、常にピーチクーパーチク喋ってないと「いけない」という女子理論からすれば、無口なY嬢は「異常」とまでは言わないけど「なんか、自分を隠してるんじゃないのかな?」ということになるようだ。

 言い換えてみれば「本当の自分を出してないのでは?」って論旨になったので、たまらず私が口を挟んだ。
 「いや、昨日、寝しなに、Y嬢とO嬢が会話しているのを聞いたけど、お笑い芸人がどうのこうのとか、最新コスメがどうのこうのって、実に普通に女子トークしてましたよ?」

 「へー、そうなんだ」って、だってY嬢は、無口で無愛想だけど、まつ毛エクステしてるんすよ?フツーじゃん?

 そしたら、誰かが「へー、ちゃんと同世代同士だと普通にお喋りするんだ、よかった。いい子だと思うんだよね、ほんと、いい物持ってると思うんだよ」と言ったので「へ?」と思った。

 「内に秘めた魅力があるはず」ってこと?

 私は無口で無愛想な彼女にはミステリアスな魅力を感じるが、あの子がフツーに自己主張してベラベラ喋っていたら、ただのちょっと外見が残念なギャルである。

 彼女は充分「自分らしく」生きているのだと思う。

 つーか、それが私に何が不都合だったら「もっと愛想振りまけばいいのに」と思うのかもしれないけど、その必要は私には無いので、実際のところどーでもいー。

 「でも、あの子、もっと自分を表現すれば、もっといい所いっぱいあるんだと思うんだよね」って発言が私にはキモくて、さ。

 で、そういう会話って普通の飲み会ではなかなか展開することがないので「社員旅行のキモさだなあ」って思ったのである。

 つーか、社員旅行によって、逆に私がずっと「フツーにいい人」と思っていた女子社員が、そういう発言することで「キモい」と思ってしまったことのほうがマイナス点なわけで。

 で、そのキモい発言した女子(ってアラフォー独身ですが)については、私の印象では飾らない性格の人気者だったのだが、旅行に出かけてみたら、髪のセットはドライヤーだけじゃダメで、持ってきたヘアアイロンで整えないといけないらしく、他の「それなりに身だしなみに気をつかってます」女子の三倍くらい朝の支度に時間とられていたので「見かけよりも、ずっと面倒くさい女なんだな」って減点ポイントが多すぎて、「社員旅行なんてしなけりゃ、こんな些細な欠点を知ることもなかったのに」と思ったです。

 よーし、楽天は青山で同点にされちゃったが、まさかの伊志嶺でサヨナラでした。

 伊志嶺が表舞台に立つなんて・・・・・

 楽天の胴上げ予測はどのあたりなんだろうか?
 ドキドキですわ。


9月17日(火)

 今日はなんだか軽くいろいろあった。

 ほんと、軽く・・・・・

 まず、部長に軽く仮押されていた外イベントだったが、ずいぶん前に「総務部から二人出動」と言われた9月22日の仕事があった。
 三連休中だったし「えー、その日はちょっと」という人がいたので、私とK嬢が仮押さえされていた。

 まあ、大事な仕事だったらしょうがないけど「うちら、別に要らないんじゃない?」という案件だったので直前で解除されると期待していたら、昨日、私が急に休んだ日に正式に「君等はいいよ」と解除されたらしい。

 「ああ、そう」と、その仕事はちょっと普通の仕事じゃなかったので、できたら行きたくもなかったのだが、部長の話し相手としては必要なのかもしれないので、行くんなら、まあいいや、誕生日なんですけど、別に誕生会するわけでもないし・・・と思っていた。

 それもあって、先週末実家に行ったのですが・・・
 ママンに「あんた、来週、誕生日じゃない?」と言われたが「誕生日の日に仕事入ったので」

 そしたら、今日になってK嬢から「22日なくなったってよ」と言われて「あ、そう」としか言いようがなかったのですが、K嬢が「ミヤノさん、22日は空いてるの?」と言われたので「そりゃ、仕事の予定入っていたので・・・」と苦笑すると「よかったら、これ行かない?」

 22日の東京ドームのチケットだった。
 前にドームの試合のチケットは抽選で社員に分配したんじゃなかったけ?私は抽選に外れたが・・・

 どうやら、この日は応募がなかったらしく寝かせていたのだが、K嬢が部長に「どうしましょう?」と相談したら「じゃあ、ミヤノにあげれば?」ということになったが「ミヤノさんは例の仕事で出勤です」ってことで、「じゃあ、もういいや」って流れになったらしい。

 ミヤノさん、お誕生日にお仕事する予定だったのに、なぜか、巨人戦のプラチナチケットをゲットです。
 泣けることに、K嬢はちゃんと私の誕生日を把握しており「誕生日でしょ?」と言ってくれたので、じーんと来ました。

 というわけで、棚ボタの巨人戦チケット入手しましたが、巨人ってマジック5なので、今週末に優勝決定する確率高いじゃん・・・・・

 ネットで調べてみると、最速で19日で「22日前後に決めそう」のようだった。

 チケット販売状況をネットで確認してみると、週末の広島との三連戦はチケット完売だったので「これ、タダで貰ったけど転売すれば3万円くらいになるのでは?」と思った。

 まあでも、せっかく頂いたので、ちゃんと観戦したいものだが、誰を誘おう?

 友達いないなあ。

 ドームのバルコニー席なんだから(ビュッフェ付き)、友人M嬢が健在だったら、さぞかし喜んでくれただろう。

 他の候補は横浜ファンの親会社の先輩と、サッカーファンで先日、マンUの試合に誘ってくれた友人T嬢か・・・・

 でも、そうだ、1年くらい音信が無い、放射能信者の友人Cに「野球に興味ないことはわかってるけど、バルコニーのセレブ席なんで、行ってみない?」とメールしてみようかと思った。

 でもなあ、一年ぶりにそんなメールするのも・・・と思って帰宅してみたら、なんと、マーヲタの友人Mから半年ぶりに「情弱の私でもマー君21勝は届きました。めでたい」というメールが!!!!!

 さらに、長崎在住のやはり精神病んでるらしい友人N嬢からも「ポール・マッカートニーが福岡に来るらしいが別にうれしくない」という、実にどうでもいいメールが来たので、「なんか今日はキテるぜ!」と、友人C嬢にその勢いでメールすると「いいよ?」とのお返事。

 なんだか惑星大行列みたいな心地がしました。

 友達少ないので、「まともな友人が3人くらいで、頭おかしい友人も3人くらい」というヤバい状況ですが、今日はなぜか頭おかしい方から一斉にメールが来たので、たぶん、台風一過の影響なんでしょう。

 おい、なのに、今日は阪神負けて巨人勝ったとか・・・・

 まあ巨人なんてどうでもいいのですが、楽天が勝ってロッテ敗けたので、いよいよマジック一桁です!!!!!

 明日は谷間のハウザーさん先発なので、誰も期待してませんが、ハウザーさん、先発転向してから意外と試合作ってるんだよね。

 というわけで、膠着していた友人関係がちょっとザワワと揺らいだので、なんだか楽しくなってきた。


9月16日(月)

 昨日は、「夕方から雨だから」と明るい内に帰宅して、「鉄腕DASH」(最近また観るようになった)始まるまで日記書いていたのですが、「八重の桜」(オダギリジョーが登場してからまた観るようになった)が始まる前にネットで野球結果チェックしてみたら「ぎーえええええええ!バレ様、56号どころか、57号も????」とびっくりしました。

 いや、てっきり試合は中止なのかと思っていて・・・そういや、天気は小康状態だったのだが・・・・

 しかし、案の定、阪神ファンが待ち構えるレフトスタンドに飛んだようで「記念ボール戻ってくるのかなあ?」と心配していたのですが、阪神ファンといえども「日本の譲りあい精神」は持っておられたようで、無事、本人にボールが戻ったようです。って、阪神ファンに偏見持っててすいませんでした(笑)

 まあ、55号捕獲したのがヤクルト・ファンで、ボールを本人に返す場面はスポーツ紙にも大きく取り上げられたので、「ボールはオレのもんだ!」って主張して険悪になるよりも、ああして各マスコミに写真と名前入りで報道されたほうがいいもんね。

 私だったら「顔出ししたくないから、つば九郎の中に入れてくれれば返す」とか無理言っちゃいそうですが(笑)

 でも、この先のホームランボールの扱いが微妙だよな。
 55号とか56号は記念ボールであるが、この先何本打つかわからないので、どれが最終的に「日本記録」のボールになるのかわからないものをいちいち回収するのも面倒だし・・・
 こうなったら、全部回収して、バレ様が直々にバットと交換すればいいだけか。
 そんで、もし最終的に60までいったら、58号や59号をゲットした人にはサインでもして送り返してあげればいいだろう。

 さて、今日は出勤予定だったのですが、まだ暗いうちに目が覚めると風がゴーゴー唸っていて「何時だ?」と時計確認したら、午前3時過ぎでした。
 「あー、これだったら、家を出る9時くらいには通過するかなあ」と思って、また寝直そうとするが、風の音がうるさくてしっくり眠れなかった。

 6時頃、テレビをつけてみたが「これから中部地方上陸です」ってあたりで、なぜか京都の嵐山が酷いことになっていた。

 渡月橋の水位があんなになるとは・・・・

 関東の電車は通常通りに動いているようだったが、窓を開けてみるとドワっと風雨が吹き込んでくるし、とにかく風がすごくて「これじゃあ傘させないから、駅までの徒歩10分が大変だぞ」って感じだったし、強風怖いし、なんとか会社に向かっても、途中で電車止まったら大変だし・・・(多摩川超えが鬼門)

 出勤予定ではあったが、どーせ世間は祝日だから休んじゃおうかな、と9時過ぎに会社に電話してみたら、マスオさん(たぶん車で来てる)が電話に出たので、「なんかこの後首都圏直撃って言ってるから休みます」と告げて、ゴロゴロしながら台風の進捗状況を眺めていたのだが、昼前には風雨も落ち着いてきたので、「今からでも出社できるな」(フレックス制なので、午後1時に出勤すればOK)と思ったけど、もういいや、休みいっぱい余ってるし。

 しかし、こんな昼間に直撃っていうのも記憶にないくらいだ。

 たいてい「夜中に通過して朝はなんとか大丈夫でした」か、「夕方になって接近してきて、平社員は早退するよう勧められた」なのだが、朝起きて「これ、会社行くの無理」っていうのは珍しい。

 もっとも、今日は祝日だったので、私が「出勤予定だったけど、ヤバそうだから休もうかなあ」と迷っているのに、テレビ映像では新宿や渋谷やお台場に遊びに来た人たちが平然と歩いていたりしたので、「意外と大丈夫なのかなあ」とも思ったが、「どうしても今日は出勤しなくては」という理由もなかったので、もう、いいやって思ってさ。

 だいたい大丈夫だったのかもしれないけど、強風で木が折れたのが落下して骨折したって人のニュースもあったし、私は「石橋を叩いて渡らない」って志向で、ここまで生きてきたんだし。

 しかし、突風や竜巻の被害って、文字通り「どうしようもない」ですよね。
 河川が増水したから避難とか、土砂崩れが心配だから避難っていうのはわかるけど、「竜巻注意」って言われても、どこで起こるかわからないし、どこに避難すれば安全なのかもわからない。地下壕があるんならいいけどさ。


9月15日(日)

 バレ様の王様超え記録なかなか出ませんねえ。

 でも、おかげ様で神宮球場は「56号特需」でお客さんいっぱい入っているようなので、ヤクルトの営業的には良かったのかもしれませんが、でも今日は多分、中止になるだろうしなあ。もったいない。

 さて、台風接近しているし、来週の日曜日は特殊任務で出勤予定なので、三連休どころじゃないし、「今のうちに実家行っておくか」と土曜日の夕方行ってみました。

 7月上旬から始まった実家のリフォームの進行状況を観ておきたかったので。

 両親は現在、自宅から徒歩2分のアパートに仮住まい中なので、そこは狭いので宿泊するつもりではなかったのだが、「一人なら泊まれる」とママンが言うので、試しに泊まってみることにしました。

●アラフィフの娘とアラコキ(古希)の両親 「に」の字で寝る

 図で書けば早いのですが、仮住まいのアパートは間取りとしては2Kです。
 玄関を入ると、まずキッチンがあって、キッチンに接するフローリングの6畳間があって、その隣に4畳半の畳の部屋がある配置。

 両親は、キッチンと洋室を仕切る引き戸を取り払って、なんちゃってLDKってことにしています。
 なので、雰囲気的には独身者だったら充分な1LDKな間取りになっています。
 両親は普段は和室に布団並べて寝ているようだが「あんたか、妹が来たら、女性二人(妹の場合には孫も含むが)が和室で、おとーさんは居間のテーブルの下で寝る」とのこと。

 部屋の窓はどちらも南向きなのだが、キッチンから向かって左型の洋間は、パパンがテーブルをくぐるようにして、南北に布団を敷いて、右側の部屋は私とママンが東西に布団を敷いて並んでいたので、「川の字」ではなくて、まさに「に」の字になった。

 両親と一緒の部屋で寝るのも久しぶりだが、前にも弟一家と妹一家を宿泊させるために私は両親が寝室にしている和室で寝たこともあるので、そんなに珍しいことでもないのだが、「5部屋ある一軒家」でそういう状態になるのと違って、やっぱり窮屈ですね。

 うちの両親は、東京の下町で「二間で一家全員が暮らす」というのには慣れているようで、あまり気にしてないようですし、期限付き(7月から10月までの)仮住まいだしね。

 あれで、2年とか3年とか、被災地の仮設住宅のことを考えると、けっこうシンドいよなあ。

 ただ、両親は「こういうアパート暮らしは初めてだが、意外と静かだ」と言っていたけど、窓の開閉や足音など、けっこう生活音は聞こえたのですが、両親とも耳が遠くなってきているのとなんて言うのか「心の耳」みたいなのが遠くなってきているので、全然耳に入ってこないようだ。
 それよりも多分、私がいるのでベラベラ喋る母の話声のほうが上や隣の住民によく聞こえているのでは?

 まあただ、隣や上の部屋も土曜日の夜は深夜まで足音が聞こえていたので、老夫婦のところに親類が来て、話声が多少うるさいくらいはスルーしてくれているだろう。

 ママンからいろいろ家族の問題を話されたが、んー、あんまし大した問題ではないだろう。
 パパンのボケが進行しているのを心配していたようだが、ママンが「AKBの仕掛け人って凄い儲かってるんでしょうね」とか言うので「秋元康はそもそも、おにゃんこで成功しているし」と言っても、「おにゃんこ」がなんだかわかってないようなので、私が一生懸命「おにゃんこ」やその後の秋元康が放ったヒット曲のことを説明しても全然わからないようで「お父さんも、やっぱし自分に興味の無いことは無関心なだけで、同じなのかもね」と言うので、「なんだ、わかってんじゃん」

 そういうママンの様子は、祖母と全く同じだ。
 祖母は祖父が衰えてきたころ、自分の娘(私の母)によく「お父さんったら、最近トイレが間に合わないのでオシメしているの」とか愚痴っていた。
 でも、結果的に先にボケたのは祖母の方だった。

 家事なんてほとんどしたことないはずの祖父が脳溢血で半身が不自由になりボケてしまった祖母の世話を献身的にやっていたのである。そのうち、祖父がガンで倒れて、先に逝ってしまったのであるが・・・・ガンの緩和治療でモルヒネ投与されるまで祖父はボケてませんでした。

 今の父は多少とんちんかんだけど、自分の興味のあることはきちんと把握しているようなので、ボケ具合は両親とも同じくらいだと思う。
 母が「これはミヤノが喜ぶかも」と地元商店街の夏祭りで配っていた粗品の巾着を父にもゲットしてもらいたかったのに、父が「そんなのオレはいらない」と受け取ってくれなかったのをネチネチ言っていたが、私が「これ、なんで配っていたの?」と聞いても母の説明もよくわからなかったが(不動産屋なのか携帯電話屋なのか?)、どうも地元商店が余った粗品を供出していたようだ。

 それはいいのだが、母は急に「これって、ドコモショップの前で配っていたのよね?」と父に言っても、父にはどうでもいいことなので「いや、●●の前だったのでは?」と言うと、「もう、お父さんったら、どうして覚えてないのかしら」と嘆くが、そこ、あんま重要じゃないでしょ?

 それよりも、私が両親の仮住まいのアパートを訪ねるのは二度目なのだが、「あら、あんた、前も来てたっけ?」って府中の花火大会の前に寄ったのだが、全然覚えてなかったらしい。

 どっちもどっちだけど、祖母も母も「夫のほうが酷い」と言い張る感じがよく似ている。

 さらに、うちの妹は「私ばっかり育児に拘束されてて、旦那は遊んでばかり」と愚痴っているようだが、母からすれば妹の旦那さんもけっこう育児を手伝っているように思えるようだが・・・・
 自分の夫の欠点を並べ立て「ほんと、しょーもないの」って言うのは、我が家の遺伝のようだ。私は配偶者がいないので、会社の上司や同僚がいかにしょーもないかを日記に並べ立てているので、同類なんだろう。
9月12日(木)

 昨日はやっと千葉QVCマリンフィールド(キューって入力したら候補が出てきた)に楽天戦を見に行きました。
 月初は比較的忙しいので休み取りにくいのですが、今月は書類回りのペースが良く、一昨日の時点で「お、後は木曜日にやればいいじゃん」ということになったので「明日急に休んでもいい?」とマスオさんとエビワカちゃんに言うと「どうぞー」と言われたので、一応、急に休む理由を申告しようと思って「そろそろ楽天の応援しに行かないとね」って言ったら、大爆笑されちゃいました。

 さて、大事な「1位2位の直接対決」でありますが、前日は半袖小山が満塁ホームラン打たれてボロ負けしてました。「また井口か?」と思いきや、根元でした・・・・びみょー。

 昨日は美馬だったので、少しだけ期待できた。美馬は最近調子を上げているのだが、前回はムエンゴで勝ちつかなかっただけなので。

 試合前練習も眺めていたのだが、投手陣が外野から引き上げて来た最後に、辛島・則本・釜田の若手が練習器具持って(若手はお片付けもしないといけない)三人でキャッキャしながら歩いてきたのが目にとまった。

 めんこいのお(笑)って。

 新人の則本は新人王候補の大活躍だが、去年の新人だった釜田は今年は故障でずっと下にいたけど、今日久々に上がってきたのだ。そして、その二人よりはずっと先輩になったが、辛島も一時期は先発左腕として活躍するも、この子も故障が多くてね。でも、辛島君は楽天の貴重な「きゅん」枠ですから。

 で、三人ともイマドキの投手としては小柄な方なので(全員170センチ中盤。辛島きゅんなんて前半)、まとまって歩いていると、ほんとにかわゆいのであった。

 さて、試合の方は、ジョーンズさんが打った瞬間「きたーーーーーっ!」っていう当たりで3ランで、「これは勝てるかも」と思ったけど、昨日のこともあるから「3点差くらいじゃ・・・」と思っていたら、マギーさんがやはり打った瞬間「これは入るでしょう」という当たりで、相手投手の大谷ががっくりしているのが気の毒なくらいだった。

 しかし、試合途中に他の客が「おー、バレンティン打った!」と他球場の経過を呟くので、「ほほほ、私が来たから楽天勝てそうね」とご満悦だった私の心がちょっと曇った。「神宮球場に行けばよかったかも・・・」って。

 帰宅してテレビでスポーツニュースチェックしたら、バレ様55号で盛り上がっていた。しかし、やっぱし三塁側なんてガラガラでしたし、もったいない。

 それにしても、バレンティンの追い風になったのは「圧倒的に弱い今年のヤクルト」っていうのがあるだろう。
 だって、敬遠する理由が無いことが多いんだもん。
 昨日だって、広島は大差で勝っていたので、敬遠しなかったらポカーンと打たれてしまったようだ。あれが、2点差・・・・いや、せいぜい3点差だったら敬遠してもよかったのだが。

 おや、今日もヤクルトは凄い試合してるなあ。
 つーか、 [本塁打] キラ13号(広) 川端4号(ヤ) 野村1号(広) エルドレッド11号(広) 武内3号(ヤ)って、何これ?
 広島の野村って監督か?と一瞬本気で思ったが、ピッチャー野村ですよね、そうですね。
 この展開じゃ、また敬遠なんて出来ないじゃん。

 野球界のネタ好きの皆様の噂によると、どーやら明日が加藤コミッショナーの誕生日なので、バレ様の日本記録が達成されるに相応しい日のようです。

 王さんの記録を守るために、罵声を浴びながら、カブレラやローズやバースを敬遠していた投手達の悔しさを踏みにじるかのような、9月半ばで大記録達成が間近だが、その立役者の一人が加藤コミッショナーなことは間違いが無いだろう。

 私は別に加藤コミッショナーが悪いことをしたとも思っていないが、「国際規格に合わせて、飛ばないボールにしました」って全ボールに自分のサインを刻印したのに、そのボールがいつのまにか飛ぶボールになっていた、ってことは、カッコ悪いことではあったと思う。

 でも、そのおかげで、「王さんの記録があっさりと」と言うのは、私にはどうでもいいが、上の世代の人達にはけっこう重い「ちょんぼ」だったんじゃないかねえ?

 もちろん、讃えなくてはいけないのはバレンティン本人だろう。

 神宮球場で何度かバレンティンのホームランを見たことがあるが「うわー、ピンポン球みたい」って思ったっけ。

 ところで、バレンティンのアダ名が「ココ」っていうのは、最初は「ココ・シャネルか?」って思ったけど、ココナッツみたいな頭髪だったから、というのには納得したけど、「ウラディミール」っていうファーストネームってなんで?

 カリブ海のオランダ領の島出身なのに、なんで、思いっきりロシア名なんだろう?

 両親がナボコフかホロヴィッツのファンなのか?
 それとも、キュラソー島では珍しくもない名前なんだろうか?

 というわけで、私は、バレンティンが「王さん超え」を達成したら、マスコミがさらなる「バレンティンってどんな人?」と取材を深め、「なぜにウラディミール?」という私の抱える長年の謎を解き明かしてくれることを期待しています。

 おおっと!
 また、まさかの谷間の救世主ハウザーさんが1失点で試合作ってくれていた楽天は、釜田が継投したら4点入った!
 釜田を連投させるとは、首脳陣、後半というか、ポストシーズンに向けて先発調整してますね。勝負勘鍛えておこうって。

 ところで、この間「平成のやってTRY」について書きましたが、あの後、気が付いたんですが、「平成のやってTRY」って、ほぼ「ヘキサゴン」ですよね?
 「ヘキサゴン」でお馬鹿タレントのバカっぷりを楽しむのも「差別的」と批判する人がいたのだろうか?

 あと、よく「ドラえもんを描いてみよう」なんてクイズ番組の企画ありますよね?
 あれも「酢豚作ってください」と同じで、見慣れたキャラだけど、いざ、見本無しで描こうとすると、テレビ受けする「とんでもドラえもん」が多発する。

 前にユーチューブで中日のローカル番組で、中日の選手達に「ドアラを描いてください」とやったら、「そんなの球場にいないだろうwww」なステキな出来栄えで大爆笑しました。

 ああ、今日はバレ様はホームラン無かったようですね。
 やっぱ、明日の加藤良三コミッショナーの誕生日か。うふふ、楽しみです。しかも13日の金曜日だし。

 ところで、楽天は優勝に向かって突き進んでるし、マー君は日本記録どころか世界記録の絶好調なのに、マーヲタの友人Mから全く連絡が無いのがちょっと気になります。こっちから連絡してもいいのだが、「変に東京の友人が刺激すると治療の妨げになりはしないか?」って思うので・・・・

 おー、楽天は最終回も長谷部兄さん続投か。
 長谷部も小柄でかわいいよ。

 楽天にも塩見とか戸村とか、長身美脚の投手いるんですが、今年のまさかの優勝間際になってみれば、美馬とか長谷部とかの、チンクシャが重要になっててですね。

 勝投手が釜田で、セーブ(プロ初セーブなんだって)長谷部って最高です。

 うわ、長谷部のヒーローインタビューなんて超久しぶりのような気がするが、そつなくこなした。こんな子だったっけ?

 で、実は楽天の好調を地味に支えているのは巨人から頂戴した金刃だったりするらしい。

 巨人ってほんと凄いチームなんだなあ、って・・・・

 
9月10日(火)

 「世界屠畜紀行」やっと読み終わりました。面白かったー

 巻末の著者あとがきで「まだ取材できてない地域があるから、続編を書くつもり」と書いてあったので「ぜひ、ぜひー」と思った。私が一冊買ったことで、わずかでも取材費に清き一票が投じられたことになればいいのだが。

 さて、しばらくグジグジ書いていた、この本のテーマでもある「屠畜と差別」であるが、私は「皮なめし業者」が差別対象になっているということは知識としてなんとなく知っていたが、屠畜業者に関しては全然思い当たらなかった。

 そんだけ「屠畜」というものが、身近ではないどころか、そういうものがあるということを意識しさせないような社会だってことですかね?え?私が無知なだけ?

 まあ、知らないのはしょうがないじゃん、って思うわけです。

 無知と言えば、オリンピック招致決定で盛り上がっておりますが、今日は会社でふと「みんな、オリンピックよりも先に、ラグビーのワールドカップあること知ってるの?」と聞いてみたら「?????」とポカーンとされた。

 ご子息がラグビーやってる部長だけが「そうだよ、あれって何年だっけ?」と急に思い出したようだ。

 このままではいかんよ、ラグビー協会の皆様・・・・・
 まあ、開催直前になったら「これは、サッカーのW杯くらい世界では有名な大会なんです」とマスコミが煽ってくれるのかもしれないけど・・・・

 ええと、屠畜の話でしたね。
 というわけで、どこで誰が屠畜しているのか全く関心がなかった私が、この本を読んでみた印象は「食の専門職」って感じかな?豆腐屋さんみたいな・・・・

 あと、超素朴な疑問として「マグロの解体ショーってよくやってるけど、あれは花形なのになあ?」って思った。
 屠畜は法律で定められた場所でしかできないようだが、マグロはどこで解体してもいいのかね?

 そういや、今の日本人はニワトリを丸ごと調理できる人は少ないだろうけど、魚だったら捌ける人は多いだろう。
 私を含め、「切り身しか扱ったことがない」という情けない人も多いだろうけど、「お母さんやおばあちゃんは、けっこう大きい魚でも捌いている」という人も多いだろう。

 六本木で働いていた20代のころ、時々ランチで利用する料理店があった。あそこ、何料理だったんだっけ?和でも洋でもなく、でもどっちかというとステーキがメインの「高級居酒屋」だった。

 夜はうちの社長が大物芸能人と会食するような「業界では有名店」だったが、昼は1500円くらいで、高級店の味を楽しめたので、三ヶ月に一度くらいランチに行っていたと思う。何が美味しかったのか忘れたが・・・・サイコロ・ステーキだったかなあ?

 あまり広い店でもなかったので、同僚と二人で、1時過ぎの遅い時間に(ピーク時は混んでいたので。バブル期ですから)カウンターで並んで食べていたら、板前さんが夜の仕込みなのか、ブリくらいの比較的大きな魚を目の前で捌きはじめた。

 ドンと頭を落とすと、まな板が血に染まるし、その後の内臓取り出す作業もけっこう血まみれだったので、「う・・・目の前で展開されると、ちょっと食欲が落ちる」と思ったけど、「きゃー、怖い!」ってほどのこともなく、ちょっとグロかっただけだが、今考えてみると、大きな魚が捌かれるのを目の前に優雅に高級ランチしているのって、「牛が目の前で捌かれるのを眺めながら牛丼食ってる」ような話なので、肉を魚に置き換えてみると、屠畜のハードルは一挙に下がるような気がしてきた。

 中学校の時の家庭科の授業で、魚捌く実習をやったのだが、アジだかサバだかを三枚おろしにするのに「きゃー!!!!」と大騒ぎだったなあ。
 まず、頭落とせないのである。
 今の言葉だと、皆が「無理、無理、無理、絶対無理!」と魚を前に包丁持って呆然と立ち尽くしていて、教師に「あんたら、そんなんじゃ、嫁にいけないでしょう」と呆れられていた時「私がやってみます」」と名乗りを上げたのが・・・・・あー、あの子のこと30年ぶりくらいに思い出したけど、名前思い出せない。

 けっこうブリっ子(死語)だったので、女子からは遠巻きに嫌われていた子だった。
 色白でふっくらした可愛い子だったんだけど、その控えめに媚びた感じがちょっとね。声も小声で、わざとおっとりした風に喋るけど、根はけっこう気が強そうな感じが私も苦手だった。あと、そんな奥ゆかしい風情だったけど、しっかり聖子ちゃんカットをしっかり毎日ビシっと決めているあたりも(笑)

 そして、彼女の母親や地元で割烹居酒屋を営んでおり、彼女の媚びた雰囲気と「親も水商売なんだ」ということが結びついちゃったので、なんかね。
 飲み屋の子供でも、D君っていうクラスでも人気者の男子がいて、彼の両親は駅前で焼き鳥屋をやっていて、サラリーマンのお父さんにも「安くて美味いし、あそこの経営者は明るくて気持ちがいい」と評判だったので、「うちの父ちゃん、よく会社帰りにDんとこの焼き鳥をお土産に買ってきてくれるんだ」的に溶け込んでいたのだが、割烹居酒屋の店の雰囲気がどうなのか私ら中学生には知るよしもなかったけど、その彼女が妙に色っぽい子だったので、「居酒屋」というよりは「水商売」的な認識をしていたのだと思う。

 そうそう、焼き鳥屋の息子のD君は、学校の成績はあまり良くなかったけど、国語の授業で短歌だか俳句だかを詠んだ時、D君が毎日、焼き鳥の煙にまみれて働く母の姿を詠んだ句に、国語教師が涙ぐむくらい感激していたが、私も「いい句だなあ」と思ったっけ。書道の心得のある教師は「私が短冊に書いてあげるから、店に飾ってください」と言っていたような記憶があるが、D君のお母さんもあの句読んで泣いただろうなあ。

 なんて句だか、思い出せないが、たしか「いらっしゃいませと声響かせて」で締められていたような気がするので短歌だったのか?

 えっと、それで調理実習の時に、その割烹居酒屋の娘が「私がやってみます」と名乗りでた時には「ほーら、ブリっ子がこういう時に目立ちたがる」と思ったのであるが、彼女も包丁が得意というわけでもなく、三枚おろしに苦戦していたけど、「わーん、気持ち悪い」とビビる同級生に「うち、こういう商売しているから、私は平気」と気丈にふるまっていたのが印象に残っている。

 あれで華麗な包丁さばきを披露すれば「かっけーーーー」って評価上がったんだと思うけど、彼女が「うちはこういう商売しているから」と言うわりには、包丁の扱いは他の生徒と同じ程度だったっていうのが、「えーと、この行為をどう評価すれば」と実に微妙だったので、今だに覚えているというか、30数年後に急に思い出したのでありました。

 あと、調理実習で阿鼻叫喚になったのはイカの処理。
 イカはまず、足を引っ張って抜くのだが、上手く抜けないのだ。
 グっと力を入れるのだが、グっと反動というか、生き物はそれなりに丈夫にできているので「そう簡単に食われてたまるか」という抵抗感を感じてしまい、包丁もロクに持てない中学生女子には難易度高かった。一回抜いちゃうと、後はラクなんだが、その「グっ」っていう力加減がわかるまでが辛くてね。

 あれ以来、イカ捌いたことないなあ。

 イカどころか、アジの三枚おろしも、高校生の頃はたまに母の手伝いでやったけど、もう30年くらいやってないので、手順すっかり忘れてる。

 なので、けっこうな長寿番組である日曜日のTBSの「噂の東京マガジン」の名物コーナーである「平成のやってTRY」も他人事では全然ないのである。

 そうそう差別といえば、あの「平成のやってTRY」というコーナーは、長年、「女性差別だ」と一部では糾弾されているけど、平然とずっとやってますね。
 実は私も長年あの番組をぼんやりと見ていたのですが「あれは差別だ!」って見解があることを知ったのは、お馴染みの友人M嬢がかつてそうガナっていたからです。

 「噂の東京マガジン」を見たことの無い人に説明すると、「平成のやってTRY」コーナーというのは、若い女性の集まるショッピングセンターや観光地に屋外キッチンと食材を並べて、若いギャルに「酢豚作ってください」とレシピ無しで料理を作らせて、その出来栄えの酷さに大爆笑する企画である。

 酢豚くらいに「誰でも食べたことがあるけど、あまり自分では作ったことがない」っていう料理が一番盛り上がるんですけどね。「なんか、肉と野菜がゴロゴロ入ってて、なんか赤くて、そんでとろみがあった」という記憶から、ものすごく独創的な作り方する人もいれば、「とろみは片栗粉」とわかってはいるが、片栗粉の分量がわからず、大量投入してみたり。

 友人Mは「女性蔑視だ」と怒っていた。「だったら男子にもやらせろ」と。
 ギャルが酷い料理を作った後に、スタジオに並ぶオジサンタレント達が「いやー、しょーもないですねー」と笑うことにも我慢がならなかったようだ。

 私は、あの企画は「ただのシロートを出演させるお笑い企画」だとしか思ってなかったので、なんでM嬢があんなに怒っているのかわからなかったけど、そういう視点で観てみると、確かに若い女子を笑いものにしているわけで、女性蔑視と言えなくもないけど、番組の趣旨は「オジサンには手の届かないギャルをちょっと見下してみて楽しむ」ってことだと思っていたので、夏の海岸でのロケでは、水着姿も眩しいギャルたちが、とんでもない料理作るのを「水着はいいんだけどなあ」って、そもそもおめーらにはその水着は遠い物とわかってはいるけど、その輝くばかりのギャルたちが残念な料理を作ることで「オレらには無理」って、自分ではなく若い子に「無理」の責任を押し付けているという、よくよく考えると、オッサンたちの立場が悲しく思える番組なのだ。

 そもそも、レシピ無しで、酢豚やアジの南蛮漬けなんて作れないでしょう、フツー。

 あの番組は「いかに独創的な間違いをするか」が売りの番組なので、そこを楽しめばいいだけでは?時々、本当に「あー、そう来たか」って感心するような斬新レシピが登場しますし、私は現代美術のようなもんだと思っています。

 あと、あの番組観てて気がつくところは「料理作った事ない人は、普段食べ慣れてる料理を色を主体に再現しようとする」ってことです。「なんか、もっと赤かった」と唐辛子やケチャップを大量投入したり。

 その昔「私、料理が下手なんだよねー、特にチャーハンがダメでさ」っていう女友達がチャーハン作る過程に立ち会ったことありますが、やっぱしマズかったんだけど、なんであんなに不味いのか原因がわかりませんでした。途中で味見しないのがいけなかったのかね?
 てゆーか、普通、家で作るチャーハンなんて、多少ベトベトでも全然気にならないはずなのに、なんであんなにマズかったのか今だにわかりません。

 料理なんて、油で炒めて塩コショウすれば、たいてい美味しいのに。

 で、そこそこ料理していた頃の自分は、外食で「これは美味しいし、自分でもそこそこ作れそう」って思うと、大まかな調理方法が想像できたんだけど、「自分でも作ってみよう」って思わないと、例えばメジャーな料理でも「ホイコウロウ」なんて、キャベツと豚肉が素材なのはわかりますが、あと何が入ってたっけ?なんか印象が青椒肉絲とかぶって、何を入れていいのか迷います。

 青椒肉絲だって、よく食べるけど、「どの肉使う?」って食材並べられても、「え?豚?牛?」と、まずそこから悩むと思います。

 えーと、ですから、「料理もロクにできないギャル」を笑いものにする番組って、確かに差別的なのかもしれないけど、逆にいえば「差別のハードルが明後日の方向に」とも言えるわけで、日本は平和です。

 これが「ニワトリの羽根むしってください」だったら、キレイに毟った子のほうがなんかなーなことになりませんかね?

 平成の常識やってTRY! 豚を捌く!!!!!

 ってマジにやってみてほしいな。
 たぶん、捌かれる豚さんは相当苦しむと思うので、動物愛護協会からクレームが入るだろうけど、捌くギャルも必死で「ほら、喉かっ切って!」「えー、マジやばーい」「ホラ!そこ!」「きゃー、血がドバーで超こわいんですけど」

 で、やっと豚さんが絶命したら、「えーと、肉切り分けないと」と皮ごと切ろうとしたりして・・・・尻尾とか蹄どうしよう・・・・

 そこで、カメラがスタジオに戻って「今どきの若い子は豚も捌けないですか、あっはっは」って・・・・・・放送できませんね(笑)

9月9日(月)

 「世界屠畜紀行」は終盤のインドのところまで読み進みました。

 インドはベジタリアンが優勢の国で、食堂もベジとノンベジに分かれている。
 ヒンドゥー教が完全に肉食を否定しているのかどうか知らないけど、ともかく牛は神聖な動物なので牛肉は食べないし、私が旅行する直前に「マクドナルド」がデリーに出店しようとしたら大騒ぎになり、「目立たない住宅地」に開店したらしいんだけど、そこが旅行ガイドブックには載ってないような場所なので、バックパッカー達は、「マクドナルドはどこにあるんだ?」と頻繁に情報交換してましたっけ。

 なので、デリーで普通に食事すると、自然とベジタリアンメニューになってしまうので、次に立ち寄ったムンバイでは、駅の食堂でノンベジの方に入ってみて、チキン・カレーを食べてみたいのだが、肉を久々に食べたせいもあるけど、「ん?妙に美味いぞ?」と思ったのだが、たぶん肉食が主流じゃないインドでは、鶏もブロイラーで生産してそうにもないので「地鶏みたいなものなのかも」と想像してました。

 インド一周して、またデリーに戻ったら、「肉食いてえ」と思い、パハル・ガンジーにある外国人旅行者向けのノンベジの食堂に入ったら、ゴアで会った関西弁のオッサンにまさかの再会してしまいましたがが、私が肉のシチューみたいのを食べていたら、そのオッサンに「インド人は肉よう食わないから、肉は質が悪いから、あまり食わんほうがいいでー」と言われて、せっかく楽しみにしていた肉料理だったのに、なんだか美味しくいただけませんでした。

 でも、この「世界屠畜紀行」によると、つい最近までオールド・デリーには巨大な屠畜場があったのですね。

 元々、イスラム教徒は肉をよく食べていたようだし、ヒンドゥー教徒も食の西洋化で肉を食べる人が増えてきたようだし、輸出もしているようだったので、屠畜場はフル回転で、闇屠畜場も限界まで増えていたようだ。

 著者がデリーの屠畜場を取材した直前に「屠畜場の郊外への移転」が決定したようで、そこも取材しているのだが、その移転先がまた凄まじい所で「さすが・・・・インド・・・」としか言いようがない。

 で、話は自分の旅行記に戻るけど、インドを大体一周して、でも西側のイスラム色が濃い地方には行かなかったのだが、ムンバイからアジャンターの石窟とか、アシュラムで有名なプーナとか経由して、その途中で知り合ったインド人のご家庭にホームステイしてから、ゴアに入ったのだが、ゴアがむちゃくちゃ肉食だったのでびっくりした。

 あそこは旧・ポルトガル領だったので、すごい特殊なところなのだが、街中の安宿に泊まったのに、そこの食堂のメニューは、こってりしたビーフ・シチューや、血を使った腸詰めなどだった。

 それから何年か後に、同じポルトガル領だったマカオでランチ食べましたが、「こってりした洋食」という味の雰囲気が同じだったっけ。

 で、ゴアの一般庶民が毎日洋食食べてるのかはわからないけど、街中の食堂は、インドのどこでも見かけるようなカレー屋は見つからなかった。

 それだけポルトガル料理が浸透しているし、市街を離れたビーチには世界中から外国人が集まっていて、いんちき西洋料理(パスタ料理が多かったような・・・)を提供しているので、ゴアの町外れを歩いていると、あちこちにゴロンと牛のツノが捨ててあったのです。

 日本の牛のツノって短いですけど、インドの食用の牛はツノが大きくて、50センチくらいの立派なツノが道端に転がっていたのです。
 なんで、道端に転がってるのかわかりませんでしたが、日本人観光客にはインパクトを与えたので、ゴア内だったのか、他の町でゴア経験者(ゴアのビーチは、ちょっとアレな方々が集まってましたが、ゴア市街は真っ当というか、観光客受けする教会もあって、健全な旅行者も立ち寄っていたようです)と「牛のツノがゴロゴロ落ちてたねえ」なんて話で盛り上がりました。

 ある若いカップルと話していたら、彼氏の方が「あれ、お土産に持って帰れるのなら、持って帰って家に飾りたかったなあ」と言うので、彼女のほうが「そんなの悪趣味」と嫌な顔してましたっけ。

 ところで、日本でインド料理と言えば、ナンとサモサとタンドリーチキンなんですが、インドに行ってわかったのは「そういうの、ほとんど無い」ということでした。
 中流向けの店に入らなかったので、本当のところどうだったのかはわからないけど、庶民向けの一般の食堂ではまず、タンドリーが無いようだった。
 だから、ナンじゃなくて、普通はチャパティというクレープみたいなのが出てきました。
 タンドリーチキンなんて一度も食べませんでした。

 日本食の「すし・てんぷら・すきやき」みたいなものなのかもねえ?

 あと、思い出深いのはニュー・デリー駅前にあった「ラッシー屋さん」

 「地球の歩き方」にも「ニュー・デリー駅周辺には数件のラッシー屋があるが、どこも超おいしいからお薦め」と書いてあったので、試しに行ってみたら、その後、毎日、朝ごはんはラッシーになりました。

 日本のインド料理屋で出てくる「ヨーグルトを薄めたような飲み物」とは全く違い、なんだかエラい濃かった。
 表面1センチくらいが、ドロっとしてヨーグルト濃縮したような油ともタンパク質ともわからないけど、牛乳煮たときの膜が1センチくらいになったかのような濃厚な食感で、しかも、値段はチャイと同じか、もっと安かったかも。1ルピーとか2ルピーとか。

 インドの他の地域では、あのラッシーには出会えませんでしたが、一周してデリーに戻るとさっそくまた、そのラッシーを毎日飲んで「ああ、日本に帰るともう、これ飲めないんだ」と、出国直前にも「最後の一杯」を楽しんだっけ。

 えーと、なんの話でしたっけ(笑)

 そういや、日曜日はまた下北の格安韓国料理店で遅い昼食を食べたのだが、店内はほぼ満席状態だった。家族連れや、おばさん二人連れや、近隣の店舗の休憩で一人で食べてる若者や、カップルや・・・・

 カップルの彼氏が、あまり韓国料理に慣れてないのか、チゲ定食を「辛い・・・・」と嘆きつつも「かれーけど、うめー」と時間かけて食べていました。

 韓国や中国とはいろいろあるけど、「でも美味しい」って感覚は大事なのかもね。

 
9月8日(日)

 今日も楽天勝って、ハムさんを三たてにしてマジック減らしました。

 うちの投手がナカータさんを骨折させちゃったこともあり、なんか申し訳ない気持ちでいっぱいですが、きっとハムさんは「どーせ、うちは今年はダメそうだから、せめて弟分を優勝させよう」と思ってくれてるのだと、いいように考えてみます。
 北海道の日ハムファンが、東北楽天を弟分だと思っているのは本当だと思いますし。

 さて、昨日はハードお散歩したので早寝したのですが、朝、早めに目が覚めてテレビをつけてみたら「オリンピックが東京になったんだ」と知りました。ほええええ。

 東京開催を支持していたわけでもないので「また落選したら、さぞかし(関係者の皆さんが)がっかりするんだろうなあ」と密かに予防線張っていたので、「あ・・・・らら・・・・良かったわね」と素直に思っただけです。
 高校時代に第一志望の大学に合格するラインに届いてなかった友人が、うっかり合格しちゃったので、「え?合格したの?・・・・・えっと、おめでとう!」と、お祝いの言葉がとっさに出てこなかった時みたいに。

 私が東京招致に興味なかったのは「オリンピックなんてやると、開催中は交通規制とかいろいろ不便そう」と思ったのと、そもそもオリンピックにあまり興味が無いからです。ロンドン五輪で一番興味あったのは、開会式と閉会式だったしな(笑)。誰が出てくるのかほんと楽しみだった。

 まあでも、丁度、福島の汚染水問題があったので、安倍総理が「政府がちゃんとやります」って名言したのはよかったと思う。

 さて、昨日は差別の話を書いたけど、昨日寝ながら布団の中で思ったのだが、内澤氏の「私は平気なんだけどな」っていう書き方を不愉快に感じる人って、どういう人達なんだろう?「自分は差別される側なので、こういう問題はもっと真剣に取材しろ」ってことなのか、「自分には差別する気持ちがあるので、『あたしにはそーゆーの無い』で済まされるとムカつく」ってことなのか?

 どうやら内澤氏も「神奈川の新興住宅地育ち」らしく、「あの地域は・・・・」というような部落差別みたいのとは無縁だったようで、それは私も千葉の新興住宅地育ちだから全く同じである。

 自分では、とても平凡な地域で育ったつもりだったのだが、大人になってみると「自分が育った環境の方がどっちかというと特殊だったのかも」と思うようになった。

 一番感じたのは「家の格」みたいのが全くわからなかったことだ。要するに新興住宅地って、北海道の開拓時代みたいな「入植地」で、北海道がどうだったのか知らないけど、「元の出自」なんてどーでもよかったというか、誰も関心がなかったのである。もしかしたら、「私はいいところの出なの」と自慢していた人もいたかもしれないけど、それが本当なのか確かめるすべもなく、言ったもん勝ちだったし、「うちの実家は大阪の大きな商家だったの」って自慢されても「はあ、そうなんですか」ってだけである。

 よく、友人M嬢に「田舎では、ミヤノのような考え方は通用しない」って説教されたっけなあ。
 まあ、そう言っていたM嬢の実家のある地域は田舎すぎて、逆の意味で特殊だったのかもしれないけど。

 そうそう。「旧家ってこういうもんか」って実感したのは、前の会社でお世話になった女性上司の義理の母(同居していたご主人のお母様)が亡くなった時の葬儀の様子だった。

 女性上司の旦那さんは、大手企業の部長クラスだったが、一人っ子だったし、親類もほとんどいなかったようだ。

 しかし、私の上司の方は、湘南あたりの旧家の生まれで、5人姉妹に末っ子の「ドブ板坊っちゃん」という構成だった。別に地主や庄屋の家柄でもなかったようだが、やっと生まれた末っ子の跡取り息子に浮かれた親は、その男子を小学校から私立に入れたとかいう話は聞いたことがあった。
 あと、その家の土地の一部が米軍に接収されちゃってて、今だに揉めてるとか。そうだ、磯子だったっけ?弾薬庫がどうのこうのってやつ。

 うちの長野の親戚も「うちの山が大本営に接収されちゃって、戦後、返してもらえないまま、地震研究所になってる」と言い張っていた。小学生の頃、遊びに行ったら、「うちの山見せてあげる」と地震研究所の見学したような記憶がある。

 そもそも、「自分ちは、何十坪」の世界で育った私には「うちの山」っていう感覚がわからかなったが、友人Mに「都会育ちの人にはわからんだろうけど、田舎の山林にはそれぞれ所有者がいるのだ」って言われたっけ。

 ええと、それで、その上司の義母が亡くなって、都心の寺で葬儀することになり、旦那さんは大手企業の管理職だし、奥さんも業界で長年働いていたので、弔問客も多かったから、私らは受付や香典管理などのお手伝いをした。

 そこで、私が驚いたのは、女性上司の姉妹達が、ビシっと紋付きの着物着て勢ぞろいして親族席に並んだことである。

 何がフツーかわからないけど、私の考えるフツーだと「自分の兄弟姉妹の配偶者の親の葬儀だったら、親族席じゃなく、弔問客側か、もしくはお手伝いする程度だろう」

 数年前に私の弟の妻の父が亡くなったが、葬儀は長野だったので、私にはそのお知らせもなかったし、うちの両親は参列したようだが、父は受付のお手伝いしていたようだ。

 だが、私の上司の姉妹たちは「あっちは親類がほとんどいないから」と、きちんと紋付き着て親族席にずらりと並ぶことで姉妹が嫁いだ先の「家の格」を保ったようだ。

 私にはそういう発想全くなかったので、あれはびっくりしました。
 ああいう行動をとるのは、たぶん、彼らが育った地域では「親族はきちんと紋付きを着るべき」って風習が残っているんでしょうね。

 私なんかが、うっかりそういう家に嫁に入ったら、「紋付きどころか、浴衣もロクに着たことありません」ってことで、涙目になりそうです。

 ただ、その上司姉妹の「うちの妹に恥をかかせてはいけない」という気合は、恐ろしくもあったが、ある意味「家族愛」でもあったし、ああ、そっか「愛」と「差別」は紙一重なんだろうな、きっと。

 友人M嬢も、お母さん亡くした時の葬儀では、紋付きの着物着て、弔問客のおもてなしに忙しかったようです。「私にも悲しませてよ」と思ったようですが、新興住宅地育ちの私が「うちのあたりでは、喪主も紋付きなんて着てないし、そもそも、自宅じゃなくて斎場でやるのが主流になってるし」と言うと「ミヤノの常識が日本全国の常識ではないのだ」と説教されてしまいましたが、でも、自分でも「辛い」って言ってたじゃん。

 もしかして、差別の問題もそういうことなのかもしれないなあ。

 土地に根付いてない人達は、もはや差別ってどういうことかよくわかってないのだが、「差別ってわからない」とあっけらかんと言うと、「あんたは、ちゃんとわかってない」って説教されても、わからないもんは、わからんし。

 でも差別意識をわかってる人、もしくは「わかってるつもりの人」にとっては「なんで?私は全然そういういの無いんだけど?」っていう人が許せないというか、見逃せないらしい。

 逆に明確に差別があるインドなんかの方が、ラクなのかもしれない。

 そういや、インドのゴアに滞在してる時に、こういうことがあった。

 ゴアではすぐ、友人K嬢を発見できたが(ほんと、半日で見つかったので「ここ、こえー」って思ったけど)、K嬢はまさか私がそんなに早く来ると思ってなくて、「今泊まってるとこ、あと1日滞在する前払い払ってるから」と、ボロい宿だったけど、そこに私としばらく滞在する気はなくて「ミヤノちゃんが来て、シェアできるなら、あそこのちょっとキレイなとこ狙ってたんだよね」

 私の倍くらい年収がある、外資系企業に勤めていたK嬢なので、コスパが合えば、一泊5万円の宿でも平気なはずだが、関西人なので妙にケチというか庶民感覚でしたっけ(笑)

 で、その、小奇麗なところに泊まったのだが、現地で知り合った日本人の女の子が「私の泊まってる宿は、お湯どころか、水も井戸水で体洗ってる」と言うので、「うちんとこ、お湯出るから、ちょっと浴びていきなよ」と親切心で言ったのだが、宿の管理人にそれがバレてしまい、翌日私は、宿のオーナーに「お湯には限りがあるので、他の宿泊客に迷惑がかかるかもしれないから」とやんわりと説教されちゃいました。

 なので、管理人のじーさんに厳しくマークされていたので、状況を緩和するため、私はある作戦に出た。

 元々、この宿に泊まるときに「室内で洗濯は禁止」と言われていた。洗濯物は管理人に出せば有料でやってくれると言うが、「一個、10ルピー」だった。
 日差しが強いゴアだったから、風呂場で簡単に洗って干しておけば下着もTシャツもすぐ乾いたので、10ルピーが惜しいわけでもなく(当時のレートでいくらくらいだっけ?50円くらい?)、出すのが面倒だったので自分で洗っていたのだが、管理人のじーさんがあからさまに私らをマークするので、しょーがないから、下着以外の上下の大物は洗濯に出したら、管理人のじーさんの態度がコロっと軟化したっけ。

 関西人の友人は頑なに自分で洗濯していたが、私はチップ替りにずっと洗濯をお願いしていた。それで居心地が良くなるのなら、日本円にして数百円のことだったもの。

 ゴアは、かなり西洋化した地域だったので、被差別民がどういう地位なのかわからなかったが、「洗濯するのは最下層の被差別民」だったのかもしれないが、繊細な私は(笑)、「洗濯はうちらの独占業やで」という圧力に屈した。

 ずいぶん前に大都市、ムンバイの洗濯業者のドキュメンタリー見たが、高い身分の人は自分で洗濯できないので、ちょっとした下着も「洗濯できる低い身分の人」に任せるしかなく、町外れの洗濯場では盛大な洗濯光景が広がっており、「インドの差別って、ある意味、特権ともなっていて、複雑だなあ」と思った。


9月7日(土)

 今日は曇りだったので、久々にハードお散歩しちゃいました。

 猛暑のため、8月はほとんどお散歩してなくて、先週の日曜日は外仕事でドタバタ歩いたのだが、すぐに足の裏が痛くなり「なまってるなあ」と痛感したので、翌日は近所を1万5千歩くらい歩きました。
 それで「少し慣らしたかな」と思って、今日は久々の「メーヤウ・コース」

 信濃町にあるタイ・カレーの有名店メーヤウまで渋谷経由というか神宮外苑経由で歩いて、そっから四谷三丁目経由で新宿通過して、初台から山手通りを通って三茶まで戻ってくる、15キロ弱のコースです。

 天気はほどよく曇天で、途中少し雨が降ったけど傘を差すほどでもなく快調にお散歩できましたが、2万5千歩超えたあたりで、足が攣りそうになり、最後の2キロくらいは、足引きずるように歩いていました。

 やっぱ、急に長距離はダメですね。一応、けっこうマメに休みはとったんだけど。

 でも、やっぱし歩くの大好きなので、できるだけお散歩しようと思いました。

 今日の楽天はデーゲームだったので、お散歩しながら試合経過を時々チェックしていたんだけど「おお、前半7点の大量リードじゃん」と思っていたのですが、5時過ぎに帰宅したら8回の時点で7−5になっててヤバかったのですが、なんとか逃げ切ったようです。

 しかし、斎藤隆が入団した時には「藪みたいなもんかね?」と思っていたのですが、ラズナーが故障で離脱してからは、すっかりクローザーになっていて、こんなに活躍すると思ってなかったなあ。嬉しい誤算である。

 それに斎藤隆はわりかし感情表現が上手く、勝った時の喜びようというか、はしゃぎぶりも微笑ましいけど、長谷部がお母さんの告別式の日に登板して好投して、ベンチに下がったら感極まって涙していた時に、まっさきに駆け寄って軽くハグしていたのも好感が持てた。

 なんか、気のいいオバちゃんっぽいんですよね。

 元々、楽天の「いい意味でオバちゃんっぽいベテラン」と言えば、松井稼頭央だったし、そこに藤田が加わったら、なんかチーママみたいなことになり、内野陣がすごく安定したと思うのだが、投手陣の「オバちゃん枠」はずっと小山だったんだけど、そこに斎藤隆が加わることで、「オバちゃんツートップ」みたいなことになり、やっぱし安定してきたのかね?

 さて、話はがらりと変わりますが、今読んでる本は「世界屠畜紀行」という、高野秀行氏が大絶賛していたので、買ってみました。

 まだ半分しか読んでないけど、屠畜のことなんて全く知らなかったのでスゲー面白い。
 海外の屠畜事情も面白いけど、なんてったって国内事情である。都営の屠畜場が品川にあるなんて全く知らなかったというか、そもそも都営なんだ。

 私が学生の頃「ハム会社に就職した人が新人研修で屠殺の現場を見てショック受けたらしい」なーんて、ホントなのか都市伝説なのか(あの当時の就職にまつわる話はけっこうバリエーション化された話が多かったので話半分でした)わかんなかったけど、その話を聞いて、「そっか、ハム工場ってそういうこともやってるんだ」と気がついたのだが、普段、スーパーに並ぶ肉がどういう工程を経ているかなんて考えたこともありませんでした。

 もちろん、そういう工場は、積極的に工場見学なんてやってないし、テレビが取材することもないから、ひた隠しにしてるわけでもないのだが、アピールもしないので、あえて興味を持たないと、どこでどうやってるのか全然わからないことになるようです。

 作者の内澤旬子氏は、なぜか屠畜に興味を持ち(どうやら皮装丁を学んでいたら、皮なめしに興味持ったようで・・・・)、近刊の「飼い喰い 三匹の豚とわたし」なんて、実際に豚育ててから食したようで、その明後日の方向に突き進む感じには共感というか、あこがれを感じます。

 でも、なんかアマゾンの書評が変なんだよね。

 内澤氏は、屠畜の現場を最初に見た時から「なんか平気」だったらしく、それを怖がる気持ちがよくわからないらしい。
 さらに、この「世界屠畜紀行」という本は、元々「部落解放」という、なかなかフツーに目にすることが無いような雑誌に連載されていたらしく、どっちがこの企画を思いついたのかわからないけど、「屠畜を取材したい女性ライター」と「屠畜従事者への差別を見直したい雑誌側」の思惑がうまいことマッチングしたのだろうか?

 なので、なんとなく内澤氏にとっては「差別問題」は後付のような感じでなのだ。
 なにせ、内澤氏本人が「なんで差別されるの?」って全然わかってないところからスタートしているので。

 で、アマゾンの書評では「内容は面白いけど、作者が『私は平気なのに』ってスタンスから一歩も動いてない」と批判しているのが目立ってるんだけど、実際読んでみたら、私はそこは全く気にならなかった。

 つーか、内澤氏はちゃんと「平気な自分はちょっと変わってるらしい」と気がついてるし、屠畜の現場でビビる人がいるのもちゃんとわかっている。
 ジェットコースターマニアが「こういうの苦手な人もいるんだな。自分は超楽しいんだけど」っていうのと同じ感じに。

 で「差別問題」にしても、内澤氏自信が差別意識持ってないので「なんでだろう?」と連載している雑誌の意向もあるので、現場に携わっている人に話を聞いてみるのだが、あまり、はっきりと差別問題が浮き上がって来ないのだ。

 私も関東育ちで部落問題に疎かったので、内澤氏が連呼する「私は平気なんだけど」っていうニュアンスはすごくわかるのだが、あれにアマゾンの書評で鋭くツッコミする人の多さ(数人だけど)に、問題の根深さを微かに感じるくらいですかね?

 でも、屠畜の現場って多分、私はダメだと思う。

 血は大丈夫なんだけど、「切り口」が苦手でさあ。

 小学校高学年から中学校まで、成績優秀だったので、「将来医者になろうかな」って思ったことはあったのだが・・・・
 「わー、ぱっくり割れちゃった」って傷口が超苦手でダッシュで逃げてしまったし、あと、高校の時「交通事故ってこんなに恐ろしいのです」って見せられた記録映画みたいのが、若者を脅かすためにもう血湧き肉踊るってやつで、「・・・・あたし、とてもじゃないけど、事故で肉から飛び出た骨をなんとかできない」と思って、医者の道は断念しました。

 今でもたまに、紙てスパっと手の指の表面切ると、しばらく目眩がしてしまうので、食肉加工の仕事しようとは思わない。
 あ、でも、ゴキブリは全然平気なので、ほんと、殺虫剤の研究所だったら大丈夫なんだけど。

 そう、内澤氏は「屠畜現場、全然大丈夫」と言うが、私も世の中では少数派の「ゴキブリは手づかみできる」人なので、なんで皆がゴキブリであんなにキャーキャー言うのか全く理解できないけど、「ダメな人はダメらしい」としか言いようがない。内澤氏が「私は大丈夫なんだけどな」と同じ心境である。

 差別って難しいですよね。

 ゴキブリと、クワガタが「同じ虫じゃん」としか認識できない私が「なぜ、ゴキブリはあんなに嫌われているのだろう」と探求しても、なかなか明確な応えは出ないだろう。

 それと、屠畜従事者を並べると、別の意味で炎上しそうだが、私もあんまし「職業での差別」ってよくわからないし。

 ただ、屠畜のことは知らなかったが、なんとなく「皮なめし業者は差別されてたらしい」っていうのは、なんかで知ってて、前の会社の同僚のお父さんが革製品を扱う職人さんだってことを知り、「ふーん?」と思ったことはある。

 うちの祖母みたいなタイプの人は、そういう家の子との結婚を反対するのかもな?と思ったからだ。
 私の母は高卒で就職して、父とは恋愛結婚だったのだが、結婚前に祖母が「ちゃんと調べないと」と言い出したので、ドブ板嬢ちゃんでボーっとしていた母は「何を?」と聞いてみたら祖母が「韓国系じゃないか、とか、部落系じゃかとか」という意味を全く母は理解してなかったらしい。

 まあでも、私の同僚は三姉妹であったが、末っ子が先に結婚して子供も生まれたし、次女は一時期、某宗教にハマってしまい家出していたが、その次女がなんだか知らないがボソっと帰ってきた頃、私の同僚だった長女も30代前半で結婚が決まったので、「差別ってあるのかな?」と密かに警戒していた私はほっとしました。

 その同僚の結婚に至る経緯も語り草だったんですけどね。

 同僚というか、先輩だったんだけど、けっこうな美人でした。
 今だと「あまちゃん」に出てくる主人公の親友「ゆいちゃん」に似てるかんじ。

 少しバタ臭い、目鼻立ちのはっきりしたスレンダー美人でした。結婚式で初めてお目にかかったお父様が、やっぱりヒョロっとしたイケメンおじさんで「父親似だったんか」と盛り上がりましたが。

 東京の下町(北千住のちょっと手前)に居を構えていた一家のようですが、皮革業で生計を立てていた暮らしはそれほど裕福でもなく、長女は商業高校を出て、銀行勤めを経て会計事務所に勤めていて、その会計事務所の顧客だった会社が「経理の人員が足りない」と言うので、うちの会社に転職したらしい。

 なにしろ、けっこう目立つ美人さんだったので、出入り業者達に人気があったけど、本人はたぶん「自分ちは貧乏だし・・・・たぶん、被差別民の流れをくんでいるし・・・あと、歯並びが悪いから」と、私の観察では、一番の問題は歯並びだったようです。
 自分の父親が皮関係の仕事しているのは隠そうとしなかったから。

 私が「ベルトの長さが超余ってるんだけど、こういうのってどうすりゃいいのだ?」と困っていたら、「あ、うちの父親、そういう仕事してるんで、切ってきてあげようか?」って申し出てくれたし。

 で、彼女が30歳を過ぎた頃の一番の悩みは「家が相当ボロくなってきたのだが、借地だから建て替えができない」ってことで、丁度、妹さんが某宗教から戻ってきたので、「将来、自分と妹と・・・もしかしたら老親を介護する家」として、実家のある北千住あたりよりずっと都心から遠い、埼玉のベッドタウンに一戸建て住宅を探していた。

 この話は日記に書いたと思うけど、家買うので揺らいでいた彼女は、知人の紹介で「よく当たる占い師」を尋ねたのだが、その占い師は「あー、長女はこの家に住まないわね。次女のあなたが残るでしょう」と言ったらしいが、その通りになった。

 私の同僚であった長女は、その家を斡旋した不動産屋の担当者と結婚してしまったのである。

 結婚式での新郎の上司のスピーチでは「●●君は、新婦●●さんが住む家を斡旋して、住宅ローンも組んだのですが、●●君本人がそのローンを支払うことになりました」と語られて、事情を知る双方の同僚や上司は盛大に笑いました。

 新郎のお母さんが地元で商売している、けっこう遣り手っぽくてね。
 大丈夫かな?って思いましたが、同僚は「私は歯並び悪いし、父親はちょっと微妙な職業だし」と劣等感の塊だったので、逆に上手くいったかもね。

 そうそう、歯並びに関しては、30歳過ぎて、金銭的にも余裕できたのか矯正歯科にかかっていたので、私からすれば「歯並び悪くたって元々美人だったし」と思ったのですが、本人としてはずっとコンプレックスだったみたいで、確かに経済的に余裕のある親だったら高校生くらいで矯正していたのかもしれないけど、30歳過ぎてやっと自力で矯正して、やっとコンプレックスがぬぐえたら、めでたく結婚という流れでした。

 えーと、何の話でしたっけ(笑)

 そう、差別の話でしたね。
 その同僚の結婚式にデーンと不愉快そうな顔で座っていた新郎の母親は、相当面白くなかったでしょうね。
 けっこうイケメンな20代後半の男子だったのに「なんで、こんな年上に?」って感じだったでしょう。

 あの母親の雰囲気だったら、息子に「あんた、いくらだっていい条件の嫁もらえそうなのに、なんであの人?」と文句言っただろうな。

 でも、皮革業やってる新婦の父が、結婚式で燕尾服みたいの着てたら、ほんと新婦似のスラっとしたハンサムなオジサンで、まるでピーター・オトゥールみたいだったんですよ。

 私も同僚の父親のイケメンぶりに、びっくりしたが、あちらのお母さんはさらにびっくりしただろうね。

 で、なんの話でしたっけ?
 差別の話ね。

 差別、難しよな。
 たとえば、インドでは「洗濯やさん」は超被差別民である。
 「不浄」に厳しいインドでは、洗濯や食器洗いは、身分が最下層の人の仕事らしい。

 って説明されると「はあ、そうなんですか」と納得はするけど、だからって日本で、クリーニング屋さんが差別されてないし・・・・

 私が子供の頃は「ごみ収集業」の地位は低かったような気がするが、あれも今では「リサイクル業です」って言えばいいしな。
9月6日(金)

 ふえー、マー君また勝った。

 相手はハムの大谷くんだったので「記録ストップするとしたらここだろう」と思っていたら、やっぱり途中で2点ビハインドで「やはり・・・・」と試合見ないで、NEVERまとめの抱腹絶倒コピペ集で現実逃避してました。

 でも、ほんとに抱腹絶倒で楽しかったんですけどね。

 時間の無駄だが、私は「無駄な時間こそ人生の楽しみ」派ですから。

 つーか、無駄とか有益という区別がわからんし。
 そりゃ「時間を有効に使いました」って人が、働きながら医師や弁護士の資格をとりましたっていうのなら「へー、すごいですね」って感心しますが、自分の身近にいた「時間を無駄にしたくないんで」って人は、あんま有効に使ってる感じもなく、「ゲームよりも読書だろう」って自己啓発本を熱心に読んでいても、私には「ドラクエの方が自己啓発の勉強になるのかも?」と思えたりします。って、ドラクエやったことないんだけどさ。

 その昔、クラブで知り合った、当時30代半ばの男性は「オレ、時間って貴重だと思うんで、夜仕事してるんですよ」と言っていた。
 はあ・・・・睡眠って重要じゃないすかね?と思ったが、ああいう「寝ている時間がもったいない」という人はたまにいるけど、こっちは「わー、16時間もぐっすり寝ちゃった!」って感激していた時期なので、全く共感できなかった。

 さーて、今日はロッテが負けてくださったので、またゲーム差開いたらしい。

 でもまた「なんで、マー君でしか勝てんのだーーー!」になるかもしれないので、油断できませわね。


9月5日(木)

 ひょーえ、昨日は楽天も延長12回引き分けでしたが、日ハムは東京ドームで12時までやってたんだ。どのくらい客が残っていたのだろう?後でパ・リーグTVで確認してみよう。

 さて、今日の明け方の東京は雷雨に見舞われて、安眠できなかったのですっかり寝不足です。でも、ずっと西日本や日本海側はあんな天気が続いていたらしいのに、関東だけが蚊帳の外だったので「やっとパーティーに参加できた」とホっとしました。

 梅雨前線がかなり太平洋沿岸に移動したらしく、関東でも千葉や茨城は午後まで雨が続いていたようですが、横浜はさっぱりでした。
 でも、仙台は雨だったようで、今日は試合中止になってた。昨日の美馬の好投に押されて、今日は則本が頑張ってくれそうな予感がしていたのに、残念である。後日スライドするかしら?

 さて、今日は何を日記に書こうかね?

 まず「難読珍名さん」の話題でも。

 他部署のM氏が総務部に来たときに、ふと「えーと、取引先の担当者が最近変わったんだけど、なんて名前だったっけ?」と言うので「そんなの私らに聞かれても知りません」とスルーしていたら「漢字は京都の京なんだけど、読み方はキョウじゃないだよ、なんて読むんだっけ?」と言う。

 「そ、それはテレビに出てきそうな難読苗字なんですかね?」と急に私が膝を寄せて、ネットで調べてみたら「かなどめ」という読み方が出てきて、一瞬「なんで?」と思ったけど、「あー、そっか!!!!!」

 他の皆が「かなどめ?なんで?」と不思議そうにしているので「いろはにほへと の最後って京なんだよ!」
 「意味わかんねーし」という雰囲気の中、「テレビのそういう特集でよく取り上げられるのが『イ』って苗字で、それはイロハのイだから『かなはじめ』さんなの。だから、京さんは、イロハの最後だから、『かなどめ』なんだよ」

 「はあ、なるほど」という雰囲気になったが、「イロハの締めにはなぜか京がつく」ってこと知ってる人は何人いたのかね?

 しかし、この手の「とんちクイズか?」な珍名って、今で言うところの「キラキラネーム」みたいですよね。
 私は「キラキラネーム」は好きではないけど、仕事上では「ふりがな振ってくれないと、フツーは読めない」という意識の拡大は評価している。
 何度も書いているけど、最も困るのが「渡部輝一」みたいな一見フツーの名前の人がフリガナ振ってくれないことだ。「ワタベ キイチ」さんなのか「ワタナベ テルカズ」さんなのか、わからないと振り込みできないのだ。

 田中一郎さんくらい「他の読み方をどう考えても思いつかない」レベルだったらいいけど、麻生さんなら「アサオ」か「アソウ」で迷うし、英一さんとかも「エイイチ?ヒデカズ?」と迷うから、おねげーですからフリガナ明記してください。

 おや、まだ8時半なんだか、朝の寝不足の影響でもう眠くなってきた。
 しかし、まだ洗濯機さんが仕事中なので、寝るわけにもいかない。(その後、私が干す仕事しないといけないから)

 週刊文春の話って、もう日記に書いたっけ?
 全然覚えてないけど、まあ、いいや、己の短期記憶の衰えを嘆くよりも、同じことを何度も繰り返して「書くたびにちがくなってる」って嘆いたほうが面白いだろう。

 会社の代表電話に週刊文春から取材の申し込みらしき電話が入って、同僚E嬢が受けたので、担当部署に電話を繋ぐと、担当者というか責任者不在だった。

 私は「週刊文春がなぜに?」と思っていたのだが、しばらくすると、E嬢からの電話を受けた担当部署の下っ端社員が「さっきの週刊ブンシューがどうのこうのって、何ですか?」と確認しに来た。

 E嬢は「私もよくわからないけど、週刊ブンシューってところから、●●の件でってことだったので・・・」と言うと、「ブンシューって文集ってことですか?」と下っ端が言うので、E嬢が「え?なんか違う?ブンシュー?」と言うので、近くにいた私と、たまたま他部署から来ていた私と同じ世代のT氏が「ぶんしゅん!」と声を揃えた。

 下っ端氏というか、実は私がよくこの日記で愚痴っているサイコ野郎なんだが、最近は認識を改めている。彼はサイコパスじゃなくて、たぶんアスペルガー系らしい。
 前に社員が学生バイトが集まりにくい時期に単純入力のお手伝いをした時、社員の「ミス頻度」を集計したら、「完璧」なスコアを叩きだしたのは、20代前半の女性社員2名と、30代後半の彼だけだった。

 どーりで、今までも業務に全く関係ない細かいことではクドクド食い下がってくるのに、大事なことには無関心で「自分には関係がない」という態度で、よくブツかっていたが、そうなのか・・・・って激しく納得した。ああいう人は、営業職じゃなくて、事務職に回せばいいのに・・・・

 で、私らが「ブンシューじゃなくて、ブンシュン!」って訂正してあげると、サイコ野郎は「ああ、ブンシューって卒業文集の文集なのかと思って、なんだそりゃって思って」と言うので、E嬢が「え?ブンシュー?ブンシュン?」と戸惑っていると、「ブンシューなんですか?ブンシュンなんですか?どっちなんですか?」と攻め立てる。

 30代半ばのE嬢は、本気で「週刊文春」と頭の中で文字変換できてないらしい。

 で、アスペルガー気味のサイコ野郎くんも、「ブンシューってなんですか?」と攻め立てるばかりで、本気で「ブンシューっていうのが何かわからない」と思っているのようだ。

 サイコ野郎君がしつこく「ブンシュー?Eさん、ブンシューって言いましたよね?それでいいんですよね?」とまくしたてるので、私がたまりかねて、E嬢に「だから、文学の文に春で、文春!」と助太刀したら、E嬢もやっと漢字変換できてほっとしたらしく「あ、ぶんしゅん・・・・」と呟いたら、「文藝春秋と同じ?」って言うので、T氏と私がまた同時に「同じ会社なの!!!」

 E嬢の仕事の取引先に文藝春秋があったため、そっちは知っていたようだ。
 なので、E嬢はやっと「そっか文春で、ブンシュンか」と気がついたようだが、まだ横で、サイコ野郎氏が「でも、さっきEさんはブンシューって言ってましたよね?」とうるさいので、「おまえ、しつこい。もう文春だってわかったんだからいーじゃん」と撃退しました。

 「週刊文春です」って掛かってきた電話を「ぶんしゅう?」って発音しちゃうE嬢もトホホですが、「ぶんしゅうってなんですか?」と確認しにきたサイコ氏も含め、30代半ばの社員が「文春」ってとっさに認識できないということにびっくりしたが、そういう時代なんですね。

 さらに後日談というか、数時間後談というのか、その話をその時不在だった、私と同世代のTK部長に「イマドキの30代は、週刊文春にピンと来ないらしいです」と告げ口したら、部長が「週刊文春は今日発売です!」とカン高い声で言うので「・・・・・・それは、週刊新潮です」

 「いや、週刊文春だよ!」
 「ちがいます!」
 「いや、ぜってー、そーだよ!」
 「ぜってー、ちげーます!」

 そして、20代のエビワカちゃんは、私らが「ブンシューじゃなくてブンシュンで、それはブンシュンじゃなくてシンチョーです!」と言い争ってるのをまるで、新種の恐竜の学名で言い争っている学者さんを遠巻きにするかのように、完全スルーしてましたとさ。

 ほんと、昭和は遠くに・・・・ってエピソードでした。
 週刊誌が売れてないのは、電車乗って周囲を見回してみればよくわかるけど、ここまで疎いとは・・・・

 ついでに、今日の総務部の雑談も書いておこう。

 「これ、なるべく早く支払いしてください」という請求書を持ってきた社員がいて、私がその内容をチェックしていると「ああ、そっか、なんかこの社名にひっかかると思ったら、パズドラみたいな社名だった」と呟いた。
 エビワカちゃんも「あー、そんな感じですね」と相槌打ってくれたのだが、そしたらマスオさんが「パズドラって面白いんですか?」と言うので、みんなでシーン。

 総務部の社員は総じてゲームに興味ないのである。

 しょうがないから、ゲームに全く無知な私が「自分ではやったことないけど、たまに電車で隣に座った若い男子が、それらしきものをえらい勢いでやってたりするのは観たことがある」と無難な返事をすると、マスオさんは「オレ、あーいうの全然わかんないんですよ。なんで、貴重な時間をゲームで潰すかなあ」

 いかにもマスオさんが言いそうなことなのて、私やエビワカちゃんを含め、他の女子社員も失笑。

 マスオさんは「時間を有効に使う」ことには妙に自信を持っているが、それで特に結果出ているわけでもない。てゆーか、「速読したいと思って、速読の教則本を買ったんだが、その本がなかなか読めない」とか真顔で言う、非常に扱いが難しい天然さんなのだ。

 そんで、マスオさんが「なんで、電車に乗ってる間の貴重な時間をゲームで潰すのか理解できない」と言うので、珍しくエビワカちゃんが真っ当なことを言った。「でも、そういう人って、ゲームが流行る前はマンガ読んでたんでしょ?」

 その通りでしょう。
 今どき、電車でケータイでピコピコしている人達は、10年や20年前は、マンガや週刊誌読んでただけです。
 なので、「なんで、電車でゲームばっかしてるのかなあ?」って言うのは、そっちに客とられた漫画雑誌や週刊誌の編集者が嘆くのだったらわかりますが・・・・

 そこで、ふと、今朝見ていたテレビの内容を思い出して、「1か月に一冊も本読まない人って、50%近いらしいと、今朝のテレビでやっていた」と私が言うと、いつも文庫本を手放さいK嬢が「へええええ?」と言うし、あまり本読みそうにもないE嬢も「そうなんですか?」と不思議そうにしている中、エビワカちゃんが「私、そうです」と挙手した。
 大丈夫、たぶんTK部長も会社で「これを読め」と強要された、くだらんマーケティング本を渋々読んでる程度だから。

 総務部、総勢9名いるけど、フツーに小説本を読んでいるのは、私とK嬢とM嬢だけで、マスオさんは「これで速読ができる!」みたいなのとか、会計マニュアル本をやっと読んでるだけだろう。でも、「月に一冊くらい本を読む人」にはカウントされてるので、ほーら、5割いなかい。

 職場の一般教養度の低さに、時々凹むけど、統計的には平均的なところに身を置いているらしい。

 高校大学と「偏差値60の世界」にいたし、あそこは大変居心地が良かったけど、考えてみれば、あの時期だけだった。

 でも、中学校はけっこういい環境だったし、20代を過ごした職場はそれなりに知的好奇心を持った人々が多かったので、たぶん、私は12歳から30歳くらいまで、話が合う人達と楽しくお喋りして過ごしていたのだろうけど、この日記を書き始めた30歳以降って「え?世間のフツーの人って、こんなにもフツーに話が通じないもん?」と戸惑いながら、もう十数年か・・・・・


9月4日(水)

 今日も部長は絶好調にブっ飛んでました。
 他の女子社員が「ど、どうしちゃったんですか?」けっこう怯えていたので、私が「9月●日(部長が抱えている難しいイベント)まで、ずっとこのままです。それまで治りません。治療法もありません」と宣言すると、みんな「・・・・ああ、あれか」と納得してくれました。

 さて、昨日はキリマンジャロ登山のことを「富士山みたいなもの」と書きましたが、今日の昼休みにネットで調べてみたら、確かに難易度は低いというか、高山病さえ回避すれば、初心者でも登れる山のようですが、ガイドやポーターや料理人を抱えて5日以上かけてキャラバンするスタイルの登山らしかった。

 まあ、富士山で言うところの山小屋を丸抱えして一週間くらいかけて登山するような雰囲気だが、水場は多いようで「キャンプでお茶は飲み放題」だったり、食事もポーター達が食材を運んでくれるので、フルーツのデザートまでつくようだった。

 最も、かなりの人数を引き連れるので、元々のツアー代もけっこう高いが、現地スタッフへのチップも総額10万円近くかかるようだが、キリマンジャロ登山客が相当な金額を落とすので、周辺地域は物価がけっこう高いくらい経済的には潤っているらしい。

 いったい、キリマンジャロだけでどのくらいの経済効果があるんでしょうね?

 その昔、もう四半世紀も昔(笑)、ドイツではルードウィッヒ二世のお城巡りをしたが、やっぱしメインはノイシュバンシュタイン城だったが、その城下町は小さな田舎町だったけど、世界有数の観光地であるからして、地味ながらも多くの人が観光業で生計を立てているようだった。

 ノイシュバンシュタイン城の建設には莫大な金がかかり、当時の領民は重い税金負担で苦労したらしいが、その子孫たちは、その遺産で悠々自適とまではいかないのかもしれないけど、かつて栄えた工業の町とか炭鉱の町みたいに、経済の流れに浮き沈みすることもなく、安定した「世界有数の観光地」として、この先、100年や200年は観光で食えるのだろう、と思ったりした。

 なので、タリバンが石仏を破壊しちゃった時には「わーん、もったいなー」と心からがっかりした。
 あそこを観光地として整備すれば、アンコールワット並みのドル箱になっただろうに。

 まあ、タリバンとしては、外国人観光客が他の宗教とはいえ「偶像」に群がることが許せなかったのかもしれないけど・・・

 でも、工業は時代によって衰退することもあるし、農業だって気象状況に左右されるし、実際、アフガニスタンは温暖化の影響なのか、高地の積雪が減り、かつては高地の雪解け水で潤っていた平野が干ばつで不作になり、先祖伝来の土地で農業が続けらない状況はNHKのドキュメンタリーで観たことがある。

 そういう中、絶対的な安定感を持つ産業が「世界遺産クラスの遺跡」なんだよなあ。

 うわー、今日は日ハムが東京ドームで、武田勝が先発だったので「休みとれる時期だったら絶対に行ったのに」というカードだった。

 マサルさんのレジェンドユニ姿も生鑑賞したかったわ。

 今はパ・リーグTVで鑑賞してますが(楽天が0-0のアイスな展開になったので観たくないし)マサルさん意外とレジェンドユニ似合ってましたし、5回の終了時のグラウンド整備時の恒例行事であるYMCAタイムには、なんと「くまもん」も登場してました。なんで?

 くまもんの他にも何体かゆるきゃらがいたけど、やっぱし、くまもんが目立っていた。

 しかも「名物」である、「後半、踊り狂うグラウンド整備のトンボ係」が5人も踊っていました。

 おや、マサルさんが降板しちゃった・・・・・しょーがないから、0−0の楽天の試合観るか・・・・
 すでにロッテが負けているので、今日はどうしても勝ちたいのでしょうけど、昨日、被弾したワクワクさんが9回裏に登板。今日は珍しく気合入ってるでしょう。
 気合入った雰囲気のワクワクさんて、なんか違うような気がするのですが・・・・(ヤル気なさそうにのらりくらり投げるのが涌井の持ち味)

 ワクワクさん危なげなく2アウトまで行ったので、さーて後ろの投手どうなってるんだ?

 と書いてる途中で、島内が3塁打ですと?
 2アウトだけど、3塁。次は岡島です。
 えー、敬遠?
 次の阿部は地元出身選手なので、こういうとき、なんか憑依しそうなんだけど。

 あー、阿部ちゃん、いい打球だったけどショート永江に捕球されちゃった!

 延長戦突入。

9月3日(火)

 今日の部長は久々の「サトラレ」状態で、思ったことを全部ブツブツ大きい独り言で言うので、無視するのに苦労しましたが、夕方になってふと「ゾウってどれくらい大きいの?」と言うので、それは無視できず「ゾウって、なんかの銅像とかのことですか?それともエレファントのこと?」と反応すると「エレファントのほう」と仰る。

 「2メートルくらいだと思いますけど?」と私が言うと「えー?もっと大きいでしょ?」と言うので、ネットで調べてみたら、アフリカ象だと3メートルくらいあるらしいが、インド象は2メートル半くらいらしい。
 と、部長に説明すると「えー?子供の頃、動物園で見たゾウはもっと巨大だったよ」と言うので、「それは自分が小さかったからでは・・・」と言ったが、後で思ったが、部長は二人お子さんがいるので、子供連れて動物園に行ったことくらいあるのでは?

 それはいいのだが「なんで、ゾウの話なんですか?」と質問したら「昨日、ゾウの夢を見た・・・」と言うので「へー、ゾウは神聖な動物だから、縁起いいじゃないですか」と、お疲れ気味の上司を少しでも元気づけようと(テンパっている原因もわかってるし、それがテンパルに充分な案件であることもよく承知している)、よいしょしたら、こう続いた・・・

 「それがさ、会社にいるときにさ、ゾウが外を通りすぎて行ったんだよ。そしたら、ここは4階なのに、ゾウの頭が窓のすぐ目の前を通りすぎて行って、『うわー、ゾウってデカいんだなあ』って思ったんだよ」

 うーむ、会社にいる時に巨大ゾウが通るっていうのは、夢占い的にはどうなんだろう?
 「象ってインドやタイでは神聖な動物なんですよ?」というのは本当だけど、部長の夢からは「仕事のストレス」の方を強く感じてしまう。

 かと言って、「そういや、昔流行ったエレファント・マンって映画は象に踏まれて・・・・」なーんて、ネガティブ方向の反応するのも憚られたので、「そんなデカいゾウって・・・・・どっちかというと、ゴジラとかガメラでは?」って言ってみたのだが、そっちも立派な典型的悪夢だよな(笑)

 さて、今日も日記をくどくど書いているのは、楽天が今のところ負けているからである。
 なんか、またマー君でしか勝てないパターンに突入したようだ。
 しかし、勝てば「このまま優勝してしまうのか?」と不安になるし、負ければ「ああ、やっぱりいつもの楽天だった」とがっかりしてしまうし、どーすりゃいいのよ(笑)

 また最近、高野秀行の本を読んでいるのだが、南米で高山病に罹った話があって、高山病の「納得のいかなさ」が切々と語られていた。
 私は経験は無いけど、「高山病は本人の努力ではいかんともしがたいし、治療法も無い」ということは漠然と知っていた。対策としては、急に高地に入るとかかりやすいので、じょじょに高さに慣らすのがいいようだが、そのペースも人によりけりで、体質に左右されるようだ。

 高野氏が人から聞いた話らしいが、ベテラン登山者が最も屈辱を味合う山が、アフリカ最高峰のキリマンジャロらしい。
 キリマンジャロは標高が5,895mと、富士山よりもずっと高いけど、登山難易度としてはたぶん、富士山と同じように「子供連れでも登れる山」のようだ。

 ところが、富士山よりもずっと高いから、高山病にかかる人も多いらしく、数々の名峰を征したベテランでも、高山病で苦しんで下山を余儀なくされているというのに、その横を小学生くらいの子供が平然と通りすぎて行くので、ベテラン登山者のプライドをズタズタにする恐ろしい山らしい。

 という話を読んで「へー、キリマンジャロかあ、その昔、キリマンジャロに登る予定だっていう青年に会ったことがあるなあ」って急に思い出した。

 もう、16年前のインド旅行中の話である。なんか、日記に書いたような記憶もあるけど、まあいいや。楽天負けてるし。

 まだ私もインドに入って2週間くらいの頃、たしかアジャンターの石窟付近の拠点となる町でのことだったと思う。
 小さい町だったが、有名観光地であるから、バックパッカー向けの質素な宿も何軒かあり、その内の一つに宿泊したのだが、平屋建ての石の建物がゆったりと配置された宿で、シンプルながらも清潔な感じだったし、宿のスタッフも適度に外人観光客慣れしていて、ほったらかしてくれたのが居心地良かった。

 そのホテル内の食堂で夕飯食べていると、相席になった東洋人の青年がいて、どちらからともなく「日本人ですよね?」と、しばし雑談していた。

 その横のテーブルでは、観光客慣れしていて英語ベラベラの若いインド人ウェイターが、ドイツ人のオジサン旅行者相手に「アメリカ軍の砂漠の嵐作戦とはなんだったのか?」という熱い議論というか、「そういうテーマで盛り上がるお喋り」に興じていたが、私も彼も、そういう中に入っていく気も英語力もなく、でも、ちょっと誰かとお喋りしたい気分で、たまたま出会った日本人と日本語でお喋りできるのがとても嬉しかったのである。

 その青年はちょっとオタクっぽい外見の、人の目を見ないでボソボソと話す20代半ばのフリーターさん、って感じだったし、私の方は、他人から見れば「ちょっと自分探しにインドに来ちゃったアラサーのOLさん」って感じで、お互い、日本では一緒に食事する機会も少ないタイプであった。

 ただ、「ついうっかり恋心が芽生えそう」って可能性が全くなかったので、安心して思う存分、久々の日本語での雑談を楽しめました。

 お互いに「こういう計画でインドに来ている」とプレゼンしたのだが、たぶん私は正直に「3ヶ月くらいでインド一周するつもり。そんで、この後、ゴアにOLの友人が短期休暇で来るらしいので合流してみるつもり」と言ったと思うが、青年は「ゴア?・・・・ふっ」とバカにしたような顔をした。

 で、たぶん「ゴアとか気をつけたほうがいいですよ」みたいなこと言われたような気がする。そして、そういう日本人バックパッカーが集まる宿にはよく「行方不明者を探してます」なんていうチラシが置いてあった。
 行方不明になった若者の親族が、自らなのか支援者の協力を得て、あちこちにポスターやチラシを置いているのである。

 その青年は、そのチラシを眺めながら「こういうのだって、どっかで沈没しているだけかもしれないし」と呟いた。

 ああ、この子は、ドラッグ否定派なんだな、と思った。
 否定派っていうか「自分はそういうの目当てでインドに来たわけではない」という派。

 彼の旅程を聞くと、どこから入ったのかは忘れたが、インドを少し回った後、さらに西に進み、最終的にはアフリカに入り「キリマンジャロを登る予定なんです」

 「え?キリマンジャロって、そんな簡単に登れるの?」と驚いたが、たぶん、その時に「富士山みたいなもの」という説明されたのだと思うが、もうすっかり忘れていた。

 それよりも、私は欧州一周もどきは2度ほどやったことがあるけど、それもせいぜい1ヶ月のことであり、「何ヶ月もかけて、東南アジアからヨーロッパ経由してアフリカ行くなんて凄いなあ」と思ったし、その後も何人かそういうタイプの長期旅行者と出会い「みんな凄いなあ」って単純に感心してました。

 まあ、そういう長期旅行者の多くは「女子は水商売で、男子は土方で旅費貯めるため頑張って仕事して、行けるときは半年スパンで海外遠征」って感じでしたので、私みたいに「インド行って、3ヶ月くらい滞在して、日本に戻ってしばらくしてから、今度は欧州」っていうのは飛行機代がもったいなかったのかも。

 話は戻るけど「旅のゴールはキリマンジャロ」って話を聞いて「へー、すごいね、すてきだね」と素直に感心したのだが・・・・・その彼と、なんとゴアで再会してしまったのである。

 たしかに、私が「ゴアで友達と合流するつもり」と言った時に「ふ・・・ゴア?」と薄笑いしながらも、「オレもちょっとだけ寄ってみるつもりなんですけどね・・・・ふっ」みたいなこと言っていた。

 たぶん「ちょっとその世界を覗いて、バカみたいと小馬鹿にしよう」という気持ちだったのだと思う。私も、たまたまその時期に友人が来るというので「ちょっと見てみよう」というだけだったので、彼の「上から目線」は気にすることなく「私も1週間くらい滞在したら南下するつもりなんだ」と言っていた。

 ゴアに着いて、なんとか友人を探して合流すると、あっという間に現地の日本人集団に取り込まれた。
 当時の六本木のクラブにたむろするのと同じで、狭い社会だからあっという間になんとなく「知人」になってしまうのである。

 その中に、若者達が一目置くというか、遠巻きにするオジサン集団がいた。って言っても、4人くらいだったけど。
 リーダー格は、西日本の都市で何かの商売してる長髪のオジサンで、関西弁でいつも豪快にベラベラ喋っていた。その傍らでいつもひっそり笑顔でいるのは「もう滞在ビザもパスポートも切れたが、日本には帰れない」というヘロイン中毒のオジサン。
 たぶん、そのヘロイン中毒のオジサンがずっといるので、実際は彼が「核」だったのだろう。他には、年に半年くらい滞在している、「アシッドで一回バッドになっちゃったら、その後、ずっとバッドで」と笑顔で語る何に挑戦しているのかわからないけど、穏やかな笑顔の35歳くらいの男性と、ほとんどまともな事は語らないので「ヤクで人格崩壊しちゃったのか?」と思いきや、ゴアでは珍しい「私、ここにあんま興味なし」という私の態度が気に入ったのか「あなたの・・・・人相はすばらしい」と絶賛してくれたけど、褒めた後に「実はお腹空いてるけど、朝食代がなくて」と言うので、「じゃあ、フレンチトースト奢ってあげる」と言うと、「じゃあ、お礼に牛と戦います!」と頼んでもいないのに、牛と頭突きしてくれた年齢不詳の彼は、日本に帰ったらけっこうまともに働いていたのかもね。

 私らがゴアを去った後に、別の友人達も同じ店に行って、彼らと出会ったらしいので、どうやら彼らは一応「スレた東京の女どもだけど、一応、オレたちがガードしないと」と不良西洋人からはガードしてくれてたみたいだ。

 で、ゴアで過ごす彼らの一番の楽しみは、私ら「東京で遊び慣れてる女性たち」じゃなくて、わけもわからず足を踏み入れた地方の若者をからかって遊ぶことだった。

 感心したのは、「田舎者の女子」が迷いこんでも、喰い物にしなかったことだ。
 まあ、クスリのやりすぎで、女性にあまり興味なかったのかもしれないが(笑)

 彼らのカモは「ちょっとゴアってやつを覗いてみようか」と立ち寄った日本人青年である。
 ある日、育ちの良さそうな、しかもなぜかギターケース持った20歳くらいの若者が一人で村に入ってきて、なぜかその不良おっさん達がたむろする安宿に宿泊した。

 「上モン入ったで!」とオッサン達が盛り上がっていたので、「いたいけな若者をいじめちゃだめすよ」と言っていたのだが・・・・・・翌日の昼間、バス停でその若者はギターケースに寄りかかり、ぐったりしていた。

 「あの子、もうゴアを出ちゃうじゃないですか!何したんですか!」と言うと、「いやー、けっこう上物食わせたんだけどなあ?」

 もー、すっかりバッドになっちゃって、正気に戻ったら逃げるようにバス停に向かったらしい。もう、しょうもないオッサンどもめ。

 と、次にやってきたカモが、アジャンタの最寄り宿で出会った青年であった。

 私は「あの子、アフリカまで行くって言っていたので、手荒くしないでくださいよ」とお願いしたのだが、オッサンたちは「そんなの自己責任や!」ってノリノリで、心配していたのだが、やっぱり盛られてしまい、次の日の夕暮れには、じっと海に沈む夕日を見ていた。

 オッサンによると、そんなに盛ってないと言う。
 「食わせたのは、ほとんど、ダンボールや!」

 お菓子の箱の切れ端を「極上のLSDやで!」と、どんどん食べさせたらしい。「カリフォルニア・サンシャインよりもずっと強力なんや!」とかで・・・・

 若者からかうのを趣味としている歴戦のオッサンであるからして、最初はほんの一欠片の本物を与えて「でも、これはけっこう上級者向けやで」と盛り上げたところで、「ほんとの上級者はこれを3枚は食うで」とウブな若者の「オレはウブじゃない」という反骨心に訴えて、フェイクのダンボールを食わせると、プラシーボ効果で、ものすごーくぶっ飛んじゃうらしくて・・・・・・

 その様子をオッサンたちは大爆笑しながら観察してるんですよ。

 で、その「キリマンジャロに行くんです」って言っていた彼は、すっかりそれで「人生変わりました!」状態になったらしく、オッサンたちのパシリに成り下がってました。
 パシリっていうか、たかられていた。
 タクシー代とか。
 なんか、そうなると体育会系の上下関係になってて、「よし、今夜のどこぞこのパーティーに行くぞ!おい、●●、タクシーだ!」って言うと、「ハイ!」ってタクシー捕まえてきて、値段交渉するも、ゴアは物価高いので、タクシーも東京並みの料金ふっかけてくるのですが、オッサンが「値段やないんだ、安全が大切や!」と言うと「はい!自分が出しますから!」

 えーっと、ボク?キリマンジャロ行きの旅費をこんなところで散財してもいいのかね?
 それに、ゴアなんかで沈没してる人をバカにしてなかった?

 と、思ったので、昼間、彼が正気の時に「どうすんの?」と話してみたら、本人は「貴重な経験させてもらってます」みたいなこと言うので、もしかしたら、あれでアフリカ行きの資金を消耗したかもしれないけど、あのオッサンたちはそれ以上の金は毟り取らないと思ったし、いい経験として「ゴアで、ヤク中のおっさん達にタカられる」っていうのと「キリマンジャロ登頂しました」のどっちがより「いい経験」なのかってわからないし。

 あれ?くどくど日記に退避してたら、なんか楽天勝った?


9月2日(月)

 また猛暑日が続き、ぐったりです。
 しかも、昨日の日曜日はあんな暑さの中、外イベント仕事で・・・って言っても屋内でしたが、それでも冷房効かない区画は暑くて、ドタバタ走り回っていたから余計消耗した。

 ところで、少し前「なんだか最近、10歳から15歳くらいの男子から熱視線を浴びることがしばしばあるけど、なんで?」ということを書きましたが、「自分からけっこうジロジロ観ているのでは?」と思ったので、若い男子を極力観ないようにしているので、最近は目線が絡むことはなかったのですが、その日曜日のイベントで、また私のことをじーーーーーーっと見る男子がいたのですよ。

 小学校高学年男子でした。
 しばし、見つめ合ってしまったのですが、私のほうが目線を逸し、しばらく遠くの景色にピント合わせていたのですが、なんか視界の端にその少年がこっち向いてるが確認できたので、チラっと視線戻してみたら、やっぱ、こっち見てる・・・・・

 やっぱし、ワンピースに出てくるキャラに似てるのかなあ?と思っていたのですが、今日はさらにびっくりする出来事がありました。

●ミヤノさん小学生女子にタカられる

 昨日出勤だったので、今日は休みにしたのですが、今日もクソ暑く「あー、また引きこもりそう」と覚悟していたのですが、イベント仕事を終えた開放感からか、なんだか体調がよくて午前中からお腹が空いてきたので、「よーし、昼は辛いもの食べに行くぞ!」と元気に外出したのです。

 そういや、昨日のイベント帰りに、三茶のタイ飯屋でチャーハン食べたのですが、ハーブの聞いたチャーハン(カオパ)がすごく美味しくて、「久々に美味いもん食べた」とご機嫌でした。ただ量が多かったのが難点でしたが・・・・残せばいいんですが、ついつい・・・・

 なので「猛暑を乗り切るのはエスニック料理よね、やっぱ」と意気込んで、今日は下北沢まで歩いて、よく行くワンコイン韓国料理屋でカルビ・クッパ食べてから、三宿まで歩いて、シャ・ノワールで涼んで、三茶に戻って買い物して、2時くらいの一番暑い時間に家に向かって歩いてました。

 いつも通る遊歩道を歩いていたら、遊歩道沿いにある小学校の前で小学校4年生くらいの女の子が一人でベンチの上を飛び移って遊んでいた。

 暑いから、ボーっ歩いていたんだけど、「もう、とっくに小学校終わった時間なのに、なんでこの子はひとりで遊んでるんだ?」とちょびっとだけ疑問に思ったけど、そんなにジロジロ見たわけでもなく、ただ・・・・・その子は横に並んでいるベンチの上をぴょんぴょんと飛び移っていたけど、50センチくらい間離れたところで躊躇していたので、思わず手を差し伸べそうになったのですが(たぶん、大人の手で介添えしてあげたら難なく飛び移れただろう)それは心の中でそう思っただけで、それがもし、自分の子供だったり、姪っ子や甥っ子だったら自然と手が出る場面でしたが「見ず知らずの子にそうできるほど、子供スキル高くないのよ」と思いつつ、その子を追い越してトボトボ歩いてました。

 小学校から少し離れたところに、よくガキや少年がたまっている自販機スポットがあります。
 そこに溜まっている若い男子とよく目が合ってしまうので、今日は誰もいなかったけど、ついつい目線が彷徨ってしまいます。

 という、軽い緊張感の中、歩いていると後ろから「あのー、すいません」と声がするので、びっくりして振り向くと、さっきの女子でした。

 なんなの?この自販機の前、地場的になんかあるの?と動揺しちゃいましたが、その女子はなんと、持っていた水筒を私に見せると「水筒が空になっちゃって、飲み物買いたいけど、お金が無いんです」と言いやがる。

 わー、なにこの、インドで子供の乞食が小銭ねだる感じと、ニューヨークで身なりのいい青年が「地下鉄乗る小銭がなくて」って乞食と感じさせない物乞いするみたいなのの融合は?(ニューヨークの話は友人の体験談です)

 なんか、こーゆー子の話、その昔、友人M(現在音信不通)から散々聞かされたぞ?
 「そーゆーのはけしらからん、そういう親が増えているようで嘆かわしい」とか散々愚痴られたが、友人M自信もそういう「クレクレ子供」を見たことがないようで、ただ、掲示板でそういう体験談を読んで、怒っているようだったので、「はあ、そうなんだ、それは困るよねー。どうしてなんだろうねー」と聞き流していただけだった。

 もしかして、そういう予備知識がなければ、ジュースくらいおごってやっていたのかもしれないけど、でも、全く知らない子にジュース買ってやる義理もないしなあ。

 で、その子に「おうち帰ってからにすれば?家は近所じゃないの?」と言ってみたら、「お父さんもお母さんも仕事だから、家には鍵がかかってる」と言う。
 なんじゃそりゃ?
 「じゃあ、家には帰れないから、ずっとここで一人で待ってるわけ?」と言うと、コクンと頷いた。

 そんなわけないだろう。学童とかあるじゃん。

 もし、そういうのも放棄した親だったら、おやつ代やジュース代の小銭くらい渡しておけよ・・・・

 どーしよーかな?すぐ近くに小学校があるので「学校で水くめば?」って言うかと思ったが、ふと「そこの公園にも水飲み場なかったっけ?」と目線を移すと、遊歩道にある公園には、ちゃんと水飲み場があったので「ほら、あそこで水汲めるよ」と指差すと、その女子もあきらめたようで、それ以上は何も言わず、公園に向かっていた。

 なんだろう?その辺りで一人遊びしていて、自販機をじっと眺めていたら、おせっかいな人がジュースおごってくれたりしたのだろうか?
 その後「水筒切らしちゃって」と言ってみたら、けっこうな確率で奢ってもらえたのかもしれない。

 常習犯だったのか、たまたま私が「このクソ暑いのに、なんでこの子、一人で遊んでるんだ?」と視線を向けたのを見逃さずに寄ってきたのかわからないけど、この出来事でなんとなく浮上したのは「今の私、おばさんとオバーチャンの間の、不安定な感じが思春期直前や思春期真っ盛りな子と共鳴しているのでは?」という仮説である。

 大人の階段を登っている彼らと、大人の階段を下っている私が出会う、ちょうどクロスオーバーポイントになってるのかもしれない。

 なーんてね(笑)


 さて、ついうっかり毎日観ている「あまちゃん」であるが、先週末から「いよいよ、来週が大震災」という粉ふりかけまくりだったし、「ユイちゃんがもしかして?」という思わせぶりのナレーションで終わったので、今日は視聴率よかったのかもしれない。

 NHKの被災地支援企画としては、想定外の大当たりしてしまった「あまちゃん」であるが、岩手の観光PRとしては絶大な効果があったようだが、逆に大河ドラマが福島応援だったのに、地味な扱いになってしまったようだ。

 「八重の桜」は夏前まではけっこう観ていたのだが、会津城が激戦地になってしまうところはあまり観たくなかったので、しばらく観ていなかった。

 たまたま先週観ていたら(「ダーウィンが見た」をそのままにしていたら)オダギリジョーが颯爽と現れて、幕末の重苦しい雰囲気が、一気にラブコメになっていた。

 オダギリジョーは最近、出演作の低視聴率が続き、「低視聴率男」の汚名を背負っての、大河登場で、大河ドラマも前回の平清盛で低視聴率を極めていたので、一部ゴシップ誌では「大河ドラマはオダギリジョーの登場シーンを削っている」なんて書かれていたっけ。

 ところが、オダギリジョーが出てきたら、もうそれは削る削らないの問題じゃなくて「主役じゃん?」な立場で、そんで、ずっと鬱屈した展開だったし、これまでイケメン枠だった長谷川博己は退いちゃったし、八重の兄である西島秀俊もイケメンじゃない役割になっちゃったし、華がなくなっていた所に「アメリカ帰りのお育ちのいい青年」であるオダギリジョーが投入されて、そのオダギリジョーから見た主人公八重の魅力が嫌味なく表現されていたので、心地良く鑑賞できました。

 


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