有毒植物１

　猫と暮らしていると気軽に部屋に植物を持ち込めません。
人間には大丈夫であっても動物が触れたり食べたりすると害になる植物があるからです。身近な花が意外と危なかったりするんですよね。
そこで、よく見かけるもので有害な植物と主な症状を調べてみました。
沢山あるうちの一部ですが、部屋に飾る花を選ぶ時の参考にしてください。
猫に限らず犬にも同じように危険ですので注意してください。

　毒性が低かったり採食量が少ない場合は中毒症状が出ない場合もありますが、時間経過と共に症状が出る可能性があるため胃洗浄等の早急な処置を必要とする場合もあります。
もしも誤って食べてしまった場合は医師の診断を仰ぎましょう。その時には食べた植物を持って行ってください。

　　　　　　　注：鱗茎も球根と表示しています。

植　物　名	危険個所	症　　　状
アイビー（ヘデラ）	葉　果実	嘔吐、下痢、口渇、腹痛、接触で皮膚炎
アサガオ	種子	嘔吐、下痢、瞳孔散大、血圧低下
アザレア	葉　根皮　花からの蜂蜜	流涎、嘔吐、下痢、視力障害、筋力低下、痙攣、多食で死亡
アジサイ	蕾	嘔吐、痙攣、昏睡、多食で死亡
アマリリス	球根	血圧低下、嘔吐、下痢、肝障害
アヤメ	球根	嘔吐、下痢、胃腸炎
アロエ	樹液	下痢
イエロー・ジャスミン	全草	運動失調、痙攣、呼吸筋麻痺
イカリソウ	全草	知覚神経の興奮
イチジク	葉　枝	皮膚のシミ、粘膜のびらん
イヌサフラン	塊茎　根茎　種子	目に入ると失明の恐れ、嘔吐、下痢、中枢神経麻痺、呼吸困難、時に死亡
オシロイバナ	根　茎　種子	皮膚や粘膜への刺激作用、嘔吐、下痢、腹痛、種子は幻覚作用
オダマキ	全草　特に種子	かぶれ、胃腸炎、多食で心臓麻痺
カラー、カラジウムアンセリウム	草液	嘔吐、口内炎、皮膚炎
キキョウ	根	嘔吐、下痢、溶血、胃腸炎
クレマチス	全草	胃腸炎
クリスマスローズ	全草　特に根	腹痛、嘔吐、下痢、血圧低下、心臓麻痺、時に死亡
ゴクラクチョウカ（ストレリチア）	全草　特に種子	嘔吐、下痢、腹痛