HKS EVC取付け

数年ぶりにブーストコントローラーを購入しました。
実は、最初のインプレッサ(A型)で、一度APEXiのAVC-Rを付けていた時がありましたが、ノーマルとは違った次元の加速にビビったのと、ノーマルクラスのジムカーナに出場する機会があった為に僅か1ヶ月で個人売買してしまった経歴有り。
ビビって売ってしまったと言うのがホンネ。
今回は、ブーストは元気に掛かるものの加速が付いてこないような感じが気になっていたので、ステッピングモーターの鋭さの恩恵にあやかろうと購入しました。
モデルチェンジしたEVCはモニターも付いて3点セットになりました。
コントローラー部分の配線は、アクセサリー電源と、アースのみの2本。
とりあえず通電試験中。
4パイホースは付いていますが、短くて足りない恐れがあるので別に1m程用意しました。
あと、4パイホース用クランプ(純正を使っても可)、6パイ-4パイの変換アダプタ2個を用意します。

純正は、ソレノイドバルブの取付け部分が6パイで、途中で4パイに変換されタービン、アクチュエーターに接続されています。
変換アダプタは、純正でも1個使われていますので、それを利用し追加でもう1個用意するだけでも大丈夫です。
今回は、合わせるために2個用意しました。
色も合わせるため、赤い6パイホースも揃えました。

運転席側のフェンダー付近にあるのが純正ソレノイドバルブです。
これをEVCに入れ替える訳です。
配管が分かりやすいようにソレノイドバルブを外してみました。
1本はエアクリパイプに接続され(黄)、もう1本はタービンに接続されています(赤)。
タービン側の配管です。
ソレノイドバルブから来た配管は、スリーウェイで分岐されアクチュエーター、ニップルに接続されています。
この配管は両方共外すことになります。
外した配管。
こんな風になっています。
HKSのEVCバルブを取り付けます。
意外と大きくて置き場所に困りましたが、配管を短くするために結局純正ソレノイドバルブの上の位置に収めました。
でも、そのままでは入りきらないので、ハーネス類を固定しているステーを少し曲げてスペースを作り、配管に無理なストレスが掛からないよう調整して取り付けます。

HKSのEVCバルブの配管は、上から6パイ→4パイ変換後アクチュエーターへ。
中央は、6パイ→エアフィルター→6パイ→4パイ変換後ニップルへ。
一番下の配管は、サージタンクから圧の取れる個所へ。

赤円がアクチュエーター。
写真では撮りづらい所に(タービン本体からニョッキリでている)ニップルがあります。
ここからサージタンク圧を取るためにスリーウェイで繋ぎます。
純正ソレノイドバルブからの配管(黄)も必要ないので外すなり、フタをするなりの処置をします。
私は、ノーマル配管を外しボルトで栓をしました。
純正のソレノイドバルブは使いませんが、配線コネクターは繋いでおきます。
配管関係は、先端部分にフタをし処置をします。
配管は以上で終わりですので、今度はEVCバルブの配線をグロメットに切れ込みを入れ室内に配線を引き込みます。
グロメットから入れたコードは、クラッチペダルの上から出てきますので、タイラップ等で整理します。
後は、コントロールユニットに接続し、ディスプレーも接続して取付けは終了です。
今度は設定になりますが、最初にワーニング値を設定しておき、コントロールユニットのA、Bボリュームを回しブースト圧を決め実走しながらつめていきます。
私の場合ブースト圧を、A1.2kg/cm2、B1.0kg/cm2に設定しました。
但し、最新のEVCは、メーターの単位がパスカル表示になってしまい馴染みの薄い単位なので、既存のブーストメーターを元に調整しました。

ここでのボリューム値データーは極秘・・・。
と言うか、車両のコンディション、気象状況によって僅かですが変わってしまいますので自己責任で調整してみてください。

で、早速サーキット走行に。
走った感じは、レスポンスが僅かに良くなった感じでオーバーシュートは無し。
ノーマルは、オーバーシュートで約1.4kg/cm2から、1.2kg/cm2で安定しますが、EVCの場合は、1.2kg/cm2でほとんど安定します。
タイム的には、ブレーキローターの軽量化と同時進行してしまったのでEVC単体での効果とは言えませんが、約0.5秒UPしました。
ノーマルブースト圧では劇的に変わりませんが(当たり前か)、これからチューニングを進めて行く方、オーバーシュートが気になる方には良いアイテムだと思います。

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