過去の日記置き場です。
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北海道はまだ冬だけど気分だけ春。


4月16日(月): 仲良しさん♪・・・(ナミダの証拠写真付き)

4月17日(火): 写真が出てきた!

4月18日(水): レッツ・リンボー

4月19日(木): 別れがつらい

4月24日(火): 朝型生活宣言

4月25日(水): ああ片想い

4月26日(木): 寝息が早い

4月27日(金): 夢の抱っこ猫?

4月28日(土): アイノの誘惑


 仲良しさん♪・・・
(4月16日)

 最近、スオミとこゆめの仲が良い。

 もともとすおちゃんは温和な子なので、表立って他の猫たちへの不快感を示すということは少ないのだが、こゆめが来てまもないころは「つかず離れず」というカンジが強かった。あんまりアイノがしつこいと「アンタ、やめなさい!」と教育的指導をしてあげたりするあたり、それなりに気にしてやっている様子なのは非常に心温まるものがあったのだが、かといってこゆめが「おねえさまー♪」となついてくると「ぷいっ」と立ち去ってしまったり、「こっちこないで!」とかるくパンチを出したりして、必要以上に仲良くしようとは思ってない!・・というのがミエミエであった。

 ワタシとしてはもちろん、母を同じくする姉妹同士のふたりが仲良く寄り添う姿なんかを見れちゃったりしたらそりゃウレシイなぁ、でへでへ。(←・・・)などと妄想していなかったわけではない。
 理想としては、「ぐりとぐら」のようにほのぼのと仲良しな女の子ふたりを希望していた。
 一緒にゴハンとか食べながら

 「おいしいね」
 「うん、おいしいね」

 とか、一緒に外を眺めながら

 「あっ、とりだね」
 「うん、とりがいるね」

 なーんていうやりとりをしている微笑ましい姉妹。ああっ、ロマンじゃないですか!(←?)

 だが、いろいろ話を聞くとどうも「猫の女の子同士」というのはけっこう相性が難しいらしい。一緒に暮らしていても「相互不干渉」的な冷ややかな関係になりがちであると聞いてはいたので、実際スオミとこゆめの仲がイマイチという感じでも「うーん、やっぱりね。まぁしょうがないか。別にケンアクってわけじゃないし」・・くらいに思っていた。
 幸いにしてこゆめはなかなかかしこい子で(アイノと違って)、スオミがいやがっているときには素直に引くくらいの分別を持った仔猫であった。っていうか、それが普通なのかもしれない。アイノはちょっとばかばか度が高すぎなんだね。(・・・・)

 そんなわけで、淡々とした人間関係・・もとい猫間関係のもと平和に暮らしていた姉妹なのだが、こいつらがまた血は争えないというかなんというか、似たような行動をとるのである。

 たとえば、北に作業員さんがいればふたりで調査隊を組んで突撃取材する。(←?)
 南にダンボールを開けているヤツがあれば行ってジャマジャマの限りを尽くす。
 東に風呂に入っている人がいれば行って浴槽のフチで危険な遊びに耽る。
 西に新聞を読む人があれば行って新聞紙の下にタックルをかまし、紙面の上に寝そべる。

 そういう人にワタシはなりたい。・・じゃなくってぇ!!そういう時のスオミとこゆめの表情といい反応といい、わらっちゃうくらいそっくりなのだ。
 これはつまり、「おもしろいと思うこと」とか「遊びの方向性」が似ているということを意味するのではないだろうか。そのせいなのかどうなのか、最近はスオミとこゆめが激しく追いかけっこをして遊んでいる回数がぐんと増えた。しかも見ていると、スオミのほうからちょっかいをかけたりすることも多いのである。
 ふたりとも俊敏だし(アイノがとろいと言っているわけではもちろんある)、どちらも引き際もキレイだし(アイノがしつこいと言っているわけでは当然ある)、気が合うのも当然だろう。
 そんなわけで、最近ではふたりが近くで寝ている率もかなり上昇しているのだった。

 うーん、ほほえましい!

 しかし笑ってすませられることばかりではないのである。
 これを見よ!!

              衝撃の証拠写真

 よくわからないかもしれないが、台所の食器棚および冷蔵庫の上で愛の共同作業をするヤツらの姿だ。
 ナニをしているのかというと、冷蔵庫の上に貯蔵しているキャットフードを盗み食いしようとしているのである。

 「あ、みられた」
 「みられちゃったね」
 「やばいね」
 「うんやばいね」

 というカンジであろうか。
 ・・・・・・・・
 なんじゃいこの「ブラックぐりとぐら」は!!!!!

 いつもはあんなに性格が違うふたりなのに、どうしてこういうところだけは一緒なんだろう・・・
 このようにいつもワタシのドリームは打ち破られるのであった。しくしく。



 写真が出てきた!
(4月17日)

 このあいだ、すごくいっぱい写真が出てきた。
 すべて未整理のまんまのもので、写真屋さんがくれる紙製のアルバムに入れっぱなしにしているのが10冊くらいあったのだが、あけてみるとみーーーんなスオミ様の写真ではないか。
 それも、まだ中猫(こねこよりは大きいがおとなねこよりは小さい状態であると言いたいらしい)のときの!!
 すおちゃんは12月生まれなのだが、このとき出てきた写真は4月から10月の間に撮影されたとおぼしきものであった。すなわち、生後4ヶ月から10ヶ月頃のスオミの記録だ。

 ひょえー、かわいいよぅ。(笑)

 でもホントにかわいいの。どうにもなんないくらいカワイイの。「うおー!」と叫びながら写真を見ている我々のところになまスオミがやってきて「なになに?」とウロウロするのも目に入らないくらいカワイイのー。(なにか間違っている気もするが・・)

 だって小さいんだもん。

 思えばその頃は画素の粗いデジカメしか持っていなかったので(当時のデジカメで撮影した写真はココにあります。かなりキタナイです)、「スオミ様成長の記録」を撮るのは普通のAPSのカメラが主流だった。デジカメと違って結果が確認できないので失敗写真もかなり多かったし、現像するにもおカネがかかるので、そりゃー大変だった。それでも我々は、ほとんど「芸術はバクハツだ!」状態で狂ったように撮って撮って撮りまくっていたのである。
 そんな写真がウン十枚。・・どころではなく、たぶん百枚くらいは軽くあったんじゃないかと思う。
 おやばかパワーってのはホントにおそろしいものだ。

 しかも今になって改めて見てみると、最初の夏のすおちゃんときたらめちゃくちゃハゲハゲだったことがわかった。・・・いや、当時も「ハゲてるなぁ」とは思ってたけど、比較対象物がいなかったからねぇ。ここまでハゲてたとは思わなかったよ。ははは。
 そもそもノルウェージャンという猫じたい、首のまわりがゴージャスにふさふさしてるところもウリのひとつだと思うのだが、当時のスオミの首回りといったらもうくびれがクッキリでエステのCMにも出れそうだ。しかも模様が三毛なことも災いしてどっからどう見ても「ふつうの日本猫・三毛」というカンジである。

 じっくり当時のスオミを見るにつけ、ワタシはひそかに反省した。
 というのも、ワタシはこゆめのことを密かに・・というかおおっぴらに「この子、ちょっとハゲ気味だなぁ・・」と思っていたからである。もちろんこゆめはまだこどもだからしょうがないんだけど、スオミやアイノと比べるとかなり毛並みが貧弱で、フサフサ度がイマイチなのだ。それで「こゆたん、はげー♪」などとからかっていたのだが、どう見ても当時のスオミは今のこゆめの比ではない。こゆめをハゲとよぶならスオミはつるっぱげだ。その違いは波平さんと織田無道くらいハッキリしている。

 ・・関係ないけど、毛がはえていない「スフィンクス」っていう猫種があるでしょ。このあいだ猫の雑誌で、三毛のスフィンクスの写真を見たんだけど・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・
 すごかった。
 三毛柄のイレズミを入れた極道宇宙人かと思った。(スフィンクスファンのかた、ごめんなさい)
 いやー、アレじゃ銭湯にはは入れないねぇ。(←?)
 っていうか、もしスオミの毛をバリカンで全面的に刈ってみたら中にアレが入ってるのか?!と思ったら、スオミを見る目がちょっと変わってしまったよ。うおー、見たいよー。でもあんなの入ってたらイヤだよー!!

 えー、ホントに関係なかった。
 そういうわけで、こゆたんは実はあんまりハゲてないということが判明しました。あんなにハゲてたスオミも今ではそこそこ毛が吹いてフサフサ猫に成長してるんだから、こゆめなんか全然問題ないよ。よかったね、こゆたん!(←?)

 もうひとつ気がついたのだが、スオミの写真はとにかくいっぱいある。デジカメのも合わせると、そりゃもうびっくりするくらいの写真の量だと思うのだが、アイノの写真はそんなにないんだよね。来たばっかりの頃はものめずらしさも手伝って結構撮影されてたんだけど(文字通りなんだかものめずらしい子だったし。笑)、スオミのときと比べるとだいぶ減っている。さらにこゆめになると、目に見えてがくんと写真の量が減ったことは疑いのない事実である。

 これって、ニンゲンのきょうだいでも同じ現象が起きるよね。長男長女はやたらと写真がいっぱいあるのに、二番目以降の子になると急にアルバムの数が激減してたりする。
 全国の次女のみなさん、どうですか。子供のとき、「なんでおねえちゃんだけアルバムが三冊もあるのに、あたしのは一冊なのー?」と親に聞いたことはありませんか。経験者は語る。ワタシは次女だからね・・・・・ふふふ・・・・(むなしい笑い)

 やっぱり「猫を複数飼う」っていうのは、いろんな意味でものすごく親心を知らしめるものみたいだ。

 ごめんねこゆめ。アンタ、かわいいのにねぇ。
 ちょっと反省して、きのうはこゆちゃんの写真を少し撮ってみましたとさ。ちゃんちゃん。



 レッツ・リンボー
(4月18日)

 部屋でごろごろくつろいでいるときに猫がとことこ近くを通りかかったら、皆さんならどうするだろうか。
 思わずなでたくなって、手が出ますよね。
 そんなとき、たまたま猫が「甘えてもいいなモード」であれば、背中がきゅーっとかたくなってしっぽがぴーんと立って、ついでにゴロゴロいってくれちゃったりすることもあるだろう。
 いやー、カワイイですね。甘え猫。

 しかし、猫というイキモノはそうそうニンゲンの思うとおりにはならないものである。「今はあんまり構ってほしくないモード」の時になでられたりすると、迷惑そうに「うにょ〜ん」と手の動きをよけるかのごとく背中をひっこめるようにしてすりぬけていっちゃった、という経験がある人も多いのではなかろうか。

 我が家ではあの「うにょ〜ん」と背中をくねらせる動作を「リンボー」と呼んでいる。いや、なんとなくあの背中の反らせ方が「リンボーダンス」を彷彿とさせるからなんだけど。

 とにかくリンボーはアタマに来る。
 「すおちゃん、ちゅきちゅきー♪」・・となでようとしたのに「ぐにょ〜ん」とリンボーされるとかなりムナしく、かつムカつくものである。ちなみに、やっぱり女の子のほうがマイペース度が高いようで、リンボーする率は女の子たちのほうが圧倒的に多いようだ。
 アイノはめったに撫でられるのを拒否することはないのだが、アイノにリンボーされると「げ、アイノなんかにリンボーされたよ。こいつ、ばかばかのくせにナマイキ〜!」という歪んだ心理により、倍もムカつくところが(アイノの立場になってみると)ちょっと悲しい。

 さてその「リンボー」なのだが、こゆめのリンボーぶりがまたスゴイのである。
 なにがスゴイって、あんまり背中をひっこめすぎて、おなかが床についちゃうのだ。

 スオミの場合は、「するっ」と巧みに必要十分なだけ背中をうねらせて「のれんに腕押し」的感触を残して優雅にすりぬけていけるのだが、こゆめの場合は「みにょ〜ん」と背中を引っ込めるのはいいのだが、床にぶつかるまで反らしちゃうもんだから、ニンゲンの手と床にカラダがはさまれてしまって、「べちょっ」と体の真ん中を床につけたまんまその場に詰まっちゃうのである。明らかにそれはやりすぎだ。・・うーん、この状況わかるかなぁ。説明がむずかしいな。

 こんなことになるのも、こゆめが妙にからだの柔らかい子だからかもしれない。それにしても、なにも床におなかを引きずってまでよけようとしなくても良さそうなもんだよなぁ。うーん、やっぱりアタマに来る。アタマに来るから、「べちょっ」と床に伏せても放してあげないもんね。ひひひ。

 こゆめとしては「するっ」と優雅にしなやかにニンゲンの手をすりぬけたつもりなのに、何故か「ぎゅむっ」と背中が詰まって「伏せ」みたいなポーズで立ち往生しちゃうわけだから、いつも敏捷で運動神経バツグン!のこゆめだけに自分でも何が起きたか良くわかんないってカンジで「?????」とクエッションマークを飛ばしまくるのがなんともマヌケかわいくてやめられない。
 これはもしかすると「狩りをされる動物・アイノをおっかける」(過去の日記参照)ことと並んで、我が家の二大猫遊び(←?)といえないこともないかもしれない。

 そんなわけで連日「レッツ・リンボー!」のかけ声とともに謎の猫リンボーが繰り広げられているのであった。
 うーん、こゆめ、かわいいー♪(←結局おやばか)



 別れがつらい
(4月19日)

 皆様のご愛顧のおかげをもちまして、もうすぐ5000ヒット達成しそうです。ありがとうございます!
 それがね、明日から火曜日まで所用のため留守になっちゃうんです。このペースでいくと間違いなく、ワタシのいない間に「5000ヒット」は通りすぎていってしまいそうです。む、むなしい。

 それでといってはナンですが、ほんとは特に何もするつもりじゃなかった「5000」番でもなにか企画を考えようかなぁと思っております。
キリ番5000をゲットした方、掲示板で深刻・・・じゃなくって、申告してください!その方と協議のうえ、ささやかな御礼をさせていただこうと思います。よろしくね!

 以上、イベント告知(?)でした。

 そんなわけで、ワタシは明日からしばらく家を留守にする。
 それで何がつらいかってアナタ、ゲームを進められないことなんだよね!
 ・・・・
 ちがうよ!
 別に旅先ではゲームボーイアドバンスがあるもんね。へへへ。
 ・・・だからそうじゃなくって!

 何がつらいかって、猫たちとはなればなれになることがツライのである。これホントです。

 以前はちゃんと仕事をしていたので、当然ながら平日は毎日猫ズを置いて出かけていた。帰りがめちゃくちゃ遅くなることだってあったし、猫と過ごす時間は今と比べるとものすごく少なかったけれど、まぁそんなもんだよなあと思っていたから、出かける瞬間だけはさびしかったがそんなにつらいと思うことはなかったような気がする。

 しかしこうして一日のほとんどを猫たちと一緒に過ごすようになってからというもの、たまに離れなくてはいけないときにかえってつらく感じるようになってしまったから不思議だ。
 どうやらそれは猫のほうも同じらしく、たかが一時間かそこら近所に買い物に行くだけなのにスオミとかこゆめが扉の前に陣取って「どこいくの?どこいくの??」と追いすがって来たりするのがまたたまらない。

 ああっ、アンタたちはなんていい子なの〜。

 ちなみにアイノは、ワタシが出かけそうな気配がすると決まって玄関のたたきに寝っころがって「じーっ」と黒い目でこちらをみつめているが、いざワタシが玄関のほうに向かうと脱兎のごとく部屋の奥へ逃げ帰るところが毎度毎度かなりイヤなカンジを醸し出している。そこに座り込みしてたアンタの意図はなんなんじゃい!!

 ああっ、アンタはなんて意味不明な子なの〜。

 とにかく、猫と一緒に過ごせる時間が長くなれば長くなるほど別れがつらくなるらしい。(そうか?)
 火曜日までっていうと5日間もあるではないか。これから5日もすおちゃんやアイたらやこゆたみに会えないのかと思うともう寂しくて寂しくて、思わず「どれかいっぴき持って行こうか!」と真剣に考えてしまうワタシであった。

 持って行くとすると、こゆめが一番コンパクトサイズかつ軽くて便利かなぁ。でも、あまあまスオミを置いて行くなんて悲しすぎるし、なによりばかばかアイノとすおちゃんだけで留守番させるなんて、すおちゃんが可哀想すぎるっ!・・・いえ、もちろんこゆめが来る前はずーっとこのふたりだけで留守番してたんですけどね。今思うとひどいことさせてたなぁ、ごめんねすおちゃん・・という思いがシミジミと・・・(笑)
 それじゃいっそアイノを持っていって、リードをつけてお散歩してみたらどうだろう。ぜったい行き交う人々の目がクギ付けになること間違いなし!だってきっと猫にみえないもん。ははは。うん、これもおもしろいなぁ。いや、べつにおもしろくてもしょうがないんだけどね。

 などとしばしアホなことを考えてみたものの、どう見ても実際には連れていけるわきゃーないのである。
 ああさびしい。さびしいよう。
 しょうがないから、デジカメのメモリの中にみんなの写真を入れたまま持っていこうっと。それで、さびしくなったら「再生」して「ああっ、すおちゃーん、あいちゃーん、こゆたーん」とナミダに暮れることにしようっ!それでばっちりキマリだねっ!(←元気に言いきることか?)

 ということで、今から深夜の撮影会を開催することにしました。では皆さん、シーユーアゲン。



 朝型生活宣言
(4月24日)

 本日、やっと本土から帰還いたしました。その間に予想どおりついに5000ヒットを達成いたしましたー!ぱふぱふぱふ!!皆様、ほんとうにありがとうございます!

 さて、そのようなヨロコビごともあったというのに今日の日記はあっさり行くことにする。
 というのもほかでもない、ここ数日のワタシはカンペキに朝型の生活を送っていた。この究極最終兵器的夜型人間だったワタシがである。といってもそう簡単に体内時計は切り変わらないわけで、朝は起きるが夜も寝つきが悪かったためにかなり寝不足がたまっている。そのかいあって(?)、ついに今日はこんな宵の口だというのにねむい。このワタシが、0時前に眠くなっている。これは画期的なことである。

 これはチャンスだ。華麗なる朝型生活者への転身をはかる絶好の機会ではないか!

 「キング・オブ・クズ」もしくは「ザ・ベスト・クズ・イン・クズズ」・・・すなわち「クズの中のクズ」の名を返上するのは今をもって他にないのである。このチャンスを逃してはならない!

 というわけで、きょうはあっさりさっくりきっぱりと寝ることにします。そんで、明日はがんばって明るいうちに更新をするぞ!(たぶん)そして今後はずっと「日中更新」をめざすのだ!(・・・おそらく)

 ああ、自信がない。
 でもまぁ、いくらなんだって数日くらいは保つだろうと思うので(・・・・)、新生・クズだいありー・・・・じゃなくってぇ!ぼちぼちだいありーにご期待ください!!

 っていうか、要するに今日は早く寝たいってだけなんだけど。うわあ、ごめんなさい!!!



 ああ片想い
(4月25日)

 友達の結婚式のために、5日間も本土へ出張(?)してしまった。
 出かける前の日記にも書いたが、今回は猫たちと離れるのがほんっっとう〜につらかった!
 会社を辞めてはや十ヶ月、あまりにも猫たちとベタベタで甘々でらぶらぶの蜜月を過ごしすぎていた反動が来たのであろうか。スオミ様の濃厚にして際限のない拷問的甘えまくりも、ばかばかアイノの直球ストレートど真ん中ホームランコース的スリスリ甘えも、こゆめちゃんの「ぴゃーぴゃー」で「しゅたたたっ」と走ってきて「ごろごろ」の「もみもみ」な兇悪甘えもない毎日はあまりにも味気なく寂しかった。

 ああ〜、耐えられない。

 ワタシはうちに電話した。毎日電話した。
 ダンナに「すおちゃんたちどうしてる???さびしがってない???」と聞くと、「あー、スオミは・・・寝てるー。アイたらもー、寝てるー。こゆたんはー、ここにいないー。みんな別に普通だよ〜。なんか、気がついてないっていうか〜」という淡々とした答えが返ってくるではないか。

 がーーん。
 やつらはワタシがいないことをまったく疑問に思っていないのかぁぁ。

 「じゃあ、ちょっとなにか叫んでみて。すおちゃんに聞かせてあげよう」というので「すおー、すおー、すおみ〜」とバカのように叫んでみたが、ダンナはあっさり「あ、受話器くっつけたら逃げた」だと。

 がーーーん。

 おまえらは「His master's voice」の「ビクターわんわん」を知らんのかぁ。あの、蓄音機から流れてくる死んだご主人の声に耳を傾ける犬の姿はなんと感動的なのであろうか。彼が犬で良かった。もしそのご主人が飼っていたのが猫だったら、いきなり蓄音機にパンチ食らわしたりなんかして感動ぶちこわしだったに違いない。

 いやいや、まだ一日目だからヘイキなのかも。だって、前にワタシひとりが何日か留守にしたときは、ダンナが会社から帰って来たときに「たたたーっ」としっぽをたてて走ってきたすおちゃんが、入ってきたのがダンナだけなのを見て「アレ?」という顔をして後ろのほうにワタシがいないか探すような素振りをしたそうだ。「アレアレ??」とスオミのアタマからにゅーっとフキダシが出て、その中にワタシの顔が入っていて「こっちのヒトは?」と問いかけるようにダンナを見たのだという。それを聞いて「ああっすおちゃん!!」・・とワタシのスオミ愛がより燃え上がったことはいうまでもない。

 そうそう、あんなに愛の時間を過ごしたんだもの。猫たちだってそのうちワタシの不在に気がついて寂しくなるにちがいないっ!!

 しかし。
 ヤツらは次の日もその次の日も、ワタシのいない生活にすっかり順応して、特にギモンもなく穏やかに暮らしていたらしい。
 「すおちゃんはフキダシ出してなかった?」と祈るようなキモチで聞いても、気の毒そうに「いや〜、べつに・・・」という答えが返ってくるばかりである。

 ああ〜。

 もしかしたらそうなのかしらと思ってはいたが、やっぱりこれってワタシの片想いなのね。
 ワタシの脳裏にあの恐ろしい歌・「しあわせ芝居」が流れて、ますます心を凍らせたことを特に記しておきたい。

 ちなみに、やっと帰りついたときの猫たちの反応はというと。
 スオミはワタシを見た瞬間に「あっ」と思い出したようで、「そうそう、そうだったわ。こういうヒトがいたわよねー」という感じで急に甘えやがったのである。そしてアイノは、いつもの5割増しくらいの勢いで逃げて逃げて逃げまくり、こゆめは「だれだっけ。でもとりあえず甘えとけばマチガイはないわよね」ってな感じで愛想を振り撒きにきやがったのであった。

 ああ〜、いったいワタシって、ワタシって・・・・・
 ぐれてやる〜。



 寝息が早い
(4月26日)

 五日間の不在から帰ってきて二日目。昨日の日記では「みごとな片想いぶり」を嘆いたが、実は昨日のうちにすおちゃんの添い寝もアイノのヒザ寝りも達成してしまった。
 うーん、これってなついているの?なついているの??
 でも、いなければいなくてもヘイキ。

 ああ〜、きょうもフクザツなワタシであった。

 それにしても、数日振りにスオミにめちゃくちゃ甘えてもらってひっついて寝られたりなんかするともうホントに猫愛大爆発!っていうか「もうアナタなしでは生きられないわ!!」という演歌のような心境になってしまう。

 うちのさんびきの猫ズはみんなかわいい。それぞれ違った良さがあり、全員ものすごく愛しいのだが、それでも実をいうとスオミはワタシにとって特別な子だ。一人っ子として過ごした時期が長かったせいか、ワタシへの依存度もいちばん高いと思うし、甘え方もすさまじいし(・・・・)、控えめでいつも引きがちでちょっと扱いにくいところもまたたまらない。

 それで気づいたのだが、ニンゲンだったらどうだろう。
 やっぱり長男長女っていうのはこんなふうに特別なんじゃないだろうか。
 「おねえちゃんとわたしとどっちがすき?」というのはきょうだいがいる人なら小さいときに必ず親にきいたと思われる定番クエスチョンだと思うが、これに対してはまた「どっちも同じくらい好きよ」という定番アンサーが返って来たことだろう。

 しかしっ!
 猫を持って知る親心。(←?)
 きょうだい間の愛情に順位はあるのだ。厳然としてあるのだっ。
 写真の量だって違うのだぁぁ。(4/17の日記参照)
 そしてワタシは次女でした。
 うう、さびしい。さびしいぞ・・

 まぁそれはともかく、寄り添って寝ている「特別な子」であるスオミの寝息はニンゲンのそれよりかなり早くて、イコール「猫」という生き物のニンゲンとの寿命の違いが実感されてなんだか哀しくなる。

 わりと最近、親戚の家で犬が死んでしまった。
 もう15歳だったそうだから犬としては早過ぎる死ではなかったと思うが、飼い主の叔母は当然ものすごく悲しんで泣き暮らしたらしい。叔母の家はかなりの犬好きで、前にも飼っていた犬を13歳で癌で亡くしており、そのときもめちゃくちゃ嘆き悲しんでうちの母を辟易とさせたのであった。
 母は「またそうやって泣くんだから、もう犬を飼うのをやめたら」といったのだが、それでも叔母はもう少ししたらまた犬を飼おうと思っているらしい。

 なんだかわかるなぁ。と思った。
 どんなに最後が悲しくても、それまでの間にはかりしれないシアワセをくれるんだもんね。そのシアワセには、なにものもかえがたいものがある。陽はまた登るし、春はまた来るのである。(←?)

 うーん、やばい。実は先週帰省しているあいだに某有名イタリア人指揮者が急死したというニュースを聞いたせいで、最近またちょっと死について考えちゃっている。いや、別にその指揮者は全然好きでもなんでもなくて・・っていうか大っキライだったんだけど(笑)、好き嫌いを越えて「とてもちゃんとした音楽家」だったと思うので、こんなに早く亡くなったことがとても残念だ。マトモじゃないヤツが出世しまくるご時世、ああいう人には長生きしてもらいたかった。

 だんだん何の話だったかわからなくなってきたが、いずれにしろ猫たちには少しでも長生きしてほしい。そこんとこをよーく考慮してもらって、すおちゃんにはもうちょっとゆっくり呼吸してほしいものである。(?)

 ちなみにアイノはかなり呼吸テンポのろいかんじがする。「も」というのはもちろん「アイノの動作が全体的にのろい」と暗に指摘しているわけではある。まぁなんでもいいから長生きしてくれ。特にアイノ、オマエは最初っからアルツハイマー気味だから、将来ボケても恐くないしね。



 夢の抱っこ猫?
(4月27日)

 さいきんアイノがヘンだ。
 といっても、アイノといえばいつも究極のばかばかぶり想像を絶するとろとろぶりを披露してくれるかなり稀少な猫だから、ナチュラルヘンといえないこともないのだが。しかしここでいいたいのはそういうヘンではなくって、いい意味のヘンである。
 ・・・・
 いい意味のヘン、っていったいなんだろう・・・
 自分で書いといてナンだけど、「ヘン」にいいとか悪いとかあるのだろうか。国語審議会的に間違っているような気がするなぁ。

 まぁいいか。
 とにかく、アイノの何がヘンって、やたらとワタシにへばりついてくるのである。

 思い起こせば今月の初めごろ、アイノは初めてワタシのひざに乗って寝てしまったりなんかしたのであった。(感動の記録はコレ
 あのときはうれしかった。ほんとうに心の底から思いっきりうれしかった。
 しかしそのヨロコビは、畳み掛けるようにそれからほとんど毎日やってきたのである。
 一度ひざ寝りを覚えたアイノは、ワタシがパソコンに向かっているといつも同じように「ぴょーん」とヒザに飛び乗ってごろごろ甘えて「びにょ〜ん」とのびて寝てしまうようになったのだった。

 うれしいいいい。

 しかしアイノはヒザで寝るにはややでかいサイズであるということも書き添えておきたい。4月現在、推定4.7キロである。なんで推定かというと、ハカリにのっけると恐怖のあまり速攻逃げようと暴れまくるのでデジタル表示があがったりさがったりしてピッタリ止まってくれないからだ。

 ともかくワタシは日夜非常に努力している。アイノくんを安らかに寝かせてあげるためにめいっぱい背もたれに寄りかかってスペースを作り、ヒザが傾いていてはかわいそうだとつまさき立ちでヒザ上の面を地面と平行に保ち、さらに寝相のわるいアイノがずり落ちないようにと片腕でアイちゃんの体を支えなければならないのである。
 重いし、足はぶるぶるしてくるし、背中もイタくなってくるし、腕もだんだんだるくなる。しかし一度決めた体制を動かすことは許されない。かなりけっこう苦行なうえ、ヤツが寝ている間中パソコンの操作はおろか、本を読むこともねっとさーふぃんも出来ずに「ぼーっ」としていなければならないのが特につらい。

 ヒマってつらいものだったのね。
 「えー、なんにもできないの?」と思ったアナタ。ちょっとビジュアルに想像してみて欲しい。
 この体勢で何か他のことが出来る人がいたらぜひ教えてもらいたい。

 ちなみに今日のこの日記も、アイノ禍によってここまでに2回中断を余儀なくされている。・・・

 それでもアイノがあどけない顔でスリスリしてごろごろいってヒザの上でモミモミしながら寝てくれるシアワセにはなにものも替え難いものがあったのだが、ウレシイことに最近それが更にグレードアップしているのだ。
  「ヒザ寝り」頻度がどんどん上がってきて一日に何度も「しゅたっ!」とやってくるのみならず、しまいにゃ肩のほうまでせりあがってきてワタシの顔に「ごーん」とアタマをぶっつけて甘え、髪の毛をカミカミしながら「赤ちゃんだっこ」状態でうっとりくつろいだりなんかしちゃうんだもん。

 うおおお、かわいいよぅ。
 コイツ、抱っこできるんじゃん!
 アイノはブサイクだったはずだけど、見慣れたからもうよくわかんないし。(←ひどい?)
 白いしフサフサだしスリスリのゴロゴロだし、なんだかすんごくカワイイよぉぉぉ。

 こうしてアイノくりたろうは、我が家初の「夢の抱っこ猫」への階段をまたひとつ上がったのであった。

 ・・・つっても、あまりにもびくびく小僧なので、ジブンから甘えに来たとき以外は絶対に抱っこなんて出来ないんだけどね。
 抱っこしたいときには抱っこできないけど、べつにどうでもいいときにはへばりついてくる。
 これって、意味あるのだろうか。
 ・・・・・・・・

 やっぱり「抱っこ猫」と呼ぶには程遠いので「抱っこ猫?」とクエスチョンマークをつけておくことにしよう。
 ちょっとむなしいような気もするが、まぁ本人どうしがシアワセならそれでいいってことで。(←?)
 ああシアワセ。



 アイノの誘惑
(4月28日)

 ああ、きょうも夜になってしまった。
 「朝型生活」を宣言したものの、このところのパターンは「朝型」というよりは「夕方型」というカンジである。・・どうでもいいけどなんか言いにくいなあ、「ゆうがたがた」って。
 パソコンに向かってるか否かという違いこそあれ、結局ワタシに夜更かしがやめられるわけはなかった。そんな簡単にやめられるくらいなら、会社員時代にあんなに苦しむことはなかったもんね。(←威張ってどうする!)結局やっぱり生活時間は「ずるずるーっ」とうしろのほうにズレまくっていて、午前中の惰眠はやめられないのであった。・・それでも前よりちったぁマシなんだけどさ。

 さて、そんな根っからクズなワタシをさらに悪の道に誘惑するヤツら。
 いうまでもなく、うちのブラック猫ズである。

 なにがブラックって、ヒトが起きようと思ってる頃に現れて「ぴゃーぴゃー」「うきゅー」とカワイイ音声とともにワタシの横にぴったりはりついてごろごろもみもみする元祖ブラック猫のこゆめ。はたまた、気分良く目覚めて「さぁ活動するぞ!」と思っているといつのまにかワタシに寄り添ってすやすや寝ている三毛柄のおねえさん。
 こんな仕打ちを受けて、どうして「どけーっ」と払いのけて起きられるわけがあろうか。
 かくてワタシの起床時間はますます遅れていくのだった。
 ああ〜、アンタらは、ほんとにブラック姉妹だよ・・・いや、カワイイんだけどさ。

 ここに来てそのブラック戦線にいきなり乱入したのが「あまえアイノ」だ。
 なんだかこの数日異様に甘えんぼでべたべたくっついてくるアイノぼうやが、ついにワタシの起床をも妨げるようになったのである。
 起きようと思ってるのに、盛大にごろごろいいながらおなかの上には乗ってくるわ、顔にスリスリしてくるわ、しまいにゃ「こてん!」とかわいいポーズで寝てしまう。しかもその際、ワタシの腕をマクラにすることも忘れないという兇悪さだ。

 ああ〜ん、アイちゃ〜ん。(←ばか)
 ブラックだわ!しろいけどブラック、ますます謎の猫度に磨きがかかったアイノ!
 あなどれないヤツである。(←?)

 しょうがないからもうちょっとガマンしよう、と思ったのはいいが、またアイノが起きない!全然まったく完膚なきまでに起きない!!待っても待ってもまるっきり起きない!!!

 そんなわけで、アイノの悪の誘惑に打ち勝てなかったために、きょうの更新もすっかりとっぷり暮れた夜の9時過ぎになってしまいましたとさ。
 これは「いいわけ」ではありません。ホントです。っていうか、全面的に「いいわけ」だよね。・・・

 いずれにしろ、ついに全員が参戦し晴れて「ブラック戦隊」と化した我が家の猫ズの妨害工作はこれからも熾烈をきわめるに違いないのである。おそるべし、ブラック猫軍団!たたかえニンゲン、まけるなニンゲン!

 余談ながら、ときどきそぉっと様子を見に来て、アイノがひっついてるのを見て「・・・・」と立ち去るスオミがものすごくフビンだった。
 ああっ、すおちゃ〜ん。



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