利酒師 大場正行のウエブサイト

お酒のメニューを提案します

 レストランでワインを注文する際は、ボトル毎であることが良くあります。その場合に、給仕と客との注文した内容の確認があり、それをボトルに貼付されているラベルで行います。これは良く見られるワイン注文時のちょっと緊張するシーンでもあります。
 私が海外の日本食レストランで感じたことですが、最近はワイン感覚で日本酒をボトル(四合瓶が多い)で注文する場合があり、その確認を同様にラベルで行っています。しかしその場合には問題があるように見受けられます。日本人の客は良いとしても、そうでない人の多くは日本語で記載されたラベルを読むことは出来ないので、確認のしようがないからです。
 そこで次のようなメニュー(英語版)があれば、日本人はもちろんのこと、日本語を読めない人達も、このメニューに基づいて給仕がもってきたボトルのラベルとを確認することができることになります。またこのようなメニューは日本国内においても、客への情報量が増す上に好印象となると思われます。
 気の利いた利酒師などが分かりやすく説明してくれれば別ですが、現在の日本の良く見られる日本食レストランや居酒屋のメニューでは、銘柄についての情報が殆どありません。良い意味で色々な地酒や高級酒が増えている昨今の日本酒に対応するためには、メニューのあり方も変えるべきだと思うのですが如何でしょうか。

日本酒のメニュー例


これらの例の中での分類(濃淡や甘辛など)は、当サイト上にある”日本酒度と酸度の関係から見る日本酒の味”に基づいて作成したものです。他に、”香りと味わいのバランスで見る日本酒の4タイプ分類”での方法も考えられます。

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