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リスボン

市街   ベレンの塔   ロカ岬・シントラ    寄り道(坂道はこちら)


石畳の街 リスボン

ポルトガルの首都リスボンは石畳の路地と石造りの建物が印象的な古い街。

今回はフランクフルト経由でANAとルフトハンザを乗り換えて行った。

写真はバイシャと呼ばれる旧市街で、レストランやお店が集中している。



坂と路面電車

リスボン市街は路面電車が迷路のように張り巡らされている。

また、坂道が多いことに驚かされる。写真は市内に3箇所あるケーブルカーの一つ、ビカ。坂下にうっすらとテージョ川が見える。(リスボン坂道特集はこちら)。

市内の移動には、地下鉄とカリス運営のバスと路面電車すべて乗れる一日券が便利。

運転席はとてもシンプル(ポインタを画像へ)



エレベーター

タワーのように見えるこの建物は、高低差を解消するためのエレベーター。

有料だが、これもカリス運営なので一日券で乗れる。

エレベーターのドアは昔ながらの鉄製(ポインタを画像へ)。




頂上より眺める

エレベーターの頂上は展望台のようになっていて、リスボン市街が一望できる。

写真はテージョ川の方向。



アルファマ地区の路地

バイシャ(旧市街)の東には、アルファマ地区と呼ばれる古い街並みが。

細い路地が迷路のように入り組んでいるので、地図を持って歩かないと迷子になる。

道が細く建物が高いことで日陰ができて、日中でも比較的涼しい。



アルファマの広場

ポルタス・デ・ソル広場からアルファマ一帯とテージョ川を一望できる。

オレンジ色の屋根がリスボンの建物の特徴。

アルファマ地区は夜になるとファドの歌声が細い路地の間に響き渡り、幻想的な雰囲気となる。

ファドレストランは高級な店もあれば、オープンカフェのようなスタイルの庶民的な店もある(ポインタを画像へ)。




カタプラーナ

テーブルの奥にあるUFOのような物体がカタプラーナ(cataplana)という鍋。丸くてフタができるようになっていて、フタは蝶番(ちょうつがい)でつながっている。

ちょうど店のおじさんがフタを開けようとしているところ。

この鍋で作った料理(魚介鍋)もカタプラーナと呼ばれている。

楽天でも売られていた。



スイーツ

カステラの故郷、ポルトガルはスイーツの宝庫。

パステラリア(pastelaria )と呼ばれるお菓子屋さんではガラスケースにいろんなお菓子が並んでいて、お店で食べることも、テイクアウトもできる。

写真はパスティシュデナタ(pasteis de nata)というエッグタルト。うまかった。

関係ないが、このカフェにはアズレージョ(絵タイル)と近代的なモニタが同居していて妙だった(ポインタを画像へ)。



新市街のシンボル

旧市街の北西に位置する新市街。

リベルダーデ大通りのロータリーの真ん中にそびえるのがポンバル侯爵(Marques de Pombal)の像。



ポルトガルにも闘牛あり

地下鉄のカンポ・ペケーニョ(Campo Pequeno 小さい国の意)駅のすぐ近くにある闘牛場。

スペインとの闘牛の違いは、闘牛士が馬に乗っている点らしい。

ガイドブックには改装中と書いてあったが、現地で聞くと毎週木曜日の夜に闘牛が行われているとのこと。たまたま木曜日だったので喜び勇んで行ったところ、すでに開演してしまっていて入れてもらえなかった(夜10時すぎくらいだった)。開演後はチケットを売ってくれないので要注意。


市街   ベレンの塔周辺   ロカ岬・シントラ    寄り道



ベレンの塔

リスボン市街から西に3kmほど行ったところにある世界遺産。市街からはバスか路面電車で行ける。

塔の中に入って上ることができる。河口近くなのでテージョ川は海のように広い。遠くに見えるのはヨーロッパ一長いという4月25日橋(ポインタを画像へ)。



塔の装飾

古くは見張り用の砦だったらしいが、ものものしい雰囲気はあまりなく、テージョ川の貴婦人の名にふさわしい精緻な装飾が施されている。

しかし地下にはかつての水牢が・・・(ポインタを画像へ)。



ベレンの塔より4月25日橋を望む

ベレンの塔の2階からの眺め。

空の青さと建物の白さのコントラストが美しい。

橋の右に立っているのはクリストレイ像。写真では遠すぎて形がわからないが、リオ・デ・ジャネイロのキリスト像のレプリカらしい。



発見のモニュメント

ベレンの塔から歩いて行ける距離にある巨大なモニュメント。

ヴァスコ・ダ・ガマなどポルトガル大航海時代の英雄が並んでいる(先頭はエンリケ航海王子)。

エレベーターで屋上まで上がれる。

屋上からの眺めも最高(ポインタを画像へ)。



大航海時代の世界地図

発見のモニュメント内は博物館になっていて、大航海時代の世界地図などが展示されている。

ヨーロッパに近いほど正確なのがわかる。日本は右端に位置するが、記載されていなかった。

原住民を蔑視したような絵もあった(ポインタを画像へ)。



日本人らしき姿

同じく発見のモニュメント内にあった絵。漢字は読めないが(前実御?)、日本人っぽい。

かつての安全地帯のようなファッションの方も(ポインタを画像へ)。



ジョロニモス修道院

発見のモニュメントの向かい側にある修道院跡。ベレンの塔と並びこちらも世界遺産。

写真の人の大きさから建物の巨大さがわかる。



美しい回廊

ジョロニモス修道院はマヌエル様式という建築様式で、細かい装飾を施した回廊が美しい。

一室にはヴァスコ・ダ・ガマの棺が(ポインタを画像へ)。



十字架

ジェロニモス修道院内にあったキリストの十字架。

イスラム教との闘争の歴史ゆえだろうか、ポルトガルのキリスト像は生々しいものが多い。


ノーベル賞受賞者の病院

ベレンの塔の東、4月25日橋付近にあるエガス・モニス病院。

エガス・モニスはポルトガルの神経科医。精神疾患の治療方法として、脳の前頭葉の神経線維を外科手術で切断する手法(ロボトミー)を確立した功績でノーベル生理学・医学賞を受賞した(人道に反するとして取り消しを求める運動もあるらしい)。

病院内の目立たないところに銅像が(ポインタを画像へ)。



4月25日橋

リスボン巡回観光バス(2階部分がオープン)から見た4月25日橋。

この橋を建造した独裁者の名前であるサラザール橋と呼ばれていたが、1974年4月25日のカーネーション革命でサラザールの後継のカエターノ政権が打倒されたのを記念してこの名前になった。

ヨーロッパ一長い吊橋とあって、近くで見ると壮観。


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ロカ岬

ユーラシア大陸最西端、ロカ岬。リスボン市街からは電車でシントラまで行ってそこからバス。シントラと合わせて日帰りコースとしてちょうどよい。

売店では最西端の証明書を発行してくれる。

周りは民家もなく荒涼としており、時折突風が吹いて飛ばされそうになる。断崖絶壁には柵も何にもないのでちょっと足を踏み外しただけでおしまいだろう。



シントラ

リスボン市街から電車で40分くらい。一帯が世界遺産。王宮などは山の上にあるので行きは駅からバスに乗るのが楽。

写真はいろんな建築様式がミックスされたペナ宮。日曜日だったので長蛇の列ができていて、2時間待ちとかだった。行列の仕切りが異常にトロいので入場は断念。

世界遺産には失礼だが、正直田舎のラブホテル感は否めない。



シントラの路地

王宮やペナ宮に入らずともシントラ周辺は石畳の路地が美しく、歩くだけでも楽しい。



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