可燃物な日々

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 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

10月15日(金)

 いかん、昨日がパのクライマックスシリーズ第二弾(?)だということをすっかり忘れていて、朝のニュース観て気がついた。
 どっちにしろ、テレビでやってないので(BSとかCSとかはテレビではないらしい)いいんですけどね。今日はラジオ観賞してます。エンジョイ清貧。

 あと、ポスト・シーズンの野球中継は現役選手がゲスト解説してたりするので、それが愉しみだったりもするが、昨日は金子千尋だったのに、聞き逃した・・・・・今日はハムの建山です。

 さーて、昨日はとうとう、友人に「その調子では、まだ東京に戻るのは無理だと思うので、家族や医師によく相談してくれ」というメールを書いてしまった。
 ホントのこと書くのがいいのかどうなのか、けっこう悩んだが、向こうからのメールから、なんか私から本音を聞きたいような雰囲気を感じたので。

 私の勝手な思い込みかもしれないけど、「そういう役割なのかも・・・」と思ってさ。

 そんで、また色々考えてしまい、野球のことを忘れていたのである。仕事中もボーっとすると、また色々考えてしまうので、こりゃ、私もカウンセリング受けたほうがいいかしら?(会社で契約しているカウンセラーがいるので、マジに相談しようかと前から思っていた。いや、ほんと、シロートにはどう相手していいのかよーわからんし)

 でも、こういう自分ではどうしようもない事態に直面すると、ほんと、頭の中が耳なしホウイチのお経がびっしり状態みたく、いや、そがもっと動きがあるというか、パチスロのスロットがグルグル回転してるみたいな感じで、そうそう、昔のSF映画に出てくるコンピューターってピコピコと派手に点滅していたけど、まさに頭の中があんな感じになる。

 どうも、この状況の合理的な説明というか、言い訳を必死で考えているらしい。

 おかげで消耗するらしく、夕方になると、足元がふらついてみたりして。

 ああ、その昔、やはり友人の妄想を延々と電話で拝聴していたら、プチ鬱状態になり、仕事はちゃんと行っていたけど(ちゃんと仕事していたかどうかは忘れたけど、休むことはなかった)家に帰ると、布団の上に横たわってじっと身動きできなかった時もあったっけ。

 あの頃に比べたら、随分と鈍感力が向上したな、と前にも書いたような気がするが、やっぱし、今でもそれなりにジワジワ来ますね。
 「チリの奇跡」をテレビで観ていても、普通ならもっと泣けそうなもんだが、「ふーん?よかったねえ?」って感じだし。

 今日は、会社で、マスオさんが「えええ?」と言うので、「どしたの?」と聞いたら、「谷が引退ですって・・・」
 ああ、そのニュースはさっき観たけど、私は「ふーん?まあ、そうだろうよ」と思ったのだが、意外と会社の皆は「残念だなあ。なんで議員になっちゃったろう」という意見だった。

 ふーん?そうなんだ。私にはよーわからん。

 あ、クライマックス第二戦はホークスが勝った。
 つーか、ロッテはいつ吉見出す?
 明日って噂もあるが・・・・明日は出勤なんだが・・・・また仕事が手につかないじゃないですか!

 あ、そうそう、一昨日書いた「ヤクルト×広島最終戦」の感想文で大事なことを書き忘れていた。
 三塁側から初めて「レフト・畠山」を観賞したが、ほんとにデブだった。楽天ファン的には「レフト・憲史みたいなもんだろう」と想像していたが、あれよりもデブだったので、畠山はやっぱし、来期はもう少し絞ったほうがいいと思いました。

 あと、田中浩康が出てこなかったのであるが、失ってみて(?いや、別に失ってないけど)初めてわかったというか、私はピロヤス君がいないと、「今日はヤクルトの試合を観てます」感が非常に薄くなるらしいという、大事なことに気がついた。

 ヤクルトからイムさんがいなくなっても、ピロヤス君を観に来年も神宮球場に行きたいと思う。そして、「ピロヤス君、ほんと、いい子っぽいから、いい嫁来ないかなあ」と勝手に嫁探しに励みたいと思う。
 (去年「ウッチーにいい嫁こないかなあ?」と思っていたら、かなりの大物が引っかかったので、私の妄想力もなかなかのもんであると思う)

 さあ、なんだか不調ですが、今日こそ早寝できるかね?(まだ9時ですってよ、奥さん)


10月13日(水)

 トップページにあるカウンタの一番大きい桁が上がったため、0が並ぶ中、ちまちまと数字が増えていくのを楽しんでおります。
 あれが実数だとも思ってないが、なーんか、ずっと何年間もこんな感じで、まるで家の電気のメーターみたいにな安定した動き方だし、なんだか自分の人生のペースそのもののような気がして、さ。

 昨日はダルいから早寝したんだけど、冷蔵庫のモーター音が耳につくし、布団掛けると暑いし、タオルケットだけだと心細くてなかなか寝付けなくて、しょーがないから、買ったばかりの「ベイスタ流」(ベイスターズファン雑誌に連載されてる漫画の単行本)を読んでいたら、かなり心も緩んできたので、午前1時ぐらいにはやっと寝付けたのかな?

 ちなみに、冷蔵庫のモーター音は心身の調子のバロメーターでもあるので、「不調の子守唄」と呼んでいます。調子が普通の時には全然気にならないからね。

●初めての引退試合(続)

 気を取りなおして、書きかけだった、ヤクルト×広島の最終戦の話の続き。
 って、どこまで書いてたっけ?(笑)

 引退セレモニーがあったし、休日だったから、外野はかなり埋まっていたし、ヤクルト村中はグダグダだったけど、それなりに踏ん張って試合は壊さなかった。つーか、途中で広島のソリアーノも連打されてしまい、さらにはどこか痛めたらしく代打・福地のところで、急遽マウンドを降りてしまったのだ。

 なかなか観られないものを観ることができました。
 ソリアーノは左投手だから、福地君(つば九郎の親友です)は右打席に立っていたのだが、打席途中で投手が交代して、右投手が出てきたら、今度は左打席に立ったのである。スイッチヒッターってオモロイね。

 そんで、6回に今日で引退のユウキがマウンドに上がると、ヤクルトファンはもちろん盛り上がったが、広島応援団も「ユウキ!」コールしてくれたし、内野席にいる広島ファンも立ち上がってヤンヤと盛り上がっていたので「広島ファンってほんとにいい人ばかりだ」と感動しました。

 でもね、ビジョンに写ったユウキの顔が「ああ、これで、最後か・・・」と、ほんとに噛みしめるというか、マウンドを踏みしめるような雰囲気で、ああ、私の目から汗が・・・・
 涙もろいから、こういうの無理っていうか、「いや、待てよ、こういうプレイをしに、わざわざ来たのではないか?」
 私の趣味は「電車の中で泣ける本を読む」ことだったりするわけで、周囲の他人の目が気になると、「ああ、いけない、涙が止まらない・・・」と、家で読むより3倍くらい泣けてしまい、それを必死に堪えたり、花粉症や風邪のふりして、無理やりクシャミしてみたりするのが、実はかなり楽しかったりするわけです。

 なので、ユウキのシミジミとした最終登板を眺めつつ「こっち広島側なのに、ユウキで泣いてたら不審だわ」と「あ、コンタクトレンズにゴミが」みたいな演技でハンケチで涙を拭いましたが、ガラガラ厨のため、周囲3メートルくらいに人がいない席にポツネンと座っているんだけら、誰も私のことなんて観てないのはわかってます。

 「あー、だったら、やっぱヤクルト側の外野席に座って、うっかり号泣してたら、ビジョンに大写しになってしまうかも、というさらなるリスクをエンジョイすべきだったか?」と気がついたので、この先、なんか刺激的なことがしたくなったら「引退する選手のユニフォーム着て臨んでみる」という、さらに上のプレイをしてみようと思いました。大型ビジョンに抜かれるどころか、テレビカメラに抜かれる可能性も高いので、30倍くらい泣けると思います。(意外と全然泣けない可能性もあるが、それはやってみないとわからない)

 さて、試合の方は、私は広島のリリーフがよくわからないといか、ほとんど誰が誰だか知らんのだが、その最終戦に関してはきっちり抑えていたので、「やっぱし、広島がなんでこんなに弱いのかわからん」と思った。

 でも、2点差で広島が勝っていたので「このままいきそう」と思っていたら、広島の上野投手から川端がホームラン打ってしまい「川端に打たれちゃダメだろうwwww」と大爆笑してしまいました。
 今期初ホームランが最終戦ってwww

 それで1点差になったので、ヤクルトの方も、ブッチー、オッシーと繋ぎ、最後は守護神(笑)松岡登場!
 でも、この投手リレーには、来期は正式に監督になる小川監督代行の明確なビジョンを感じましたね。来年はイムさんがいない可能性が高いので「来年の抑えはお前だ、松岡!」という予告編でした。

 ところが、マツケンったら、嶋にあっさり被弾して、せっかくの1点差で緊迫ごっこしていたのに、2点差にしちゃった、えへ?

 でも、9回裏になると「やっぱこの試合、地味だけど優秀な脚本家がいたのかね?」と思ったのですが、広島は横山が登場して(広島も楽天と同じで、守護神不在のシーズンでした)、サクサクと2アウトとったが、私は「代打・川本」が告げられたときに気がついたのだが「あ、これが9番打者?つーことは、ここで塁に出れば、青木の打順が回ってくる?」

 そして、ヤクルトファンの期待に答え、というか、「イチローが持っていた最多安打記録は、あっさり阪神のマートンに抜かれたが、まだ青木がイチローに並ぶチャンスは残っている!」という青木と勝負するために、横山はわざと川本に四球を出したとしか思えませんでした。

 ここで、うっかりホームランが出れば、同点だ!

 私は、その頃にはかなり席ジャックを着々と進め(花束贈呈される建さんをできるだけ近くで観ようと・・・)、ベンチ上くらいに陣取ってましたので、ワクワクしながら行方を見守っていると、おお!青木が外野に高々と・・・・・ここからだと真正面すぎで距離がわからないけど、スタンドは湧いているし、ライトの選手がどんどん後ろに下がっていくし・・・・これはもしかして入るのか?

 フェンスぎりぎりのライトフライでした。
 あー、惜しかったけど、楽しかった。
 それに、延長戦になっちゃったら、引退セレモニーに差し支えるし、いい脚本でした。

 試合終了がほんと、脚本通りにジャスト9時くらいだったし、明日も休日ということもあり、試合が終わっても席を立つ客は少なかった。
 広島ファンとしても、東京で建さん引退の花束贈呈してくれたヤクルトには感謝しているから、ヤクルトの引退選手にも温かい声援を送ろうって空気があったし、なによりもみんな、引退セレモニーって好きなんだよね、きっと。

 私は引退セレモニーって、ユーチューブでしか観たことがない。
 ヤクルトだと古田のとか、あとロッテの初芝のもなかなかよかったっけ。
 他チームのも、引退セレモニーは一瞬だけユーチューブに上がったりするけど、「これを生で観るとどうなんだろうな?」というのが、この日の課題でした。

 ヤクルトは毎年、最終戦に「一軍でそこそこ活躍した選手」にも手厚く引退セレモニーをやるのが恒例で、去年は花田でしたよねえ、あれもユーチューブで観て泣きました。

 ユーチューブでヤクルトの引退セレモニーの進行は把握しているし、だいたいどこもあんなもんなのですが、やっぱり生で観ると、ずらりと横に並ぶ、現役選手の立ち位置とか、佇まいがわかって「ほおおお・・・・」

 我がマツケンは迷いなく、一番左端から二番目に立って、ぼーーーーっとしてました。
 そして、身長の高い選手は、決してうっかり不用意に選手会長である石川の隣には立たないようです。
 「うちからの転校生、ナベツネ君はどこにいる?」と探したら、デラクルスの横にちょこんと立ってました。立ち位置がわからないので、もっとわかってないデラクルス君の天然さに便乗って気持ち、よーくわかりますとも。

 監督の挨拶が終わって、引退する選手が登場し、家族から花束贈呈。

 うわー、なんか、「喪主から順に焼香」みたいである。ユウキの子供は、ヤクルトに移籍した去年産まれたんだっけ?まだやっと歩けるくらいの子だから、今日の記憶は残らないかもしれないけど、大きくなったらビデオで見られるのかも。

 さらに志田はまだ子供がいないらしく、花束贈呈したのは嫁だけだった。そういえば、今日の始球式は志田選手の従兄弟という少年が勤めていたっけ。

 引退セレモニーで、物心ついた子供が「パパーーー!」って登場するのは、ほんと一握りの選手に許された特権ていうか、広島の建さんの引退試合には、10代の娘ふたりが登場したみたいだけど、ああいうのはほんと珍しいのだ。

 イチローや、ゴジラ松井ですら、あれだけはできない。だろう。たぶん。今んとこの状況だと。
 工藤や楽天の山崎だと、そうとう、感動の絵が期待できる。ってだけの話。

 ええと、それで、家族から献花された後、選手会からの献花っていうのも、なーんかね(笑)

 「うわ、これ、ほんとリアルに葬式な進行だ」と目眩がしてきたところで、式次第が終了して、選手たちが慣れた感じで集まってきて「さーて、どっちからやる?」って風情で、引退するユウキと志田を胴上げしたのだが、もう、なんていうのか、絵的には「それでは、故人に近しい男性の方は・・・・」と集められて、なんとなく集まってくる親族の若手男性陣みたいなあの緩い感じだった。

 優勝したわけでも、なんかの大記録を達成したわけでもなく、ただの「さよーなら」の意味である胴上げって、ほんと、出棺にしか見えなくて、自分が手伝いに行った社員のお父様の葬儀の隣の会場で、先に出棺していると「うううう、出棺」とそれだけで目から汗が止まらない私は、どうしていいのかわからなくなり、胴上げが済むと、さっさと球場を後にしましたが、ロビーで流れるテレビ映像は、まだスタンドのファンに挨拶している選手が映っており、それはいいのだが、そのBGMはマジ葬式っぽいので、やめれーーーー、と思いました。

 やくせんスレで、とあるファンが「志田やユウキであんだけ泣けたんだから、宮本の時には号泣しそうだ。ハンカチ5枚は必要」と書いていましたが、「うわあ、引退セレモニー、きっつうう」と思った私も、宮本のはちょっと行ってみたいかも(笑)

 「全米が泣いた!」いう映画を観に行く気持ちというか・・・・

 というわけで、引退セレモニーはもう懲り懲り、と思ったのか、けっこう味をしめたのかは、来年の今頃わかると思います。

10月12日(火)

 「友人の症状が悪化している?」ということに動転してしまい、昨日の日記は自分で書いてても「妙なテンション」でしたが、さっき読み返してみたら、やっぱり変なテンションだった。

 心を落ち着かせるために、ネットでお医者さんがお薦めしていた岩波新書の「精神病」という本を買って読み始めました。
 まだ、途中ですが、「患者や家族への深い理解と愛情を感じる文章」という意味がよーくわかりました。

 さて、今日はインフルエンザの予防接種を受けたので、ちょっとダルいから早寝しようと思いますけど、「島田雅彦が芥川賞選考委員になった」というニュースにずっこけました。

 島田雅彦が文学界の重鎮になる未来が待っているとは、20歳の頃には想像もしなかったなあ。

10月11日(月)

 あーあ、昨日は引退試合について書こうとしていたのに、妨害を受けてしまった(笑)

 ふー、なんかねえ、本人は元気になったと言うので、ちょっと試してみたのだが、妄想全開の返事が来たので、「ううう、こりゃダメそうですな、今んとこ」と悲しい気持ちになってしまいました。
 しかし、友人が「こういう被害に遭っていたのだ!」という中には、「それが本当だったら大変だ」というレベルの事に混じって「それは、よくあることだろう?」というのも混じっており、例えば「ドアノブにくもの巣つけられてる」っていうのは「クモだって、必死にお仕事しているのだ!」と反論したくなる。

 クモは意外と仕事が早く、私んちだって、家に帰って玄関開けたら、顔にクモの糸が触れたので「あー、ここに巣作ってもゴジラ(私。ちなにみ背番号は55ではない)に破壊されちゃうでしょ!」と心の中で絶叫したことも何度かある。

 そして「細かいものがなくなっている」っていうのだって、みんな「あるある!」でしょう。
 うちだって、使いたいときにハサミは無いし、体温計は無いし、爪切りも無いし、ワインオープナーもよく紛失します。
 そんで、「今は必要がないけど、なーんだ、こんなところにあったんだ」と時々姿を見せるけど、また必要だからと探すと見つからんのだ。

 こういう現象は、今ほど物にあふれていない時代でもあったようで、だからどこの国にも「座敷わらし」みたいな家憑き妖怪だか妖精のお話があるのだと思う。
 要するに紀元前から「イマドキの若者は、けしからん」というのが定説だったのと同じようなことなんだろう。

 映画は観ていないが「借りぐらしのオリエッティ」っていうのも、そういう映画だったのでは?
 小物が時々紛失するのは、床下に住む妖精さんが時々借りて言ってしまうから、というお話なのかと勝手に想像してました。だって、オリエッティ(で合ってたっけ?カネシゲタケシが「借りぐらしのオリックス監督」って四コマ漫画を描いていたので、「オリ」までは合っているのだと思いますが・・・・)って、頭を洗濯バサミでまとめているらしいけど、洗濯バサミも必要な時に見つからないアイテムの一つだ。

 なので、友人の部屋で起こった数々の出来事の多くは「妖精さんがいたずらしたのかなあ?」という程度のことであろう。
 普通の人は、そこに悪意ある外部からの仕業だと思わないので、「もー、私ってほんと整理整頓が苦手だし、最近物忘れが激しくて困るわあ」で済んでいるのだが、「外からの攻撃」に過敏になっている人は「侵入されている?」と思うのかねえ?

 坂田靖子の漫画に「闇月王」という話があって、英国版座敷わらしがホントにそういう名称で存在するのかは知らないけど、その物語の中では「古い屋敷に住み着くバケモノ」みたいな説明になっていた。

 で、その闇月王は、よくいたずらをするらしい。
 サンドイッチの中に砂を挟んだり、紅茶の中にドクダミを入れたり、ソファに松ぼっくりを置いておいて、座った人をびっくりさせたりするのである。

 年老いた屋敷の主人が亡くなり、相続人である親戚一同が財産分与して、古い屋敷は価値も無いので売っぱらってしまおうと言う時に、闇月王が親戚達にいたずらをして、屋敷売却を阻止しているようなのだが、そのことに気がついてしまった主人公は、そのバケモノに最初は敵対的であったが、次第に「こいつ、こんなイタズラしかホントにできないんだ・・・」と気が付き、さらに、そのバケモノが見えてしまう自分が、この屋敷をこのバケモノごと相続することが「じいちゃんの謎の遺言」であったことにも気がついたので、その後、闇月王と仲良く暮らしました、という、たいへんホノボノするお話でした。

 まあ、ある意味、友人も「部屋を荒らす妖精」に愛着というか執着心があるらしい。
 そうじゃなければ、そんな部屋、速攻で引き払っているだろう。

 別の友人が離婚するのしないので揉めていたときと雰囲気が同じだ。
 「いやもう、旦那が怖いのなら、今すぐ離婚しろとは言わないけど、少し落ち着くまで実家に帰ってれば?」と言っても「いや、あなたはあの旦那の本当の姿を知らない!」とか言われても、それって、私にはどう説明されても本当には、わかりっこないことだし・・・・

 「どうして、わかってくれないの?」と訴えられても、こっちも、旦那や部屋が怖いっていう気持ちはよくわるので、「だったら、離婚/引越ししなよ」と本気で同情しているつもりなんだが、「そういう問題ではないのだ」と言われても、困るわけだわさ。

 さーて、今回「どうも、認識に差があるようですが?」とメールで凄んできた友人に、どう返事しようと悩んだが、しばらく放置プレーしておくか。
 どう返事しても、なーんか、誤魔化しになりそうなので、しばらく貝になってみることにした。と、宣言しても三日持つかも自信が無いのですが(笑)

 まあ、でも、長年、いろいろ意見がブツかったりしていた友人ですが、私はその議論を楽しんでいたし、たいていは向こうのほうが弁が立つので、私がヘコんでいたのですが、そんな友人と「変な腹の探り合い」している今の状況が悲しくてしょーがないし、そもそも本音でいろいろ言い合える友人なんて、ほんと片手で数えるほどもいないわけで、そういう貴重な友人が完全にあっちの世界ってことが未だに信じがたいので「ほんとに侵入されていたのかも?盗聴されて盗撮されていたのかも?」と思いたいのですが、その可能性は、たぶん、かなり低い。

 楽天が来年優勝する可能性よりもたぶん、かなり低い。

 CSでロッテの応援団の凄さが話題になりましたが、「じゃあ、あの広島応援団とぶつかったら凄いことになるなあ」と思いましたが、広島×ロッテという日本シリーズが実現する可能性よりも、たぶん、かなり低い。

 でも、横浜ファンの人が10年間の低迷や、ここ数年の暗黒にも健気に前向きに立ち向かっているので、私も「暗黒」になっている友人のことをずっと応援しようと思う。
 弱いチームほど、可愛いじゃないですか(笑)

 いや、昨日、ヤクルト×広島の消化試合を観たけど、広島は魅力的な選手も多いし、なんで万年Bクラスなのか、昨日の試合を観ただけではわからないです。

 魅力的と言えば、広島生え抜きではありませんが(阪神にFAで移籍した新井との人的補償)、赤松を最初から最後までじっくり観賞したのは初めてでしたが、よくネタで「阪神ファンだが、赤松いいね、新井とトレードしてくれない?」みたいなこと書かれてますが、私が生観戦した試合で新井が活躍したことが全く無いからなのかもしれないですけど、赤松はほんとに素晴らしいです。

 ホームラン打球をキャッチしたことで、今シーズンの「ベスト好プレー賞」は間違い無しですが、目の前で走っている姿の美しさというか、「なにこの、一人で走っているのに、アフリカのサバンナでのインパラの群れを狩ろうとするチーターみたいな、ナショナルジオグラフィックな人?」って感じだった。

 私はイチローを生で観たことがないけど、もしかしたら、あの赤松よりも凄いのかもしれないと思うと「イチローってやっぱ凄いんだなあ」と遠まわしに絶賛してしまう。

 ともかく、試合直前のウォーミングアップのダッシュだけで魅了されてしまったので、「ずっと赤松がダッシュするとこだけでも、今日のチケット代(3600円だ。イムさんにちゃんとお支払いできるようの願いをこめて、消化試合にお賽銭フンパツしたのである)元はとれた」と満足したのである。

 日ハムの糸井なんかも「ただ眺めているだけで、なんだか幸せな気分になれる」という稀有な身体能力の選手であるが、赤松は糸井ほど体格がいいわけでもないし・・・・あれ?でも、身長182センチあるの?へえ?もっと小さく見えたけど。

 梵や小久保は確かに小さかったけど、赤松も質量的には同じくらいに見えた。

 梵もねえ、消化試合の最終戦だったけど、張り切ってファインプレーしてくれて、周囲の広島ファンが「おおおおおおおお!」と立ち上がってヤンヤしていたが、遠く向こう側のヤクルト・ファンは「おお!・・・・・・あああああああ」って感じで、その音響効果の妙が実に楽しかったです。

 球場に足を運んで、一番楽しいのはああいう「自然発声した大絶賛と、自然発声した溜息」が同時に聞こえる瞬間です。

 私は鳴り物応援とか、統制された応援があんまり好きではないけど、音楽ライブでも、中盤までイマイチだったライブでも、途中で奏者が「あ、間違えちゃった」とかミスると、とたんに客席がやんややんやで盛り上がり、固かった前半が嘘のように、後半はノリノリになったりするけど、野球も前半はちょっと気だるい投手戦というか貧打戦だったりしても、ちょっとしたきっかけで、ガラリと雰囲気が熱くなる瞬間が好きです。

 ああ、昨日の引退試合の話を冷静に書き残したかったのに、今日もわけわかんない話になってしまいました。

 忘れそうだからメモっておこう。

 実は、神宮に向かう長い散歩途中に「ああ、これは日記に残しておこう」と思ったことがあったのは覚えていたのですが、帰宅したらさっぱり忘れていたので、「ほんと、短期記憶がなまってきたので、ちゃんとメモとらなくちゃなあ」と思ったので、引退試合の感想も後でちゃんと書くためにメモっておきます。

 「引退試合って、要するに、葬式と同じ?」

 まさに生前葬でした。
 あれを「引退する選手」として体験するのが、いーのか悪いのか、そして「その選手のファンとして」その儀式に参加するのが、いーのか悪いのか、まだ自分としては考えがまとまらない。

10月10日(日)

●まさに「風呂試合」

 参考資料「よし、決まったな!風呂にでも入るか→あ、あれ?51」
 http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/base/1286506843/

 ↑ちなみに、この51スレ目ではテンプレになっているのが楽天が涌井に勝っちゃったって試合なのであーる(笑)と、なぜか胸を張る。

 ええと、ですから、私は、クライマックス・シリーズはテレビで観られませんが、昨日の風呂試合ぶりには大爆笑いたしましたが、今日は「そっか、久々にラジオ観賞しよう」と、ラジオで試合を聞きながら、2ちゃんの実況も覗いてみたりして、その合間に掃除や洗濯をしていたのでありました。

 えーと、何回まで家にいたんだっけ?
 5回くらいまでは聴いていたんだっけ?
 ともかく「今日はさすがに西武が勝つだろう。よし、じゃあ神宮行くか」と家を3時には出て、また2時間ほど散歩して、5時には球場について、神宮でまったりと、最終試合を観賞していたのです。

 試合途中で「他球場の結果です」が流れたときに、神宮の客も、「おおおお?」と静かにどよめいていた。経過が気になっていた人は携帯でとっくにチェックしていただろうけど、私みたいに、その存在そのものを忘れていたという人もけっこういるだろう。
 「西武4×5ロッテ」になっており「ロッテが第二ステージ出場決定」となっていたのである。

 ええええええ?なにやっとんじゃ?

 どーせ、負けるにしても、せめて今日は勝たないと、昨日今日とあんなに満員になってるんだから、ゼニが全然違うやんけ!
 しかし、西武ファンの皆様は生きてますか?

 そりゃ、楽天もロッテ相手に「仙台の呪い」の力を借りて、似たような逆転勝ちを連発しましたが、あれはホームだったからいいとしても、ホームであれを連続してやられたら・・・しかも、普通はホーム有利で勝ち進むはずのCSで・・・・・

 今年はライオンズのファンクラブに加入していたので、西武が優勝しそうになったときに「日本シリーズを初めて観に行っちゃおうかなあ」と、ファンクラブ優先チケット販売を利用しようと画策していたのだが、楽天も加担したけど、終盤ギリギリになって西武が失速してしまい、「でも、2位だし、クライマックス観に行っちゃおうかなあ」と思ったのだが、去年の最下位の鬱憤もあったし、関東圏内ということもあり、連休中だし、ロッテファンが大量に押し寄せる気配があったので「混んでそうだらかやめとこ」とご遠慮したのだが(そうです、私は「ガラガラ厨」兼「ぼっち観戦」ですので)こんなだったら頑張ってチケットとって観にいけばよかったかなあ。

 まあ、後悔先に立たず、ですから、しょーがない。

 それに、歴史に残りそうな(ファンの心の傷として)CSは見逃したが、私が今日観たものもなかなかでしたので。

●初めての引退試合

 ヤクルトの4位が確定したら、イムさんはとっととお役御免になってしまったので(下位チームの外人助っ人さんたちは、そういう契約になっている人が多いみたいで、みんな試合残していても、とっとと帰国している)、イムさん最終登板観賞を「朝5時起きの仕事」で阻止されてしまったので(いや、私が根性ないのがいけないのです)、「もう、今期、神宮に行くこともないか」と思っていたのですが、昨日の試合が雨で中止になって、今日になったので「じゃあ、行けるから行ってみよう」とお天気もよかったので散歩がてら・・・

 それに、最終試合だったので、志田とユウキの引退セレモニーもあるらしいし、広島の建さんへの引退花束贈呈式もあるらしいので「一度、引退セレモニーっていうのも観てみるか」と軽い気持ちでした。

 ええと、あの、建さんが投げてるとこを生で観たこともないのですが、ええと、顔というか全体的な雰囲気が好きなんで(笑)
 ステキなオジサマですよね。
 って、三つも年下だけどよ(笑)

 建さんにとっても、今日が最後の試合なので、試合前の練習の時にも最後までグラウンドにいて、ファンの声援に応えていました。関東在住の広島ファンも、建さんを観るためなのか、消化試合なのに大勢来てました。

 前に広島戦を観に行ったときに「3塁側外野は広島ファンで満杯だけど、内野は空いているな」と思ったので、今日は「引退試合だからヤクルトファン多そうだし」と3塁側内野席にしたんだけど、意外と人が多くてびっくりした。

 試合の方は、そーいえば、試合前の広島の打撃練習が右投手のバッピーでやっていたので「あれ?今日は村中じゃないの?」と思ったのだが、あれはなんだったんだろう?前半は左のバッピーでやっていたのかね?

 まあ、そんでスタメンが発表されたら、やっぱし村中だったのだが、まー、なんつーか、私がいつも観ている村中で、(私の観ていないときにはちゃんとしているらしいのだが。奪三振数でマエケンに迫っているらしいし)初回から栗原にホームラン打たれて先制されているし、ははは、また「ダメな村中」な日に当たってしまったらしい。

 そういえば、村中のお父さんは相模原近辺では有名なパティシエらしく、そこの店のプリンが美味しいらしいのだが、調べてみたら「その駅どこ?しかも駅から遠いの?」という大変不便な場所にあったが、近所には大きな運動公園もあるので、お子様の部活動の送り迎えの途中などで重宝されてるのかもね。

 なーんてことを試合中に思い出すほど、村中の出来が悪く、逆に広島のソリアーノのほうは、スライダーの変化が絶妙で(たぶん。大型ビジョンの映像で観る限りは・・・・私、ほんと球種わかんなくてさ。ストレートか変化球か?しかわからん。かろうじて絵に書いたようなフォークだったら、フォークとわかるかも)、みんなアレをひっかけちゃってさ。
 そのまま行くかなあ?と思ったんだけど、6回にいきなりユウキが登板してさ・・・・

 1−5の場面だったから、あそこでユウキを出す采配は、最初から決まっていたことかもしれないけど、絶妙だったな。

 「ここで対戦する打者も困るだろう」と思ったけど、丁度下位打線で、8番の石原。

 広島としては点差つけているし、石原が打っても、次はバントするのも精一杯な投手のソリアーノだし(いや、ほんとバント下手でした。バントが決まると広島ファンが大歓声だったのが笑った)、特になんの個人記録も抱えていない石原は、もうプロレスの脚本みたいに見事に三球三振してくれたのでした。

 石原ありがとー
 いや、石原が「飛ぶキャッチャー」として有名だとか、独身だ、くらいしか知らなくて、顔もわからんのですが、私の中では人気急上昇しました。って、今シーズンはもう終わりだけど、来年は顔を判別できるよう頑張ります。

 あー、っと。

 また友人からメールが来た。
 私が「さすがにカビは自己責任っしょ?」みたいなホントのこと書いたら、やはりお怒りのようで、「わかってないようだが、ほんとに色々やられていたのだ!」と羅列してきた。

 突っ込みどころ満載なのだが、本人に突っ込んでもしょーがないので、ここで突っ込んでみる。

 ・・・・書いたのだが、あまりにも虚しいので削除しました。書くだけで気が済んだのでまあ、いいや。

10月9日(土)

 「友人の妄想にどう上手くお付き合いすべきかねえ?」とネットで助言を探してさまよっていたら、ちゃんとした精神科医さんのサイトは大変参考になり「みんな、同じような悩みを持ってるのねえ」と心強かったが、うっかり、なんか横滑りして「テクノロジー犯罪」とか「集団ストーカー」というキーワードの世界に入ってしまった。

 そこでは、私みたいな「友達が、ビョーキみたい、やんなっちゃうわあ」な立場の真逆の世界が構築されてました。

 つーか、まさに「テクノロジー犯罪」が展開する世界(「ユーチューブでも、多数あった。眺めて見ても「これのどこが問題ですのん?」な日常的にヘリが頭上を通りすぎていくという光景が「集団ストーカーによる執拗な嫌がらせ」になっていたりして失笑するしかない)こそ、友人がずっと訴えていた世界観だったので、「はあ、よくある症状なのね」としか言いようがない。

 こりゃもう、偏頭痛とか蕁麻疹レベルだわ。

 そして、友人と同様に、皆さん、戦う気満々らしいのであった。

 えーと、私としては、友人に「飲み物置いてあったトレイに重ねてあった布がカビていた」とちょこっと言ってみたら、いや、そもそも、「部屋にチェーン付きの鍵が落ちてなかった?」というメールが来たので、「鍵は、飲み物置いてあったトレイに重ねてあった布がカビていたので、それを掃除してたら間から出てきたのがあった」とついうっかり本当のこと書いたら、「そんなところに鍵があるはずがないので、それも嫌がらせだろう。あと、カビている布なんてなかったはずなので、まだ侵入されてるのかも」って返事が来たので、「鍵の件はともかく、カビまで他人のせいにするのか?」とムっとしたのですが、いやー、ほんと、フツーに考えると、「他人に嫌がらせするにしたって、暇と気力が必要なわけで・・・」って思うというか、あんだけ部屋の掃除してなかったらカビの一つや二つはありえそうだと、フツーだった想像力が働きそうなんだが、速攻で「まだ侵入されてるのかも?」って、ビョーキって凄いですね。

 今日、ふと思ったのだが、統合失調症の発症率は100人に一人くらいあるそうで、だからネットで「これは集団ストーカーの仕業だ!」と告発ブロブ書く人に「大変ですね、頑張ってください」と本気でコメント書く人の数を含めても、まあ、単純計算で考えても、エグザイルのファンくらいの人数いるんだもんな。

 ちょっと気が動転したので、読み返してみるとかなりの悪文であるが、これも自分の記録ということで残しておく。

10月8日(金)

 相変わらず、頭の中は仕事の愚痴や友人に対する愚痴(メールのやりとりだけだけど、あんま調子良くないのがわかるし、でも、また妄想が少し入ったことをグダグダ言い始めたので、やんわり受け流したいのだが、そうもできずにちょびっとキツいこと書いてしまったりする自分に対しての愚痴というべきか。まあ放っとけばいいのでしょうけど、そうしたくないのは自分のワガママなので、「相手を思いやっての行為である」という誤魔化しをいかに排除するかが勝負なわけです。要は自分との戦い。そして、仕事の愚痴にしたって、なんだって、結局はそうなんだろう。)でいっぱいですが、でも、ここんとこ、天候が穏やかなので、気分的に荒むこともなく、余裕があるから「褒め上手大作戦」で気を紛らわしてます。

 幸いにも私は、持って生まれた脳天気さから「醜いモノよりも、美しいモノのほうが視界に入りやすく、しかも、些細なことで感激屋さん」(←自分で書いていてちょっとキモいけど)らしいので、秋の憂鬱を「些細なことで感激したら、それを声に出して読み上げよう」と意識してみた。

 会社の女子達が、秋物の新作を身につけてくるのを見つけると「あら、そのワンピ可愛いわね」と、声に出して褒めてみたのである。
 そうは言っても、私の褒め言葉は相手には褒めてるつもりに思えないかもしれないが、雨の日にお気に入りの長靴ブーツ(AIGLEだったっけ?スペル違うかもしれないけど、長靴だけど、1万円もするやつ)にカーキ色の膝丈パンツで颯爽と出勤してきた後輩E嬢には「あら、まあ、なんかタンタンの探検隊みたいで、かわいー」と言ったら、「探検隊ってwww」と困った顔をして笑っていたっけ。

 でも、エビワカちゃんが黒いカットソーに合わせて、ジャラジャラさせていた長めのネックレスに対しては「お、そのネックレスいいね、黒によく映えるよ」と言ったら、「へへ、ここが雪の結晶みたいでいいでしょ?」と本人も気に入って買ったものらしく、ちょっと自慢気だった。

 自分はオシャレする気力がなくなってしまったけど、周囲の女子たちの「おしゃれ心」を愉しむ気力はあるので、そのあたりで補完してるってことで。
 若い女子じゃなくても、年齢的には先輩なCさんが、淡い紫色で、生成に近いシャツを羽織っていたので「その色いいですねえ」と言ったら「あら、そお?ふふ、MUJIのやつなんだけど」と言うので「私もMUJIの色合い好きなんで、今日のもそうなんですけど?やだ、お店でその色見つけたら、私も同じの買っちゃいそう(笑)」なーんて会話でちょっと盛り上がった。

 「他人を褒めて、自分もいい気持ちになろう」という作戦は、褒めるとこ粗探ししても(?)逆効果だと思うけど、大事なのは「お?いいじゃん?あたし、それ好き!」ってホントに思ったときに、ちゃんと声に出して「いいなあ、それ、私も欲しいかも」と言ってみることだろう。

 こういうのって、いい連鎖を生むようで、まあ、私が作った連鎖じゃないのかもしれないけど、今日はエビワカちゃんがマスオさんに「あ、そのシャツ、この間、オーダーした奴でしょ?」と言っていた。

 うちの社員の知り合いがアパレル関係に勤めていたので「格安でオーダーYシャツいかがですか?」と仲のいい社員達に営業していて、マスオさんは「オレ、体デカいから、なかなか既製品だと合わないし、その値段だったらオーダーのを試してもいいかな?」と何着か作っていたのである。

 エビワカちゃんが「今日のがオーダーのやつでしょ?わかりますよ」と言うので、私もマスオさんの着こなしに注目してみたら、確かに、既製品を着てるときより、体のラインに合っているので、スリムというか精悍な感じに見えた。

 マスオさんも、けっこう気に入ってるようで「ウエストあたりを絞ったデザインになってるんだよねえ」と言うので「うん、確かに、スリムに見えるもん」と私が言うと「そうっすかねえ?やっぱ、違いますかねえ?」

 と、まったりとした金曜日の昼下がりに、「褒め殺し雑談大会」は心地よく進行したのであった。

 そういう会話があれば、その2時間後に、Cさんが私に報告してくれた会計上の進捗状況をマスオさんに「ええと、そういうわけで、9月の売上が全部まとまるのは来週中になるそうです」と言ったら「なんで、そんな時間かかるんですか?」と低音で凄まれても、我慢できます(笑)

 いやそれ、Cさんのせいじゃないし、Hさんの仕事だし・・・、でもHさんだって上からいろいろ押し付けられてるから、大変なのわかるし・・・・だから、CさんはHさんに「なんで、そんなに時間かかるの?」とは言えないわけなので、「じゃあ、マスオさんからHさんに直接メールでいいから、早くするように言ってよ」と言ったら、憮然としていたけど、マスオさんだって、全てがHさんのせいとは思ってないし、「いったい、なんで、こんな曖昧なことになってるんでしょーね?」と憤る気持ちはよくわかるし、私やCさんは別に憤ってはないのだが、ただ思うように事務処理ができずに困っているだけだし、それがマスオさんの集計作業に影響があるので「Hさんが数字を確定してくれないので・・・」と報告するしかないわけで・・・

 で、「なんで、こうなんでしょ?」ってCさんを問い詰めても、ほんとしょーがないし。

 マスオさんが帰った後は、しばらくCさんに「Cさんのせいじゃないし」とフォロー。

 自分の悪いくせというか、「いいところ」でもあるが、物事がスムーズにいかないときに、関わっている人達のそれぞれが、悪気があってそうなってるわけではなく、それぞれ良きに計らってそうなってしまう、というか、良きに計らってしまったため、そうなってしまうことがよくあり、そういう場合「なんじゃこりゃ!」とバッサリと斬る人というか、所謂「悪役」が必要とされるのだが、みんな「いい人」だから悪役引き受けてくれないので、「いい人」ばかりで「悪い方向」にまっしぐらなんですよねえ?

 私も自分が完全に主導権を握っているケースだと、徹底的に「悪役」を演じることができるのですが、中途半端に関わってる件だと、それが出来ないので、申し訳ないです。

   ほんと「こんなのダメに決まってる!」と滅多斬りにする悪役をやってあげたい気持ちはあるのですが、悪役ってホント難しいのですよ。
 
 そっか・・・「褒め殺し運動」(書く度にに表現違ってませんか?)してる場合じゃなく「いい人ぶってるお年頃でもないんだから、そろそろ悪役強化月間でも開催しないといけないのか?」と気が付きましたが、まだ、ちょっと、そういう勇気というか、気概が・・・・

 さて、昨日ちょこっと「参考になる映画が思い浮かばないので、登場人物の衣装設定等に苦労する」と書いた「メイスン&ディクスン」ですが、やっとノロノロと30頁ほど読み進み、ハタと気が付きました。

 「これは、文芸作品というよりも、『ダーマ&グレッグ』のノリなんだ?」

 「ダーマ&グレッグ」でそういうのもあったような気がしますが「もしも、ダーマとグレッグが独立戦争当時の人物だったら?」と、いきなり妄想の世界に入って、学芸会みたいな貸衣装的展開になって・・・・で、いいらしいです。

 さらに画面がパッパと切り替わるのは「ER」のノリで理解できます。
 ですから、まだ30頁ちょっとしか読んでませんが、植民地時代の英国はポーツマスの船乗りが集まる酒場の描写とか、まさに「ER」で救急患者が運び込まれながら「血圧○○!心肺数○○!」「リドケイン○○ミリグラム!」「はい、下がって!」(心臓に電気ショック)な世界でした。

 たまたま、私がよく観ていたアメリカドラマが「ダーマ&グレッグ」と「ER」だったので、「そのノリでオッケー」と思っただけかもしれないですけど、「メイスン&ディクスン」のノリは、非常によくできたアメリカドラマのノリらしいということがわかったので、30頁にして「これは、のんびり楽しもう」と確信できたので、秋の夜長に海外ドラマで暇つぶしの気分で読み進めたいと思いました。

 うちのママンのお薦めだった「アボンリーへの道」(「赤毛のアンの時代のカナダが舞台らしいんだけど、大草原の小さな家よりもなぜか暮らしぶりがいいのよ」)の深夜一挙放送枠のときに、毎週末3話くらいずつ観て、ヘトヘトになった時みたいに。(あれは暇つぶしの領域を超えていた)

10月7日(木)

 スーパーで「野菜高いなあ」とは思っていたし、特にハクサイやネギなどの鍋の名脇役というか、この年になってくるとそっちが主役になっていたりする野菜が高かったので「これじゃ、鍋は肉や魚以外では、キノコと豆腐ばかりになっちゃうじゃん(笑)」と思っていたのだが、今朝テレビを観ていたら、ほんとにそんな鍋を出している店が紹介されていた。

 鍋や焼肉で「肉ばかり食べてないで、野菜も食べなさい!」って言われている人には幸せな秋冬かもね(笑)。ただし、キノコが嫌いだと地獄だろうけど・・・・

 そして、お隣の韓国でも白菜が不作らしくて、あっちはキムチ需要があるから日本よりも白菜が高騰していた。ウォン安で日本に比べれば物価安いはずなのに、白菜がええと・・・・・白菜の数え方がわからないけど、一コ900円くらいしていた。

 韓国の料理店では、キムチなどは無料で食べ放題であるが(日本の牛丼屋の紅しょうがみたいなもん?)、あまりの高騰ぶりに「キムチのおかわりは有料」としているお店も紹介されいました。

 韓国では、キムチを漬ける時期にはキムチ休暇とかキムチ手当があったりするという話もあるくらいですから、白菜の不作は大問題だろうなあ。この時期、例年だと、店には山ほどのキムチが積み置かれているはずだろうに、取材では、八百屋さんで白菜を探しても、奥のほうに値段も付けられずに大事そうに数個置いてあっただけだったりした。たぶん、あまりの高値に値札なんてつけられないから、贔屓客と交渉しながらじゃないと売れないんだろう。

 韓国の白菜不足は、それがこのまま続くのなら、かつて日本で起こった「米の不作」みたいなことに・・・・というか、それどころじゃ済まないかもしれないじゃん・・・・と、他人事とはいえ、とても心配になりました。

 日本の「米騒動」の時には、私は外米が大丈夫だったので「わーい、タイ米でカレーとか作っちゃお」と脳天気の極みでしたが。
 うちの母も「タイ米で全然オッケーじゃない?」と言っていたので、「この親にして・・・」ということがよーくわかりました。うちの母、白米に拘りがないというか、「白いご飯だけじゃ嫌で、子供の頃からふりかけが無いとご飯が食べられなかった」という人だったので、我が家は経済的事情もあり、一番安い米しか買ってなかったので、お米にあんまし拘りがなかったのです。

 あ、でもね。
 ずっと電子炊飯器を導入しなくて(そのあたりも「この親にして・・・」である)、「文化鍋」でご飯を焚いていたので、料理専門家さんによると「安い米でも、鍋で炊いたほうが、ブランド米よりお美味しい」とかで、我が家のご飯事情は決して「安かろう、悪かろう」でもなかったらしいです。

 さて「はあ、なんか、楽天はホントに星野監督になっちゃうのかねえ?」と溜息をついている今日この頃ですが、今朝のニュースはノーベル賞で盛り上がってましたが、昼ごろ、ニュースサイトをチェックすると「はあ?大沢親分が亡くなった?」

 ここ最近、日曜日は寝坊していて、つーか、それ以前も「どーせ楽天弱いし」と「サンデーモーニング」を観ていなかったので、「え?ついこの間まで元気に『喝!』してたじゃん?」とホントに驚いた。

 今年は野球界の大型訃報多いね・・・・

 涼しくなってきたので、部屋の掃除にも手をつけ始めたが、「秋は読書でしょ」と本も読み始めたんだけど、買い置きから手をつけてみたのが「ローカス賞受賞」という肩書きの「ジェイクを探して」という、SFつーのか、ホラーっていうのか、ファンタジーっていうのか、という短編集であったが、そのダークな雰囲気は嫌いではないけど、なにげに「統合失調症的」な話が多くて、「うーむ、ただでさえリアルに体験しているので、この本は今の自分には娯楽というか息抜きにならん」と思って、途中で放り出し(また、こういう雰囲気に浸りたいときに手にとりたいと思います)、いよいよ、ピンチョン先生というか、柴田先生(ベイスターズファンだそうですが、ご機嫌いかがですか?)の「メイスン&ディクスン」を読み始めた。

 うわー、何の予備知識も仕入れず、ピュアな状態(笑)で読み始めたが、なんですか、この「クリスマス・キャロル」みたいな世界わ?

 日本を舞台にした話なら、江戸時代だ、明治だ大正だ・・・と、だいたいの年代を指示していただければ、なんとなく町の風景とか登場人物の服装だとかを頭の中でビジュアル化するのはすんなり出来るのだが、「東インド会社の時代の英国を出発して」とかいう設定だと、とっさに、どの映画を参照にしていいのかわからないよお。

 まあ、よくわからんものが、だんだん形ができてくる過程も好きなんですけどね。
 映画「エイジ・オブ・イノセンス」を観てから数年経ったあとに、「足長おじさん」を再読してみたら、「ジャービス坊ちゃん」が背負っていた社交界というものがいきなり立体感を帯びていたので楽しかったっけ。

 あと、コニー・ウィリスの「犬は勘定に入れません」も、ジェームズ・アイボリー映画の世界観をそのまま流用できたので、かなり楽しかったです。

 「メイスン&ディクスン」は、どうやら今のところ、独立戦争直後のアメリカが舞台のようで、うーむ、南北戦争なら「風と共に去りぬ」が使えるのだが、独立戦争あたりのアメリカのイメージを助けてくれる参考書(?)が思い浮かばないなあ。

 その当時の有名人って誰?ワシントンってその時代の人?(笑)←いやもう、全然わかんないので、笑うしかない。


10月6日(水)

 遊歩道の金木犀が、ほんとまさに金色に輝いて見えたので「おお、キンモクセイの季節か!」と感激。
 まだ開花したばかりなのか(だって、今日になるまでその木が金木犀だなんて全然気がつかなかったもん)顔を近づけてみても、ほのかに香る程度だった。これからきっとムンムンと香りを振りまいてくれるであろう。

 そしたらさ。
 さらに感激しちゃったのは、うちの部長が「そういえば、キンモクセイってさあ」と話かけてきたので「あ、私も今朝、咲いているのに気がついたんですよ!部長もですか!」と、さすが同世代は感性が似ているのね?と「部長は私の大切なお友達」と人気急上昇したのである。

 しかし・・・・部長は「え?」という顔をしながら「いや、昔、イヴっていうガムが流行ってさ・・・・キンモクセイの香りって、あのガムみたいじゃない?」

 今度は私が「え?」という顔になりました(笑)
 「えっと、あの、それって冗談のつもりなのかもしれないけど、たしかにイヴっていうガムのことはなぜかよく覚えてますが、あれはキンモクセイの香りのガムっていうことだったのでは?」
 「そうだったんだっけ?」
 「いや、どう考えても、イブよりキンモクセイのほうが歴史が古いでしょう(笑)てゆーか、キンモクセイってあのガムの匂いと同じだっていうのは、その昔、キンモクセイが香ると『トイレの匂いだ!』って言っていた小学生と同じ論法なのでは?」

 昔はトイレの芳香剤の主流がキンモクセイの香りだったので、私は自然の香りより先に、トイレの芳香剤でその香りを覚えて、後から「ほお、これが本物のキンモクセイなのか」と学習したっけ。

 今はもう、キンモクセイの香りの芳香剤は姿を消してしまったらしいので、キンモクセイはトイレの香り呼ばわりから卒業できたらしい。

 つーか、無意識にキンモクセイの香りを嗅いで、「イブってガムがあった」って思い出す部長に笑ってしまったが、それで「ああ、そんなの一瞬流行りましたね」とわかってしまう自分もね。

 ところが「キンモクセイってガムの香りと同じって、トイレの匂い呼ばわりと同じじゃないですか?」と私が言うと、部長的にはそこにいろんな情緒が隠れていたみたいで「いや、あの頃、学校にガムとか持ち込むの禁止だったんだけど、でも、先生の目を盗んでガム持っていたんだが、没収されてさ・・・・せっかく小遣い叩いて買ったガムも没収されたし、先生には叱られるし・・・・気落ちして、トボトボと歩いて帰った通学路にキンモクセイがいっぱい植わっている道があってさ・・・・あの時のキンモクセイの匂いが、没収されたガムみたいでさ・・・・」

 匂いって、ほんとなぜか記憶と強烈に結びつくので、部長の中では「キンモクセイの香りと没収されたガム」が結びついているらしい。

 でも、その過程を省略して、いきなり、「キンモクセイって、イブってガムの香りみたいじゃない?」って言われても、私にはその行間に膨大に漂う、部長の少年時代の思い出を勝手に補完できませんって(笑)

 そもそも、イブってガムが流行ったのは、「トイレの匂いという位置づけの香りをガムに導入した!」というインパクトがあったからのように微かに記憶してますが・・・・

 さて、やっと涼しくなってきたので、懸案の「部屋の掃除」に少しだけ手をつけたのだが、「えーい、これもあれも全部捨ててやるうううう!」と「捨てる神があれば、拾う神などいらない」という神がかり状態に少しだけ突入したが、拾う神はいなくてもいいですから、もっと頻繁にゴミ集取に来てくれないですかねえ?

 環境問題と景気問題って、ほんと共存が難しいというか、前から主張しているけど「じゃんじゃんバリバリ捨てられれば、空いた空間をまた埋めたくなって、ジャンジャンバリバリ買い物するのに」と思います。

 まあ、私みたいに「捨てるのが面倒だと、買うのも面倒になる」って消費者が主流ではないとは思うのですが、多少はそういうこと、影響すると思うんですよねえ。

 ほんと、環境が大事なのか、消費が大事なのか、私にはよくわかんなくて。
 もちろん、その双方を盛り上げる方向で進んでいるのでしょうけど、ほんとにそこにWIN WINの関係が成り立つのかがよくわからないのである。

 エコカーに乗り換えればオッケーみたいな、そんな単純なものでもないのはわかるし、私はずっと「少子化?いいじゃん?人口減れば、一番温暖化防止になるんじゃね?」と思っていましたが、そういうことでもないらしいし。

 ジブリ映画にもありましたが、高度成長期に武蔵野の丘陵地帯を切り開いて作った住宅地というか、団地は、今では高齢化が進んでどーのこーのと言うのなら、東京都内でも同じように過疎ってしまった団地がいっぱいあるので、そっちに人を移転させて、武蔵野の団地は何十年かかるか知らんが雑木林に戻せば?とか、単純に考えてしまいますが、それは、たぶん、シムシティみたいには上手くいかないのでしょう。

 いや、ほんと、前にもテレビのドキュメンタリーでやっていけど、どっかの山村が高齢化で、どんどん人が少なくなってしまい、ずっと家や農地を守ってきた老夫婦が、病気で手入れをあまりできなくなると、あっという間に雑草で農地がダメになり・・・・というのを見て、「いいから、そのまま自然に戻せば?」とか思ってしまいました。そりゃ、明治の開拓時代に先祖が苦労して開いた土地なのかもしれないけど、さ。

 また、そういう辺鄙な土地でも耕さないと食べていけなくなったら、きっと誰かが耕しますよ。
 高校生の頃、誰かがこんな話をしていた。
 「日本は食料自給率が低いけど、いざとなったらゴルフ場を全部農地にすれば自給率は間に合うらしい」

 どこで仕入れた説か知らんが、「いざとなったらゴルフ場を畑にすればいいのだな。つーかゴルフ場ありすぎ(笑)」と思ったし、誰かが「でも、ゴルフ場は除草剤で汚染されているのでは?」という大変真っ当な疑問を提議したけど「いざとなったら多少の農薬なんて気にしてられっか」という結論になったっけ。

 まあ、うちの実家での野菜の家庭菜園での自給率を考えても、ただの趣味であれだけ大量の菜っ葉が生産できるらしいので、後はとにかく、プロに炭水化物の生産に専念していただければ、なんとかなるのかもしれないなあ。

 せっかくだから、私が生きているうちに「自給率100%の日本」っていうのも体験してみたい気がするけど。中国と戦争でもすれば、見られるんですかね?わくわく。
 あと、やっぱし、「東京大震災」っていうのもどうなるのかすごく興味があるので、やるのなら私が生きているうちに是非。真っ先に死んじゃうリスクはあるが、うっかり生き残ったら、どんなことになっているのかこの目で見てみたい。

 と、食べ物で困ったことのない、戦後生まれの私としては「どんなんだか、ちょっと体験してみたい」と、まるで、ジェットコースターマニア程度の好奇心で言ってみただけですが、そんな私でも「イムさんが巨人のユニフォームを着ているのは絶対に観たくない」とか思っていたりするわけで・・・・・・えーと、阪神だったらまだ許せるかな・・・・城島は相川よりも優しくハグしてくれるだろうか?うーん、矢野が正捕手だったら、よろこんで阪神に売ったんだけどなあ(笑)

10月5日(火)

 うううう、ただでさえ大量戦力外通告でわけわかんなくなっているというのに、楽天の来期監督候補に星野が最有力だとか?

 うううう、わけわかんねー

 クマもメジャーに逝ってしまい、小坂も引退でコーチとかで、さらに星野監督だとか言われると「あたし、正式にヤクルト・ファンに移籍しようかしら」と思ったんだけど、そうだ、イムさんはどこに行くのだ?

 そのあたり、マスゴミに心地良く翻弄されてみると(政治経済と違って、芸能スポーツはマスゴミの流れに乗ってテキトーに踊るところまでが一般教養)、なぜかデイリーに「イムさんの代理人は、『イムはヤクルト残留を最優先している。宮本さんや相川さんにはよくしていただいているので一緒にプレーしたいという気持ちが強いようだ。まあ、お金が許せばね』と言っている」(いろいろ超訳)と言う記事が載っており、それをさらに超訳すると「ヤクルトに残りたい気持ちはあるんだけど、それよりも、ずっといい条件出されたら、金が全てであるプロの世界だしぃ?」。ということなんだろう。

 まあでも、ワタクシ的というか、少女漫画脳と野球脳を持つワタクシとしては、「イムさんは、やっぱし、相川の熱いハグに未練があるのね?」うるうるうる、ってあたりで、気を紛らわすとというか、誤魔化すというか、誤魔化されねーし。

 いっそのこと、「メジャーに行きたいのですが、ぜひ、相川さんも一緒に」つーか、「相川さんと抱き合わせじゃないとメジャーに行かない」とかだった号泣するけどさ。号泣っていうか、背景にバラの花飛びまくりですよね。
 (みんなもう、忘れかけているかもしれないが、相川は最初はメジャー移籍を希望してFAしたんだが、メジャーから声がかからず、しょーがなく、ヤクルトに移籍したのである。先日、横浜ファンの先輩とヤクルト戦を観戦したときに、先輩が「ヤクルトはよく相川を拾ってくれたわあ」と言ったので、そのことを思い出した)

 さて、友人Mは次第にいろいろ気が付くようになったらしく、昨日はとうとう「レトルト食品をいろいろキープしていたので、よかったら食べてね」というメールが来た。

 う・・・・・・たしかに大量に備蓄されていたが、その8割くらいが消費期限切れでジャンジャンバリバリ捨てたんだけど・・・・

 まあ、あとね、私が「表面的には、掃除しておいたので、引越しするならけっこう簡単そう」みたいなことを書いたのだが、そしたらやっぱし「物証が・・・・」という返事が。

 どこまでが妄想なのかわからんが、友人は侵入犯に入られていたと確信しており、鍵を替えてもまだその存在に怯えているらしのである。

 ホントに侵入されていたのかはわからんが、「あの部屋で侵入されてたって言っても・・・」と、あの部屋のあの状態を観てしまった私には思えるのだが、頭ごなしに否定するのもなんだし、さーて?


10月4日(月)

 昨日は神宮で「ヤクルト×横浜」だったので、「ううう、行きたい」と思ったのだが、午後2時くらいに家に着いたが、5時起きでイベント仕事だったため、昼寝してしまい、起きたら6時だったため「由規×マッカ(眞下)って超観たいけど、ううう体が動かない」と断念したが、松岡もイムさんも登場しちゃう展開で、特にイムさんに関しては、「やくせん」(野球CHのヤクルト専用スレ)では「イムさん今期最終登板。さよなら、イムさん」と言われており、「あああああああああああああ」としか言いようがない。

 さて、そんな私は、10月に入ってから、まさに「クビが回らない」のであった。

 「野球選手の戦力外通告(クビ)情報が濃すぎて、頭がついていかない=頭が回らない」の略で「クビが回らない」状態なのである。

 ハムは多田野が退団ですと・・・・・あれを他がとるとなると、またひと騒動だしな・・・(なんで、みんなあんなにホモが大好きなんだろう?いや、私も別の意味で大好きですが・・・・ホモ嫌悪の人たちのホモ祭りには、ほんとよくわかりません。好きなら、好きって素直に認めればいいのに)

 しかも、ハムはヒチョリがFAで移籍濃厚とからしいし、それよりも、建山が海外FAって?いやーーーーーーーーーーー!(地味な選手だが、変速横投げの素晴らしいセットアッパーである。国内FAでも争奪戦だっただろう。いいときの建山は全く打たれる気、いや、打てる気がしなかった)

 しくしく。横浜はとうとう大西を戦力外だし、オリの大久保は引退だし、これで「30代で独身でスイーツ(笑)なブログ・トリオ」が消滅。(あと一人は、現・巨人の藤井だが、こいつはまだ安泰か?)

 さらに「西の広池、東の吉井(コーチ)」と私が絶賛していた、広島の広池も戦力外だった。

 なんか、ブロガー選手が集中砲火を浴びている心地がするが、それだけブログやってる選手が増えたってだけか。

 まあ、今期オフもけっこう熱いですね。トライアウトとか。

 さて、野球の方は、ポストシーズンもこれからだというのに、以上のように戦力外やメジャー挑戦組の話題で阿鼻叫喚ですが、私は昨日のイベント仕事で心地よくぐったりしていたのですが、そんな無防備な中、無垢の魂にアタックされました。

 育成選手Hさんにお願いしていたデータ入力なんですが、「このデータを入力することろが見つからないのですが?」と言われて「ええ?そんなはずはない、さては、消したな?」と言ったら「いえ、そんなことは絶対しません!」

 どれどれ、とデータシートを確認してみたら、ちゃんとありました。
 「あるじゃん、この下の方に・・・」
 「あ・・・・・・」

 もー、一年もやってるんだから、いい加減慣れてくれ、と思うのだが、慣れてくれないのね・・・しかも、こっちが指定した順番が違っていたので「なんで?」と問い詰めると「日付順にしました!」と笑顔。

 「え?今まで、日付順じゃなくて、カテゴリ順ってお願いしてて、ずっとそれでやってくれてたのに?」と驚いて、怒り口調で言ったのだが、向こうは「それがなにか?」とばかりに満面の笑み。

 全然わからねー。
 このデータの入力は歴代の経理アシスタントにもやってもらっていたが、確かにちょっと重いというか、分量があるので、みなさん最初の2ヶ月くらいはテンパってましたが、3ヶ月目くらいに「コツ」というか「キモ」をつかみ、「なーんだ、最初は大変だと思ったけど、要するに超単純入力なのね」って理解してくれたと思うのですが、勝手に順序替えたのはあなたが初めてです!

 どうして、そんなことするのか、理解不能だったので、「いや、だから、この順番には意味があるから、元の書類も順番通りに渡しているのに、なぜ?」と問い詰めても、なーんかニコニコしているので、ムカっとしました。

 なに?もしかして、あんま怒らない私を怒らせるプレイとかそういうつもりなわけ?

 そうではないのはわかります。
 向こうも、よくわからない理由で、こうやったほうがいいと思ってやったら、私が「なにこれ?」と不機嫌になったので、誤魔化すためにヘラヘラしてみたのでしょう。
 その笑顔、他では通用するのかもしれないが、私には逆効果だから!と、小一時間説教してやりたくなりましたが、三十数年間を障害者として蝶よ花よと過ごしていた人に、説教する気力もない。

 しかし、なんか、嫌なものを観てしまったという後味の悪さだけが残った。
 未だにカワイコぶりっ子している40歳独身女子に「きゃーん、すみませーん。てへ?」と本気で謝られたような。

 前から書いているが、彼は普通の会社で事務職として働く能力は無いのだが、障害者枠で雇用されているので、こっちが我慢するしかないのである。いや、ほんと、いい子なんだけど、さ・・・・

 手が空くとすぐに「何かお手伝いすることはありませんか?」って言われるのもプレッシャーだが、オメーにもう少し能力があれば、いろいろお願いしたいところだが、「え?そこを聞いてくるの?」ってあたりで、こっちの仕事が増えるから、できるだけ差し障りの無い仕事って、あんま無いんだよね。

 なんか、ちょっと切なくなってくるのは(この秋の流行語は「切ない」である、私であった)、あんだけ頭よくてさ、きっちりしてた友人が、ずっと無職で、そんで頭もいかれてしまったというのに、「私に迷惑かける程度に頭の悪い人」がこうして、オフィスで、みんなに「お豆」と認定され、いちおう、ちゃんと働いてるのって、どーゆーことよ?

 と、社会制度にちょっとヤツ当りしてみました。

 公務員の友人も「鬱病で3年も働いてない人を優遇ってどうよ?」と息巻いておりましたが「一般企業もそういうの押し付けられているので、どっちかというと公務員の立場でそういうのできるだけ温存してほしいのですが(笑)」とか意見しておりましたが、まあ、なんというか、何が平等なのかわけわかんないですよね。正解ないし。

10月3日(日)

 今日はイベント仕事で、5時起床で、ずっと立ち仕事だった。
 でも、特にトラブルもなく、スタッフも皆さんきちんと自分の仕事をこなして、秋晴れの中、気持よく外仕事ができました。

 昨日は、神宮で、東大が早稲田に勝ったんですね。早稲田つーか、ハンカチ王子に東大が大金星だったらしい。
 東大の投手は誰なんだろう、と早速チェックしたら、鈴木翔太君という、愛知県屈指の進学校出身の1年生でした。

 たまたま、いろいろな歯車が噛み合っただけかもしれないけど、こういう大金星っていうのが出る競技なんですよねえ、野球って。
 中学の頃、バレーボール部の顧問の先生が、「野球やソフトボールは弱いチームが強いはずのチームにうっかり勝ったりするけど、バレーはそうはいかないから」と言っていて、「ああ、たしかに・・・」と思いましたっけ。

 そう考えると、私が野球と同じくらい大好きだったテニスも、強力サーブでビシバシやるだけの選手って、サーブの調子がよければ、野球で言うところの「完全試合ペース」で試合を進められるけど、ちょっとサーブの調子が狂うと、フルボッコされて守備がイマイチだったりしますから、テニスも「とりこぼし」がけっこうある競技でしたが、でも、総合的に安定している選手は守備がダメでも攻撃で挽回したりしていたので、野球みたいなあからさまな「とりこぼし」はトップ選手では少なかったように思えた。

 まあ、しかし、セ・リーグの横浜以上に「なんで、六大学野球に東大が混じっているのだ?」という東大ですが、5年に一度くらいこういうことをやらかすので面白いよね。

 うちの会社が東大卒をとれるような企業だったら(親会社は過去にけっこうイケイケな時もあったので、東大卒数名いるのだが。まあ、ダメな部類の東大生かもれないが。)「ハンカチ王子に勝った男をぜひ我社に!」と今から上司にアピールしておくのだが・・・

 世間的には大したニュースじゃないのかもしれないけど、意外と皆さん、こういうの覚えているので、東大閥な企業に切り込ませると「おお、君があのとき、早稲田に勝った・・・」のご祝儀契約で、一瞬だけ稼げるかもしれない。ただし、早稲田閥な会社に投入すると、どういうことになるのか私にはわからない。

 そういや、私は学閥のあるような会社で勤めたことがないから、学閥というものが実在するものなのか、よく知らんのだが、そういうや、母から聞いた話だが、父母が勤めていた企業では、その当時は(社内結婚です)定期的に「早稲田会」(という名称ではなかったらしいが)みたいのがあったそうで、そうそう、それを教えてもらったのが、「お父さん、前の会社の同じ大学卒の仲間とこの間旅行に行ったの」という話を聞き、「へえ?そんなんあるんだ?うちのお父さんの大学って少数派だから?」と言ったら「いや、昔は当たり前のように、そういう集まりがあった」と教えてもらったんだっけ。

 今勤めている会社では、オーナー社長会社ってこともあり、あえて派閥を作るとすれば、「誰の紹介で入ったか」かな?
 先代が同窓会に熱心というか、その同窓会というか、高校の部活のOB会の活動が活発で、頻繁に飲み会が催されていたため、景気が悪くなると、みんなオーナー社長のところに子弟を押し付けてくるようで、しかも、そのとりまとめみたいなことを先代社長の親友みたいな人がお見合いオバサンよろしく仕切っていたため、うちの会社には、そのYさんの紹介で入った社員がかなりいる。

 その中にはYさんがご近所付き合いで仲良くしていたという家族の子供までいるので、Yさんの世話好きぶりってすごいなあ、と思う。

 そういえば、前に勤めていた30人程度の会社でも、「うちの会社は、Nさんの紹介で入ったのが多いね」という話になったことがあり、「でも、Nさんの紹介で入った人って、ロクなのいないというか、あいつもそうだし、あいつもそうだろ?」と、次々と名前が挙がると、みんなが一瞬「あ・・・・」という顔になり「ミヤノさんは、例外だけど(笑)」

 そのNさんも世話好きのオジサンで、当時は売れっ子のCMディレクターだったため、業界に入りたい若者の世話をよく頼まれていたので、あちこちの知り合いや(スタイリストを目指す子にはスタイリストさんに、カメラマンを目指す人はカメラマンに)、出入している会社(CM制作会社や、録音スタジオや、美術会社など)に、そういう若者を送り出していたので、うちの会社にも何人かいたのである。

 私はNさんの会社で、電話番のバイトとして雇われたのだが、その人員が必要になるはずの大きな仕事のアテが外れてしまい、私のことを雇えないことになったらしいのだが、私としては、それでクビを切られても「ああ、そうですか、それはしょーがないですね」と、ただのバイトのつもりだったので、どーでもよかったのだが、てゆーか、大学辞めてしまい、専門学校に入るまでブラブラしているつもりだったが、母がキレたので、渋々バイト探ししていたら見つけた仕事だったので「お、クビになったのなら、しばらくこれでブラブラできるな」と、実は「ラッキー」と思っていたのだが、世話好きのN氏は「こちらの都合で申し訳ないことをした」と思ってくれたらしく、丁度、その会社で「電話番とパシリできる子探してるんだよね」というのを小耳に鋏、「いい子いますから」と私を紹介してくれったのであった。

 その会社で2年ほどパシリをやっていたのだが、経理に欠員が出たので、金庫番のオバサマ(私の母と同じ年だった)から「ミヤノさん、やってみない?給料は上げるわよ?」と言われて、他にやりたいことも別になかったので、試しにやってみたら、意外な才能を発揮し、重用され、結局、30歳になるまでそこで働いていたのであった。

 N氏も自分の紹介した子が役に立っていたので、喜んでくれていたのであった。

 あの会社を辞めるときは、諸般の事情のため、あんまり胸張って辞める立場ではなかったので、お世話になった方々にもロクに挨拶もせず、こっそり抜けたから、N氏にもきちんとご挨拶しなかった。

 うわ、N氏のことググってみたら6件しかヒットしなかった!

 ネットの情報って、ほんと偏りがあるけど、妙に詳細なところもあれば、薄いところはとことん薄いね。
 N氏は、そりゃ、立派な人物ってわけでもなかったけど、世話好きなところがやっぱし、今から考えると「昭和の人」っていうか、あの世代の業界人って、その前の世代のいいところをいっぱい引き継いでいて、「人を育てる」っていうのもその一つというか、例えば、N氏の信頼も厚かった美術屋さんは、大勢の若者スタッフを抱えていたけど、その中にちょっと毛色の違う若い女子がいて、私の同僚が現場のお茶出しで手伝いに行ったときに、同世代の女子は珍しいので、撮影の合間にお喋りしていたらしいが、その美術アシスタントの女子は、気立てもよく、仕事もできるので、先生のお気に入りだったらしいが(他がムサ苦しい長髪の美大出の男子ばかり、ということも、もちろんあり)その子は元々スタイリスト志望で、業界のツテを頼って美術屋の先生のところに弟子入りしたのだが、先生はその子が可愛いし、それにスタイリストって人種をよくご存知だったので「おまえが、どーしても、っていうのならスタイリストに紹介するけど、その前にちゃんとオレに認められるように仕事しろ」と説得して、1年もこの業界にいれば、スタイリストっていうのがクリエィティブな仕事ではなく、「タレントの太鼓持ち」だということに気が付くだろうと思っていたらしいが、2年経っても彼女の決心が変わらないので、「よく、働いてくれたし、じゃあ、オレが知ってる中でも、ちゃんとしてるスタイリストに紹介するから。オレんとこで2年ちゃんとやったって言えば、みんな喜んで弟子にしてくれるはず」ということで、やっと来年から念願のスタイリスト助手になれるんです、と喜んでいたとか。

 「へえ、いい話だなあ」と当時は思ったけど、その後どうなったろうね?

 あの当時は、スタイリストって、憧れの職業だったけど、今ってどうなんだろう?

10月2日(土)

 うちの会社は小さな自社ビルの中にあるので、エレベータは一基しかない。
 社員はフレックス制で出勤時間がバラバラだけど、派遣社員やパート社員は10時出勤の人がほとんどなので、10時直前のエレベータ前はそれなりに混雑する。
 私も基本的に10時出勤なので、ギリギリに出勤すると「なんちゃって朝のラッシュ」に巻き込まれるのだが、私は4階勤務なのだが、派遣やパートのほとんどが最上階勤務だし、だいたい誰が何階なのか把握しているので、エレベータが混雑(って言っても女性が最大で10人乗れるか乗れないかっていうサイズ)する時間帯には、先に上の階の人たちに奥に乗ってほしいのだが、なぜか遠慮して、私を先に乗せようとするので、「私、先に降りますから、先に乗ってください!」と言って、オロオロしている人たちを急かしてしまう。

 エレベータに乗る際には目上の人を先に乗せるのがマナーなのかもしれないけど、私、別に目上の人じゃないじゃん?
 と思ってるのは私だけで、「正社員さんだから目上」という括りでそうなってるのかもしれないが、勘弁してくださいよ。

 それに、最初にエレベータに乗り込んだ人がボタンを押す係になるので、私を最初に乗り込ませようとする行為は、私をエレベーター嬢にする行為でもあるので、ちょっと考えてみれば「お先にどうぞ」というのにほんとに意味があるのかもよーわからんし。

 あと、うざいのが、エレベータ前はセキュリィロックがかかったドアになっているのだが、社員同士だと、ドアを開けて、後ろの人にその抑えたドアを譲り・・・・って言葉で書くと難しいけど、横開きの自動ドアじゃなくて、手動式の玄関ドアみたいなドアだと、普通のマナーとしてドアを開けたら、手で押さえて、後ろの人にパスってだけの話である。
 このマナーもたしか、日本人が欧米に旅行するようになり、「前の人がちゃんとドアを抑えたままにしてくれる」ということに気がついて、自然に導入されたマナーのような気がする。

 で、普通は朝の出勤時や昼休憩時などの人の出入の激しい時間帯は、後ろに人がいるのを確認してドアを押さえたままにするのだが、エレベータはまず社員様を先にお乗せしなくてわチームの人は、ドアを抑えたまま私を通そうとするので「おめーは、ドアマンか?」とムっとしてしまうので、忙しいときには、面倒だからそのまま「ありがとうございます」と通過するが、時間に余裕のあるときは「そんなことされても、私はどうしていいのかわかりませんけど?あなたが先に通過してもらわんと、邪魔ですが?」と、大変複雑なアイコンタクトの応酬の末、負けず嫌いの私は、相手が引き下がるまでそこを通ろうとしないので、余計にオロオロさせちゃうのだが(笑)

 つーか、それが、20歳くらいの学生バイト君が敬々しくやってくれるのなら「なに、このプレイは(笑)」と面白がるかもしれないけど、私と同世代のパート社員にやられるとなんだか不愉快なんだよなあ。

 「社員さんのほうが立場が上」だと思ってないし、年功序列ならけっこう微妙なお年頃なのよ、私は。

 向こうは「社員さんには謙っておけばOK」という大雑把なくくりをしているのかもしれないけど、そんなラクはさせませんよ(笑)

 とにかく、エレベータは一基しかないのだから譲りあってる時間が無駄なので、とっとと乗り込んでくれよ、と思います。

 それとは違う話だが、季節の替り目になると、エアコンの設定が難しくなってくるが、みんな好き勝手に設定温度調整すりゃいいのに、っていつも思う。
 オフィスの温度設定こそ、いや、家庭での温度設定もそうなのかもしれないけど、民主主義という制度を凝縮したやりとりというか、「全員が完璧に快適だということはありえない中で、どこで妥協点を見つけるか」ということの練習だと思っている。

 なので、私は誰にも相談しないで、勝手にエアコンの設定を替えてしまうのだが、「なんか、暑くないですか?」とか「寒くないですか?」と、みんなの意見を聞かないと操作できな人がけっこういる。

 特に私は、なんでか知らんが顔色を伺われやすい(笑)
 ほんと、なんで私の顔色伺うのか、全くわからんのだが(笑)

 末っ子気質のエビワカちゃんは特に、いろんなことで私の顔色を伺うので、マスオさんが「なんか、暑くね?」とエビワカちゃんを味方につけてエアコン操作しようとしているのに、なぜか私の方を見て「暑いですか?」

   暑いよ。
 でも、あたしは、この猛暑をエアコン無しでも死ななかった強者であり、それが自慢でもあるけど、別に他人にそれを強要したりしない。

 暑いのならエアコン上げればいい。私が寒いと思ったら、勝手に切るから。

 しばしばそういう時があり、「なんか暑くない?」とみんなが言うので「ああ、さっき風が冷たかったから切っちゃった。暑いのならオンにすればあ?」とか私が言うので、私が温度設定の権限握ってると勘違いされてるのかね?

 だから、民主主義的に、みんなでマメに設定すれば、株価みたいに安定するのかと思っていたんだけど・・・・

 何年か前、同じフロアにいた部署の部長が、暑がりで、外回りから戻ってくると、「ああ、暑いなあ」と勝手にエアコン設定するのだが、ずっと社内で座り仕事しているこっちは、「うう、なに、この冷気は?」とエアコン設定を確認したら「18度」になっており、速攻で修正すると、またその部長が18度に戻していたので、私はそのやりとりを「シテ戦」と称して、けっこう楽しんでいたんだけどな。

 あの部長が退職しちゃってから、なぜか私が株価を操る「兜町の女帝」みたいなことになってしまったのか「あのー、この株、この金額で買ってもよろしいでしょうか?」と顔色を伺うらしいが、好きにせいって。

 株価を決めるのは私じゃない。ただ、私は株価(オフィスの室温)が決まる過程を楽しんでいるだけなのです。気温よりも湿度のほうが重要だとか・・・・

 私のそんな高尚な愉しみはなぜか理解されない。
 そして、なんだか知らんが「ミヤノさんは室温に関心があるようなので、まず、ミヤノさんの意向を確認しないと」って思うらしいが、そういうことではないのです。

 まあ、でも、なんだかんだで、ここ数年、周囲に気を使われてる感じが多くなってきたので、そういうお年頃なのかねえ?

 自分では「平社員やパート社員と立場同じじゃん」って思っているし、実際、「万年・課長代理」になっているので、実質平社員だと思っているのだが、「肩書きはそうなのかもしれないけど」って言われると、「はあ?肩書きが全てじゃないんすか?」としか言いようがない。

 まあ、そもそも肩書き信仰も無いのだが・・・・
 マジで宗教心が無いのと同じくらい。

 9月に亡くなった先代社長の命日があったので「お墓参りに行く人は行ってください」みたいな、緩い告知があったが、墓参りに行く気が全然無いのであった。
 つーか、そのあたりはちょっと申し訳ないのだが、私の顔色を伺う、うちの部署の私より年下の社員達は「ミヤノさんはお墓参り行くの?」と探りを入れてきたのだが「いや?行かないけど?」と私が言ってしまったので「行かなくてもOK」って雰囲気になってしまったのかね?

 うちの両親は、自分らはちゃんと墓参りに行くが、子供にそれを強制しないため、私はほんと気が向いた時にしか墓参してないのである。

 自分ちの墓参りもロクにしないので、会社関連のなんて、強制されないと行く気にならないのであった。

 死生観に関しては、自分でも驚くくらいドライなので、そのドライさ加減が逆に自分の拠り所であるからして、葬儀とか法事は、ほんとにただのお付き合いである。
 でも、なんとなく「無宗教・教」というプライドはあるので、出なくてもいい宗教行事には極力出ないことにしている。宗教的なしがらみは無いので、神社仏閣にはお賽銭を投げることはあるが、あくまでも「この緑を維持する環境代」という理屈になっていたりする。

 でも、他人にそれを強要するつもりは全然ないのだが、「ミヤノさんがお墓参り行かないのなら、私も行かなくてもいいよね」っていうのはどうなんだろうね。

 自分には、そういうカリスマ性はないのだが、なぜか優等生であると思われているので、そういう時の「標準」にされやすいようで、それで時々困ることがある。

 30年前、中学の時、所属していたソフトボール部が県大会優秀したときがか、関東大会で敗れた時だったか、朝礼で校長先生が「健闘したソフト部を称えましょう。ソフト部の生徒は起立してください」と言ったことがあった。

 それまで、全校生徒は体育館で全員体育座りして座っていたのである。
 旧に「ソフト部は起立」と言われて、反抗期だった私は「立つのめんどくせ」とまず思った。
 そして、ソフト部が築いた栄光はどーでもよかった。
 自分はただ、プロ野球好きで、スコアつけが趣味だったので「まあ、実際に野球やってみるのもよかろう、それにスコアつけの技術を磨いて、甲子園に行くような女子マネ目指してもいいかも」ってくらいでソフトボールを始めたのだが、練習きついし、自分に才能ないのがわかったし、それなのに足が速かったからレギュラーになってしまい「こんなはずではなかった」のであった。

 なので、反抗期バリバリの私は「全校生徒に称えられるのは、私抜きでもいいでしょう」と勝手に判断し、そのまま体育座りしてやり過ごそうと思ったのである。

 ところが、他の思春期女子も、パっと立ち上がるのは恥ずかしかったらしく、誰か先頭に立って立ち上がる人を探していたみたいだが、私はその調子でそっぽ向いてるし、あれ?あの時のキャプテンの子はどうしてたんだろう?たしか、そのキャプテンもなぜか私の顔色伺ってしまったんだっけ?

 私が一番悪かったのだが、みんなの犯した間違いは「ミヤノちゃんは成績優秀で学級委員だし、あれをマネすればOK」と思い込んでいたあたりであり、たまたま校長先生の言うことに逆らうき満々だった私の行動にみんなして引きづられてしまったことである。

 校長先生もけっこうネバって「ソフト部起立しなさい?どうしたのですか?」と言うので、体育館内はザワザワしたのだが、私は周囲のクラスメートが「ミヤノちゃん、いいの?」と心配してくれても、「へ、受勲なんて受けないよ」の態度を貫き、結局、校長先生はソフト部を称えるのを諦めたのであった。

 後で、担任の先生から「校長先生の言うことを無視するんて・・・」と言われたけど、その担任の先生のことは大好きだったので、信頼を裏切って申し訳なかったが、その時の私は「思春期なめんなよ、つーか、自分が望んでないことでは表彰されなくないし」と、今思えば、ほんと若気の至でご迷惑おかけいたしました。

 その前の年に教師が選ぶ「頑張った生徒を表彰」の時には、「トイレ掃除がんばったで賞」を満面の笑で受賞した私だったのに・・・(副賞として贈呈されたトイレ掃除ブラシをぶんぶん振り回していた)・・・・トイレ掃除はホントに頑張ったので、評価されて嬉しかったんです。
 でも、ソフトボール部の活躍は自分にとってはどーでもよかったというか、3年の夏になっても県大会優勝しちゃって、関東大会に進むことになり、「受験勉強があああ」という程度のことだったので、褒められたくなかったのです。

 あとね、今でも覚えているが、たぶん、前にも日記に書いてると思うけど、関東大会に進むにあたって、いろいろ費用がかかるんだけど、市から補助金が出るってことになり、レギュラーメンバーで市長のところに挨拶に言ったのです。

 うちの校長先生や顧問の先生が市長の挨拶を受けて「ははーーーー」と頭を下げているのを見て、朝日新聞育ちの私は「はああ?」と思いましたっけ。
 関東大会に出場するための助成金がいくら出たか知らんけど、市長にペコペコ頭下げるようなこと?つーか、市長のポケットマネーじゃないでしょ?うちの両親が払ってる市民税の一部でしょ?

 で、たしか、ほんとに大した金額じゃなかったはず。

 あそこで200万円出るとかだったら、私も割りきって市長にペコペコしたもん。

 思春期で、普通よりちょっと頭よかった私は、大人が10万円だか20万円の金のために、市長にペコペコしたりする姿を目の当たりにしてしまったので、よけいにヤル気なくてしてたんだろうね。

10月1日(金)

 はあ、今日も仕事でいろいろ面倒くさいことが続出で、税理士さんに相談したり、新会社の事務アシスタント嬢にあれこれ説明したり、部長と延々と話し合ったりしていたら、いつのまにか汗びっしょり書いていた。真剣な話をしていると、けっこう発汗するのね。
 こういう時に発汗すると、なんか変な匂いがしたりするのだが、今日はそんなこと気にする暇もなかった。
 さっき、帰宅してワキの匂いを確認してみたけど、まあ普通(笑)だったので、自分ではわからんだけかもしれないが、「今日はそこまで追い込まれてないらしい」と、勝手に解釈した。

 しかも、そんな最中、スポーツ紙サイトでは、続々と戦力外通告が発表されていて、涙目になる。
 なんか、今年は例年より多くないか?
 知ってる選手が多くなってしまったせいもあるのかも・・・・

 楽天のノリさんに続く、ケンシと小坂は想定内だったからいいとして、(これからまだまだ発表は続くはず)、日ハムはなんと、木下と豊島を切った!わーん、二人ともブログを書く才能には(野球選手としては)恵まれていたのに、文才は野球にはやっぱり全然関係ないよねえ、当たり前だが。

 それよりも、選手だけじゃなく、横浜ベイスターズなんて、親会社から戦力外通告だしな。

 うううう、TBSのマスコットである、ブーブとエキベーが大好きだったのにいいいいい。よくロビーをうろついていたので、こんなことなら一緒に写真とっておけばよかったあああああ。(ビール飲み過ぎでトイレに駆け込むときに、酔った勢いで、デヘヘとフェイクファーの毛皮を撫でることは何度かあったけど)

 はあ、しかし、憲史もクビとなると、ほんと、元近鉄の選手がまた一人・・・・って感じだなあ。

 私は別に近鉄に思い入れは無いけどさ・・・・でも、梨田や大石が現役の頃はけっこう覚えている。私が一番野球に興味があった頃だから(今現在を除く)。近鉄っていうより、相手の江夏が凄かったんだけど(笑)

 そういや、先日終了したNHKの朝の連ドラ「ゲゲゲの女房」は、昭和なセットや小道具がよく出来ていたので、美術スタッフのグッジョブが目当てでずっと観ていたが、主人公がかつての知り合いに頼まれて、小学生と林間学校(これも死語の世界だなあ)に同行したときに、川遊びする子供の一人が近鉄の帽子を被っていたので「ああ、きっと、あの頃なのかなあ?」と思ったっけ。近鉄の帽子ってところが芸が細かいと、感心したっけ。

 あれえ?
 そーいや、近鉄のドラ1だった朝井もあっさり出しちゃったし、近鉄が最後にリーグ優勝したときに活躍した若手エースだった岩隈のメジャー移籍もあっさり認めそうだし、ここで一挙に近鉄色を排除って方向なのか?
 でも、磯部(近鉄最後の選手会長)を二軍コーチに残してるしなあ?

 でも、これで、残りの元近鉄選手は、投手だと、えーと、ヤマムー?(笑)
 自信がなくて調べてみたら、山村ったら、近鉄っていうより、阪神ドラ1だったんだ!

 ヤマムーも今年は怪我からなんとか復帰して、ずっと一軍にはいたけど、イマイチパっとしなかったしなあ。まあ、来年まで様子観てもらえるかも。

 そんで、去年から不調が続いている有銘先輩も、かなりヤバい状況。2軍で大炎上しているのを生で観賞しちゃったし。

 野手だと、高須はまだ大丈夫だと思うけど、シャーパーさんこと、中島が微妙。同じ元近鉄で、守備も安定している牧田が今年は打撃開眼みたいなことになって、左投手キラーだけではなく、右投手にも対応しはじめてきたので、中島の立ち位置が無い。

 しっかし、いつのまにか残りの旧近鉄組はすっかり草食系になってるなあ(笑)
 ノムさんが楽天に来たときには「元近鉄の選手ばかりが固まって飯食ってる」と呆れていたんだが、すっかり少数派になり、おとなしそうなのしか残っていないのであった。

 昭和は遠くになりにけり。である。(この表現はちがうと思いまーす!)

 さて、ベイスターズは戦力外通告されるし、左の加藤も戦力外通告だし、横浜ファンの皆様はさぞかし激しくボヤいていらっしゃるだろうと、ツイッターを覗いてみたら「広島の梵(と書いてソヨギと読めればプロ野球検定4級)が残り打席全部ホームラン打てば、盗塁王が横浜の石川になるかも?」とかいう話で盛り上がっていました。

 石川の盗塁タイトルのために、横浜投手陣は全力で梵に甘い球投げるべし・・・とか・・・・

 いつもながら、横浜ファンの人の自虐的ユーモアセンスには脱帽です。

 私も笑い重視なので、ほんと勉強になります。

 そういや、今日は忙しかったんだけど、昨日はちょっと暇だったから(月末の支払いにエラーが出ないか監視する程度の簡単なお仕事でした)久々に机の中の書類整理ができた。
 たまにやらないと、ほんと、書類探しで時間とられて効率悪くなるし、ここんとこ、ほんとガクっと短期記憶力が落ちているから、適切なファイリングの重要性がヒシヒシと感じられるのだが、ちゃんと分類する暇もないまま、ドカドカ書類が襲ってきてね。

 そんで、引き出しの中に10センチほどの高さに積まれた書類をファイリングして整理したら、底から本が出てきた。
 藤原正彦著で、「祖国とは国語」っていう本。
 きっと、自分で買ったんだろうけど、まさに埋もれてました。

 読んだ後、埋没したのかもしれないと思って、パラパラめくってみたのだが、全く記憶にないので、「まあ、いいや、エッセイ集みたいなもんだし、もう一度読んでみよう」と昨日今日の通勤電車内であっさり読んでしまったが、数学者が「国語教育ちゃんとやれ」ってきっぱり言ってくださるのって、いいですね。

 私がそんなこと言っても、誰も聞いてくれませんが、海外の有名大学でも教鞭をふるった数学者が「祖国とは国語」と、大きな声で言ってくださると、ほんと助かります。

 学校で英語をちゃんと教えないから日本人は英語が苦手で、だからグローバル社会に乗り遅れてるんだ、みたいな話に一時期なっていましたが、日本で生きていくのに英語があんまり必要ないので、こうなってるだけだと私は思っていました。
 海外旅行で困るからって・・・その程度は今の学校の勉強で充分だし、それがダメなら金払って通訳ガイド頼めよ。ってだけの話です。

 
  
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