可燃物な日々
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8月1日(金)
フジロックから無事帰ってきました。
ゆっくり温泉に漬かれたのがよかったのか、思ったほど体は痛くないけど、でも、やっぱしさっき家についたら、どーっと眠気が襲ってきた。
丸3日間、ずっとどこかで音楽が流れている「おとぎの国」に浸っていたので、東京駅についたら「ここはどこ?」ってかんじでした。一ヶ月くらい旅行してきたような気分だ。
まあ、ちょっとした海外旅行に行ったくらい散財したしな(笑)
帰りに、湯沢温泉の外れにある、公共の立ち寄り湯に寄ってみたのだが、温泉マニアのサイトでも高い評価を受けていただけあって、この私にも「泉質の良さ」がわかるお湯だった。肌にしっとりとまとわりついてくるようなお湯で、出たあと「あ、肌がモチモチだわ」と感激したのだが、その後、また日焼け止めクリームを塗ったくり、汗だくになりながら東京に帰って、さっき家でシャワーを浴びたのだが、やっぱしまだモチモチ感が残っている。
あんな銭湯が近所にあったら、素肌美人になれそうだ。またフジロックに行くことがあったら、締めはあの温泉で決まり。日焼けした肌の修復が早まりそう。300円でエステ並の効果!(でも、駅から遠いし、広さも普通の銭湯の半分くらいしかなくて、10人も入ったら芋洗い状態ってかんじなのが玉に瑕)
眠いから今日は早く寝よう。明日から仕事かあ(遠い目になる)
7月29日(木)
さて、最終的な荷造り終了。
台風はちんたら移動していて「偏西風はどうした?パーっと東北の方向に飛ばせよ」と激を入れたくなったが、台風情報や天気予報によると、週末の新潟は「晴れ」らしい。
ちょっと心配してたんだけど、さすが強運のTさんが同行である。心強い。
しかし、夕立とかはあるかもしれないし、やはり長靴を持って行ったほうが安心だろうか?
服装も読めないし・・・・最初に行ったときには、とにかく暑くて、去年は夜はけっこう寒かったし、暑かった場合にはやはり着替えもちゃんとしたいし、雨にやられた場合を考えると、替えのズボンくらい持っていたほうがいいだろうし・・・・と、やっているとだんだん荷物がふくらんでいく。
普通の旅行だったら、「まあ、いざとなったら現地で買おう」という手もあるのだが、買い物が自由にできない場所に行くのでついつい荷物が多くなってしまう。&テントもあるし・・・・・さすがにずっとテントで宿泊するわけでもないので、寝袋は断念した。
まあ長靴も去年のフジロック以降使用してないので、現地に持っていくだけ持っていって、捨てて帰ってこようかな。玄関でけっこう邪魔だったし、あまり古くなってもゴムやビニルが腐食してくるし。どうせ1000円で買った安物。
というわけで、遠足前のハイな気分を楽しんでいるのでありました。
明日はできるだけ早く出発して、昼頃に現地について(去年の経験から、越後湯沢までは近いけど、その先のバス待ちで時間をとられることを学習)、テントの場所を確保して、テントを設営してから、4時のルースターズに間に合うようにするという計画。
なんか、一番最初に観るものが「本命」というのも辛いものがある。準備運動している暇なし。
そんで、その後はピクシーズとルー・リードだから、初日の金曜日が一番タイトなのだ。
あとの土日はけっこうどうでもいい。土曜のトリのケミブラと、あとはベルセバが観たいってくらいなお気ラクさ。あと、やっぱ「日曜午前の第二ステージでやる、あぶらだこ」というのも、観たいんだけどなあ。
あとねえ、日曜の夜の11時に、ひっそりとレッド・マーキーで「スティーブ・サラス」というのがあって、まあちょっと観てみたいかな、と思った程度だったんだけど、バーナード・ファウラーがコーラスで参加って、超観たいかも(ある意味、オタクな趣味)
そういうことを言っていると、ビル・ラズウェルも日曜に出るし、佐久間正英も出るんだけど、それの時間が重なってるってゆーのは、どーよ?
しかし、私ら高齢者は、果たして日曜日まで生きているのであろうか?
ところで、4日間家を空けるので、植物には水をたっぷりやっておいて「死んだら死んだで、そういう運命だと思って」と割り切っているのだが(それに「はからめ」はかなり生命力強いので大丈夫だと思う)、アンダーソン君は大丈夫だろうか?
いい機会だから解放しちゃおうかとも思ったが、「まてよ、こいつを目に付くところにおいておくと、防犯効果高いかも」
泥棒さんが、5センチくらいのゴキなんて珍しくもない国の人だったら効果ないと思うけど、日本人の気弱な泥棒さんだったら「この床に転がってるペットボトルはなんだろう?」と覗き込んだ瞬間、「ぎえええ」と逃げてくれるのではないかと思うのですが・・・・
だって、そんなもん飼ってる人の部屋を漁ったら、何出てくるかわからなくて怖いじゃないですか。
あたしが泥棒だったら、ムカデとか蛇とか毛虫飼ってる家には絶対に入らないです。
というわけで、アンダーソン君には我が家の警備をお願いすることにしました。
さあて、忘れ物はないかな〜
とりあえず、金とチケットは入れたし、使い捨てコンタクトがあればなんとかなるか。
ケータイも充電したしな。
昨日、きょうみちゃんが香港から電話くれたけど、電波がイマイチだったんで結局、家電話に掛けなおしてもらって、長電話してしまいました。
結局、ケータイも来るんだかはっきりしないカミちゃんのために準備しているんだけど、ほんとに来るのかね?
あの人の行動はほんとに読めない。
というわけで、どうなるかわかりませんが、月曜日に戻ってくる予定ですので、それまで日記はお休みでごわんす。(←浮かれてるらしい)
7月28日(水)
●早くも育児ノイローゼ気味
「ちゃんと電源いれておけ」と言われたので、言うとおりに電源入れっぱなしにして、ちゃんと持ち歩いているのだが、マナーモードに切り替えたりするのがすでにめんどくさい。
そろそろ餌もやっておかないといけないのだが、それもなんか億劫だ。
世間の人たちは、あちこちでうっとりと我が子を眺めて、幸せそうだが、なんで私は、自分の子がちっとも可愛くないのだろう?
このままだと、せっかく買ったのに、「やっぱ、こんなの持ってくの面倒」と置いていってしまいそうだ。
それに、電源の入った子を背負って(私はリュックで通勤してます)歩いていると、なんか「縛られている」というか、勝手に電波を受信しているというのがどうにも気に入らない。
とうとう私も「お釈迦様の手の中」に囚われてしまったのね。地球の裏側に行っても無駄らしいし。(←そういう契約してないから今のところ大丈夫だけど)
そんで、キンコジがギュギュっと締まって「あわわわ、わかった、わかりました。出ます、出ますってば」とドタバタしたりしなきゃいけないんだ。
昔の人でも、電話が通じて「な〜んか変なかんじ」と思った人がいただろうな。
電話は自分が生まれたときからあるので、違和感ないし、それに電話は地縛霊みたいなもんだから、幽霊屋敷から抜け出せば追っかけてこないけど、携帯はオンブお化けみたいにずっと張り付いてるからなあ。
なんか、やーな感じ。
ま、どーせ、すぐに慣れると思うんだけどね。
今日は、フジロックの荷造り。
台風が接近していて、それがさっさと抜けないようなので、週末にジリジリと居座られる可能性もあるが、雨具は用意するけど、長靴はどうしよう。お呪いで持っていこうかどうしようか。(折り畳み傘を持っていると雨が降らないという、まーひーの法則の応用)
今日、荷造りしてみた感じでは、それほど重くならなかったけど、明日の最終荷造り段階で、多少増える可能性も高い。それにテントも持っていくし、けっこう大変かも。
宿はちゃんと越後湯沢駅付近の温泉旅館をとったので、テントは雨の場合の避難用と、時間が空いた場合の休憩用と、土曜の夜はまたレッドマーキーでクラバーしようと思っているが、去年の経験で「朝までは辛い」とわかったので、朝の5時にバスが動くまでの仮眠用である。
フジロックは、2回参加したことがあるが、どっちも一日券で一泊だけだったので、そんなに準備も必要なかったけど、3日間いるとなると、着替えも用意しないといけないし、けっこうかさばる。天候も、出発前に天気予報を確認しても3日後のことはわかんないしね。
ところで、フジロックに一緒に行くT嬢と事前計画をいろいろメールし合ったが、T嬢は前から「その前の週はオデッセイ(UDO主催のロック・フェス)に行くかも」と言っていたので「あの、暑い中、行ったの?」と聞いたら、
「ジョー・ペリーが、『ハロー・フジ』と言った」
との報告(爆笑)
Tさん、オデッセイで、ザ・フーだけでも相当疲れたみたいで、「フジロックの初日に立ってみるのは、ルースターズだけにしようかな」とか言っている。まあ、フェスの「いいところ」って、ビッグネーム(ピクシーズとかルー・リード)を「寝転がって聴く」ことでもあるしね。
私も、その昔、グラストンベリーでテントの中で昼寝していたら、なんかジャジーな音楽が聴こえてきて、すぐ近くのメーン・ステージでスティングが始まったのであった。
「ああ、スティングかあ、ちょっと観てもいいかも」と思ったが、くたびれきっていたので起き上がることができず「さすがスティングのバンド、ホーン部隊の上手さは凄い!」と思いながら、「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」でのサックスのソロを「すげえ」と聴きながら、半分寝てて、「寝ながら、こんな超一流セッション・ミュージシャンの演奏が聴けるなんて、超贅沢」と感動していたのであった。あれは至福の時であった。ゴビ砂漠にホースで豪快に水撒きしているような無意味な楽しさ。
ああいうところで、SMAPとか観たいね。後ろのほうで寝転がってさー。
すでに心が苗場に飛んでしまっているようです。
ええと、忘れ物はないよなあ。コンタクトの替えは入れたし、あとは日焼け止めクリームがあればなんとかなるか。
なんか旅行の支度していると、無意識から「パスポートと航空券とクレジットカードさえあれば、大丈夫」って指令が沸き起こってくるので、困る。(フジロック会場では、どれも全く役に立たない。たぶん、現金主義)
7月27日(火)
●久々に天体写真に感動
カッシーニが撮影したという、土星の惑星ミマスの写真を見て、
「鬼太郎のおとうさんが、こんなところに!」
と、小躍りしてしまった日本人は多数いたと思われ。
●続・はじめての携帯電話
昨日はまた12時頃に電話が鳴ったので、「うーん、誰じゃ、またS君か?」と思いつつ受話器を上げたら、「カミです〜」
その数時間前、「やっと携帯買ったよ。これでフジロックでも連絡とれるはず」とメールしていたのである。もちろん、パソコンのメールで(笑)。
なぜだか「おめでと〜」と言われる。まるで、仲間内で最後に結婚した女性になった気分だ。仲間の半分はすでに離婚していたりするんだよね。
しかし、「でも、さっき、さっそく電話してみたのに、電源入ってないじゃん」と言われたので「え〜、だって使わないし〜」と言ったら、「受けるのは無料なんだからいいんだよ。ちゃんと電源いれておきなよ」と教育的指導された。
え〜、そんな、付き合ってた彼氏がイスラム教だったから、渋々入信して「一生、豚肉は食えないのか」な〜んてガッカリしている人に向かって「なんでちゃんと毎日、メッカの方向に向かってお祈りしないのだ!」と言ってるような・・・・言われているような・・・・・
「えー、だって、まだカミちゃんとTさんにしか番号教えてないし・・・・それに当分は、番号宣伝する気もないし・・・・」とブツブツ言い訳していたら・・・・・
かみ 「あ、そんで、あたし今、マドリッドにいるんだ」
みやの「へ?」
かみ 「例のクーリエの仕事で」
みやの「あ、そうなんだ」
まあ、彼女は以前にも、早朝電話してきて「今、ロンドンなんだけど、帰るのが明日になっちゃったから、ジュノリアクターのライブに行けないから、替わりに行かない?」と言ってきたこともあったので、そんなに驚くことでもない。
イマドキ、国際電話も珍しくもないし。会社でも海外に出張している人が、ホイホイとかけてくるし。
そんで、「いやあ、いいとこだね、ここ」と初マドリッド(たぶん。前にリスボンに飛んだことはあったみたい。そーいや、先日電話した同じ仕事をしている-----てゆーか、みんな私が紹介したのだが------Mちゃんは「タンジールに行ったよ」と嬉しそうだった)に喜んでいるみたいだったが、「でも、帰国が金曜日の朝で、フジロック行くためにレンタカーの手配もしてあるんだけど、大江慎也(も出るけど、重要なのは「ルースターズ再結成」なのだよ?)に間に合うかなあ、何時からやるんだっけ?(調べとけよ〜〜〜)」
まあ、彼女はいっつもそんな感じなんで「まあ、ピクシーズには間に合うんじゃない?ところで、車で来るんなら駐車券が別に必要なんだよ」と、今度はこっちが教育的指導に回ったのだが、「じゃあ、まあ、フジロックで会えればいいね」「また電話するよ」と普通に電話を切ったのだけれども・・・・・
ちょっと待て、私は彼女のケータイのメールに「携帯買いました。番号はこれです」とメールしたんだけど、つーことは彼女はマドリッドでそれを読んでいるわけだ。そんで、それ見て、ケータイで電話してきたらしい。
携帯も海外でそのまま使えるようになったという噂は聞いていたが、ああ、私の恐れていたことが・・・・・
ずっと恐れていたのだよ。友達に電話して「土曜日、飲みに行かない?」って言うと、「今、パリにいるんだけど、月曜に帰るから土曜日は無理だなあ」「あ、そう」なんていう日が来るのを恐れていたのだよ。
いや、確かにパリにいようと、仙台にいようと、どっちでもいいんだけど、電話して「今、リオデジャネイロなんだけど」とか言われると、がっくしキそう。
うん、でも、確実にそういう時代なんだよね。
でも、わかってはいたんだけど、実際にプライベートでそれをやってみると、ほんとにヒュルルルルルって地球が収縮したような気分だったよ。そんで、私の居場所なんて1ミクロン四方なの。
こうなったら鬼太郎のお父さんも、私に電話してほしい。「ああ、もしもし?今、土星の周りを回っているのじゃが」
「あ、そうですか、ごくろーさまです」 終わり。
なんか楽しそうだけど、なんか悲しい。
そのうち、やっぱしイスカンダルにも気軽に電話できるようになって、スターシャのところに「へへへ、おねーさん、パンツ何色?」なんて電話が殺到するんだ・・・・・泣き。
あ・・・・中島らもが亡くなったんだ(NHKのニュースで知るというのもなんか)・・・・・ちょっと、しんみり。
7月26日(月)
鉄筋アパートの二階の部屋だというのに、今朝も布団から突き上げてくるような蒸し暑さに7時前に目が覚めた。
イメージとしては、私の体が「前線」で、そこに暖気がぶつかって、ぶも〜〜と湿った空気が一気に上昇して・・・・・と、思っていたら、そのイメージ通りにザザザーっと雨が降ってきたので大喜び。
暑さを地面に叩き込むような夕立。(朝だけど)
一気に気温が下がって、月曜の朝の憂鬱を少しだけ和らげてくれました。
昨日は10時ごろには眠くなって床についた、というかへばりついていたのだが、暑くてなかなか寝付けず、テレビをつけっ放しにしていたのだが、そーいや、NHKでやっていた資源ゴミが大量に中国に輸出されているというドキュメンタリーは、なかなか考えさせられた。
少し前までは、古紙やペットボトルはけっこう処理に困っていると報道されていたような気がするが、いつのまにか時代は変わっていたらしい。
そんで、結局、12時過ぎまでテレビつけっ放しで「寝られん」とゴロゴロしていたら、電話が鳴って、またS君で、旅行前の荷造りがどうのこうのとグチグチ言っているので「あたしのフジロックの荷造りのほうがよっぽど大変だ」と反撃したのだが、それでも1時間も「もてない話」を聞いてあげるはめになった。
もー、ただでさえ熱帯夜でうざったいちゅうに、なんで日曜の深夜にそんな話を聞かないといけないのだろうか。おかげで寝不足じゃん。
と、ややお怒りだったのだが、さっき、メールを開けたら、こんな本の紹介メールが入っていて、「ぶはははは」と笑ってしまった。
『俺も女を泣かせてみたい』
いや、失礼。もてない男をバカにしたいわけではないが、なんか絶妙のタイミングでした。買いかな?(笑)。読み終わったらあげるよ、S君。
ちゅーか、笑ってしまったのは宣伝文句の「N先生は若いころ、7人の女性から一度に求愛されたという。 ああ、俺もそんな目に一度でいいから逢ってみたい──。」でした。
そ、そんな白雪姫と7人の小人が実は出来てましたっていうエロ話じゃないんだからさー。
てゆーか、「かぐや姫」じゃん、それ。
だいたい、一度に7人から求愛されても、うれしくないだろーーーーーー。
まあ、うれしいのか・・・・・。
私の経験だと、ホントに女を切らさないような男は、あんましそういう自慢話しないんだよね。
そんで、自分は関係なかったけど、何回か目撃したのは、彼女が出来た男の子が、周囲にいた女友達に「ごめん」って謝ったという「はあ?」な事件。
そんな経験をした女友達がさっそく報告してくれて「あいつ、いったい何を勘違いしてたんだ?」と大騒ぎ。彼はけっこう気立てのいい男の子だったので(笑。逆セクハラっぽい発言)、わりとこっちも普通に友達になっていたので、「も、もしかして、私ら数人が全員、彼のことを好きだったということになっているのでは?」「その可能性はありうる」ということになった。
やはり別の友達だったが、華奢な男っぽくない男の子がいて、女の子たちも皆彼のことが好きだったけど、あるとき女の友達の一人と彼が喧嘩したときに、「君はボクをそうやって非難するけど、べつにいいよ。○ちゃんだって、△ちゃんだって、ミヤノちゃんだって、みんなボクのことが好きなんだから」というような意味のことを言ったらしく、その喧嘩した女の子がずいぶん後になって「あのとき、そんなこと言われたのがけっこうショックでねえ」とこぼしたので「え?そのメンツにあたしも入ってたの?」とびっくりしてしまいました。
彼らの中では「一度に何人もの女性に求愛されていた」ということになっているかもしれないよなあ。
それで、私が学習したのは「いくら親しみ易くても、男の子を女友達のように扱ってはいけない」ということでした。女性3人でご飯を食べようとしたけど「4名だと割引になるらしい」って場合、「あいつが暇そうだし、男にしては話易いし、邪魔にならないから、あいつを誘おう」っていうときに声をかけられ易いタイプの男の子ほど、「ボクはモテてる」と誤解しやすいような気がしました。
まあ、そんなことを書いている私は、「男同士で飯食うのもなんだから、ミヤノに声かけてみよう」って白羽の矢が立つタイプでしたが・・・・・とほほ。
あれ?今日、書こうと思っていたことを忘れてしまったな。
ええと、なんだったっけ?
あ、そうそう、「当選した宝くじを被災地に寄付」というニュースを見て「そっか、今まで寄付ってほとんどしたことがないけど、宝くじを買えば、間接的に寄付したことになるのかもしれない」と自分の都合のいいように考えて、サマージャンボに心が動いている、とか・・・・・まあ、その程度のことか。
元々、「人間が小さい」のには自信があるのだが、ここんとこの猛暑のせいか、ますます縮んで小さくなっているような気がします。
ちなみに、人間の小さい度が上がっているときは、なんだかテレビの画面の小ささが丁度いいようだ。
最近、全然、映画館に行く気分じゃないんだもん。って、そういう基準自体がかなり「小さい」ぞ。
7月25日(日)
あちぃから、また9時には起きた。
暇なので、今日も「暑さとの闘い」に挑む。
で、洗濯や掃除をしながら、ついついフジテレビの27時間テレビを観てしまう。
「笑っていいとも増刊号」のタモリの「初めての携帯電話」の話が、自分とほとんど同じだったので(メールを返信するのに30分かかったとか)苦笑。
●思い出せない
テレフォン・ショッキングに出ていた河村隆一を観て「ああ、こういう人いたな」と思ったのだが、河村隆一って、元々バンドにいたんだよな、たしか。ええと、なんてバンドだったっけ?
ラルクでもないし、グレイでもないけど、なんかそんな感じ・・・・・・
うわー、全然思い出せない!
フジテレビ各局の代表社員がテスト問題で競う企画をずっとやっていたが、最後の方を観ていたら、佐賀テレビの人が最下位で、「はなわ」が出てきて盛り上げていた。
すっかりメジャーになった「はなわ」だけど、私はあまり面白いと思わない。ギター漫談だったら(「はなわ」はベース弾いてるけど)もっと替え歌で面白い人いたじゃん。昔、その彼がワイドショーでネタ風刺のコーナーやっていたときは最高に面白かった。「トリカブト事件」のときに、杉田かおるの曲で「♪鳥よ 鳥よ トリカブト〜」と歌ったときには死ぬほど笑った。
ええと、あれは誰だったっけ?
うわー、全然思い出せない!
結局、とうとう自力では思い出せず、ネットで検索しました。
河村隆一が所属していたバンドは「ルナシー」で、ギターで替え歌やってた芸人は「金谷ヒデユキ」でした。
すっかりテレビでは観なくなってしまったけど、ぜったい「はなわ」よりも面白かったと思うんだよな。
でも、何年か前にライブを観たとき(人気お笑い芸人を集めたオムニバス・ライブ)、あんまし面白くなくて、なんか客に対して攻撃的なかんじだったし、知り合いが下北沢でライブやったときに、金谷も出ていて、「なんで、ここで金谷が?」と思ったのだが、知り合いの出番が終わったらすぐに飲み会会場に移動してしまったので、観ることができなかった。
どうやら、お笑いの道は捨てて、マジメにミュージシャンしているらしい。ふーん。
暑いのに冷房かけずに我慢しているもんだから、頭が適度にボーっとなっていて、もっとシリアスなことも考たりしているし、日記にも書こうとして、実際に半分くらい書いてたりするのだが、すぐにトッ散らかってしまうので、全部削除。
こう暑いと、ちゃんと思考がまとまらないようだ。
イラクだって暑いだろうに、マジメに誘拐に精を出している武装集団ってけっこうエラいのかも。
な〜んて、ボーっとフジテレビを観つづけている私に言われたくねーだろうーな。
でも、フィリピンとかアフリカからの出稼ぎ労働者を誘拐しちゃうあたり、あの人たちも暑さでボーっとしているとしか思えない。
暑さでボーっとしている人は、大人しくボーっとテレビを観ていてほしいものである。
もっとも、私の場合は、暑いとすぐにビールを飲んでしまうので、それで余計なにもヤル気がなくなっているので、暑さよりもビールで頭が濁っているのかもしれない。
三茶の二本立て映画館の先週からののラインナップは「花と蛇」と「ヴァイブレータ」であった。
なんか濃すぎる二本立てに、体感温度が2度上昇。真冬の寒いときに暇だったら、ちょっと観にいったかもしれないけど、こんな暑い日には、やっぱフジテレビ27時間テレビのダラダラさ感のほうが気候には合うようだ。
でも、今更SMAPをああいうふうに使っても、なんかもはやSMAPには、それが許される輝き(シャイニング?)が無いような気がするのだが、でも、やっぱし、ああいうふうにできるのは今だにSMAPしかないのかなあ。でも、いつまであれで行けるのだろう?と、すでに何年も前から疑問に思っていたが、他に替わりが出てこないだけに(でも、一時期TOKIOもイイ線いってたんだけど、なんせ仲居君より城島君のほうが使えるキャラだし)このまま、「ちょっとイタいけど」というあたりで水平飛行していくのかもしれない。
7月24日(土)
携帯電話は昨日の夕方配達されていたので、今日の午前中に再配達依頼をかけておいた。計画どおりである。
今朝も暑くて9時には目が覚めた。
いつも裸に近いというか、「裸のほうがまだ体裁がいいだろう」というようなズタボロな格好で寝ているので、宅配便のお兄さんが「女性不信」に陥らない程度の服装に着替え、玄関から目に付くあたりを片付けていたら、呼び鈴が鳴ったので「来たな」と思って、すぐにドアを開けたら、宅配便業者ではなくてエホバ関係の二人組みでした。
いつもだと、ドアを開けずに確認して「今、お風呂から出たばかりなんで」とか「風邪ひいて寝てまして、ゲホゲホ」とか言い訳してドアを開けないのだが、うっかりドアを全開しちゃったよ。
そして「独りであっても孤独ではない」というパンフを渡された。なんかゴチャゴチャと「最近、孤独を感じる方が多いようですが」と喋っていたが、私の頭の中は「が〜〜〜ん、やっぱちゃんと宅配便か確認してドアを開けないとだめね。暑いと、こういうとこ雑になるから気を引き締めなくては」というようなことでいっぱいだったので、動揺のあまり目つきが怪しくなっていたと思う。
それから布団を干したり洗濯機を回したりしていたら、やっと宅配便屋さん登場。なんか私の顔をチラチラと観るので、「あたしが美人だから?服装がセクシーすぎたかしら?」と思う前に、鏡を見てみたら、眼鏡が鼻にあたるところ(あれも多分、なんか名称があるんだろうな)が、かなり古くなっているので腐食しかかっていて、それと化粧水が化合して(?)なんか白い液体みたいなものが流れていたらしく、鼻から頬にかけて、白い筋が・・・・・・そりゃ、「なんだろう?」と不審に思うよな。
せっかく宅配便のお兄さんを「女性不信にしないように」と気を配ったつもりだったが、ちゃんと鏡も確認せずにいたので、「顔になんか不審な液ダレ」ということになっていて、女性不信どころか人間不信にさせてしまったかもしれない。
眼鏡をかけていたのは、コンタクトレンズを買いに行こうと思っていたためだが、しかし、この暑さでは、外出する勇気がない。洗濯も済んで、掃除でもしようかと思ったが、そんな気力もなく「こうなったら、また必殺『地球に優しい私』作戦でいこう」と決意し、布団の上で瞑想して体温を下げる。日々の修行が実ったのか、あの暑さの中でもしっかり2時間も昼寝していた。
少し日も傾いてきたので、コンタクトレンズを作って買い物して戻ってきた。
アパートの入り口には、とても年季の入った自動ドアがある。ドアの脇にある大きなボタンを手で押すと開くタイプなのだが、最近、老化が激しくて、人間でいえば「耳が遠くなってる」らしく、ボタンの押し方にコツが必要になってきた。もっとも、バシバシと何回か押せばいいだけだが。
もともと、その自動ドアは、開閉時に「ゴオオオオ」と凄い騒音がするので、別にオートロックでもないし、無くてもいいようなもんなのだが、あのノイズが防犯上有効かもしれないと思うと、ちょっと心強い。
時差ぼけで寝そこなった明け方などは、あれが「ゴオオオオ」と吠えると「ああ、新聞屋さんが来ちゃった」と思うのだが、普段寝ているときにはあれで起きたこともない。
でも人の出入りがはっきりわかる音なので、犯罪目的でやってきた人は、あの音でビビって中に入らないだろう。
というわけで、音が煩かったり、なかなか開かなかったりするのは、防犯上いいことだと思っていたのだが、今日の夕方、暑さでヘロヘロしながら何回がボタンを叩き、やっと「ゴオオオオ」と開いたので、中に入ろうとしたら・・・・・
一瞬、何が起こったのかわからなかったが、とにかくなにかに頭をぶつけて、花火が散ったような状態になり、立ったままで一瞬気を失った。
慌てて一歩下がると、自動ドアがそのまま閉まった。
要するに、ドアの反応が鈍すぎて、全開する前に途中で閉じようとしたのである。
そこに私の頭があったから、もろ強打したわけだ。
安全装置なんかないので、下手すりゃ首のあたりを挟まれていた可能性もある。
「も、もしかして・・・・今・・・・死神を見たのかも・・・・・」
と、しばらくドキドキしながらドアを見つめていた。
気を取り直して再度ドアを開けると、ちゃんと全開したので、それを確かめてから足早に中に入った。
うーん、危険なドアだが、それだけに、うちのアパートのセキュリティレベルは確実にアップしたとも言える。
まあ、小さい子供はボタンに手が届かないだろうから、大丈夫だとは思うけど、やっぱり自動のものは信用しちゃいけないなあ。
しばらく頭がズキズキしていたが、ふと強打したあたりを触ってみると「コブか?」というものができていた。コブ作ったのなんて、何十年ぶりかしら。よくわからんが、コブができたということは、頭の内部にはそんなに被害が及んでないのであろう。頭蓋骨がヘルメット替わりになって頭を守ったという証拠のようだ。
氷で冷やして対処。
さて、出かけている間に携帯電話の充電も完了。
プリペイド方式なので、登録の電話をして使用開始。さっそく家電にかけてみたら、当たり前だがちゃんとかかった。
●初めての携帯電話
ずいぶん前に仕事でPHSは持ったことがあったので、厳密に言えば初めてではないが、とにかくボタンの仕組みが全くわからないので、マニュアル見ながら「ええと、マナーモードは・・・・・着信音をもっと低くするのは・・・・」などと手探りで設定中。
せっかくだからメールも打ってみようかと思ったが、それがなかなか難易度高い。まず、自分のメールアドレスを入れようとしたが文字変換設定がよくわからないし、ちまちまと英字を入れてるだけで気が狂いそうだ。これでなおかつ、漢字変換などしようものなら、それだけで2時間くらいあっという間だろう。
とにかく、自分のメールにお試しで送ってみるのに、たっぷり30分もかかってしまった。
携帯のメールアドレスはデフォルトの電話番号になっているので、変えたほうがいいとは思うが、いっぺんにいろいろやると消耗するので、それはまた後にしよう。
だいたい、あの小さな機械とボタンをチマチマ操作していると、自分がリスになってドングリをカシカシしている気分になるので、あまり楽しくない。
まあでも、プリペイドだと月1000円で持てるので、そのくらいだったら持っててもいいかなというかんじ。たまに必要なときもあるし。
7月23日(金)
二日前までの暑さに比べると、かなり「普通」の暑さになったので、過ごしやすい。
また日記をサボっているが(別に皆勤賞を目指しているわけでもなし)、一昨日はスポーツクラブに行って、けっこうグッタリしていたので、「なんか頭が体育会系」になってしまい、文章書く気分にならなかったし、昨日は久々に社長と親会社の役員に捕獲されてしまい(役員氏が社長と二人きりだとちょっとな、という気分だったらしく、他の飲みメンツ社員が外出や会議中だったため白羽の矢が立ってしまったらしい)飲みに行ってしまった。
帰りにコンビニに寄って、ヨーグルトとか水を買ったのだが、レジにいた店員が、なんか不思議な雰囲気の男の子で、酔っ払っていたせいもあったけど、目が引き寄せられてしまい、「もしかして、これは恋?」と思ったのだが、コンビニ袋をぶら下げながら夜道を歩いているうちに、謎が解けた。
謎っていうほどでもないけど、少しボサっとした茶髪に、ソバカスがあって、瞳の色も明るめの男の子で、それの何が私の心を掴んだかというと「ハックルベリー」みたいだったからである。いや、トム・ソーヤでもいいんだけど、でも、なんかハックだと思っただけだが、とにかく「マーク・トェインが描いたヤンちゃな少年」が日本で生まれ変わるとこうなります、ってかんじで、しかも、コンビニの店員だから、それなりに接客態度がマニュアルで、「またお越しくださいませ」なんて言うわけですよ。ハックな顔で(笑)
それがどうもツボにはまったらしく、そうなると、その変に丁寧な接客態度が「アルプスの少女ハイジ」の「クララ」みたいに思えてきて、すっかり酔っ払っていたから「私は、さっき、ハックルベリーとクララの融合を見た!」という、わけわかんないことが、妙にうれしくなりコンビニ袋を振り回しながら「らららら〜ん♪」と楽しく帰宅したのであった。
実はもっと「そうか、わかった!」なことがあったんだけど(他のアニメキャラについても考察を深めていたらしい)、「いかん、この素晴らしい発見はぜひメモしておかなくては」と思いながら家に帰って水分補給してたら、ま〜たS君が電話してきて、なんかゴチャゴチャ話していたので、こっちもテキトーなことをグチャグチャ話していたら、大事な発見は全て忘れてしまったのでありました。
まあ、書き留めておいたとしても、たぶん翌日見たら「なんじゃこりゃ?」だったと思うが、でも、最近あんな見事な「ソバカスだらけの男の子」ってあんまし見ないような気がするので、ちょっとうれしかっただけでしょう。
今朝のワイドショーは、「冬のソナタ」のユジン役のコが来日したのを取り上げていたが(純サマが手を握って離さなかったとか)、素のユジンって、すごく背が高いし、モデル体型だったのね。純サマだって、歴代首相の中ではわりとスタイルがいい方だと思うんだけど、ユジンと並んじゃうとかなり貧相だった。
あれは共演俳優を選ぶなあ。ヨン様もかなり体格がいいようだが、冬ソナだけを観るかぎりでは、それほどのもんに見えなかったけど、ユジンが遠近法を狂わせていたのか。
ところで、先日も「冬ソナにはハマっているけど、別にヨン様がそれほどイケ面だとも思わない」というようなことを書いたが、今朝、その仕組み(私の心の仕組み)がわかった。
ヨン様ってフジテレビの男性アナウンサー系じゃない?
冬ソナ・ヨン様スマイルは、大村アナとほとんど同じじゃん。
それを言うなら葛西アナも同じようなもんなのだが、でも葛西アナは自分の顔のレベルがそこそこであるという自覚を持っているような気がするけど、大村アナは決して自分のことをハンサムとは思ってないところがいいのである。
そんなにフジテレビの男アナウンサーチェックをマメにしているわけでもないが、でも「とくだね」を観ているので、葛西、大村、福原(ニューヨーク勤務)を観ていると、なんか会社の「趣味」を感じる。NYの福原アナは、日本に帰ってくるそうなので、今後どういう展開をするのかな?
まあ、とにかく、フジテレビの男アナウンサーは、なんだか、昔の高橋留美子の漫画の登場人物みたいである。だからこそ、あの系統は髪の毛が黒いのが必須条件なのに、冬ソナのヨン様は茶髪なので、気に入らないらしい。
逆になぜかNHKの若手男性アナのほうが、渋谷っぽかったりするのだが、まあ、実際、渋谷にあるし・・・・・って、そういう問題か?
この間、女友達と、そんな話をしていたのだが、その友達は日テレの男アナの系譜のほうが好みだと言っていた。
さて、今日もスポーツクラブに寄ったのだが(フジロックに向けて体力増強計画)、テレビを観ながら自転車を漕いでいたら、9時から「となりのトトロ」を放映するというので「ギャー、観てえ」と思ったが、10時近くまではテレビ観ながらエクササイズして、「クライマックスの猫バスは観ないと」と思って、急いでシャワーを浴びて帰宅したら、なんとか間に合った。
何年かぶりで見たよ、トトロ。
サツキが、「メイを探して!」とお願いするときのトトロのなんと頼もしいことか。
あのシーンを観ると、毎回、自分の中にある「フェミニズム」がブっとぶね。
大きな体、厚い胸板、フサフサの胸毛(っていうか、全身フサフサなのだが)、もうマッチョとしかいいようがない。
そんで、急にムックりと立ち上がり、「ぶも〜〜〜〜〜」と雄雄しく吠えるの。す・て・き!
しかも、トトロが吠えると、猫バスがやってくるの。
もう、バグダットなんて空爆で焼け野原にしちゃえ〜っていう感じなわけよ。
しかも、猫バスは女の子好みの「総毛皮」な内装。
オッペンハイムの「毛皮で昼食」の世界。
やっぱし、毛皮よねえ。トトロも猫バスも、女の夢なわけよ。豪華な毛皮が自分のためにせっせと仕事してくれるわけ。
いやあ、トトロって、すっげくマッチョな映画だったんだなあ。
風が吹くとパンツが見えるような、ワカメちゃんをもう少し色っぽくしたような少女の想いをマッチョな毛皮君たちが助けてくれるのね。
そんなアンチ・フェニミズムな要素を「糸井重里が吹き替えしている超文科系のお父さん」とか「豊かな自然描写」という要素で、うまーくコーティングしている技に感動した。
7月20日(火)
暑くて、ついついビールを水代わりにガボガボ飲んでしまうので、日記も酔っ払って迷走しがち。
おまけに、日記だけ更新していて、表紙からのリンクを更新していないことにやっと気がついた。
全部、暑さのせい、ってことにしておく。
さて、「いったい何と戦っているのかわからない」といいつつ、エアコン無しの生活を続けているが、まあ、それも昼間は会社にいるからできることであって、今日なんかは家にいたら絶対にネをあげていただろう。
そもそも、今年の夏初めて、暑くて早朝に目が覚めた。
昨日、ビールを飲みすぎたせいもあって、なんだかムカムカしていたが、半分寝ぼけながらも「これは、ただの二日酔いではない」と気がつき、時計を確認したらまだ6時前だったが、「なんて不快な朝」と思いつつも、とりあえず窓を開けてみた。
いつもだと、朝起きて暑くても、窓を開ければなんとか凌げるのだが、窓開けても外がすでに暑い!
二日酔いも相乗効果だったが、とりあえず水分補給してみたが、あまり汗が出なくてグッタリ。
それからしばらくグッタリとしていたが、ふと気がつくといつのまにか朦朧と寝ていたみたいで、8時になっていた。
「なーんか、具合悪いから休んじゃおうかな」と思ったが、でも、このまま家にいても快適にズル休みできるはずがない。ぜったいに会社に行ったほうがいい、と判断して、なんとかシャワーを浴びて、ヨロヨロと外に出たが、朝からこんなに暑くて、いったいどうなるんだろう?と思っていたが、東京はとうとう40度まであとちょっとのところにいったらしいね。
残念ならが、横浜はそれほどでもなかったようだが(35度くらいらしかった)が、それでも昼間の暑さは尋常ではなかった。
こうなったら、都心の40度近い気温も体験してみたかったな。道路の上だと確実に40度を越していただろう。都心に出かけていた社員の報告によると、「あれだけ暑いと、もはやなんだかわからなくなり、逆に暑いという気もしなくて、汗も出なかった」とのこと。「暑さ」を感知する部分が対応しきれなかったらしい。熱湯と冷水の区別が一瞬つかないのと似たような仕組みか?
たわむれに「世界の天気」をチェックしてみたら、いかにも暑そうな東南アジアや南の島のほうが気温低くて過ごしやすそうであった。さすがに、中近東には負けていたが、インドのデリーといい勝負であった。
とは言っても、私はずっと内勤なので、今日もお昼を買いに行くときしか外に出なかったのだが、それでも外と中の温度差で、自律神経がブレたのか、それともやっぱし二日酔いなのかよくわからなかったが、軽い吐き気と軽い頭痛と、目の痛みが一日続いた。蜘蛛膜下出血の前兆かしらん(笑)
●ジャイアント・コーン食べちゃいました
ペルーに行った方が、お土産に「生ジャイコ」を買ってきてくださったので、昨日、ひっそりと試食してみました。
写真も撮ったので、ちゃんとまとめようと思ったんだけど、暑くて面倒だから、サクっと感想だけメモしておく。
まず、外見は普通のトウモロコシと変わらなかった。
皮をむいてみると、たしかに粒が大きかったけど、そんなに劇的に見かけが違うというわけでもない。
ただ、あまり粒がふっくらしていなかった。
もぎたてではないので(市場で購入してから数日は経っているわけで)そのせいもあるかもしれないが、でも、日本の改良を重ねたトウモロコシよりも「素朴」というか「原種に近い」という雰囲気はあった。
とりあえず、茹でてみることにしたが、我が家ではトウモロコシは蒸かすことになっているので、半分に切って「塩茹で」と「蒸し器」にしてみることにした。
塩はわりと大目に入れて茹でたのだが、もっと塩気があってもよかったかもしれない。トウモロコシのような甘味が無いので、「なんか味がしない」と最初思った。塩茹ででそうなんだから、蒸したほうはかなり塩をバカバカ振らないといけなかった。
「うーん、時間が経っているせいもあるだろうけど(昔、千葉の実家でよく食べた朝摘みのトウモロコシは本当に美味しかった。行商のオバサンが売りにきたやつ。トマトとかも美味しかったっけな)、あんまし美味しいもんでもないな」
と思いつつ、モソモソと食べていた。
そう、食感もボソボソしているのである。茹でたほうがやや水気を吸って食べ易かったが、今のトウモロコシのようにネっとりした感じが全くない。
でも、だんだん食べ進んでいくうちに、「昔のトウモロコシって、この食感に近かったような気がする」という気になってきた。最近出回っているやつは、甘味も強いし、かなりネっとりとしていて、実離れ?っていうか、芯から実がきれいに剥がれないので、食べた後にストレスが溜まるのだ。
私は幼少のころ「トウモロコシを完璧に食べる」ことに執着していたのである。一粒たりとも芯にくっついていてはいけなかったのだ。食べ終わった後の芯は、いつでも私のが一番美しかった。
ジャイアント・コーンはそんな「完璧主義者」を満足させるものであった。
そして、決して柔らかくはないが、モソモソと噛んでいると、なんだか懐かしい味がしてきた。「美味しい」とも言えないが「昔の野菜」のあのエグみというか、洗練されてない味。もっと沢山あれば、カレーとかに入れてみたかった。タイカレーによく入っているタケノコみたいな、ああいう食感に近いような気がする。
でも、これって、現地で採れたてを現地人の塩加減で茹でたら、けっこうイケそうな気がする。
きっと、南米を旅行する海外旅行通の中高年の人たちとか、現地でこんなの食べたら「昔のトウモロコシの味がする!」って喜ぶんじゃないかなあ?
今のトウモロコシは甘すぎるもん。
逆に、あれを「トウモロコシ」だと思っている人が、日本のやつを食べたら「なんじゃこりゃ?」って思うでしょうね。
というわけで、憧れのジャイアント・コーンの実物を拝めたのも感激でしたが、味覚がタイムスリップしたような心地を楽しむことができました。
最近はいろんな野菜も中南米から輸入しているので、生ジャイコも輸入してみれば面白いのにね。茹でて、マヨネーズで貝柱なんかと和えてみたら、けっこう面白そう。「これなに?」ってかんじで。そうそう、百合根に近い食感だったんですよ。あれも、最初に食べたとき、見かけと食感が違ったので「これなに?」と思ったもん。あの、百合根のサクっていう感じにゴワっとした感じが加わって、ちょっと珍しい歯ごたえだったので、それなりに支持を得そうだと思うんだけどな。
ほんとは、茹でたやつに醤油をかけて、焼いてみようかとも思ったのだが、「うーむ、なんか不思議な・・・」と思いつつ黙々と食べていたら、全部食べちゃったし、あの「美味しくもないけど、不味くもない」という微妙な味を堪能していたのでありました。
というわけで、わざわざ密輸していただいて、ありがとうございました。
●携帯電話買っちゃいました
それほど不便を感じなかったので、今だに持ってないケータイ電話であるが、友達が「もしかしたらフジロック行くかも。そしたら現地で連絡したいが、いいかげんにケータイ持ってよ〜〜〜〜」と言ってきて、まあ、ああいう場所に行ったら持っていたほうがいいかもと思ったので、とうとう買うことにした。
プリペイドなら維持費も安いとのことだったが、「ケータイ屋さん」に足を踏み入れたことがないので、何回か挑戦しようとしたが、どうしても怖くて入れない。変なところで気が小さくて困る。でも、なんかケータイ屋さんの店員って、怖いんだもん。
しょーがないから、ネット通販で申し込んだ。これなら怖くない。ネット時代万歳である。
でも、こんなに苦労して携帯を買っても、その友達がフジロックに来なかったら、ムカツくなあ(笑)
まあ、でも、ここ数年、公衆電話を探して歩き回るという事態が多くなっていたので、月1000円のコストなら、まあ持っててもいいか。こういうことでもないと、ほんとに面倒くさがりでダメだから。
ところで、そのフジロックであるが、「モリッシーが最終日のトリに決まったので、日曜日も宿泊するわ」とT嬢の予定を狂わせたというのに、いきなりキャンセル。T嬢にメールしたら「そんなこったろうと思っていた」とすでに達観していた。数年前にも、「モリッシーとジョニー・マーがフジロックで揃い踏み」ということがあり、それもちゃんと別の日に出演することになっており(昨年までは一日券を出していたので)「スミス・ファンを翻弄してるよね」との評判だったが、結局あんときもモリッシーは後からキャンセルになり「日は違うといえ、マーと同じ空気を吸いたくなかったのか?」と思ったけど、今回はなんでキャンセルなんだろう?
「見解の相違がどうの」と離婚会見みたいな発表になっているけど、最終日のメインステージでの大トリ扱いだったわけだし、一昨年のサマソニではちゃんとやってたけど、あんときはメインのスタジアムに客が流れて、ガラガラだったのに、けっこうご機嫌良さそうだったのになあ。
よーわからん。
それよりも、空いた穴はどう埋めるのだろうか?
こうなったら、ルーリードを移動してくれれば、私は初日のルーの裏になるベースメント・ジャックスが観られるのだが。いや、ベースメントジャックスを最終日に移動させてもいいんだけど・・・・
それよりも、いっそのこと「あぶらだこ」を日曜日の午前11時半にやるというのもなんだから(「あぶらだこ」を観たいような人たちは最終日にはボロボロだろうから、早起きできそうにもない)あれをトリにしてくれれば、ゆっくり観られるんだけどねえ(笑)
と、いろいろ事前に考えるのが楽しい。
いちおー、三日間耐えられるように、今月はちゃんとスポーツジムにマメに通い、ステップマシーンで坂道対策に余念がないのであります。やっぱ、具体的な目標があると違うわね。(終わったあと、抜け殻になっているうちに夏も終わるのだろう)
7月19日(月)
だからいっつも書いているのだが、ハッピーマンデーなんて何の関係もないんだわさ、で、出勤。
昨日、うちの母親がふと「このまま、旧天皇誕生日を祝日にしていくと、そのうち祝日だらけになっちゃうじゃない?」と、かなり未来の心配をしていたが、「まあ、100年で二日か三日くらいしか増えないしねえ、それよりも、もしそうなってもうちの会社は休みが増えないのですが・・・」とトホホな会話をしてました。
なんでそんな話になったかというと、うちの弟の誕生日が「7月20日」だからです。
今日の「海の日」の祝日に、弟の誕生祝を口実に、また孫に会いに行くということなので「そっか、Sちゃんの誕生日って一瞬だけ祝日だったんだ」
「そーなのよー、そう決まったときには、『やったじゃない。ずっと祝日ね』って言っていたのに、マンデーなんちゃらにすぐになっちゃって・・・・」
「あー、残念だったねえ」
ついでだから、知り合いの「みどりちゃん」の誕生日は、彼女が生まれてからずっと天皇誕生日だったのに、いつのまにか「みどりの日」になっていたという話をしてあげた。
そーいや、私の誕生日は「秋分の日の前日」なので、よく飲み会したっけな。
●東京競馬場の花火大会
これって、あまり知られてないらしいのだが、母の説によると「JRAが近隣住民へのサービスでやっているから、一般にはあまり宣伝していない」らしい。普段、競馬開催で迷惑を感じている近隣住民へのお詫びを兼ねていると母は言い張るのだが、うちの両親があの付近に引っ越したころは、JRAも景気がよかったらしく、かなり豪勢だったようだが、最近は競馬の売上が下がっているらしいので、昔に比べると縮小傾向だという。
それに、何年か前までは金曜日の夜などにやっていたのだ。
何回か誘われたが、平日の夜に「府中に7時半」というのもギリギリだし、なにしろ30分くらいでサクっと終わってしまう「濃縮された花火大会」ゆえに、母の絶賛は何度も聞かされていたが、一度も行くことがなかった。
なので、昨日急にお誘いの電話を受けたのだが、他に予定もなかったし「母の目の白いうちに、一度行っておかねば」とは思っていたので、出かけていったのである。
東府中から歩いて、約束した6時前には競馬場に入り、中で公衆電話を探して父の携帯に電話したら、母が出て「大きな画面と画面のちょうど間くらいにいるから、歩いてきて」
ええとぉ〜、競馬場の大画面と大画面の間ってぇ〜、200メートルくらいの間・・・・かな?
でも、G1が開催しているときだと、チケット握り締めた群集が押し寄せ、オグリ・コール(古い)しているあの場所も、花見の場所とりのようにシートがびっちりしているだけで見通しは良好だし、通路に立っていた母をすぐに発見できた。
なにせ近隣住民は毎年の行事であるから、慣れきっており、隙間なく整然とシートが並んでいて、うちの前のシートは「渡辺」と名前まで紙に書いて貼ってある。この日は入場無料で出入り自由なので、午前中からシートを貼りに来ているそうだ。
お祭りでもないので、せいぜい6時くらいに集合して、飲み食いしながら暗くなるのを待ち、7時半から8時くらいまでの花火を堪能してさっさと帰るという段取りの潔いイベントである。
親が用意してくれたビールを飲み、とうもろこしや枝豆をつまみつつ、お喋りしていた。
先週、両親と妹は蔵王の温泉に行っていたので、その話を聞いていた。私も誘われていたのだが(2泊3日で2万円の激安ツアー)「7月末にロック・フェスティバルで休むから・・・・」と断ったのだった。
「ロック・フェス」と言っても通じないと思っていたのだが、なぜか「ああ、あんたがいつも行ってるやつぅ?」と言われたので「そんな話、したことあったっけ?」と思ったが、考えればイギリスに行ったときにも「グラストンベリーっていうのとラブパレっていう音楽の祭りがあって」と説明したような気がするし、国内の「野外レイブ」に行ったときにも「ロック・フェス」のような説明をしていたような気がするので、「あの子は夏になると、山に音楽を聞きに行くらしい」と勝手に決め付けているらしい。
で、「蔵王はよかったわよ。そんで、あんたは来れなくて残念だったけど、替わりに・・・・」と、なぜか封筒に「音楽祭楽しんできてください」っと書いた「金一封」をくれた。
小遣いもらうのも久々だ。
「ああ、ありがと」とカバンに入れようとすると「大金だから気をつけてね」というので「え?大金って?」と聞き返すと「3万円だから」
ミヤノさん(37歳)、フジロックに行くのに、親から3万円の餞別をいただく・・・・・
これでいいのだろうか?まあ、妹はいつも親と旅行に行くと全額負担させているはずだし、弟は家のローンの頭金の一部を出してもらっているし、孫にはいろいろお金出してるし・・・・・そういえば最近、姉娘にはなーんもやってあげていない、という気持ちがあるらしいので、ありがたく受け取っておいた。
あたりもだんだん暗くなり、場所確保していた人たちも続々とやってきた。
目の前にあった「渡辺」さんちのシートにはギリギリまで人が来なかったが、そのうち、杖をついたおばあさんと、その娘らしきオバサンと、またその娘らしい30代前半のオネーサンがやってきて、3人でちょこんと並んで座っていた。
競馬場はトイレも沢山あるし、床や椅子席もキレイに掃除されてるし、とにかくバリアフリーだし、他の花火大会に比べれば、体の弱い人でも気軽に来れる環境だ。
さて、いよいよ開始だ。
向こう岸(?)にある、大画面のすぐ後ろくらいからバンバンあがるので、かなり距離が近く、体感的には真上で炸裂しているような迫力である。
普通の花火大会が2時間かけて打ち上げるような数を30分くらいに凝縮して打ち上げるので、退屈する暇がない。
最近は、花火も進化していて、いろいろバリエーションがあるので面白い。私が好きなのは、ネズミ花火みたいな小さな渦が沢山飛び出してくるやつ。小さな銀河が散っていくみたいで、ビッグバンみたい。
渦を巻かないで、いったんパっと花開いてから、そのジュワっと空に溶けていくように全体が蒸発するのもあるし、カミナリみたいに、ストロボのような光がランダムに炸裂するのもある。
そういうのをアクセントにして、大尺の花火がダンダンダンと連続して打ちあがると、スタンドからG1で人気馬が差し込んできたときみたいな「うおおおおお」というドヨメキがあがる。
花火もコンサートと同じで目で楽しみ、音で楽しみ、そして、体に響く振動が心地いいんだよね。
最近流行りらしい、渦巻き模様やハート型や顔型(ニコちゃんマーク)や星型もいっぱい打ちあがった。
ああいうのを日夜研究している人もいるんだろうな。楽しいだろうなあ。
とにかく濃いプログラムなので、首を休める暇もなく、ずっと上を見っぱなしの30分。自然と拍手したくなる素晴らしいプログラムであった。
特にコンピュータ制御で音楽と合わせるプログラムはほんとに楽しい。全盛期はその音楽を高中正義などに演奏させ、前編「音楽とぴったし」だったそうだが、多少予算カットされたと言っても、あれだけの距離でゆったり見上げられると、かなり堪能できた。
帰りはかなり雑踏だったが、なにしろ客のほとんどが「歩いて来れる距離から来ている」わけだから、府中駅に着くと、それほどの人ごみでもなかった。ドトールでお茶して、しばらく休んでから両親とはそこで別れて帰宅。
日曜日の夜のテレビ東京の番組に、プラネタリウム・クリエーターの人が出演しているらしかったので、それが見たかったのだが「間に合わないかも」と思ったけれど、花火終わったのが8時過ぎだったし、お茶しても9時くらいには駅を出たので、10時過ぎには家についた。
テレビをつけると、ドクター中松が出てたので「よしよし、プラネタリウムの人に間に合ったな」
なんで観たかったかというと「美男子らしい」という噂だったからである。
番宣CMだと、前髪が邪魔で顔がよくわからなかった。
うわ
これ、デジャヴュだ
うわ
「イケ面らしい」けど、CMではどうしてもわからず、なんとか番組を観たんだけど
それで、どうなったんだっけ?
すげえ、きもちわるいけど、まあ、こういうことってよくあることだし(「イケ面らしいから、がんばってチェック」っていうことが)そういうことなんだろう。
でも、なんか、そういう夢を観た記憶が蘇ってきて、きもちわる。
気を取り直しまして、そのプラネタリウムの人ですが「まあ、こんなもんかな」って顔がですが、黒いスラックスに白いシャツっていうファッションが池田理代子調でよろしかったです。背も高いみたいだし、手が器用そうでキレイ。
「天才」だと思えば、顔も(坂口憲ニ+藤木直人)÷2くらいに見えてくる。
やはり技術系では「え?」と思った、ロボット・クリエーターの人となんか同じかんじだな。
で、どっちにしろ、私が「まあ、カッコいいよね」とは思うけど、ちゃんと名前を覚えないあたりに、「純粋に観賞用としてはイマイチ」という自分のある種のわかりやすさを感じてしまう。
なんか「美形」には厳しいよな。ちなみに、「ヨン様」はワタクシ的には全然美形の範疇ではない。そーいや、日本のワイドショーでも話題いなってた韓国の連続殺人鬼も「ヨン様」だったね。
●青山ブックセンター営業中止?
土曜日にS君からの電話で知ったのであった。
「そっかー」というかんじ。
あまりショックを受けてないのは、あんまし行ってなかったからである。
でも、ここんとこ数少ない「六本木での待ち合わせ」に使っていたから「これから、どうすればいいのだろう」とは思う。
私は六本木店の徒歩1分くらいのところで9年間働いていたので、六本木店にはそれなりに思い入れがあるが、青山店は目当てのトークショーでしか行ったことがなかったし、新宿店なんて一度も足を踏み入れたことがない。
だから、朝日新聞の記事に「おしゃれな店づくり定評 」なんて書いてあると「おしゃれだったかなあ」と思ってしまう。六本木店に関していえば、それほど広くもなかったし、レイアウトもそんなにオシャレじゃなかったような気がする。
でも、確かに言えることは、あそこは「客がおしゃれ」だった時代があったよな。
てゆーか、「おしゃれな客」というものが存在するとされていた時代があって、そういう客が立ち寄る店のひとつがあそこだったと言えるのかもしれない。
六本木って変な街で、「夜の繁華街」だったから、昼間はあまり見るところがなかったのだ。それに、ターミナル駅でもないから、昼間わざわざ立ち寄る人もいない。それが多少変化したのが、「WAVE」ができてからだと思う。映画館があったから、「わざわざピーター・グリーナウェイの新作を観に来る人」たちが集まるようになったし、俳優座のレイトショーも「デザイン系学生」を引き寄せるラインナップだったと思う。
今でもそうらしいが、広尾や南青山周辺はデザイナーさんたちが事務所を構えていたところで、「青山ブックセンター六本木店」と、そのすぐそばにあってやはりわりと遅くまで営業していた文具屋の「ラピス・ラズリ」はセットで「デザイナーさん御用達」というか「駆け込み寺」だったらしい。
私が六本木で働き始めたことは、ちょうどバブルがどんどん膨らんでいき、電通マンがタクシー代をガンガン浪費していたころだったので、abcと言えば、急にイラストを依頼されたデザイナーが深夜に資料探しに来るところとして有名で、そのせいか、いつのまにか深夜営業するようになり、ますますその伝説(デザイナー駆け込み寺)に磨きがかかったころだった。
実際、あそこで有名人はよく見かけたらしいし。私はそういう能力に恵まれなかったので、何回がデーブ・スペクターを観たり、前にも恨みを書いたが泉麻人に横は入りされたり、昼間あそこの前を歩いていたら、ビル・ラズウェルに出くわしたりっていう程度だったけど、テレ朝もあったし、小さな写真スタジオも多かったので、芸能人やモデルさんたちもよく時間つぶしに寄っていたようだった。
たしかに、深夜営業をはじめた全盛期には、平日の昼間などよく、写真集をどっさり買って「領収書おねがいします」と言う、デザイン事務所の「ぱしり」さんたちの姿をよく見かけた。だって、あたしもそのころCM制作部のパシリだったから「とにかく地中海の町並みを買ってこい」とか言われて、1万円札を渡されて、なんだかわからないまま何冊かそれらしきものを買ったりしたもん。
貢いだよなあ。会社の金で。
あと、あの当時は「感性が命」みたいな風潮があり、用がなくてもああいう本屋に行って外来のファッション誌や写真集を眺めるのが「感性を磨くため」ということになっていた。
だから、仕事で切羽つまったデザイナーさんたちと、「そういうデザイナーになりたい、立ち読みしている暇な予備軍」がうまい具合に混在していて、あそこをうろうろしているだけで「最先端」なかんじしたもんな。
潰れたときいて「やっぱ?」と思ったのは、ここ最近、あそこに行っても「切羽詰ったデザイナー」の姿がなかったことだ。
資料探しだけじゃなくて、あそこには「なんかヒントない?」って風情の人がもっといたはずなのに、そういう雰囲気が全くなくなっていたように感じていた。
そう考えると、「洋書はネットで買うよになっちゃったし」という前に、ある程度の資料や、「感性を磨くための資料」も「ネットで無料で手に入ってしまう」ようになったのでは?
そんなご大層なことじゃなくても、その昔は、俳優やモデルやミュージシャンの顔をいち早く押さえるのには、海外ファッション誌とか音楽雑誌をまめに見ないといけなかったけど、今だとネットで同じことができる。
ネット書店に売上を奪われたというよりも、そういう「洋書が揃ったところで情報収集をしていた人たち」が洋書を買う必要が減っているのではないか?
もし、私が今現在に高校生だったら、「ビルボード」や「NME」を買うために、都心の大型書店に行くよりも、直接そのサイトに行っちゃうもん。
「ミュージック・ライフ」や「ロッキン・オン」の情報よりも早く、海外音楽情報を得たいという一心で、そういう雑誌を買って(高かった)、必死で英文を読んだりしてたけど、今だとそんな苦労する必要ないもんね。
だからこそ、今年になって何回か青山ブックセンターで待ち合わせして、うろうろしてみたけど、なんか「とんがった」かんじがなくて、まったりとしてたのが気になってはいたのだ。明らかに、他の客たちも「ここでしか手に入らない何か」を探しているような気迫がなかった。かつては、そういう「気迫」だけの店だったのに。もっとわかりやすく言えば「金曜の深夜、abcでウロウロしてるアタシ」っていうステイタスを感じなくなったってこと。
パソコンの普及で、デザイナーさんたちの仕事のしかたも随分変わっちゃったんだろうな。
六本木店の売りといえば、かつては「コピーセンター」もあったし。私もよくお遣いに行きました。コンテ屋さんが作った絵コンテをカラーコピーしてもらうの。建築デザイン事務所のパシリは、あそこで巨大な青焼きをコピーしてもらってました。
順番待ちですぐに出来上がらないので、デザイン事務所のパシリたちは、あそこで暇つぶしに洋書をつまびきつつつ、一人前になる夢をみていたのだと思います。あたしは事務所が近かったから、一旦帰ったり、WAVEで時間潰してたけどよ。
WAVEもけっこうデザイン系の本を並べていて、かなり相乗効果があったと思うけどな。
やっぱ、ああいう店って、相乗効果が大事だったような。
その昔は、っていうか、今でもあるのか知らないけど、青山周辺には、マガジンハウスの雑誌で紹介されるような、デザイナー御用達の店が沢山あった。渡辺真里菜なんかが自慢気に紹介していたような、そんな小さなお店。ああいう、専門的洋書屋とかも、もうあまり生き残ってないのかもしれない。
支離滅裂になってしまったが、かつては「そこにいるだけで、東京の中心にいるような錯覚を覚えた」ようなお店がたくさんあった。あたしも、千葉県育ちの田舎者だったので、そういう店に行くのが大好きだった。青山ブックセンターもWAVEも、それで発展してきたのだと思う。
WAVEが消え、西武系のアートミュージアムも軒並み消え、abcも消えた今、東京に出てきたアート系の学生さんたちは今後どこに溜まるのだろうか?と、思うと、やっぱ、なんかさびしーね。
今日は南米みやげにいただいた生ジャイアント・コーンを完食したのだが、そのレポートはまた後日。けっこう、おいしかったです。
7月18日(日)
暑くて目が覚めた。9時だった。
また自分なりの猛暑との闘いをして12時まで布団の上でネバる。根性あるんだか、ないんだかよくわからない。
でも眠気が暑気に勝っているらしいことは確かである。
シーツと枕カバーを洗おうと起き上がったら、電話がまた「リリリリリリん」と軽快に鳴ったので「マンションいかがっすか電話」だと確信して警戒しつつ受話器を取ると、ママンだった。
ちゅーわけで、うちの母の毎年の楽しみであるが、最近はJRAも財政が厳しいらしく、最盛期のゴージャスさは失ってしまったらしいが(昔は有名ミュージシャンが花火と共演したりしていたらしい、「なんかタカナカって人がギター弾いてて・・・でも、花火の音の邪魔だし、演奏もちゃんと聴こえないし・・・・」「それって高中正義?」「たぶん、その人だと思う」「うわー、なんか無駄なことやってんなあ(笑)」)、それでも他のに比べるとまだまだ見応えがあるという「東京競馬場での花火大会」のお誘いがあったので、「まあ、一度行ってみるか、暇だし。それに、親孝行は生きているうちにしておかないとな」というわけで、これから行ってきま〜す。
7月17日(土)
金曜の夜、久々にMちゃんに電話したら、やはり長電話になってしまい、朝の5時過ぎまで喋っていたので、くたくたになり、明るい中やっと寝ていたのだが、暑くなってきたのでなかなか安眠できず、一度目が覚めたらまだ朝の9時で、「こりゃ、やっぱ冷房入れないと無理かな」と思ったのだが、面倒なので(エアコンの電源が一昨年前から、抜けたままになっているのである)再度挑戦したら、さすがに眠かったらしく暑さをものともせず眠ってしまったようだ。
電話が鳴って目が覚め・・・・・・そうそう、昨日発覚したのだが、電話器がなんかおかしくて、電源抜いてみたりしたのだが、やっぱし電話がかからなかった。いろいろやってみたが、そのときすでにビール飲んじゃってたんで、「暑いし、酔っ払っている今やっても多分無理」と思って、予備の「昔のプッシュホン」を接続しているのだが、「リリリリリリん」という昔懐かしい呼び出し音が、かなりうるさいのである。
電話かけてきたのはS君で、なんか最近「退屈」らしく、電話が頻繁。
でも、退屈しているわりには「今日は、いつも網タイツはいてるおねーさんと食事」とか言っているので、傍から見れば全く退屈するような状況でもないと思うのだが・・・・・・
で「ミヤノさんは、今日は何するの?」と聞かれたので「別になにも・・・・・あ、そうだ、夜は冬ソナを観る」
私のほうがよっぽど「退屈している人」である。
実際、電話が終わり、少し掃除をした後に、暗くなってきたので近所のスーパーに行って、ビールを買ってきて、飲みながら「冬のソナタ」に一人で突っ込みを入れていたのであった。ここんとこ痒いセリフが連発されているので、「きゃあ〜〜〜〜」とかついつい呟いてしまう。このノリで、あと5話くらい残っているらしいのだが、それを「チュンサン(ヨン様)の父親が実は!」で持たせるのだろうか?
7月16日(金)
昨日も夕方5時くらいに夕立が来て、まさに「バケツをひっくり返したような」雨が降ったが、今日も5時半くらいからドシャ降りになった。すぐにやんだけど、毎日夕方にドシャ降りになると「ああ、やっぱし日本はもはや熱帯雨林か?」と思わずにはいられない。夕立っていうより、スコールってかんじ。パっと止んで、サっと夕日が差すあたり。
梅雨に全然雨が降らず、ってゆーか、そもそも梅雨というものが存在したのかも怪しかったので「カラッ梅雨だと、水不足が心配」と思っていたのだが、毎日スコールが降れば取り戻せるかもしれない(笑)。
首都圏の水不足は、台風が一つやってくれば解消しちゃうときが多いしね。
でも、「また夕立かあ」と思って、ついついアメダスなどをチェックしてしまうのだが(雨雲の動きを見るのが好き)、新潟も相変わらず雨降り続きのようだ。関東の「雷雨」は趣味程度の雨降り(ガーデニングが趣味の人が、夕方になると庭に水撒きするように)だが、あっちは連日ニュースで報道されるような洪水被害をもたらしたわけで、その復旧作業の最中にもずっと雨が降っていたら、大変だろうなあ。
そういえば、どっかのニュースサイトで「幻の酒が壊滅」という記事があった。「夏子の酒」のモデルになった酒蔵が豪雨の被害でダメになってしまったらしい。ただでさえ、ほとんど市場に出回らない「幻の酒」が今年の出荷は絶望らしいので、幻度(まぼろしど)がさらにアップしそうである。
リンクも張らないで申し訳ないが、もひとつニュースに「幻の・・・」があった。「幻のチェスの英雄 成田で収容」とか書いてあったので「なんじゃ?」と思ったら、70年代にチェスのチャンピオンになったが、その後、行方がわからなかった人が、なぜか成田空港で捕獲されたようだ。しばらく日本に住んでいたらしい。
「ふーん」と思いつつも「よく意味のわからないニュースだな」と思ったのだが、その人の名前を見たとたんに、「あ、知ってる人だ!」
いや、別に知り合いではないのだが、私が唯一「チェス業界」(?)で名前を知っている人だったのである。「ボビー・フィッシャー」さんだったのだ。「ボビー・フィッシャーを探して」という映画は観てないんだけど、たぶんそれで名前だけは知っていたのだろう。
日本で数年間暮らしていたみたいだが、ワイドショーとかで追っかけてもらいたいなあ。どこで、どんな暮らしをしていたのだろう?
帰宅途中に通りかかった駐車場の奥で、猫が数匹、優雅に夕涼みしていた。
別に珍しくもない光景だが、その中の2匹が三毛猫だった。
そのときに気がついたのだが「なんか、久々に三毛猫を目撃」したような気がする。
三毛猫なんて珍しいと思ったことなんてないが、そういえば最近、あまり頻繁に見ないような気がするのだが、気のせいだろうか?
ふと、「三毛猫って、なんであんな模様なんだろう」と思って、検索してみたら「三毛猫の科学」というページが出てきて、「なぜ三毛猫のオスは珍しいのか」というのを遺伝学的に説明しているのだが、この暑さの中でこんなのを読んでも、頭の上を見事に素通りだ。
でも、これを読んでわかったのは、「三毛」の遺伝子というものは存在しないということだ。何種類かの遺伝子の組み合わせらしい。ふーん。そうだったのか。
まあ、鯉とかもそうなんだろうけど、長年、人間の趣味で交配していくと、自然界ではほとんどあり得ない模様が出てくるらしい不思議さよ。
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