北海道親子自転車旅行2004

■7月29日(木) 網走→川湯温泉 曇りのち晴れ(猛暑)

 2004年北海道親子自転車旅行の自転車の部「初日」。 上々の天気に安心。しかし、この後、この暑さで大量発生した○○に連日悩まされるとは・・・・・・。 (-_-;)

5:45

 起床。目覚ましが鳴る前に起きる。と、いうよりも父は熟睡できない。 窓からの天気を確認すると「曇り」。今日からは、東京より少しは涼しいかナー?と期待。 今日の行程を確認しながら、出発の準備を整える。
6:30

 朝風呂。熟睡できなかった父のみ、一人寂しく入浴。
7:00

朝食も品数豊富  朝食。夕食時と同じ離れの小部屋での食事。和食で、品数も多く覚えきれない。 初日から難所の「野上峠」が控えているので、ご飯をお腹一杯食べる。普段、おかわりなどしない親子も、今日はしっかりと食べた。
7:40

うーん、牛乳  朝食後、北海道で初の牛乳を飲む。※ツアー予約時特典クーポン利用。

「ウーン、甘みがあるけど、後味すっきり」  この旅で、何回おいしい牛乳が飲めるのか、これからのスタートに弾みが付いた。

8:50

かに本陣友愛荘の前  ホテルの方々に見送られてのスタート。無事故で、転ばずに旅行ができることを祈りつつ、ペダルを思い切り踏んで出発した。  
9:30(10.0km)

オホーツク海に出た  網走駅前を通過し、オホーツク海沿いの国道に出て走行。安全な歩道をスイスイーっと走りぬけ、「オホーツク海」の大きな看板を見つけ  最初の休憩と記念写真。空はいつの間にか青く晴れ渡り、オホーツクの海も真夏の陽射しを受け、青く輝いている。この時間ですでに 額にも大粒の汗が光った・・・・・。
10:20(20.4km)

小清水原生花園前  原生花園駅前着。反対車線に自転車旅行をする親子を発見するが、軽く手を振るだけの 挨拶しかできなかった。ウーン・・・・・残念! 売店のオバさんの話しでは、今年は例年に比べて暑く、今は「ハマナス」が咲いている程度。 売店の前の椅子に座って、ハマナスソフトを食べて休憩。
11:20(23.8km)

浜小清水駅まであと少し  浜小清水駅(道の駅:はなやか小清水)へ到着。原生花園からやっぱり20分。(2002年とちょうど同じ) 計画通りの時間に昼食を食べる。父はざる天うどん。エリは山菜うどんを食べる。 午後の峠越えが近づき、早め早めの行動をとってきたが、何時に川湯温泉に到着できるか、体力に自信が無い親子(父のみ)には、大きな不安が頭を過ぎる。
12:00

浜小清水駅前  午後の部スタート。午後は真っ直ぐに川湯温泉を目指す。今回の旅行では、川湯温泉で、2泊を過ごすことになっている。 浜小清水から間もなく国道離れ、「じゃがいも街道」を走って川湯温泉を目指す。 歩道も広く走りやすいが、道路は少しずつ少しずつ野上峠に向かって傾いている。 暑く、単調な風景の続く道をひたすら走った。
13:00(34.9km)

 小清水町の市街地に入り、コンビニで休憩。飲み物を購入して峠道に備える。歩道の上に自転車を止めていると、この暑さで自転車のスタンドがアスファルトに穴をあけて埋まっていくほどだ。 エリは、「またここへ来たら、この穴が残っているよ」と一言呟いた。 これから先は、野上峠。徐々に高度を上げていく。道路脇は木々も徐々に茂り、民家(牧舎)も無くなり、ノロノロと坂を走る親子に、虻(アブ)が集まってきた。
14:30

キタキツネと遭遇  やっぱり漕げなくなった。というより、父の右足が攣った。 暑くて暑くてたまらない。休憩したくても、自転車を置いて腰を掛けて休みたくても 大量の虻が、足や手を容赦なく襲う!仕方なく自転車で走ってきたが離れず付いてきたのだ。仕方なく、エリに止まってもらい、二人して峠を目前にして自転車を押し始めた。少しでも涼しい様に日陰になる反対斜線をトボトボ押していると、軽自動車が近寄ってきた。「 この先にキタキツネがいるよ!」っと、エリに声をかけてくれた。 休まず(止まれず)に、自転車を押していると、一匹の「キタキツネ」を発見。 人間を警戒している。写真を数枚撮らセルと、林の中へ逃げて行った。 また、この時、父の自転車のスタンドが、荷物の重さに耐え切れずに折れたーーーー。 (ガッターン!!と、大きな音を出し、父の自転車は横倒しになった。)
15:10(54.4km)

野上峠征服  野上峠到着。標高351m。キタキツネと別れ約200m。 予想よりも早く、いつの間にか売店もトイレも無いただの峠に到達。 止まれば虻が近寄る中、父の自転車が倒れない様に支えながら記念撮影。ゆっくり休憩することもできず、 すぐさま川湯温泉へと、急な野上峠の坂を延々と下る。ペダルを漕がず、ブレーキをかける だけで軽快に走ると、Tシャツに染み込んだ大量の汗も徐々に乾いていった。 峠を下りきった平地になり、ペダルを漕ぎ出すと、父の右足はまた攣った。 川湯温泉街まではあと2キロほど。頑張らねば・・・・・・。
15:55(63.1km)

 川湯温泉:御園ホテル着。父の足は2度も攣り、自転車のスタンドは折れても、 なんとか無事に走りきれた。今日は川湯の硫黄泉でゆっくりと 疲れを癒そう。ここのホテルでも、前回と同様、優しく出迎えていただいた。 大切な自転車はホテルの玄関の風除室に置かせていただいた。スタンドを失った父の自転車もホテルの壁に寄りかかりゆっくりと休める。
16:50

 ホテルの温泉へ。ここの温泉は硫黄温泉。 露天風呂に入ると日焼けした肌には、痛いが、すぐにスベスベになる。 お湯が目に入ると沁みるし、温泉のお湯を飲むと、酸っぱいし、 やっぱり川湯温泉はすばらしいと、父は露天風呂で一人呟いた。掛け流しの湯量も多く草津温泉よりすごい!
18:30

御園ホテルの夕食  夕食。予想外に部屋食。刺身、牛肉の陶板焼き、 厚岸カキの柳川、サーモンのマリネ、デザートはメロンとプチケーキと続く。 暑さに負けず、虻にも泣かず、峠にもめげず走った親子二人に予想以上のご馳走。これも本当にびっくり (*_*)
20:20

 楽しみにしていた夜の「摩周湖星紀行」へ参加。今年は天候も良く、今月は今晩で12回目。7回も星空が観えたとのことで例年にない異常気象。 真っ暗な摩周湖第一展望台で、天の川や流れ星を見られるかと思っていたが、 月明かりが眩しく、4等星までしか観ることができなかったのが、少々残念。 しかし、小5のエリは、北極星や北斗七星の他に「夏の大三角」を知っており、 既に忘れている私は、ただただ娘の成長に驚くだけであった。
22:15

 もう一度温泉に入って寝ようと思ったが、二人とも疲れたいた。

 エリ就寝。エリはすぐに眠りについた。父は22:30就寝。今日も、熟睡できない。 疲れてはいるが、まだまだ緊張しているためだろう。デジカメ2台と携帯電話の充電には困った。仕方なくテレビのコンセントを抜いて眠った。  


■本日の走行距離:63.1キロ

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