事務局
〒710-1301 岡山県吉備郡真備町箭田2387
相談室 藤井
   第100号  2003年1月発行
≪11月の例会報告≫
 11月は各種研修会に振りかえさせていただきました。
 
≪12月の定例会の報告≫
 12月の定例会は研修報告でした。
<中国ブロック大会>
◎Yさんより
 回復者で自助グループを始めている人の講演を聴いた。自分自身の体験をもとに、支えてくれた家族や周囲の理解が回復につながったと話された。家族の人に覚えておいてほしい対応の仕方を具体的に話され、勉強になった。
 当事者の方が死後、自分の脳を医学解剖に提供する『ブレインバンク』の話が出ていた。脳の研究をするのに献体は必須だが身内の了解や同意がいる。日本での登録申し込みや研究はまだ遅れているらしい。
 また政治の力は大切。どんどん代議員や行政にものを言っていかねばならないと再認識した。
(Yさんより大会の報告集を寄付していただいたので閲覧希望の方は事務局にお申し出ください)
◎Kさんより
 講演、家族が良かれと思ってしたアドバイスは案外身に付いてない。本人が充足感のあることしか身に付かないという内容に共感した。Yさんの意見に同感。代議員の身内の中に一人くらいは精神障害者はいると思うから動いてほしい。
<全家連全国大会>
◎Tさんより
 昨年の参加者の話を聞いて行ってみたいと思った。出店をしている当事者が活き活きしているのをみて自分は自分の子どもを活き活きとさせれているのかと自問した。
 大会参加者は年齢を越えて必死に勉強しようとしていた。講演ではインドの精神医療の話が出てインドは非常に医療が立ち後れており日本はまだ恵まれているという印象を受けた。
 分科会「家族会の必要性」では、入会直後に会で勇気をもらった最初の頃を思い出した。政治による影響分裂病についての分科会では家族自身がしっかりしたり、げんきでいないと病気と戦えないという実感を得た。病気を患った80歳の方が発表されてたが小柄ながら大きく感じた。
 講演の中で当事者同士が結婚すれば発病率が高まるがそれなりの生活力は身に付いているので本人の結婚願望は否定しないであげてほしい、と言っていた。
 ぜひほかの皆さんも全国大会への参加をお勧めします。
◎YMさんより
 インドの報告を聞いて世界には後進国がいっぱいあるんだと知った。「身心喪失等の状態で重大な他害行為を行ったものの医療及び観察等に関する法律案」が通過しようとしている。精神科の人の犯罪率は低いのに国が管理しようとしている。
 
 研修報告以外に以下のような話し合いもなされました。
家族/いま自分は人権週間なので地元で取り組んでいるんですが、差別・偏見の解消・根絶が最も難しい。わかってもらうためには相手を変えようとするのではなく自分が変わることが大切。
家族/自分の子どもがひきこもり。近所の人に隠してたつもりだったが、「近所の人はもう知っているだろうからことさら隠す必要はないでしょう」とスタッフから言われ吹っ切れたような気がする。自分を変えていくことが大事だと思った。
家族 障害者職業センターを通して職業活動をしている。窓口で病気のことを隠す必要がないので気分的に楽。

お知らせ
@1月の定例会は新年会です。25日(土)午前11時30分〜午後2時、場所は総社市三輪102−1、寿司・茶房「くすの木」、会費は3000円+飲みもの代、病院駐車場に11時集合です。現地集合を希望される方は会場は下図を参照のうえあらかじめ事務局までお申し出下さい。道交法が厳しくなっておりますので飲酒される方はくれぐれも運転なさらないでください。

  −−−−−−−−−−→→→地図

A2月定例会は施設見学です。日時は8日(土)午後2〜4時、場所は玉島障害者生活支援センター(旧倉敷西保健所庁舎)です。同センターは昨年4月から開所の3障害合同の通所施設で倉敷市民の方なら無料で交流、生活相談などができます。午後1時30分病院駐車場集合ですが現地集合を希望される方はあらかじめ事務局までお申し出ください。
B当会会員で元会長のYMさんが、11月の県精神保健福祉大会で岡山県保健福祉部長賞を受賞されました。受賞理由は真備町で家族会を結成、作業所開所をはじめとする地域でのさまざまな精神保健福祉・家族会活動に長年にわたり尽力されたというものです。紙上をお借りしてお喜びを申し上げます。
まきび病院ホームページへのリンク