projectμ SCR-Pro の取付け

projectμのSCR-Proブレーキローターの取り付けです。
付け方は、どんなローターでも同じですので参考になると思います。

SCR-Proは、見ての通り2ピース構造になっており、緑の部分のベルハウジング部分がアルミ化され2ピース構造になっています。
アルミ化されているということは、バネ下重量の軽量化となり、重さは体重計による計測でノーマルの10kgに対し、SCR-Proは7.6kg。
1枚2.4kgの軽量化ですので、2枚で4.8kgとかなりの軽量化が出来ます。

まずは、ノーマルローターを外す作業から。
キャリパー裏の19mmボルトを2カ所外します。
19mmメガネレンチを使用します。
ボルト自体はそんなにきつく締まっていませんので、手のひらを利用して、緩む方向に「ドンドン」と叩けば緩みます。
ボルトが外れたらキャリパー本体を外します。
外したキャリパーの置き場所に困ってしまうので、工具箱を下に置いて乗せておきました。
キャリパーが外れれば、ローターはハブボルトを貫通しているだけなのですぐに外せます。
ローターに取り付けられているボルトは、当然ながら規定トルクで固定されているので、増し締めは不要です。
確認の意味でレンチを当てるくらいでOK。
取り付ける前に、ブレーキクリーナーで表面の脱脂をしておきます。
新しいローターを取り付けます。
キャリパーを戻す前に、取り付けやすくするためにキャリパーのピストンを戻す必要があります。
キャリパーを元の位置に戻し固定します。
反対側も同じ作業をして完成ですが、キャリパーのピストンを戻したので、そのまま走り出すとペダルが床まで着いてしまい、ブレーキが利きませんのでとても危険です。
走り出す前にブレーキペダルを何回か踏んで、いつものペダルタッチに戻ってから走り出して下さい。
ローターの慣らしに関しては、普通に走って研磨痕が8割ほど消えたら完了だそうです。

ブレーキの効きは後程の報告として、走った感じはやっぱり軽いです。
アクセルを踏んだ瞬間スッと車が前に進む感じで、ノーマルではワンテンポ遅れて反応していたことが付けた事により分かりました。
普通に走っていれば、別に導入する必要は無いと思いますが、軽量化と、耐熱性、ブレーキの信頼性を高めるとともにスポーツ走行で0.1秒に拘る方には強い味方になると思います。

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