大根祭りの由来
大根は清浄、淡泊な味わいのある食物として凡ての人に好まれ、しかも体内の毒素を中和して消化を助ける働きがあるところから、聖天さまのお働(おはたらき)をあらわすものとして尊ばれ、聖天さまのご供養に欠かせないお供物とされています。
私たちは、そのお下がりを頂くことによって、聖天さまのお徳をそっくり頂戴し、身体と、心の健康を得ることが出来ます。
そこで、当山では毎年正月七日に大根まつりを行い、元旦以来ご本尊さまに供えられた大根を、フロふきに調理して、御神酒と共に御参詣の皆さまに召し上がって頂きます。(無料)

聖天さま信仰
十一面観音菩薩を本地仏とする聖天さま(大聖歓喜天)は、仏法を守護し、仏道を行ずる人々を守護する天部の神様でありますが、私たち衆生の迷いを救い、願いをかなえてくださる大きな力を持っておられます。

詣で来る人をまつちの山かぜに まよひの雲は払ひてはけり



<「大根まつり」しおりより。>