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香りと味わいで分けた日本酒の4タイプ分類

薫酒、爽酒、醇酒、そして熟酒と四つの分類方法ですが、厳密に分類することだけではなく、
各分類の中間点である場合も多くあります。

日本酒サービス研究会(SAKE SERVICE INSTITUTE, INC)考案の4タイプ

「気軽に日本酒を楽しみたい」、「日本酒と食事を楽しみたい」という大半の消費者に、日本酒の醸造法や法律について詳しく説明しても効果がないのは周知のことであり、かといってアドバイスの一つもなく、消費者まかせでは、ラベルを見ても中身の分かりにくい日本酒のこと、ワインやほかの酒に移行などということもありがちな話です。味わいを語るにしても、現状のように辛口か甘口、淡麗か濃醇だけの表現では、奥の深い日本酒の魅力を伝えきることはできませんし、酸度やアミノ酸度、日本酒度のような専門的なデータを説明しても一般の消費者には難解な数字でしかありえません。
 よって、もっと消費者にとって分かりやすい香味の分類が必要になり、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SAKE SERVICE INSTITUTE,INC.)では、20,000種類以上の日本酒のテイスティングを行い、香りと味わいの組み合わせで、日本酒は大きく4つに分類できることが検証されています。上記の図が日本酒の4タイプ分類となっています。
 

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