利酒師　大場正行のウエブサイト

自己紹介（２０１２年２月２６日現在）

２００９年４月に大手物流会社を自主的に早期退職し、２０１０年８月に長年住んだ埼玉県朝霞市から、福島県いわき市に築２３年の家を購入し移住した。新天地では田舎暮らし的生活で、少しばかりの家庭菜園を持ち、妻と二人でスローライフを実践しようとしたが、当初のイメージとは違い、現実はなかなか大変であることを実感した。 二人で頑張って翌年の春に野菜を植えようと、畑の開墾を行ったが、種を撒く前に３・１１の震災に遭い、周りの環境が大きく変化した。これにより田舎暮らしを断念し、昨年１２月に以前住んでいた朝霞市に戻った。
いわきでの生活は、大きな母屋と離れがあり、また敷地も広く、それらの整備等で移住以降は毎日が重労働であった。スローライフを標榜していたこともあり、薪ストーブ用のたきぎの調達で、冬の間は二人してほぼ毎日裏山に入り、倒木などを切り集めた。お陰で来季分も賄えるほどの量を確保できた。 その間にも石窯を作り、豊富にたまった薪を利用してピザを焼いたが、焼きあがる温度に達するまでに約２時間かかった。ピザそのものを焼く時間は３分以内で、出来あがったピザを二人で食べるのに１０分はかからない。スローライフはかなり高く付くことを学んだ瞬間だったが、ピザの味は格別だったことは言うまでにない。 　移住後約５カ月で家と周りが見違えるほどきれいになった。二人して頑張ったこともあるが、親戚と友人から手伝ってもらったこと、そして近所の人達からの応援も大きかった。いや、それがなければ無理であったろう。
物流会社在職中は国際航空貨物業務につき、その間オランダ・アムステルダム勤務を４年半、そしてフィリピン・セブ島勤務を６年余り経験した。日本国内は東京、名古屋、成田空港、そして新潟勤務を経験し、新潟時代に新潟酒に出会い日本酒への興味を持った。 その後は日本酒について勉強し、２０１０年の３月に「利酒師」の資格を取得した。 　自身は飲食業界につくものではないが、これをきっかけとして当ウエブページを立ち上げた。 今後も国内外へ広く日本酒の良さを発信し続けたいと思っているが、自身の今後の計画などを考えなければならず、当分は新たな日本酒の紹介ができそうにない。 心に余裕ができたら、故郷の地酒を紹介したいと思っている。
大場正行　１９５２年 山形県遊佐町生　 遊佐町（ゆざまち）は、東北の名峰、鳥海山の真下に位置し、天気の良い日はどこからでも鳥海山の眺望が得られ、人々の心のよりどころとなっている。また田畑の水や、生活水でも沢山の恵みをこの山からいただいている。 私はこの町で生まれ育って、ほんとうに良かったと思っている。 仕事を含めて色々なところを見たが、この土地のような、鳥海山あり、月光川あり、日本海あり、そして何と言っても美しい田圃があるところはなかった。この環境が人の心をやさしくしてくれる。
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