可燃物な日々

表紙に戻る/過去の日記

ご意見・ご感想・誹謗中傷などございましたら、感情廃棄物再利用所までどうそお気軽に書き込んでください(でも、現在書き込みが出来ないようです)

 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

5月15日(木)

 昨日は(またこの書き出しですか・・・)、なんとなく口からというか手からというか指からの出まかせで「ベスターが阪神なら、イーガンは中日」と書きましたが、ちょうど今日、「虎よ!」を読み終わったので、積読だったイーガンの本を読み始めた。どこが中日なのか、確認しよーと思って。(自分で掘った穴に自分でハマってみる自己完結体質)

 奇想コレクションの短編集。

 そしたら最初の短編の中に「ディス・モータル・コイル」が登場して、頭の中をスコーンと何かが突き上げました。
 うおおおおお、私も20年ほど前には、あのレコードに取り憑かれ、まさに毎晩のように聴いていたなあ・・・・・、まあ正確に言うと学生時代だったので、「貸しコード屋で借りたレコードからダビングしたカセットテープ」なんだが・・・・・

 うわああ、今聴くとどんなだろう?
 帰宅して、さっそくカセットテープを探してみたが、もう10年以上前にかなり処分していたので、見つからなかった。CDで買えるものは買えばいいやと思って、ドカドカと捨ててしまったのだろう。

 うーん、でも「ディス・モータル・コイル」のCDなんて買った記憶もないしなあ。CDをバカ買いしていた頃は「お耽美系」にはあんまり興味がなかったのだ。

 イーガンの短編に出てくる「警告の歌」ってどの曲だろう?
 うーん、アマゾンで売ってるようなもんなのだろうか?と念のため検索してみたら、アマゾン出たーーーーー!

 涙の終結-ディス・モータル・コイル

 日本盤だし(泣)
 にゃんと、去年、ワーナーからCDが出ていたらしい。
 オリジナルは1984年ですって。私が18歳んとき?そんくらいだろうね、4ADの全盛期って。

 一応、出だしだけ試聴できたので「警告の歌」がどれだかわかった。
 ああ、この曲かあ。
 なーんだ、イーガンは曲名で選んだな(笑)

 私が「もしかして、あの曲かも?」と思っていたのは「フォンド・アフェクションズ」って曲でした。
 でも、小説の設定である、「CMに音楽をあてがうのが仕事」の人が、大好きなクラシック音楽がCMに陳腐に消費されるのに疑問を抱きつつも、それが仕事だからしゃーないのだが、せめてプライベートで音楽を楽しむときに選んでる曲が「ディス・モータル・コイル」って、私はたまたまそっちの趣味があったので「うん、うん」と激しく頷きましたが、でも、それにしてもマイナーすぎないか?

 全盛期の80年代だって、かなりマイナーだったはず。
 まあ、イーガンだって、SF好きには有名かもしれないけど、一般的な知名度は、全盛期の4ADレーベル程度だから、いいのか。

 でも、イーガンの小説読む、マイナー趣味な人と、4ADレーベルが好きだった人の集合の重なり部分は全世界でいったい何人くらいなのか、ちょっとだけ気になる。

 そもそも、イーガンの本が全世界で何冊くらい売れてるのかもわからんが、「ディス・モータル・コイル」のことを知ってる人も世界にどれくらいいるのかもよーわからん。

 イーガンを読みディス・モータル・コイルが大好きだったという人が日本で何人いるかわからんけど、さらに「えー、明日のホークスの先発って、藤岡なの?マジ」と言っている人は、もしかしたら私一人なのではないか?(笑)

 いやー、今年はすでに2回も藤岡の好投を観ておりまして、福岡遠征のときに杉内の後に登場して「いい、ピッチャーやなあ」と思ったのですが、西武ドームでフィールドシートに座ったときも、大隣の後に出てきて「あ、このサイドスローの子、福岡でもよかった子だ」と思っていたのですが、やはり好投していた。

 でも「先発がわりと、軟投派の後だと、このサイドの速球派が打てないらしい」と思ってたんですが、あまりにも好調なのと、やはりホークスも先発足りないのか(どこも同じですなあ)、まさかの先発に回されたようだ。

 いやあ、明日の岩隈さん先発にブツけてきたのですが、楽天打線が藤岡を打てる気が全くしません。だだでさえ、「ええ?怪我人多いのは投手陣だったのでは?」だったはずなのに、主力の野手にケガ人続出で、昨日なんてリックさんをセカンドにして、散々だったというのに・・・・

 でも、藤岡が先発ってことは中継ぎで藤岡が出てこないってことだな。(いいとこ探し能力が高いのが自慢のこの私)

 おお!ヤクルト勝った!
 ユウキには勝ちつかなかったけど・・・・

 やーん、阪神戦にメゲずにイムさん観に行けばよかったなあ。

 最近また「なんだかイムさんが足りない病」がブリ返してきたのだが、せっかくの神宮の試合でも阪神戦だと行く気がしないのである。閑古鳥を愛しているから。

 しょーがないから、またユーチューブで誤摩化しているのであるが、イムさんの登場曲が趣味良すぎて・・・・・

 まあ、普通の007のテーマ曲なんだが、MOBYのバージョンつーのが渋谷系的(死語)には、おサレすぎるでしょう。
 「おめーら、だから、こういうのを登場曲に選べよ。自分の好きな曲を選んでる場合じゃないぞ?」と他の選手に真剣に説教かましたくなる。

 ですから、イーガンがディス・モータル・コイルを短編に出すのも、充分におサレだが、イムさんの登場曲のほうが「老若男女」に対応しているだけに、すばらしいと思う。♪ベンベラベンベンって曲が流れてきたら、「イムさんキターーーー!今日は勝つで!」と大変盛り上がると思う。

 というわけで、最近、よく頭の中で、イムさん登場曲の「ジェームズ・ボンドのテーマ」が鳴り響くのだが、(ああ、私も「イムちゃーーーん!」と球場で絶叫したい)、それと交互にディス・モータル・コイルを頭の中で再生していると、けっこう混乱してきて、「私はなんのために産まれてきたのだろう?」と思ってみたりしますが、このミックス感(耽美派礼讃感覚とサイドスロー礼讃体育会系感覚)を味わっている人はけっこう希少だと思うので、これはけっこう面白いから、個人的にはあと20年くらいこれでいいのだが・・・・

 たぶん、あっという間でしょう。

 
5月14日(木)

 昨日は(って、毎日この書き出しかよ)、ささいな仕事の愚痴を書いてみるつもりが、なんだかエキサイトしてしまい、えらく深いところまで行ってしまったので、アップするのは止めて、さっき読み返してみたら、けっこうヤバことが書いてあったので消去しました。と、日記には書いておこう。たぶん、10年後には何について愚痴ったのか忘れてるでしょーけど。ええ、また会社内での陳腐な権力争いについて愚痴っていたのですよ。

 最近、なんだか日記が愚痴っぽいなあ。年かしら?(笑)

 つーても、最近の話題といえば、仕事と野球くらいしかないのであった。

 昨日は横浜と巨人が、お笑いをやらかしたらしい。9回表に横浜の新守護神候補(あそこもまだ候補というか見習いばっかだと思う。魔法使いの弟子ってかんじ。一番弟子だったはずのサイレントKこと裕也はどーしちゃったんだろう?)の山口が登場したが、味方のエラーもあり、同点に追いつかれての9回裏。先頭打者は、その山口(笑)
 えー?って感じだが、延長になった場合、投げてもらわないと困る台所事情故しょーがない。自動的に1アウトかと思いきや、ヒット打ってしまった(笑)

 自分の勝ち(セーブ)を消した張本人が「サヨナラのランナー」として出塁したのである。ここは普通だったら代走が登場する場面であるが、やっぱり代走も出ないまま、1アウト2塁・3塁とかになったんでしたっけ?

 巨人もここでサヨナラは許されないので、原監督直々にマウンドに向かって、次の打者の内川に対しては敬遠を指示して満塁策。そしたら、次の打者の村田がデッドボールでまさかの押し出しサヨナラになった。

 ヒーローインタビューに呼出された山口と村田は「ところで、誰がヒーローなんですか?」と大苦笑していたらしい。
 いやあ、こういう高度なバカ試合を生で観てみたいものである。

●そーいや、最近、やっと読書にちょっと目覚めた

 きっかけは、オフィスでプチ流行していた「いい話」本でした。
 前にも書いたけど、「泣ける・いい話」ばっかり立て続けに読んだら、異常に腹が立ってきてさ。
 「いい話」って、コラムみたいな感じで、さらりと読むとけっこう感動できるけど、これでもか、これでもかってマシンガン「いい話」が一冊の本になっていると、なんか自分の中に眠っている残虐性みたいなものが、液状化現象みたいに湧いてくるんですね。

 するってーと?「酷い話」っていうか、暴力的な描写の漫画やゲームばっかだと、逆に「いい人」が湧いてくるのだろうか?

 まあ、要はバランスだろうってことだと思いますけど。

 巨人が首位独走していると、なんだかツマらんのと一緒です。

 永田町は「世間の関心がインフルエンザなときに、小沢代表辞任て?」と世論が困っているときに、すかさず「官房副長官、不倫報道で失脚て?」
 なにがどーなってるのか、三半規管撹乱されまくりで困ります。
 ニュース観てても、全く自分の立ち位置が見いだせないので、気持ち悪いからニュース観なくなりました(笑)
 やっとマー君が復活したので、勝利後のノムコメで、後ろの廊下を通る報道陣を意識した草野のガッツポーズをチェックした程度。(楽天ファンの密かな愉しみ)

 ええと、話が逸れたけど、最近、ほんと全然本を読んでなくて、だからどうってことないのですが、「けっこう購入して積んであるのだが、さっぱり手をつけてないなあ」と思っていたのですが、「いい話」ばかり読まされたので「バランスをとるために、悪い話が読みたい」と精進料理ばっかり食べていた人がマク○ナルドに駆け込むような気持ちだったのだが、手持ちの中で「ええと、極悪そうなのは・・・」と選んでみたら、良さそうなのがありました。

 ですから「ゴーレム100」みたいな、全盛期の少年ジャンプっぽいのが読みたかったので、復刊していたから買っておいて、ベスターの「虎よ、虎よ!」っていうのを読んでみたのです。

 やっと5分の4くらい読み進みましたが、やっぱし、虎繋がりで、阪神の金本が猛打賞みたいな強引な話で、けっこう楽しい。
 ベスターはSF界の阪神タイガースに決定だ。

 そうなると、イーガンが実は、横浜ベイスターズか?(ひとりでツボに入って笑ってしまう)

 じゃあ、スタージョンはなんとなく中日(笑)

 今日も楽天は長谷部で負けており、「思ったとおりの凋落ぶり」で、ホっとするやら、でも、やっぱしちょっと悲しいやらなんですが、それよりも、広島はなんでここんとこマエケンで勝てないのだ?

 まあ、マエケンが乱調なのがいかんのだが・・・・

 でも、巨人の坂本や楽天マー君に負けないくらいの天性のスター性を持ってる子なのになあ。前にも友人と「マエケン、広島にいるから地味だけど、あれが巨人か阪神にいたら大変なことになっていたでしょう」と語り合いました。

 癒し系に厳しい私でも、広島・マエケンと横浜・内川のブログの癒し系ぶりには、悔しいけど、ついうっかり癒されてしまう。
 「ぶさかわ」にはやっぱし弱いらしい。
 マエケンはまだ若いから置いておいても、内川には、私がびっくりするような、いい嫁来ないかなあ。私のイチオシなんで、女子アナの皆様、よろぴく!

 って、あたしが「よろぴく」言うと、みんな引くからなあ。
 部長とか、私が「この決済待ちなんで、よろぴく」って言うと、なんか、えれー遠い目になるので「あのお、あんまり、せっついてもいけないと思いまして、少し可愛らしくせっついたつもりんなんですが?」って笑顔で言うと、「え?・・・・あ、ああ、とにかく、この書類にハンコ押せばいいんですよね?」って、脅したつもりは全く無いのですが・・・・
 
5月12日(火)

 昨日は上司達と飲みに行ってしまい、ベロベロになって帰宅しましたが、帰った時間がわりと早かったため(11時ちょっと過ぎくらい?)久々にベロンベロンのまま日記を書いているようで・・・・・自分でも読む気しない(笑)

 さて、インフルエンザがどうなるのか、自分が感染する心配はしていないのだが(感染しない自信があるわけでもないけど・・・・)、それなりに流行すると、会社の経営にダメージが大きいはずなので、そっちのほうがちょっと不安である。

 でも、報道や世間話の雰囲気でも、やっぱ皆さん、そういう心配みたいですね?
 うちの会社や学校に感染者が出たら、どーする?ってブランド・イメージがやっぱり気になるんでしょう。

 食品業界なんて、ほんと気を使うだろうなあ。もし、社内に感染者が出たら、食中毒出したくらいのダメージになるだろうし。

 なんか、こういう雰囲気になると「もう、いっそ、パーーーっと流行しちゃって、魔女狩りする前に全員魔女ッ子メグちゃんになってしまえ」と邪悪なこと考えてしまいます。「国の対応がなってない!」って叩こうとしたら、国会でも大流行してしまい、永田町を封鎖せよ、とか?記者も感染が怖くて、厚生省に近寄れない、とか?

 でも、不幸中の幸いというか、今んとこ、それほど重症化率は高くないようで(サンプル数少なそうだから、あんまりアテになんないけど)、鳥の前に豚で練習できてよかったのかも。

 それに、「日本人は過敏に反応しすぎる」という意見もあるが、電車内を見渡してみても、あんまりマスクしている人いないような。
 国内感染者がもっと出てくれば違うのかもしれないが、ですから、今んとこは「海外から持ち込む不名誉は我が家ではありませんよーに」という程度なんですかね。

 さて、インフルエンザ騒動が微妙なところに、小沢代表辞任とかブツけられても、「なんで、今さら?」というか、麻生首相の支持率なんて誰も関心が無いときに辞任されても、あんま盛り上がらないよなあ。

 つーか、次は誰がやるの?
 自民党も「麻生さん降ろしたとして、次って誰なんですか?」って思うけど、民主党だってそうだろう。

 ええと、ちなみにヤクルトはまた一場を出して、失敗してましたが、次はユウキを試すみたいです(笑)
 まさにロマンですね。

 一場はやっぱり、どこに行っても一場のようだ。うれしいのか悲しいのか複雑ですけど。

 あと、横浜は「あれれ?寺原は故障?那須野も下げちゃった?どーすんの?」と影ながら心配していたのですが、やっと吉見がageです!やっぱ、横浜は吉見がいないとな(笑)。今年はまだ横浜スタジアムに行ってないのですが、交流戦のチケットは3回抑えているので、吉見の活躍に期待しています。(打撃のほうで)

 楽天は今日は井坂が炎上しちゃったようです。
 前回の初勝利は、やっぱビギナーズ・ラックだったようだ。
 テレビ報道でも、けっこう取り上げられていたので(ウィニングボールをセギが客席に投げ入れちゃったのを選手・コーチ・監督一丸となって客席に声をかけて、お客さんが返してくれたところとか3回くらい観た)あれで、今年の運気は使い果たしてしまったか?

 まあ、4月は「どーしちゃったの?」と思っていたが、これでやっと「いつもの楽天」に戻ったかんじで、実はけっこうホっとしている。

 でも、高須が怪我で、鉄平が体長不良(悪い病気じゃなければいいのだが)で、けっこうドヨーンだったんだが、三村編成部長も病気療養とは・・・・


5月11日(月)

 まあね、この年になって、頭がいいだの悪いだのって言ってても意味ないし。
 そもそも、かつて自分が受験で果たして勝ち組だったのか、負け組だったのかっていうのも、よくわかんないし、もはやどーでもいいし。

 でも、やっぱ、勉強はそれなりに出来た方だったんだろう。中学生までは(笑)
 ほんと、中学生くらいまで勉強で苦労したことなかったからなあ。
 先生に質問したことすらなかった。
 だって、わらかないっていうこと無かったから。
 覚えられないことはあったけど。丸暗記が苦手でさ。

 いや、高校のときでも、わからないから先生に聞いたことなんてなかった。
 わからないのは自分の問題で、もっとちゃんと考えればわかるだろうと思ったし、微分積分みたいに根本的に理解不能なことは人に聞いても理解できると思わなかったし。あと、いつも言っているが、未だに演繹法と帰納法とかわけわかんないまんまです。
 説明されると「ほお、なるほど」って思うんだけど、未だに自分の言葉にならないだけだ。

 そんなもん、一生使いこなせなくても人生には苦労しない。一輪車に乗れなくても、人生には全く支障がないように。でも、一輪車を乗り回す人がちょっと羨ましいという程度。
 それ以前に、車の免許持ってないほうが問題かも。

 たしかに、私のことを「頭のいい人だ」と思ってくれてる人は身近でもけっこういるみたいで、それはそれで嬉しいことだが、でも、車は運転できないしっていう程度のことだ。
 どっちがより使えるかというと、ほんと微妙である。

 バカでも車の運転できる奴のほうが、日常生活では役に立つことのほうが多いから。

 それがわかってるなら免許とれよ、って思うが・・・・・・

 前置きが長くなってしまったが、ここ最近、自分の頭の良さが一瞬だけ露呈されたが、「でも、この程度にしか役に立たないんだなあ」というのもわかってしまい、たいへんがっかりしたので、けっこうへこんだのであった。

●暖かい話と冷たい話

 冷たいほうからいこうか。
 4月半ばだったか?総務部は全般的に暇ムードで、誰が発端だか、パソコンのキーボードの掃除が流行した。
 あれは、やりはじめるとハマるからね。
 キーボードの掃除を始めると、エアダスターが大活躍する。あのブシブシ感はたしかにハマる。

 30歳ちょっとのE嬢も、エアダスターの魅力にハマり、豪快にブシブシしていた。
 そしたら「えええ?なんだか冷たくなってきたけど、なんで?」

 なんで?って、スプレー系のものは、みんな冷たくなるに決まってるっしょ?てゆーか、女子だったら、制汗スプレーとかで経験してるはずですが・・・・
 と思ったのだが、E嬢はマジで「スプレー缶が冷えきる」というのを経験したことがなかったらしく、「わあ、冷たくてもう触れない、なんで、なんで?」と騒ぐので「こういうスプレーモノはそうだから。てゆーか、冷蔵庫が冷える仕組みもこれだから」と説明したのだが、「????」と見事に流された。

 スプレー缶が冷えることすら知らなかった人に冷蔵庫が冷える仕組みについて話ても、全く話しが通じなかったようです。

 ああ、そういえば・・・と思い出した。
 今年の2月ごろ、ホッカイロが必要だった恒例の外仕事のとき、別の同僚がうっかりホッカロを開封してしまったが「あ、まだ今日は必要がなかった。どーしよ。」と言ったときに「ホッカイロは空気というか酸素で酸化する仕組みだから、セロテープとかで密閉すればいいよ」と説明したのだが、「はあ?酸化?」とわけわかんなそーだった。

 ホッカイロがなんで暖かくなるのか、そのメカニズムを全く知らないまま使用してるんですね。
 たしかに、それでも人生ではなんにも困らないのですが・・・・・

 エアダスターの缶がキーンと冷えるのも、ホッカイロの封をうっかり切ってしまっても、温存できるのも、中学生程度の理科の知識があれば、普通に対処できることなんだけど、彼らはたぶん、そういう理解はしていなくて、ただ「ミヤノさんは、おばーちゃんの知恵袋みたい」と思っているのであろう。
5月8日(金)

 私は残念ながら子供を産んだことないし、子育てもしたことがないが(別に自らそう望んでこーなったわけでもなく結果的にこーなったというだけ。今んとこ後悔もしてないけど。まだチャンスあるとも思ってないけどさ)、子育ての喜びってこういうことなのかな?って、僭越ながら思うときもある。

 会社の後輩が、「1人でできたよ!」って時である。
 今朝もエビワカちゃんがコピー機と格闘していたので、「どうしたんだろう?」と眺めていたら、どーやら難易度の高い、オイル交換していた。
 以前の彼女だったら、コピーやプリンタに赤ランプが灯ると、「なんか変です」と他人任せだったんだが、他の人がマニュアル観ながら、悪戦苦闘しつつやっているのを何度も傍観しているうちに、「これは、みんな苦手な作業なんだな。でも、しょーがないからやってるんだな」と2年目にしてやっと学習したようだ。

 学習するの、ちょっと遅かったけど(笑)
 まあ、子供だってそうだろう。「大人はなんでもできる」と思ってたりするが、「実はそうでもないのかも」ってある時気がついたりする。

 例えば、うちのパパンは私が子供のころから、朝はラジオの英会話番組聴いていたし、英会話本もよく本棚に並んでいたし、洋書もけっこう並んでいたし、子供心にも「うちのお父さんは英会話が得意なんだ」と信じていた。
 ある日、父と東京タワーで遊んでいたときに(母の実家が東京タワーのそばだったので、我が家は親の帰省=東京タワーのゲーセンだった)父が外人さんに道を聞かれたらしいのだが、父は「あっち、あっち」と指差しただけだった。

 子供心にも「お父さんったら、あんだけ英語勉強しているのに、それはないだろう」と思ったらしく、後でさっそく母にその顛末を報告すると、母も「お父さんったら」と失笑していたっけ。

 でも、それから何年かして、私が高校のときだったか、父がイランに長期出張していたときにお世話になったイラン人夫妻が遊びに来たときには、父はそれなりに英会話していたような気もする。その当時は、私も英語喋る気満々だったから、父と同じ程度には英会話していたような気もするが・・・・・

 さらに、ほんの10年くらい前、そのイラン人が研修のため来日して、我が家を訪ねてくれたのだが、イランで「IT実業家」を目指していたそのイラン人の会話の相手になったのは、なぜか弟だった。大手電気メーカーで社内ITインフラ担当だったので、海外拠点とも英語でやりとりしていたらしく、その分野の単語が操れたんだよね。

 「日本の通信プロトコルは・・・・」とか、そんな会話が展開されていた。
 私は英語以前に、プロトコルの意味知らなかったんで(笑)

 で、弟が英語で堂々と日本のIT事情について演説している中、父は静かに酔っぱらってました。

 で、私にはやっとわかった。
 父は英語の勉強が好きだが、あんまり英会話しない。でも、英会話が苦手なわけではない。

 この人、ただ単に、無口なのだ!

 そーいや、昔から父が連れてくる会社の同僚とか後輩とかは、全員、えらくおしゃべりだった。自分が喋り倒すのを黙って聞いてくれる人が大好きなタイプばっか。

 私は自分ばっかり喋るタイプではないので、あんま父と会話が弾まない。前にも、実家に帰ると父が1人でぼんやり巨人戦を観ていたので(母は夕飯の買い出し)、ちょうど松井の打席だったし、とりあえず無難に「松井は今日はどお?ホームラン打った?」と聞いてみたのだが、「さあ?」と言われて、それ以上会話が続かなかった。それ以来、私は松井のことがあまり好きになれない。松井の責任ではないけど。娘が父となんとか会話しようとして、きっかけとして抜擢したのに、全く機能しなかったので「華がねーよ」思ってしまったのである。

 話が逸れたが、今朝のエビワカちゃんは、けっこう時間かかっていたけど、なんとかオイル交換できたみたいだった。
 誉めておこうかな、と思ったけど、別に誉めるようなことでもないし、「フツーにやれば、誰だってできること」だし、彼女の中で「ああ、自分だって、これくらいはできるんだ」って達成感があればそれでいいや、と放置しておいた。

 えーと、途中経過ですが、ダル先発のハムがまた10点とか得点してんですけど、ほんと、どーしちゃったんですか?
 楽天のレイたんは、雨で中断に苦戦しているみたいで、同点に追いつかれちゃいました。

 野球といえば、サンスポの記事で燕・林は知名度UPとういうのがあって、「なんですと?」
 そりゃ、私だって、WBCで初めて、「イムさん、すてき・・・」と気がついたのだが、他のみんなも「遠くのイチローよりも、近くのイムさん」ってことに気がついてしまったらしい。たしかに、シーズン入ってから好調というか、ハラハラドキドキさせながら(けっこう微妙に劇場やる)セーブポイントを稼いでいて、今んとこ防御率ゼロですし。

 うん、でも、「イムって、イチローに打たれた韓国の人でしょ?」程度な人でも、一度、生イムさんを観たら「とりあえず、サイン貰っておこ」な気持ちになるのは大変理解できる。

 うちの岩隈さんが韓国メディアから取材を受けて「うわ、なんかバッシングされるの?」と警戒したらしいが、韓国では、岩隈さんのイケメン度にやられたファンがけっこういたらしく、好意的な取材だったらしい。

 この人種は、「見た目の美しさ」だけで判断するので、敵味方関係ないというのも・・・・それでいいのか悪いのかもよくわからんが・・・・・

 いやでも、ヨン様ブームんときに思ったのよ。「朝鮮人差別する時代が終わったな」と。
 今じゃ、フランス人より韓国人だろう。フランス人俳優って言ったら、アラン・ドロンの後が誰かって感じだけど、韓国人イケメンだったら、そりゃもう。

 またまた途中経過です。あれ、西武負けたの?グラマンなにやったの?横浜はなんとか逃げ切ったみたいですって、ロッテ×楽天が9時を回った時点で、まだ5回までしか消化してないんですけど。
5月7日(木)

 どーしちゃったんですか、この天気?
 雲の動き観てても、関東地方に呪いがかかったかのように、ずっと雲が渦巻いて動かないんですけど・・・・
 天気予報が連敗中って感じです。

 一番気の毒だったのが、ヤクルトさん。
 昨日、一昨日と連休中にドル箱の阪神戦で「今年初めて指定席が売り切れたぜ、ベイベー」(こっそりとキヨシローへの追悼をの意を混ぜておく)だったらしいのだが、雨で台無しだった。

 そういうとき、思わずソロバンじゃなくて電卓を叩いてしまう私であった。「えーと、神宮のキャパは知らんが、平日よりもGWのほうが1万人余計に集客するとして(西武ドームなんて、普段の週末には2万人いけば混んでるほうなのに、連日3万人以上入ってた)、その1万人が平均して、2000円のチケットを買うとして、2000万円の損害が二日分で4000万円ですか・・・・」
 電卓叩くほどの計算でもないが、私の癖でこの計算はかなり少なく見積もっているので、実際の損害はこの倍近くあるのかもしれない。ご愁傷様でした

 まあ、去年の終盤もセ・リーグは神宮とハマスタの試合ばかりが残っていたからなあ。そういうもんなのかも。

 今日はさすがに小雨の中でも強行しているようです。お客さんも大変だ。

 ドーム球場はたしかに味気ないけど、やっぱ雨に強いというのは魅力的ですよね。
 それに、札幌ドームや福岡ドームは、東京ドームほど閉塞感無いというのもわかりましたし。遠征する身になれば、そりゃ「悪天候で飛行機が・・・・試合に間に合わないかも」という心配はありましたが、せっかく行っても試合中止でショボーンということもないからなあ。

 さて、昨日、一昨日と出勤したら(有給温存中)仕事捗っちゃって、今日は暇だった。
 でも、怪我で休養中のCさんから回ってくる仕事が滞ってるんだけど。
 明日はちょっと顔を出してくれるらしいので、そしたら、できるだけ手伝えるように調整してるとも言える。

 まあ、でも、ぶっちゃけ最近、かなり仕事は暇になった。
 でも、過去も何度かこういうことあったしな。
 入社して、2年くらいはほんとに暇だった。その間に会計ソフトをイジり倒したので、いつのまにか最高の権威になったっけ(笑)

 で、次に暇になったのは、ハイジとクララが順調に育ったとき。
 「あはは、やっと左団扇だ」とふんぞり返っていたら、クララは諸般の事情で退職しちゃうし、ハイジは親会社に引き抜かれてしまい、その後すぐに退職しちゃったので、また一からやり直しでトホホだったときに、社長が亡くなったりして、通常の仕事以外のことも多くなり、トホホ状態に陥ったが、今ではエビワカちゃんがほとんど私がやってた面倒な仕事をやってくれてるし、マスオさんも立派になって「えーと、私は何をすればいいんでしょう?」状態である。

 でも、こういうときこそ、自分の幅を広げるチャンスだ。
 今日も他部署の若手男子社員から「電話の着信音量を大きくしたいんですが、どうすればいいでしょう?」っていう質問があった。

 エビワカちゃんが受けたのだが、「どーすればいいんでしょ?」と私に投げられたんだが、ええと、確か、なんか操作方法があったんだけど、自分ではあんま使わないので忘れたけど、でも、絶対に普通にできるはず。

 でも、操作マニュアルを発見できなかったので、ネットで調べた。今はだいたいの機器の操作マニュアルはネットに上がっているのである。電話機メーカーのページに行って、「ええと、機種番号ってどれ?」と電話機を裏返して調べ、PDFのマニュアルに到着。なんてこたーない、着信音が鳴ってる途中でボリューム・ボタンを押せばいいだけだった。そうでした。思い出しました。

 てゆーか、私みたいなオバサンでも調べるのに5分くらいだった。若手男子社員も自分で調べりゃいいのに・・・・まあ、「とりあえず総務に聞いてみるか」ってことだったのかもしれないけど、総務は子供相談室ではないのだが・・・・

 てゆーか、ここら辺が「亀の甲より年の功」なのか、私は「電話機の受信音量なんて、各自でカスタマイズできるはず」と思ったので、自分で調べてみたが、「どーしたらいいんでしょうか?」って聞いてきた若者は、IP電話システムを統括するシステム担当者に依頼しないとなんともならないのか?って聞いてきたので「ええ?そんなわけないでしょ?」

 ここらへんが「バカの壁」というのか、世の中の8割?いや、もっと多いのかもしれないが、「自分にはよくわからないこと」=「専門的なこと」って即座に壁を作って、なにか不具合が起きると、すぐに専門の人に頼ろうとする。

 でも、たとえば、パソコンの不具合があって、システム担当部署に「なんか変なんですけどー」って泣きついても、専門家のやることは、まず再起動だったりする。

 先日、エビワカちゃんのマシンが不調で、「ああん、どーしちゃったんだろ?」と嘆いていたので「どうしたの?」と膝を寄せてみると「ええと、こういう場合は、まず再起動ですよね?」と言っていたので、「おお、大人になったなあ」と感慨深かった。そして、再起動したらなんだかわからなんが元に戻った。

 3回再起動してもダメで、システムの人にご足労願って「再起動3回やりました」って言っても、システムの人はまた再起動するのだが、でも「専門家だって、まず再起動する」ってことを学習するだけマシであろう。
 それで運良く治れば、システムの人の負担を減らすわけだし。
 それに、どーゆー仕組みだか、さっぱりわからなくても「この程度なら自分でなんとかなる」っていうのは自分の自信になるし。

 大したことじゃないけど、フロアにあるコピー機がジャムっても、自力でなんとかできると、達成感があるし、他の人がジャムってパニクっているときに「ああ、こういうときは、ここが怪しいです」って解決してあげると、自分がすごーく仕事できる人みたいな気がしてすごーく楽しいのですが、そういう過程を全く踏まない人もけっこういるみたいです。「これは自分にはさっぱりわからない。プロの仕事だ」ってすぐに判断するみたい。

 どっちがいいかって話でもないですけどね。
 うちのママンなんかは、さすがに我が母で、「自分にできることだったら、できるだけやってみたい」という人で、台所の換気扇の位置を変更するのまで自力でやっていた。換気扇の場所を切るのって、シロート仕事なのか?と思ったが「ホームセンターで電動ノコギリ貸してくれたの」ってええええ?

 前の会社の女性上司(母と同じ年だった)は、「家のメンテはプロにお任せ」という人で「多少、金がかかっても時間には替えられない。金はそれなりにあるし」と割り切った人で「ちゃんと仕事してくれるのなら、ちゃんと金は払う。変に値切らなければ、その業者は次も喜んでちゃんと仕事してくれる」と言っていた。

 どっちもアリでしょう。
 専業主婦だから暇を持て余して、プロの仕事にまで挑戦してしまう我が母と「プロの仕事はプロにお願いする。金は惜しまない」っていう上司と。

 最悪なのはたぶん、自分では何もせずに、プロに仕事をお願いしているのに「ええ?この修理って有料なの?」とかゴネてる人だろう。
 時間と手間がかかっても、自分でやろうとするか、時間と手間を金で解決するか、どっちかだろうと思う。

 そんで、会社での諸々の不具合でも、自分が暇だったら「自分の勉強のため、ちょっと自己解決を目指してみるか」と聴けば5分で済むことを2時間くらいかけて解決するのもアリだと思うし、そんな余裕がなければ、すぐに専門家を呼んで解決するのもよしで、要するに正解なんて無いわけで、正解がないから、人生楽しいのであって、「こういう場合、どーすればいいんですか?」って私が知るわけないだろう。好きにしてください。
5月6日(水)

 うおおおお、長谷部で勝った!

 ごめん。土下座する。まさか長谷部が今期2勝も(笑)するなんて全然予想してませんでした。いや、それは言い過ぎか「夏前に2勝もするなんて(笑)」に言い換えておきます。

 昨日の井坂といい大誤算である。

 会社でそこそこ野球ファンの人たちに、「楽天、絶好調じゃないですか」って言われても「いやあ、4月持てばいいほうだと」って本気で言っていたのに・・・・

 そりゃ、「隣の芝生は・・・」な視点の人たちは「岩隈とマー君がいるじゃないですか」って言うけど、他が問題だったんですよ。てゆーか、岩隈もなんか普通にグダグダだし、完投できないから勝ち消されるのがパターン化しそうだったし。後ろで信頼できる川岸は早々にぶっ壊れたし、頑張ってたアリメも疲労からか不調になり、もはや半袖頼みな今日この頃。

 永井は、なんとか10勝くらいいけそうな気がしてきたが、谷間は長谷部と朝井に・・・・って朝井がほんとダメで・・・・・

 と思っていたら、なんかマー君が1人で覚醒してて、「ああ、やっぱし長谷部がそばにいると違うみたいだ(という友人説)。だから長谷部はイニングイーターでいいから試合を消化して、3回に1回くらいうっかり勝ってくれればいいから。いや、5回に1回でも去年の一場よりマシ」と思っていたら、マー君が離脱して「えええ?9連戦なのに?」

 そしたら、2軍エースの川井が「谷間」を1人で背負ってくれたようで、井坂や長谷部のときに野手が「今日はなんだかテンポがいいな」と勘違いしたのか、妙に援護がつきました。

 マー君が復帰しても、このまま川井をローテに混ぜておかない?

 私が「1軍ローテが足らないから、長谷部が入ってるけど、もう絶対無理」と思った根拠は、3月に2軍のオープン戦観たときの印象が強かったからである。
 試合には出ていなかったが、試合後のミーティングをスタンドから見下ろしていたときに、ふと山崎(2軍調整中であった。長い調整は4月まで続いた。一軍の公式戦で・・・・)の背後に隠れている小柄な人が目に入ったのである。

 そのあまりにも地味でフツーな雰囲気に、本気で「あれ?通訳の人かな?」と思った。

 でも、通訳が必要な人が見当たらなかったので、「誰?」と凝視してみたら「うわ、長谷部が地味にいる!」と隣にいる友人に言うと「どこどこ?」「山崎の後ろにいる小さい子」「・・・・・・・あ、ほんとだ」

 沖縄でのキャンプを終えたばかりで、みんな真っ黒に日焼けしている中、なーんか青白い顔してたんですよ。
 「これはしばらく2軍で調整だな」と確信したのだが、青山や片山が怪我で離脱していたので、無理矢理上げたっぽかった。

 ノムさんも、長谷部が負けているときには「なーんだか青白い顔してるし」とか言っていたような気がする。

 高校生だって、もっとムサいと思うのに、2軍の中でもひときわ中学生みたいだった長谷部が、一軍の試合で好投できるとは全く思わなかったので「朝井もダメだけど、長谷部もダメ。裏ローテに全く期待できない上に、2軍も投手不足」と断言していたのよ。打線が不思議と繋がるから、意外と頑張っていた4月だったが・・・・

 まあ、今日は西口が崩れてくれたのも大きいが、西口は前回もあんなだった。

 西口×大隣のグダグダ試合をフィールドシートで観たけど、大隣君は今日やっと初勝利したらしい。

 うちの長谷部もけっこうヤバかったが、そこそこんときの西武の石井みたいな「毎回ランナー背負うけど、なんだか不思議とのらりくらり抑えている」ってかんじで、なんとか逃げ切ったみたいで、長谷部はこういう投手なんだろうな。生・観戦するのには、面白い投手だろう。

 まだ長谷部の投球を観たことがないのだが、いいときの長谷部がマリスタで勝利あげる試合って、観てみたよーな?・・・・・(てゆーか、長谷部先発のマリスタに行く勇気が私には今のところ全然ない)

 しかし、西武に勝ち越したのはいいが、代償もデカかった。高須殿下が重度の捻挫で離脱確実。鉄平に潰されるという悪夢であった。高須の復帰は当分ないであろう。
 ウッチーや小坂にとってはチャンスではあるのだが・・・・・


5月5日(火)

 井坂がまさかの初勝利!

 私も土下座しておいたほうがいいかしら(笑)

 でも、運も良かったよな。
 西武はハムとの怒濤の三連続延長戦でかなり疲労していただろうけど、昨日の岸では絶対に負けられなかったから、けっこう気が張っていただろうけど、今日は二軍でも成績上げてない「苦渋の先発」だったわけだから、かなり油断したに違いない。

 あと、井坂が好投したというよりは、石井が不調すぎだ。前回の登板では「やっと調子あげてきたな」と思っていたのだが、まだ不安定なのね。

 しっかし、高須がホームラン打つし、不調だったはずのセギまでホームランだったし、西武ドームに詰めかけた楽天ファンの皆様も(なぜか、関東では西武ドームが一番多いらしい。それにGWだったから高速代1000円で勢いづいた遠征組が多かったと思われる)大盛り上がりだったでしょう。私も会社でニッカン・スコア速報見ながら、すげー盛り上がっていたもん。

 しかし、これでは昨日、ボロボロだった川井の立場ねーよな、と思っていたが、番記者さんがちゃんと取り上げてました
 もらい泣きしそーではないか。

●泣ける話

 最近のトレンドは「泣ける」ですよね、たぶん。
 私もテレビで動物モノや子供の難病モノなどで泣くのは大好きです。

 しかし、最近、うちの部署で「泣け本」がちょっとしたブームで・・・・

 最初はH氏が「これは泣けました」と、大人しい彼にしては珍しくアピールして回覧に回した本だった。正式な題名忘れたが、「ねずみーランドのいい話」とかいうやつ。ベストセラーランキングにも挙ったらしいし、盗作疑惑にもなったらしいのでご存知の人も多いと思う。

 はて?この話、日記に書くのは初めてだったっけ?
 なんか、リアル友人たちには、片っ端から愚痴ったので自分にとってはもう古い話題なのだが、「楽天の2軍エース、乾いた菓子のちょっと泣ける話」で思い出しただけだ。

 川井が番記者に「いやあ。宿舎の部屋で泣いちゃいました」って言ったところで、この話で泣けるのは多く見積もっても、日本で3000人くらいでしょう。このセリフで泣くためには、楽天の2軍の試合でいつも割り切った風情で投げていた川井のことを観たことがないとね。

 さて、「ねずみーランドのいい話」であるが、私にも回ってきて、あんま読みたくなかったというか、そもそも私は、川井の存在を知らない楽天ファン(たくさんいると思う)くらい、ねずみーランドのことをよー知らんのである。

 しかし、みんなが「泣ける」と言うので、みなさんの泣ける基準というのを確認したくなり、渋々読んでみた。そーいや、その昔「世界の中心で愛を叫ぶ」を読んで・・・・・最後までなんとか読んで「えええ?どこが泣くところなの?」と大変憤慨したのを思い出したが、ともかく、一緒に働く職場のみなさんが「泣ける」というので、「ほんとーか?」と半信半疑で読んでみたのだ。

 たしかに、泣けるわ。
 1歳で死んだ我が子と一緒に行きたかった、ねずみーランドのレストランで、いない我が子の分までお子様ランチをオーダーしたら「お子様向けですので」ってマニュアル通りに言われたが、事情を説明したら、三人連れとして演出してもらって「ねずみーランドってすばらしい!」

 いや、私がその辺のファミレスのウエイトレスでも、その事情説明されたら、そのくらいやるよ。子供用の椅子まで出す勇気はないが、とりあえずお子様ランチのオーダーは通す。

 その次のエピソードが、幼い子供がキャラクターに会って貰ったサイン帳を紛失したのだが、当日では見つからず、翌日また確認しに来たら、サイン帳は出てこなかったのだが、気を聞かせたスタッフがキャラクターのサインをコンプリートしたのを用意していてくれて「ねずみーランドってすばらしい!」

 そもそも、私には、着ぐるみのサインを集める気持ちがわからない。
 いや、サイン集めを否定するつもりはないが、サインって書いてもらうときが至福のときであって、ですから本でも、著者にサイン貰うときには楽しいが、「サイン入り」を貰ってもあんまし・・・・

 私はあんまサイン集める趣味はないが、先日の小林繁コーチにサインの列を作る人を遠目で眺めながら「うーん、あの至近距離に立つためには、私もサイン貰う勇気がないといけないのか?」って思いました。

 サイン厨のみなさんだって、コンプリート済のサイン帳なんていらんだろう。自分で足を使ってかき集めたからこそ価値があるのだろう。
 そーいや、今年、中日の藤井という選手が妙に活躍しているのでウィキペディアで「誰?」と調べてみたら「2006年の春季キャンプで、ファンから「君の名前はわからないけど、とりあえず、全員分のサインがほしいからサインして」と、言われたことがある。」というエピソードが載っていて、これはたぶん、注目されてない選手の誰もが経験することかもしれないと、泣けた。

 まあでも、子供が喜ぶんだったら、「キャストがコンプリートしたサイン帳でもいいか」と思っていたら、「実は我が子は脳腫瘍で余命・・・・・」

 せっかくの「そこそこいい話」が脳腫瘍で台無しじゃん?

 脳腫瘍とか白血病とか禁じてだろう。
 しかし「余命わずかの我が子が最後に幸せな思いをして、ねずみーランドってすばらしい!」

 読む前からヤな予感はしていたのだ。
 なんか、ねずみーランドって「一家無理心中する直前に選ばれる場所」ってイメージが私にはあった。
 なので、そこで「泣ける話」って言ったら、死んだ人や死に損ないがゾンビのようにハイタッチ待ってるような予感がしたのである。

 そのことをエビワカちゃんに言ってみたら「えええ?そんなに自殺する人多いんですか?」って、それほど多くないというか、ある程度、報道規制もしてるんだろうけど、ときどきニュースになりまっせ?

 というわけで、その本、途中でギブアップしてしまいました。「難病の我が子が最後に楽しい時間を過ごせて・・・・」っていうのがもうダメ。
 さらに、それほどでもない苦難に見舞われた客が、「それは自己責任だろうフツー」なことを手厚いサービスで、ええと、ダンボに乗るときに破れた上着を弁償してくれた、だとか、どこで落としたかわからない結婚指輪が見つかって、それはダイバーが河に潜って発見しただとか(ほんとかよ)、そりゃ、「ねずみーランドはすばらしい」のかもしれんが、ずっと前から口を酸っぱくして言っているが、ねずみ王国がそういうサービスを当たり前のようにやるから、フジロックとかで「係員がなってない」っていうクレームが「あんた、何様?」ってことになるのである。

 つーか、私は本気で「ねずみーランドってすばらしい」と「偉大なる将軍様」の区別がつかんのだ。
 なので、この「ねずみーランドのいい話」を読んでも、それなりに泣けないこともないが、たぶん、「北朝鮮のいい話」を読んでも、幼い子供が飢死しても、将軍様が声をかけてなぐさめてくださいました、っていうエピソード読んでうっかり泣いてしまうのと同じ程度に泣けたとしかいいようがない。

 でも、会社で「うう、これって泣けるというよりも、ネズミの自慢話にちょっと・・・」と本当のことを言ってみると「自慢の部分は読み飛ばしたほうがいいですよ」と言われたが・・・・そこを読み飛ばしても、そもそも本文が投稿なのか、スタッフの記述なのか、視点が曖昧な、「よく書けてない文章」で、それなりに本格派な私は「これって、何を元に構成してるのかなあ?2ちゃんの書き込みっぽいのだが」と思っていたが、やっぱそういう疑惑だったんですね。

 つーか、ネットの書き込みならこの程度でもけっこう泣けるんだが・・・・書籍になってしまうと私のハードルは高い。こんなもん読んでる暇があったら、「ごんぎつね」を百回読む。

 そして、百回泣く。

 しかし、世間は甘くなかった「ええと、ごめん、私、ねずみーランド、よくわからなくて」と遠回しに否定してみたのだが、そしたらエビワカちゃんが、「じゃあ、これはどうですか?」って今度は「99のなみだ」という泣ける話の短編集を貸してくれた。

 こっちはさらに泣けない(泣)

 難病で余命わずかな子供を見守るシングルマザーとか、もう設定がベタすぎで泣けない。
 つーか、このドシロート文章で泣くの悔しいし。いや、こういうエピソーソが深夜放送で読み上げられていたら、それなりにグっとくるのかもしれないが、思春期故の父とのやりとりが嫁入り前にどーのこーのとか、フジテレビの日曜午後のドキュメンタリーでやっていたら、それなりに泣けるのかもしれんが、文章で読むのキツいっす。

 もう「いい話」とか「泣ける話」はいいっす。

 40歳すぎて、今さらながら、はっきりわかった。

 私は読書においては、「悪い話」を求めているのだ!

 なんせ、ここ最近で一番面白かった小説は「ゴーレム100」だもんね。

 「ねずみーランドのいい話」だったら、せめて、ねずみ親分の中の人が(中の人なんかいない!)、昨日の夜にちょっとムシャクシャすることがあり、「今日はニコニコと寄ってくる人をうっかり殺しそうだ」と思っていたのだが、思ったよりも、ムシャクシャしてなかったらしく、三人殺したあたりで気が済んでラッキー。でもやっぱ死刑かな、アハハ。でも「ねずみ親分に殺られて幸せでした」とかいう客がいたから、なぜか情状酌量で、無期懲役でなんとか社会復帰して、次こそジェノサイドを目指すと,模範囚やってたら、なぜか鳥の権威になり・・・・・

 感動するかもしれないけど、それでは泣けないな。

 そんな私でも、もしも、川井にまだ先発のチャンスが与えられ、完投完封勝利とかしたら、マジ号泣すると思うので、川井さん、頑張ってください。(いろいろドラマを産むらしいので、マー君には正直、3ヶ月くらい引っ込んでいてほしいところだ)

●CM

 すき家の店頭に岩隈さんの写真が掲載されてるので「きゃは?」と恥ずかしくて遠巻きにしてしまいましたが、昨日はやっとCMも観ました。
 やっつけ仕事なだけに地味な出来映え。
 世間一般には、岩隈さんだとわかってもらえただろうか?

 食べてるシーンで歯茎を隠すと笑顔が地味になってしまうが、さすが、CMスタッフは無難にまとめたようで、無難すぎだ。

 岩隈さんのCM起用が「パ・リーグだと、マー君、ダルに続いての快挙」だったのだが、実は地味にナカジも起用されてたのよ。

 でも、「アンダーアーマー」のCMだったんで「スポーツ専門チャンネルでしか、やらんかね?」と思っていたのだが、ソフトボールの上野バージョンはフジテレビで観たので「やっぱ、地上波だと上野か・・・・」と思っていたのだが、昨日の、巨人・阪神戦でまさかのナカジ・バージョン!

 あのCMもわかってる人以外、ナカジだってわからないかもしれないが・・・・

 そしたら、今朝もフジテレビでナカジ・バージョン流れてました。
 CMの出来としては、「すき家」よりも「アンダーアーマー」なので、けっこう嬉しい。ナカジの脇腹のお肉具合が通向けですし(笑)

 あのCM、ですからナカジの脇腹が見所ですが、上野のぴちぴち状態なので、一時期は妙に盛り上げっていて、ってゆーか、あんときはなんで盛りあがってるのか私は知らなかったんだけど、「ナカジはいいから、上野とケッコンしろ」とか、強引にカップル成立されてるのかわけわからんかったけど、あのCMの存在がわかって「なるほど」というか、男子は上野のバディに幻惑されすぎだ(笑)
5月4日(月)

 三連休最終日。
 ほんとは、新型インフルエンザも流行りそうだし、生きているうちに親の顔を見に(もしくは顔を見せに)行っておこうかと思ったのだが、それよりも「この部屋の惨状のままでは死ねない」と思って、掃除に励むことにした。

 ただでさえ、しょーもない状態だったのに、多忙な4月だったので、さらにしょーもないことになっていた。
 なので、ちんたらと掃除しても、全然成果が見えないのでヤル気を失う→いや、だからこの部屋じゃ死んでも死にきれないじゃん?→重い腰を上げて、また渋々掃除を始める→やっと雑誌をまとめてリサイクル回収日に出すけど、部屋の見栄えは変わらず→ヤル気を失いビール飲んで寝る→だから、これでうっかりインフルエンザにかかって、保健所の職員が私を回収しに来てくれてもドア開けるの辛いじゃん?→重い腰を上げて、また渋々掃除を始める→NHKでロッテ×ハムやっていたのだが、とってもグダグダな試合で、掃除する気なくなる。

 いやー、出る投手、みんな制球定まらずボコボコに打たれるという素晴らしい試合でしたね。ロッテは今シーズン、ずっとこんな感じなんだろうけど、ハムは昨日までの延長三連戦がダイレクトに影響していたようだ。もう中継ぎ陣限界ですって。

 まあ、楽天のほうは「西武が岸なのに、こっちが川井じゃ・・・・」だったんですが、やっぱしの結果でした。
 でも川井は5失点だったが、ロッテの先発の大嶺君なんて8失点だったんですぜ?それでも味方が打って、ハムの先発・多田野を引きずり降ろして、地道に追加点を上げて、最後は3点差まで迫って盛り上げてましたぜ?

 岸もけっこうグダグダだったので(最近、いつもあんな感じみたいだが)もっと得点できたはずなので、川井を責めてもしょーがないだろう。継投した朝井が好投したらしいが、朝井は負け試合ではなぜか好投するんだっちゅーに。

 さて、NHKでロッテ戦を鑑賞していたのは「貴重な地上波でのパ・リーグの試合」ってこともあったが、ロッテの酷い応援が今年も継続しているのか確認したかったのだ。

 札ドのハムファンの応援に、イライラしている人も多いらしいが、ですからアレは、野球の試合とジャニーズのコンサートの区別できてないだけで、私は「びっくりするほど癒し系」って思うだけで、気に触らないのであるが、マリサポはねー

 温和で鈍感な私を去年あれだけ「こいつら氏ね!」と心の底からイライラさせたのである。

 テレビで見る限りでは、前半は大差で負けていることもあり、わりかし普通だったのだが、追い上げてきた後半になると、やはり、相手ピッチャーが投球フォームに入ると「ぶほ♪」と鳴りもの鳴らしたりするので、ほんと最低であった。
 相手投手の投球がボールになると大拍手がわきおこるし。

 選手は集中してやっているので、あんま気にしてないのかもしれないが、客はそこまで集中していないので、ほんとムカつくのである。

 マリサポのあの確信犯的な「サポーターは10人目の選手」的な応援スタイルというか、相手を潰そうとする応援スタイルに比べれば、稲葉ジャンプなんて可愛いもんだ。

 やっぱし、今年はよほどのことがないかぎり、マリスタには行かないことにした。
5月3日(日)

 楽天また勝った・・・・
 オリに三連勝・・・・
 つーか、一昨日は山本を12失点完投の晒し投げだったし、昨日は小松で打撃練習させていただいたので「今日は岸田だし、せめて完封負けヤメれ」ってムードだったのだ。

 8回まで岸田が投げていて、1−2でオリが勝っていたのだが、岸田は7回に無失点で抑えたけど3安打浴びてたし、8回の先頭打者に四球出して、楽天のバント失敗があったけど、次の草野にヒット打たれたし、球数も120くらい行っていたので、1死1・2塁の場面でオリの守護神・大加藤様が登場したのである。

 ああ、もう今は「加藤大」って表記じゃないのね。少し前までは加藤が2人いたので「加藤大」だったのだが、今はフツーに「加藤」でいいらしい。山本昌みたいに、山本が1人だけになっても、わざわざ登録名でその表記を残す人もいるけど。

 そんで、敵の守護神登場で、うちのバッターは山崎さんでしたから、当然のことながら、こっちは「あーあ、ゲッツーで終わりか。さっきも三安打無失点だったし、今日は負け、負け」というムードだったのに、岸田を捉えることができなった鬱憤が爆発したのか、ゾンビ打線が急に蘇り、あっという間に5ー1。
 そんで、さっきも凡打で、最近ほんと打撃不調でエラーも多くて「2軍落ちじゃ」とボコボコに非難されてたリックさん登場。

 3ランホームランで、8-1。

 私はラジオで札ドの公×猫の中継を聴いていたのだが、他球場の途中経過を読み上げるアナウンサーが「仙台Kスタでは・・・・楽天が8回裏に・・・・・7点?」と言葉を失っていたくらい。

 まあ、9回に登板したアリメの調子が悪くて、2点得点されたのだが、なんとか逃げ切ったらしい。しかも、好走塁した小坂がヒロインで、リックと山崎に挟まれて「宇宙人祭り」になっていたが・・・・
 (小柄な選手が間に入ると、まさに拉致された宇宙人状態になる。楽天には小柄な選手が多いので、これを楽しみにしているファンはけっこう多いようだ)

 さて、ラジオで札幌ドームの試合を聴いていたのだが、このカードは昨日も一昨日も延長戦だったのだが、今日もそうなりそうだった。ふふふ、次は西武と対戦するので、できるだけ消耗してほしい。そのくらいハンデいただいても、うちの先発予定は、川井・井坂・長谷部なんよ。川井(2軍のエース)と長谷部(先日やっとプロ初先発勝利)はともかく、井坂って2軍でもまだやっとってレベルらしいので、マー君の故障でしょーがないから上げたけど、いきなり西武打線相手ってのもキツすぎる。

 せめて、相手の先発を早いうちに降板させて、グダグダ中継ぎを狙いたいのだが(バカ試合狙い)、沼者だけは、うちの小山と似たような「なんで、こいつだけ絶好調?」な状態であるからして、札幌で消費しておいていただかないと。

 うら、やっぱし、大沼さん、3イニングも投げてるし。酷使されてるなあ。

 ラジオ中継聴きながら「ねこせん」と「ハムせん」を交互に眺めつつ、緊迫する延長戦を他人事として楽しんでいたのですが、テレビ中継で観ている皆様も、札ドの客の雰囲気は謎らしい。
 現地でも思ったけど、札ドの客はファールに反応しすぎだった。
 味方打線がファール打つと「あーーーー・・・・」って溜め息ついたりして、わけわかんなかった。で、さらに平凡な外野フライでも「ぎゃーーーー」とか騒ぎすぎだった。

 確かに、友人が言っていたように「この人たち、野球知らないの?」っていうのも、その通りなんだろうけど、なにか、そういうのを超越した別のスポーツみたいな雰囲気で、あれは他の球場では味わえない不思議さで面白かった。

 さらに、実況板で「こいつら、キモい」と言われているのが、「拍手」であった。
 あれも現地で観てたら「なにこれ?」と思った。

 味方投手がピンチを迎えているときに、客席から拍手が巻き起こるのである。
 「え?どっちの応援してるの?」と思ったが、友人が「これ、札ド名物らしく、味方投手の応援してるつもりらしいんだよね」

 へーーーー
 プロ野球応援の暗黙のルールとして、外野の鳴りモノ応援というか組織的な応援は、味方の打撃のときってことになっているが、投手がピンチを迎えているときに、一瞬だけ守備チームの応援団が代打が出るタイミングなどを見計らって、投手の応援をするときがあるけど、拍手するのは初めて観た。

 つーか、先日、巨人からトレード移籍した林が今期初登板のときにも拍手していたらしく、実況板では「林は拍手にまだ慣れてないからヤメれ」とか言われていた。たしかに、あの拍手の意味を知らないとノースリーとかになった場面で拍手されても、それを「暖かい励まし」ではなく「穏やかだけど、これってブーイングなの?」って思うだろう。

 でも、前にも書いたけど、東京ドームで体感するハムの応援は、だんだん目眩がしてくるのだが、本拠地・札幌ドームではさらに凄いものが体感できるのかと思いきや「はれ?なんか全然、威圧感ない?」と肩透かしだった。

 友人が後で「あんなに野球知らなくて、コンサートノリだったら、勝敗なんてどーでもいいんじゃないの?」とクサしていたくらい。「いや、野球知らないからこそ、勝敗には拘るんでしょーよ」と言ってみたが、そーいや、うちらが観に行ったときにも、延長で負けたのに、ただ「あーあ」ってだけで、殺気が全くなかったもんな。

 ハムの地方番組で、稲葉と金子の対談があり(ゆーつべで)「お客さんが暖かいのはいいけど、若い選手が誤解するから、ダメなときにはダメだって言ってほしい」みたいなこと言っていたけど、でも、なんだかジャニーズのコンサートみたいなノリの札ドは、あれはあのままでいってほしいような気がしなくもないのであった。
5月2日(土)

 マー君、肩の張りで登録抹消になり、それで来週の西武ドームでの火曜か水曜の登板がなくなったので、私も休みを温存する必要なくなり、人並みに今日から三連休とりました・・・・って、全然人並みじゃねーけど。でも、なかなか三連休とれないので、とれるときにとっとかないと。

 昨日は久々に上司と飲みに行きました。
 すっかり酔っぱらったK役員が、「ミヤノさんが、まだ、酔っぱってないうちに聞くけどさあ?」って、あたしもすっかり酔っぱらってますが、外見的には平静を保てる程度だったんだが、「およよ、なんか重大な話の予感」と覚悟して聴いたら、「マスオを経理から外して、Wってのアリだと思う?」

 キターーーーーーーー!

 はっきり言われたことはないが、K役員の構想では、マスオさんをずっと経理に使うつもりはないらしく、前から「後任はなんとなく考えてるんだけど」と言っていたので、たぶん、後任とはW君しかないと思っていたのだ。

 元・銀行員だったが、地方銀行を退職してブラブラしていたのを彼の父親がうちの社長に「うちの息子よろしく」って預けたのである。要するに縁故採用。でも、うちの会社、先代社長の友達の縁故がたくさんいるんだが(笑)

 その当時から「元・銀行員だって、どうする?」「だったら経理じゃね?」という話になっていたが、私は「銀行員だからって帳簿つけられるわけじゃないでしょうし」と意見したし、当時の経理は人員も足りていたので、他の部署に回されて、まあ、そこそこ仕事しているようだった。

 たぶん、ハイジが親会社に出向する際にも後任として名前が挙ったはずだが、W氏本人は経理の仕事を志望していたわけでもなさそうだったので、経理志望だったマスオさんがアゲになったのだが、なんかK役員はマスオさんが経理やるのが気に入らないらしく、ちらちらと「交代させようかな」と酔っぱらったときに発言していたのである。

 しかし、「後任にWはどうよ?」と言われても、彼と一緒に仕事したことないのでよくわからん。でも、イメージ的には経理向きじゃないと思う。
 でも、私がどーこーいう話でもないし「まあ、私は誰が来てもそれなりに育てますよ。大変ですが」と言っておいた。

 K役員は、私が経理のチーフであることも実は不満なのだ。
 彼は100円を節約するタイプだが、私は「1千万円くらいどーってことないでしょ?」と本気で言う大雑把なタイプ。
 私が男子だったら、K氏は「おまえは大雑把すぎる」と説教したいところでしょうけど、うちの会社の男子どもは、K役員にそういう説教されると「わー、すいません」とマジで気にするけど、私は「はあ?そんな10万円や20万円のことでケチケチしてどーするんすか?」ってマジに開き直るので、K氏としてはヤリにくいのだろう。表面的には仲良くしてますけど(笑)

 K氏も私の剛胆さをある程度評価しているフシもあり、先日もK役員が担当する某倉庫の床を修繕することになり、見積もりを持ってきて「これって修繕費?それとも資産?」と相談しに来たので「床がほんとにダメなら修繕費でしょう。実際どうなんですか?」「けっこうボコボコなんで」「だったら修繕費でいきましょう。あの倉庫ももう7年目だし、そろそろお手入れの時期でしょう」と断言したら「じゃ、それでヨロシク」

 そういう時には頼りになる私みたいだが、やっぱしK氏みたいに細かいこと計算しないので、ですからあんま評価されてない。
 昨日飲んでるときでも、TK部長がK氏に説教されていたが、K氏が「おまえは、大雑把すぎるんだよ」とか言われてて、部長が困っていたので、「いや、部長はけっこう細かいです。大雑把なのは私ですから」と助太刀したら、K役員に「だから、オレはミヤノのこと評価しねーんだよ」って言われて苦笑してしまった。

 自分が大雑把なところ、全く改善する気ないですから、だったら細かいことやれる奴を経理に配属しろよ、って思うんですが、マスオさんに替わって、W氏じゃねえ?
 正直、改悪だと思うのですが、K役員がW氏を虐めて楽しいんだったらそれでいいじゃないですか?

 経理なんて誰がやっても同じだと思うので・・・・

 あまりにもちゃんとできてないと問題だけど、そこそこ出来れば、別に経営に影響しないもん。
 経営難を経理のせいにするのは、ダメな経営者ってことだし。

 不況だし、インフルエンザは心配だし、会社の業績予想をネガってみればキリがない。K役員が「そういう場合はどうするか対策立てんか」とTK部長をイジメるので、部長が困って「そーゆー場合って、どうするの?」と私に聞いてきたので、私は真顔で「まず、あの某不採算部門の仕事をバッサリやめて・・・・」とほんとーのこと言ったら、部長は「いや、そーいうんじゃなくて、電気代の節約とか?」って涙目になっていたが、水道光熱費を一生懸命節約したって、せいぜい年間100万円くらいの話だろう。エコ的にはいいかもしれんが。

 雑誌購読を減らすとか、交際費を削減するとか、それなりに数字には出るが、元が小さいのでそれでは会社の危機を救えない。まず、不採算部門をバッサリとリストラでしょう。と、私は思うんだがな・・・・

 さーて、こんなんで大丈夫なんかな、うちの会社、って思いますが、まあ、なんとかなるっしょ。てゆーか、自分は所詮小間使いなので、あんま深く考える気になりません。
 とりあえず、K役員もTK部長も会社の財務を家計みたいに考えるようで、借入金を減らしたいようだが、「銀行から是非借りてくれって言われるうちが花ですから、今のうちプールしておいたほうがいいですよ。多少ダブっていても」って意見してるけど。私の意見が正論だと思うんだけどなあ。ギリギリで回して年間100万円くらいの利息ケチるよりさあ。

 今日はなんと、今年初めてのNHK全国放送での楽天戦中継でした。
 岩隈×小松。WBC侍対決です。

 そーいや、昨日はまた、ダルビッシュ×涌井をやってて「ローテずれないと、ずっとこのままなのか?」と思ったが、でも、毎回、横綱対決みたいで、面白いですけど。(延長でナカジが打って西武が勝った)

 楽天は、去年は小松の勝ち星にとっても貢献したらしいので、「もしかしたら、ダメかも」と楽天ファンの皆様は弱気になっておりましたが、フタを開けてみたら、小松を打撃投手扱いで、2回で7点も上げていた。

 しかし、前回の岩隈登板では、降板後に4点差を逆転されたトラウマから、7点差でも全く安心できなくて、しかもクマの調子最悪で、「これは、7回まで持たない」と思ったんだけど、今日は全試合デーゲームで、他球場では広島×ヤクルトの先発が、ルイス×一場ってwwww

 横浜専用になったのかと思いきや、そーいや、前の試合も横浜の投手は三浦で、「相手のエース格にブツけられる一場」という地位になったようだ。

 ルイスも顔面神経痛から復帰後の初戦なので、どういう状態かわからなかったが、序盤はけっこう接戦になり、なぜか一場がヒット打って、しかも盗塁しただと?

 それで盛り上がっていたので、また違法動画サイトで見ちゃいましたよ。一場がせっかく3塁まで行ったのに、追加点ゼロのヤクルトは猛省すべし。あれでホームに返していれば、後の展開が違ったかもしれない。

 一場の盗塁騒動で、そっちも目が離せなくなり、岩隈さんに集中できないじゃないの!と文句言ってもしょーがないが、岩隈もせっかくの全国放送なのに、ほんとグダグダで、ってゆーか、去年私が2回ほど生観戦したときの岩隈はあんなだった。けっこう打たれてるんだけど、大崩れはしないという、よく言えば「粘りのピッチング」ってやつ。
 しかし、今日はホームラン浴びてるし・・・・左打者に被弾したの一昨年以来なんだってさ。だいたい、去年は三発しか打たれてないんだから。

 それでも小松様のおかげ様で、なんとか逃げ切ることができました。小松もせっかく髪型がさっぱりしたので、頑張ってほしいのだがなあ。
 オリも今年は好調かと思いきや、昨日は中山を晒し投げだったらしいし、先発ローテが苦しいのはどこも一緒か。
 でも、大久保も復帰してきたし、中継ぎ陣はけっこう調子良さそうだった。香月もよかったしなあ、「最初からこいつ出しておけばいいのに」って思ってしまった。(香月は去年は先発もやってなかった?)

 そーいや、ホークスも先発の調子がイマイチですが、中継ぎがなかなかよくて、特に私らが福岡遠征したときに杉内の後に投げていたサイドスローの藤岡っていうのが面白いように三振とっていたが、先日の西武戦でも出てきて、やっぱし好投していた。でも酷使されすぐのような気がするけど・・・
5月1日(金)

 あれ?5月1日って、メイデーじゃなかったっけ?
 インフルエンザ騒動にすっかり影を潜めたのか?最近、こんなもんなのか?

●初めてのフィールドシート

 ですから、3月のWBC狂騒曲で、すっかりナカジ萌えしていた私は、その勢いで西武ドームのフィールドシート買ってしまったのです。4月はキャンペーン期間で2500円と格安だったので。
 そんな割り引きしているの知らなかったので、気がついたときには3塁側(今年から西武ドームは3塁がホーム側)は売り切れていたが、1塁側だとまだ空席があったので、「えーい、ナカジが少しでも近ければなんでもいいが、でも、できたら好きな投手のときがいいし、だったらソフトバンクかにゃ?」と思ったのだが、フタを開けてみれば、「西口×大隣」と実に微妙な先発になりました。

 まあでも、どっちもマシンガン継投になりそうな先発なので、野球を楽しむのにはいいでしょう。

 昨日の4月30日。ゆったり出動したので、席についたのが5時半くらい。「この席じゃ、試合中に飯食ってるのヤバいし」(ファールボールがマジ危険)と、弁当をかっこんだ。

 私は当然、ナカジ弁当、1300円。高いし、2層になってるので実に食べにくかった。友人は「ナカジに会う機会あったら文句言えば?」と言ったが、そういう機会ないのは承知の上で「でも、もしクレームつけても、ナカジはきっと『それ、オレが考えたんやないし・・・』とフツーに素で言うだろう。名目はナカジ・プロデュースになってるがな」

 てゆーか、すでに、ナカジはどーでもよかったんだが、いちおー、WBCであんだけ楽しませてくれた御礼としてケジメをつけたかったのよ。私は移り気だけど、義理堅いのよ。

 で、試合のほうは、立ち上がりの西武の西口が、とっても西口らしくグダグタで、1失点で済んだのが夢みたいってかんじでしたが、その裏の大隣の立ち上がりときたら・・・(ヒョロっとした西口の後だと、「江夏2世」の大隣がほんとドッシリとして見えたんだが・・・ちなみに友人の解説によると「江夏2世と呼ばれる左投手は多いが、ほんとの意味での江夏2世な人は今のこと出ていない」)

 先頭の片岡にヒット打たれて、栗山・中島に四球で、気がつけばノーアウト満塁。これが楽天だったら、無得点フラグであるが、さすが西武は中村の貫禄の満塁ホームランだった。

 ぎょええええ、えぐいと思ったが、他人事であるので、「ぎょえええ、行ったーーーー!」と大喜び。で、2回は両投手とも三凡でサクサク行ったので「これは決まりかな?」と思いきや、3回表に、西口がボカスカ打たれて、あっとう間に逆転された。

 バカ試合になるかも、と思ったが、西口はなんとか6回まで投げたが、ヒットでランナー出したところで、土肥に交代し、無失点で押さえた裏に、今度は大隣がつかまって、同点になったところで水田に交代。

 しかし7回表に、土肥がピンチになり「ううん、押さえられるかなあ?つーか、ここで踏ん張れるような投手なら、横浜が手放してませんし?(笑)」とか言ってたら見事に炎上して3失点。
 あんま点差ついちゃうと、ホークスの守護神、馬原が出てこないじゃん?と心配したが、最後にはちゃんと馬原登場した。
 ブルペンで投げている姿もチェックしたが、馬原さん、ほんとスタイルよくて、見事な足だったわ。

 ええと、途中でもいろいろあったんだけど、とにかく、GGじゃないほうの佐藤が珍しくダメで、打席でもダメだったけど、守備でもミスがあって「佐藤は守備がいつもいいのに・・・」っていうのと、正捕手の細川が怪我で離脱で、タナボタ正捕手の銀二朗が、送りバントすればフライで「送りバントもまともにできんのか」状態だったが、相手が送りバント失敗でフライあげてみたら、捕球に失敗で、後ろにいた行裏悪いニーチャンたちが「おめーは、打っても守っても・・・・」とヤジってました。

 西武はけっこう守備に穴があるので、たまにこういう暗黒な展開になるのだが、そーいや、やっぱしナカジもフツーのナカジで、「上手いショートなら、これはゲッツーにするだろう」あたりを1アウトが精一杯だったし、打撃もイマイチでした。

 替わりに猛打賞だったのが、ホークスの小久保。友人がブツブツと「実は同郷なんで・・・」と言っていた、その小久保が今日のヒロインでした。

 さて、初めてのフィールドシートでしたが、グランドに近い高さなので、グランド全体の動きが把握しにくいけど、スタンド席だと上から見下ろすことになる打球を見上げる目線になるので、「打球、速っ、怖っ」と迫力ありました。
 でも、打球から目を離せないので、けっこう緊張したので、途中でトイレに立ったときに、スタンド席にも座ってみましたが「こっちのほうが、のんびり観るにはいいかも」とも思った。

 でも、1塁が近いので、ランナーと1塁手のやりとりなんかがよく見えて面白かったし、牽制のやりとりも近くで観るとほんと迫力あってさ。

 グダグダな試合だったが、なんとか9時半くらいには終わり、ゆっくりと帰ろうとしていたら、出口のところに大勢の人がいて、丁度、バックスクリーン下の搬入口からグラウンドに入ろうとしていた。
 「そっか、サラリーマンナイトってここから入場するんだ」
 せっかくなので、ゾロゾロ後について、グラウンドに入ってみた。「わー、人工芝の感触・・・けっこう柔らかいのね」

 西武ドームは集客に苦労しているので、こういう企画に熱心なのである。たしかに、他の球場では芝の保護もあるので、こんな無防備に客を入れたりしない。靴のチェックすらしてないから、ハイヒールの女子とかいたんですけど。それに一応「社会人のみ」になってるけど、お子様も混じってました。あんま細かいこと言わないようだ。

 で、外野では自由にキャッチボールできる。
 そして、内野では、球団OBがノックしてくれるのだが、それが現・球団職員の高木大成って贅沢だ。
 そりゃ、行列できるっしょ。高木大成は2年前くらいに引退したんだっけ?わりと若くして引退したから、まだ30代半ばなんだよね。慶応卒のイケメンで、「西武のプリンス」って言われていたくらい。私は現役時代を知らないが「小坂ゾーン」で、城島と並ぶ名脇役でもあるので、それで知っていた。

 「いいなあ」って眺めていたのだが、手前では1塁から2塁への走塁タイムを計測する企画で、走塁コーチ役が、柴田。やっぱし私は現役時代を知らないが、この人の場合は「西武の柴田」と言うよりも「競馬の柴田一族の一員」と言ったほうが、一般的には有名かもしれない。

 柴田コーチがお手本で走塁したのだが、目の前で観ると「やっぱ、速いわ・・・」と感激。まだ32歳なんだもんなあ・・・・2塁から帰ってくる柴田とハイタッチしてしまった(笑)。小ちゃかったけど、これでも騎手になるのにはデカすぎたらしい。
 柴田が3秒2くらいで走っていたが、若い男子でそこそこ運動能力ある人だと、なんとか4秒を切れるようだった。

 当然のことながら、プロとシロートでは歴然と差が出るけど、短い塁間であるからして、初速をどれだけ上げられるかが技術なんだろう。柴田の出だしもスピードスケートのスタートみたいな踏み出しだったしな。

 横で友人が「ああ、この至近距離でウッチーの走塁とか見たいなあ」と呟いていた。楽天の内村の走塁も鉄砲玉というか、豆鉄砲(笑)のように飛び出すのである。

 打撃よりも、走塁の醍醐味に感心がいってしまうと、野球好きとしてはかなり重度であるが(笑)、ホークスは松中さんの走塁が面白かったなあ。大物であるが、基本に忠実っぽい細かい走塁技術が垣間見えていて「仕事きっちり」と好感が持てた。

 あー、そういえば、おかわり君が1塁走者になったときに、エンドランのサインが出たらしく、いきなり目の前でダッシュしたのには、びっくりしたというか、意表をつかれて笑ってしまったが、前に座っていた子供がお父さんに「だから、けっこう足速いんだってば」と必死に解説していたっけ。お父さんも中村のダッシュにびっくりしていたのだろう。ちなみに、中村は高校時代はチームメイトの西岡よりも速かったらしい。

 そういうわけで、サラリーマンナイトも堪能してしまったので、帰りが遅くなってしまい、下北沢に着いたのが12時くらいだったので、「反省会」はしなかったのだが、途中の電車の中で、友人が言ったことにびっくりしてしまった。

 「やっぱ、今年から1塁側だと、なんか違和感あるね」
 「ああ、そうだよね。私はオープン戦でも見たからちょっと慣れたけど、最初は戸惑った」

 なーんて話をしていたのだが、そしたら友人が「西武ファンが旗を振っていたけど、あれって今年から?」

 え?
 去年も、ビシバシ旗振ってたじゃん?って私が言うと「ライオンズ・クラシック企画のときには、なんかやってたような気もするけど、他でもやってたっけ?」

 え?えええええ?
 「いや、私は、ライオンズ応援団のあの青い旗降り応援、大好きでさ、いつも美しいと思ってたというか、西武ドームに行く愉しみの一つだったんだけど?」

 って言ったのだが、友人は「ええ?そうだったっけ?青い風船のことじゃないの?」と言うので「いや、風船の青はあんま好きじゃないんだけど、旗の色はほんとにいい色だったのよ」と言っても、友人は信じてくれない。

 「うーん、相手の応援に感心なかったのかね?」と私が言うと「いや、私はああいうチラチラ動くものに過敏だから、そんなはずはない」と言い張る。
 たしかに、今日の試合でも、西武のホーム側でフラッシュ炊く輩がちらほらいて、私は気がつかなかったのだが、友人がやたら指摘するというか、試合中もそういうマナーの悪い客を双眼鏡でチェックして「なんなの、あの若いギャル2人組はさっきからフラッシュ炊きまくりで」とか怒っているので「いいから、試合観ろ」と思ったけど、そーか、去年の西武のあの青い旗応援は、私が「たぶん、今のプロ野球の応援では一番の美しさではないか?」と絶賛していたこともあり、友人の気に触らなかったので、見逃されていたんだろうね。

 しかし、同じ場所で同じモノを見ているのに、これだけ見ているものが違うっていうのも面白いなあ。

 でも、友人が頑として、青い旗を否定するので、私もちょっと不安になって調べてみましたが、すでに2007年の段階でこんなんでしたよ

 私の記憶は間違ってなかった。たぶん、最初に西武ドームに行った、一昨年の時点で、私はあの青い旗に魅了されていたはずだ。去年もほんと美しかった。でも、友人が、ビジター側内野席でこれ見よがしに旗を振る西武ファンに対して「人としてどーよ」と苛立っていたので、あんま口にしてなかったと思う。

 話がまとまらないけど、去年までは癒し系の青い旗だったので、友人にとって目障りじゃなかったので見落とされていたらしいが、今年からデザインが変更されて、色も濃紺に替わったので、ロッテの白黒旗が目障りなのと同じに、友人の気に触ったので、やっと西武の旗ふり応援が認識されたようだ。

 まあ、人それぞれなんでいいんだけど、友人の「気に触るものばかり気になる」っていう世界観が悪化しているような気がして、さらに心配になってきた。(無職を3年も続けているあたりが、それなりに病気なんではないかと心配しているので)


 
表紙に戻る / 過去の日記を読む