さまざまな飼育法、機材が紹介されていますが、一人で全部試したみるわけにもいかず、お互いの経験を教え合おうという目的で会を作りました。本音は、水槽の話を同好者と気兼ねなく話したいという気持ちです。
 毎月第3土曜日午後7時30分から、当院で会を開いています。マリンアクアリストならどなたでもお気軽にいらして下さい。秋田以外の方も、こちら方面にお出での時は是非お立ち寄り下さい。
 会員は現在夫婦会員も入れて、13名です。会誌を年2回発行の予定で97年6月第1号を出しましたが、担当者(鈴木)が怠け者のため、次号はいつになるか分かりません。

  閑話休題 
 16,7世紀最も科学知識と物質の化学反応の実際に通じていたのは錬金術師だったようですが、ただ、彼等のレシピには「なにを」は書いてあっても、「どれくらい」が書いてある事は少なく、いくら高度な「術」の持ち主がいても、その人が死んでしまえば、それっきりその技術は失われてしまうことが多かったようです。それが後代の科学者と異なるところで、量を記載することが再現性、検証性を確立させ近代科学が花開くこと事になります。分子、原子の発見も化学反応の整数性に気づいたことがきっかけです。「計る」ということをしなければあり得なっかたでしょう。
 リーフアクアリウムは生物学、化学、物理学、地球科学を土台とした総合芸術「アート」だと思います。「アート」であるからには、そこには美しさが求められると思います。(たとえ、その水槽オーナーにしか分からない「美しさ」であっても)
 見た目ばかりでなく、アクアリウム維持の方法も美しくありたいと思います。

 会員の水槽も漸次ホームページで紹介していきたいと思います。

 

佐藤誠一さんの水槽 1998.12.17

大山和憲さんの水槽 1999.02.20