ライブの話しがあったちょうど2日後、東京にレッスンを

受けに行く予定だった。美香先生にライブの話しをする

のがちょっぴり怖かった。

「ライブをするなんて10年早い!」って言われたらどう

しようかと、不安になった。

レッスン初日のお茶を飲んでいる時、思いきってライブ

の話しをしてみた。私の話しを聞いて、穏やかな顔をし

ていた美香先生の顔がレッスンをしている時の厳しい顔

に変貌した。(うわぁ、どうしよう、やばかったか

なぁ。。。)

「まりちゃん、紙とペン持っている?」美香先生の意外

な一言にびっくりし、次に何を言われるかびくびくした。

美香先生に紙とペンを渡したら、ライブの運営の仕方や

予算、バックアーティストとの値段交渉の仕方まで、事

細かに書きながら説明してくれた。そして最後に「自分

でライブをするということは、発表会で生徒として踊る

のとは訳が違うんだからね。自分の名前の看板を背負っ

て踊るんだから、しっかり頑張りなさい。きっと上達す

るよ。そして早く独立して一人前になろうね。」と励ま

してくれて、涙がでるほど嬉しかった。 考えてみれば美

香先生に教えてもらうまでライブの運営の仕方とか、エ

ンサージョのこととか、何も知らない自分がいることに

気付いた。美香先生に足を向けて寝れないなぁ。本当に。

東京から大阪に帰って、ナオミ先生にもライブの話をし

た。美香先生と同様にとても寛大で「ちらしが出来たら

教室の掲示板に貼ってもいいですよ。」と言われ、ほっ

とした。 さて、これからライブの企画を立てなくては。。。

2000.11.07.

next