■本の中から一部ご紹介
■本の内容
1947年奈良県生まれ。高校時代にマンドリンクラブ入部。同志社大学卒業後、1974年、マンドリン音楽の探索のため渡伊。同年、フィレンツェの国立ケルビーニ音楽院声楽科に入学。在学中、フィレンツェの現代音楽祭にてデビュー。1979年、同音楽院卒業後、故マリオ・デル・モナコに師事。1982年、第33回ヴィオッティ国際声楽コンクールにて金賞受賞。以後、オーストリアのウィーンに在住し活動。1997年脳内出血、2003年脳梗塞で倒れ、失語症に陥るものの、オペラのベルカント唱法を応用した独自の療法で奇跡的に回復。2004年帰国。翌年、「失語症」「声楽」岡村式発声研究所を設立。その後、コンサート活動、音楽療法士として老人ホームなどで歌唱指導、講演、翻訳、執筆活動等に取り組まれておられましたが、2017年10月8日、ご逝去されました。
1951年生まれ。第5回日本マンドリン独奏コンクール第2位。2012年4月より大阪府在住。現在、奈良マンドリンギター合奏団所属、ロマンツァマンドリーノアンサンブル所属、クボタ フィロマンドリーネン オルケスター後援会会員、日本マンドリン連盟会員、マンドリン音楽愛好家。
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■中原 誠
岡村光玉氏による
サルヴァトーレ ファルボ と マンドリン音楽
岡村先生は、フィレンツェ滞在中の1976年12月に、ファルボについて研究,探索した内容をまとめられ、1978年にイタリアで出版されました。日本語原稿の写しは、中野二郎先生にも贈られ、よくご利用になられたようです。そして、同じ原稿をもとに、2011年、この本を制作しました。ファルボの生い立ちから突然の死まで、さまざまな活躍の軌跡や、マンドリン音楽に対する姿勢を解き明かすばかりでなく、ファルボ時代のイタリアと日本の斯界についても多く触れられています。マンドリン音楽の普及と発展に貢献したアレッサンドロ・ビッツァリ主宰の「イル・プレットロ誌」の活動状況や、その一部邦訳、オルケストラ・シンフォニカ・タケヰ主宰の「マンドリン・ギター研究」など、今や目にすることができない貴重な記事も多々紹介されています。まさに、「ファルボ時代の日伊マンドリン音楽の歴史探訪書」ともいうべき内容です。マンドリン音楽の愛好家の方々や、マンドリン音楽を志す音楽家の方々に、ぜひお薦めしたいマンドリン音楽の貴重な歴史書の一つです。
■岡村光玉先生のご紹介