Windows7への乗り換えは済みましたか

今の時代、ほとんどの養豚家の皆さんはパソコンを使っていることと思います。しかしながら、農場では古いパソコンのまま、というケースもまだ多いことと思います。Windows XPは使いやすいOSですので、今だにWindowsユーザーの約半数が使用しています。そんなXP20144月にはサポートを打ち切られます。

この期限を過ぎるとXPが使えなくなるわけではありません。セキュリティーの更新がなくなるので、不正アクセスされる危険性が増すと言うことなのです。しかし、ビジネスデータを保存しているパソコンならば、最新OSに乗り換えるのは必須条件となります。

「パソコンには詳しくないんだ。予算もあまり取れないし。」という養豚家の皆さんのためにWindows7への上手な乗り換え方をご紹介します。

Windows7には64ビット版と32ビット版が有ります。XP32ビットなので、XPで使用していたプリンターやソフトをそのまま使い続けたい場合は32ビット版を選んでください。Windows Vistaユーザーや、使用したい周辺機器やソフトが64ビットOS対応済みの場合は64ビット版Win7を選びます。(64ビット版の方が処理が高速です)

次にグレードですが、ホームプレミアム、プロフェッショナル、アルティメットとあります。XPで使用していたプリンターやソフトをそのまま使い続けたい場合はプロフェッショナルかアルティメットを選んでください。更にXPモードもインストールしましょう。家電販売店ではXPモードインストール済みモデルは売っていませんので、ネット販売モデルを選択することになります。家電店で売っているもののほとんどはホームプレミアムバージョンなのでXPモードをインストール出来ません。

XPモードとは、Windows7上で仮想Windows XPを作り出すもので、Windows7に対応していない周辺機器やソフトも、XPモード画面からインストールすれば使えるようになるのです。XPソフトのインストール時はXPモード画面を起動してから行いますが、そのショートカットはWindows7のデスクトップ上に置くことが出来るので、そのソフトを起動するときには、わざわざXPモードを起動せずとも、アイコンをダブルクリックするだけでOKに成ります。

XPモードを使う上での注意点は、セキュリティー(ウイルス対策)ソフトをWindows7にも、XPモード上にもそれぞれにインストールする必要があります。一般的にセキュリティーソフトは1つのOS2つ以上入れてはいけませんが、XPモードはWindows7側から見ると別個のOS扱いなので、別々にセキュリティーソフトが必要なのです。インストールするソフトの種類が違っていてもOKです。例えばウイルスバスターの2ライセンス版を7とXPモードに1ライセンスずつ入れてもいいですし、7には有料版でXPモードには無料版を入れるのもOKです。

では次に安く買う方法ですが、ビジネスモデルパソコンの中古が狙い目です。この4月からWindows7インストール済みの比較的新しい中古が沢山出回っています。その多くはリースアップ物件です。Yahooオークションを例に取るとノートPCではDELLLatitude E5500シリーズのメモリー4GBモデルが3万円ぐらいです。デスクトップではDELLOptiPlex シリーズ が3万円弱で買えます。

メモリーは4GBモデルをお勧めします。32ビット版では3.5GBぐらいまでしか認識出来ませんので、4GBを超えるメモリーを搭載しても無駄になります。かといって2GBや3GBモデルでは、ビジネスで使うにはちょっと役不足になる場面が出てきます。

最後になりますが、XPモードが入っていないプロフェッショナルバージョンを買っても大丈夫です。XPモードはマイクロソフトのホームページから無料でダウンロードしてインストールが可能です。詳しくは、検索窓で『Windows7 XPモード』と打ち込んで検索すれば、ダウンロードサイトやインストールと実行方法についてのページがヒットしてきます。

 

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最終更新日 : 2022/01/23