証明写真も軍服で10
シリーズ「軍服免許」10
リベンジ編




 ついにリベンジとなりました軍服免許。題材がドイツ海軍なのでややインパクトは薄めですが、ナチ刈りにチャレンジしたりと髪型などでがんばってみました。
 しかし、撮影時に少し上を向いてしまったせいか異様に下膨れになってしまってちょっと悲しいぞ!おいらここまでデブではないーっ!  orz
 以下は撮影レポートです。

 早いもので軍服免許発表から5年!ついに私も更新の時期がやってきました。
 今までの体験と皆さんの投稿から分析した軍服免許について気をつけなければいけない点は以下のとおり。

・免許写真は首と肩周辺しかうつらないので襟章などに特徴がない服じゃないと意味がない。
・規則により帽子類はかぶれない。
・撮影の時間は非常に短いため、撮影直前に用意するような行為は出来ない。
・事務員には質問する人と何もなかったかのように事務的にとる人の2種類がいる。

 と、こんなところでしょうか?
 今回はいろいろと考えたのですが、鉄十字章がつけられるドイツ海軍にチャレンジしてみました。
 しかし、それ以外は特徴的なパーツの少ないこの服。もう一工夫欲しいところです。
 こいつは「ドイツ兵軍装ガイド」の8pに載っている写真ですが、当時の兵士は比較的特長のある髪形をしています。仲間うちでは「ナチ刈り」と呼ばれていますが、この極端にカリアゲのきつい髪型。「2ブロック」という髪型らしいんですけど、これを再現してみましょう。
 当然ながら床屋で「ナチ刈りにしてください」といっても通じないので、この写真をデジカメでとったものを見せて「こういう髪型にしてください」といってみる。
 床屋に引かれるとアレなので半分に折って顔の部分だけを見せる。
「え?本当にこんなに短くていいの?」
 ここで引くと床屋も手加減するので当然のようにうなずいてみる
「前もこんな髪形していたんですか?」
「あ、はい、何回かやったことありますよ(嘘)」

 それを聞いて安心した床屋はナチ刈りを開始する。
「いやぁ、かなり短くなるんで心配になっちゃったけど、前にもやってんだったら問題ないか」
 何の躊躇もなくバリカンを入れる床屋に平然を装いながらも内心ドキドキでしどろもどろな受け答え。
 で、結果的にはこんな感じ。短いといえば短いけど収拾がつかないほどじゃないな。床屋も「お客さん西洋人の頭の形しているからこういう髪型結構に合うよ!」とほめてくれる。よしよし。
 最後に床屋がバランスをとるためにちょっと髪をすいたのだが、もうすこし長いままのほうがそれっぽかったかな?
 翌日は小雨まじりの寒い日であった。しかし、逆にこれはコートをがっちりきこんで軍装を撮影直前まで隠せるというチャンスでもある。この格好だとたんなるスーツ着ている人だねー。でも、上に着ているのはドイツ海軍の灰色の皮コート。靴も以前に買った「U−571の撮影で使用されていた靴」をはいていたりと写らない所で気合を入れていたりするのですけどね。
 東京都民なので鮫洲の免許センター。雨なので人が少なくて好都合。
 駅前で申請書類を作成したのだが、いつの間にか免許書き換え時の書類に貼る写真が省略されている。どうやら撮影は免許の写真1回だけになりそうだ。
 視力検査、書類作業も終了しいよいよ本番。ものすごい流れ作業で撮影が行われているのでスピーディにこちらも対応しなくてはならない。
 いよいよ次の人ってところでコートを脱いでご開帳〜!でも撮影のおばちゃんは全然動じない。何のコメントもなく撮影終了。
 準備の割には実りの少ないというか、ジャケットだけ決めちゃえばあとはどうでもいいものでもありますが、免許センターというドキドキの場所で軍服で決めるのはなかなか勇気のいるものであります。
 あと、どうでもいい話ですが講習の中で流れる「悲しみは消えない―飲酒運転の代償」という映画が永島敏行と朝加真由美。そして主題歌がさだまさしの「償い」というなんだか異様にキャストに力の入ったものだったのはちょっと特筆すべき内容でした。結局鉄十字はずすタイミングを見失って鉄十字章つけたままこの映画も見たんだけどね。
 というわけで軍服免許のリベンジ編でしたーっ!