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名古屋市立大学卒業後は豊川市民病院において計9年間,気管支喘息などの呼吸器疾患を中心とした内科の診療に従事しました.愛知県がんセンターでは2年間,癌抑制遺伝子に関する研究をし,この研究に対して名古屋市立大学より医学博士の学位を授与されました. その後,名古屋市立大学医学部で教員として研究,学生の教育を行い,大学付属病院では肺がんの化学療法を中心とした臨床にたずさわり,平成10年5月,当地に松田内科クリニックを開業しました.

この間,肺がんと気管支喘息をなんとかしたいと勉強しておりました.
肺がんの治療は,主として分子生物学の進歩にともなって,克服に向かう新しい局面を迎えつつありますが,やはり決め手は(効果がでるのに時間がかかりますが)喫煙習慣をなくすことでしょう. 私たち開業医が,いわゆる”草の根”の禁煙作戦を行うことで,この問題に貢献できると思います.現在喫煙している大人たちの禁煙を支援すると同時に,今は被害者であるこどもたちが,将来喫煙者として,自らと他人への加害者とならないよう教え導くのも私たちの使命と考えています.
また喘息については,成人の喘息患者さまを診療するたび,”小児喘息が成人喘息に移行するのを何とか阻止できないか”と以前より考えておりました.このためには小児期に,科学的に正しい予防的治療を充分に行い,発作を起さないようすることが大切です. 小児科・内科・呼吸器科として自分のクリニックを持つことで,このような問題に臨床的な立場から取り組めることを心から幸せに思っております.
もとより浅学非才でありますが,皆様の健康のために少しでも貢献できるように今後も努力してゆくつもりです
どうかよろしくお願い申し上げます.


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