08年交換留学生お別れ会

2008年7月12日 三鷹国際学生宿舎

 7月12日夕刻、三鷹クラブの干場さん、井上さんと留学生送別会に参加しました。以下にその模様の報告です。

 私は東大三鷹国際学生宿舎(東大三鷹寮)のこの種学生のイベントには、ほぼ欠かさず参加して貧者の一灯を寄進したり、若い後輩たちとの交流を楽しんでいます。何せ我が家から歩いて3分のところに寮があるのですから。

 今回は東大駒場独自の短期交換留学制度(AIKOM,Abroad in Komaba)で昨年来日した約20名の交換留学生の送別パーティ。

 開始予定時刻6時に会場に到着したが、男女20名ほどが入り混じって、今夕の食事の用意の真っ最中。特大の電気釜、カセットコンロが大量に並んで、炊き込みご飯のおにぎり、冷やしそうめん、焼肉(モスレム学生への配慮から、牛と豚を分別)、特別メニューのイタリア人留学生手づくりパスタと盛り沢山。

 以前は三鷹クラブ差し入れの寿司が唯一まともな食い物で、あっという間にテーブルが空になって寂しかったが、院生の世話役や、寮委員会の努力の積み重ねで、手作り乍ら食い物も年々充実してきている。集客力も向上し、今年は100名以上の男女が集う会に盛り上がって来た。とは言えこの種行事の予算は乏しく、大学の補助も年間10万円だけ、三鷹クラブの1回3万円のすしが最大の寄付とか。

 さてパーティーの模様だが、昨今の学生はお行儀が良い。未成年は法を守り飲酒しない人が多い。安酒を鯨飲し、高歌放吟の昔日のコンパスタイルは陰も形も無い。時代の流れか、女子学生200名、留学生100名と異文化が多数集う国際学生宿舎の環境のせいか。スタイルは異なるが、手づくりのパーティーは、思い出の写真集、ビデオの映写を交えて盛り上がって行く。留学生の2〜3人に留学の成果、感想を聞くと異口同音に、満足し又日本に戻って来たいとのこと。英語主体の講義でどれだけの成果が上がるのかとの心配は無用のようだ。

 今宵のフィナーレは、花火大会。とっぷり暮れたイチョウ並木(昔のままに健在です)での打ち上げ花火、線香花火は延々と続き、若者たちの歓声が盛り上がる。賑やかに続く談笑の中、睡魔に襲われた熟年は帰路につきました。世話役のご苦労さん、2次会を主催された干場さん、井上さんご苦労様。

 三鷹クラブのOB諸兄、三鷹寮は姿は変わっても健在です。年に3〜4回は寮生主催の集いが有ります。留学生、女子学生の後輩と話しに出かけましょう。差し入れのワインの1〜2本もお忘れなく。
(40年入寮、辰 紘 記)