官軍イベント その5
熊谷市 戊辰戦争再現絵巻



 今から137年前の慶応四年、270年に及ぶ徳川幕府の政治が終焉しました。その際、薩摩・長州を中心とした新政府軍と、幕府恩顧や新政府の強引な方針に反対した諸藩や幕府軍が一年にわたって軍事衝突したのです。それを戊辰戦争と言います。
 私たちはこの度、熊谷市の協力を得まして戊辰戦争の合戦を再現することになりました。戊辰戦争は如何に戦われたのか?どんな戦闘が繰り広げられたのか?それを学者を交えまして再現してみようというのが今回の企画です。 (公式サイトより)


 さて、この「戊辰戦争再現絵巻」というイベントは結構いくつかのあたしい試みがあった。どういったことなのかというと.....
・このイベントはマニアな人が市と共同で一から起こした街づくり事業である。
・幕末近代軍装メインのイベントである。
 とこのへんが非常に新しい試みである。主催の磯野氏は我々MY官軍部隊の銃器や装備などを調達してくれ、幕末洋式部隊だけではなく、軍装から西洋の甲冑や剣の類も取り扱っているのでブラックホールなどにも出店しているし、本人もWWIIヒストリカルゲームイベントなどにも遊びに来るマニアな人である。そういった彼が市に切り込み『熊谷市ハートフルタウン・チャレンジタウンひとづくり支援事業(マジよ)』という支援を受けて開催した今までとは違った試みのイベントなのである。そしてどうしても時代祭りなどではメインではなくサブキャラ的存在になってしまう近代軍装をメインにして幕府軍(新撰組ではなく洋式の調練を受けた軍隊)、薩摩・長州、そして忘れちゃいけないご当地の藩の忍藩、ちょっと近代化が遅れて鎧のままの宇都宮藩などを集めて行ったヒストリカルゲームイベントであったのだ!幕末に日本に入ってきて軍隊の基礎となった洋式の調練という流れをメインにしたのは非常に新しい試みといえよう!

 こいつはすげぇぜ!マニアな人が企画したイベントを公的機関がバックアップなんだからねぇ....で、今回も熊谷の町を鉄砲かついて練り歩いたり、

 市の施設の川原のラグビーをやる場所で抜刀して走り回ったり、

 映画用の大砲(磯野氏の本職は映画の小道具屋)をどっかんどっかん撃うちまくっちゃうんだから誰がなんと言おうと画期的なイベントだったのだ!

 また、今回は小千谷市の方も駆けつけていただき、小千谷の歴史的なお話と地震で崩壊してしまった『会見の間』復興に向けてのイベントも行われました。
 まだまだイベントは第一回目なので参加者、見学は決して多いとはいえなかっけどいつもと違って刀の侍系よりも洋式軍隊が大量に出てくるイベントというのはなかなか画期的だと感じたし、興味深く集まってくれた見学者および参加者は結構好印象だったので今後もたのしみなイベントになると思われます。