平成8年度 八王子市議会『予算特別委員会』にて

〜アタシの質問と市からの答弁です〜

アタシのQ1

 平成11年の完成が楽しみな八王子駅北口再開発。
 八王子の顔となる駅前広場には、渋谷のハチ公像や三越のライオンのように、八王子を外にむけてアピールする上で重要な役割を果たすモニュメントについては考えているのか?その予算はどうなっているのか。
 50年後の八王子を考えて、若い人達の意見を中心に取り入れるべき。例えば八王子においても伝説として語られるユーミンにちなんだものとかは如何だろう。

市のA1

 駅前広場は、東京都のシンボルロード事業の一つとして、東京都が施工することになります。しかし、モニュメントについては八王子の顔です。市の意見を十分に反映させたいですし、広く市民の声を聞いて設定をしていきたいです。
 そして現在、シンボルロードにつきましては、検討委員会を設けて、市民の皆様や学生さんにアンケート調査などを行っています。


アタシのQ2

 市内の大学に通う学生たち、特に女子学生の卒業後の進路について。
 今年卒業した全国の就職希望者のうち、未内定者はおよそ15万人にものぼった。その中で8割が女子学生だという。
 平成7年度八王子にある大学21校のうち、女子の卒業生は7,490名。その中で八王子市内に就職したのはわずか97名という状況。市外から通う学生にも、「学校があるから仮に住む」のではなく「八王子を好きになってもらい、ずっと住んで貢献してもらう」ように、11万人もの学生に、本当の市民になってもらうように、市としても積極的に働きかけるべき。若者の空洞化を防ぐためにも、市内の企業と連係する等して、就職説明会などを開く等の努力をする気持ちは無いのですか?

市のA2

 バブルの崩壊により、女子大生にとっては就職超氷河期というのを認識しています。
 現状では5月に毎年実施している学生フェルティバルの一環と致しまして、企業案内の実施などを行っています。平成9年完成の学園都市センターの中には、情報センターを設置しまして、このセンター中で企業案内、学生の生活情報交換が可能になります。
 市としては、女子大生の就職に、法に触れない範囲で、職安、商工会議所などをと、今後も連携、協力していきたいです。
 そして、市の任意団体の雇用対策連絡協議会で作成した企業ガイドブックを、今年度から大学・短大へ配布する予定です。

アタシのQ3

 バブル崩壊、就職難。そこで、おのずと人気が高まるのが市役所への就職。
 昨年は新職員のうち、45%が女子というように、女性が様々なポジションに進出しています。その中で、市の作業着を着る女子技術員の割合も高くなっています。しかし市から支給される作業着は男性用に作ったもので、ましてや女子が着るには如何なものかと思われるようなユニフォーム、そして着ている職員たちの、仕事に対する意欲や向上心を高めるようなユニフォームに工夫してはどうだろう。
 ましてや、八王子はファッション推進都市に指定されています。先日は「カジュアルフライデー」でも話題になった都市です。だったらなおさら、自分たちの足元から『変わらなきゃ』。

市のA3

 現在支給されている作業着は、一人分夏服冬服合わせておよそ1万4千円です。職場の安全衛生委員会、そして女子職員の声を聞く必要があると思います。今後十分検討させて頂きます。




(このページの写真提供:朝日新聞)

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