北海道親子自転車旅行2002

■8月13日(火) 釧路→自宅 釧路:小雨/東京:晴れ

自転車の旅は無事終わった。感動、思い出をいっぱいありがとう。 最終日は、レンタカーでまわって釧路湿原を復習しておこう。車だから雨は気にならない。

6:00

 北海道最後の朝は、雨。釧路の町全体がしっとりと濡れている。 雨や霧の似合う町だ。今日帰る関東地方の天気は晴れ。文句無く暑いようだ。 心は半分、家に帰った後の残暑が気になってきた。
7:00

 ホテルで朝食を食べる。ここのホテルは、パンのバイキング。焼きたてパンが 山に積まれ、目の前で次から次へとパンが焼かれている。 雨に濡れる静かな釧路駅前の風景を見ながら、焼きたてパンを食べた。
8:30

和商市場の勝手丼  フロントにツーリングバッグを預け、ホテル向かいの「和商市場」へ向かった。 朝から観光客で賑わう。いつかテレビの旅行番組で見た、「勝手丼」(市場で買ったご飯に、 お店で刺身などの好きな具だけ乗せて食べる丼ぶり)を食べる人々が群がる。 父は、「パンなんて食べなければ良かったかも・・・・・・お腹が一杯だ・・・・・・。」と、 ため息をついた。 しかし、せっかくの機会なので、一番小さな器に、タカヒロが「勝手丼」を作った。 これで、1,050円。結構高い朝食の追加に、正直驚いた。 お土産にはここで、真っ赤に茹で上げられた「タラバガニ」を買って、宅急便で送った。 網走で食べたあのタラバガニがもう一度食べるられる。
9:30

雨の北斗展望台  トヨタレンタリース釧路営業所へ行く。半日、レンタカーを予約しておいた。 帰りの飛行機の時間まで、空港へ向かうタクシー替わりに利用する。 あいにくの雨も、車なので一切苦にならない。また、自転車と違い、流れる景色が早く、 交差点を曲がるタイミングが取れない。 今日は、自由研究の課題解決のために、北斗展望台を釧路湿原の復習に訪れた。 湿原方向の景色は雨に霞み、何も見えなかった。また、残念ながら、特に参考になる資料もない。 ここで、北の動物の切手セットをタカヒロに土産としてプレゼントした。 近くの釧路湿原野生生物保護センターで、シマフクロウの保護と絶滅種の問題を学ぶ。
11:00

タンチョウ鶴  丹頂自然公園に丹頂鶴を観察に向かう途中、何気ない国道脇 の草地に2羽のタンチョウ鶴を タカヒロが発見した。最後の勉強のために訪れた 丹頂自然公園では、金網の中で仲良く鶴が生活している。 タカヒロも、「どうして屋根が無いのに逃げないのか?」理由がわからなかった。
12:00

 レンタカーを返し、釧路空港へ。最終日の自動車での小旅行は、わずか36キロ で終わった。 すぐに搭乗手続きを行ったが、手荷物検査で自転車タイヤの「空気補充用スプレー」が、 高圧ガスのため飛行機に乗せられないと、所有を放棄する署名をさせられた。 北海道最後の食事はラーメン。そして、北海道で最後のお土産を空港で買う。
14:35

JASのA300  JAS136便A300機に搭乗。離陸まで、滑走路途中の機内で30分待たされた。 狭い空間に閉じ込めれられ、退屈で無駄な時間が流れた後、本当に本当に、雨の北海道 サヨナラを告げた。 父は、「再来年、今度は娘のエリと来よう。でも、少しコースを変えないといけないか?」 と、心の中でつぶやいた。 旅の終わりとともに、新たな次の旅の計画も始まったのだ。
16:35

羽田空港へ到着  定刻より20分遅れて、猛暑の東京、現実の世界へ戻ってきた。 再来年、「自分も北海道に行く!イクラ丼を食べたい!飛行機に乗りたい!」と連発する エリと、家族みんな久しぶりに再開した。
18:00

 お盆の帰省で空いた首都高速を快調に走り、ストリームのカーナビの指示に従い、 我が家に帰った。父と子の北海道自転車旅行の計画は、無事実現を果たし、ここで終わった。

■本日の走行距離:0キロ(レンタカー:36キロ)

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