ロンドン・アムステルダム旅行レポート
2002.5.3〜5.14
ロンドン前半 5.3〜5.5
2002.5.3
一応ニュースではGWの2回目のピークなんぞと言っているので、時間が無くてばたばたするのは嫌なのでいつもより更に早起きして5時59分のバスに乗ったら、結構人が乗っていてびっくり。そして連絡良く阪急の急行に乗り、梅田に到着したら空港バスがこれまたええ感じで出発して、結局8時過ぎに関空に到着。早すぎるっつうねん。やっとエアラインのカウンターが開いたばっかりなんだもん。とりあえず荷物を預けた。さすがに出国審査は混んでいたが、まあ出発時間には1時間20分ほどあったのでビジネスクラスラウンジで時間をつぶすことに。何せ今回はマイレージが結構貯まっていたので奮発してビジネスクラスに乗ることにしたもんだから、とりあえず使えるものは何でも使えっつうことで...
飛行機に乗ったらビジネスクラス1席を残して全部人が座っておって、びっくり。どこが不況やねん。あるところにはあるんだよね。そして開いている席というのは私の横。ラッキー♪荷物置き放題、トイレに行く時も気がねしなくていいので助かった。通常、トイレは余り行かないほうなのに、飛行機の中が乾燥しているせいと、エコノミー症候群にならないためにも水分を取れということなので結構水を飲んでいたら1時間に1回トイレに通う羽目に陥ったのであった。
機内食メニューをもらった時に私の中には??マークがつくメニューがあった。それは和食メニューなのにビーフハンバーガーと書かれたメニュー。その横には炊きこみご飯と書いてあるので、モスみたいなライスバーガーか?と思ったらなんのことはない普通の照り焼きハンバーグだった。うーーん、誤植?でも付けあわせにも卵焼き、クラブパンケーキってあったんだけど、正解は蟹入り卵焼き。もしかしてすっごいアバウトなのかしら?(笑)この機内の中に温かいちらし寿司というのがあったんだが、どうしても温かいちらしが反則に思えてペンネを頼むのであった。
一応機内食メニューをば。ガーリックトーストうめぇ。真ん中がビーフハンバーガー。単なる照り焼きハンバーグっす。(笑)
まあ結スムーズにロンドンに到着。そしてここからが気を引き締めないといけないところ。ホテルがソーホー地区にあるため地下鉄が一番便利らしいので地下鉄で移動することに。どうせ滞在中目いっぱい地下鉄利用するしということでゾーン1・2の7日間パスを購入。これだと19ポンド30ペンスでゾーン1&2の区間内で乗り放題。ただし空港からは別途3ポンド60ペンスのチケットを購入。この7日間パスを購入する場合は顔写真が必要なので利用される場合はお忘れなく。ロンドンは物価がかなり高いので地下鉄初乗り運賃が1ポンド60ペンス。日本円で300円強。いちいち乗る度にチケット買うのも面倒くさいし、長期滞在するのであればパスの方がかなり御得かと...地下鉄に乗ること45分。乗っている間に雷がなり、かなりどしゃぶりだったりしたけれど、目的の駅に到着したら晴れていてやれやれ。しかし地下鉄利用には辛いことが...階段が結構あるので荷物を持ち上げないといけないんだな。疲労のピークにこれはちと辛いかも...とりあえず無事、ホテルに到着してやれやれということで...
2002.5.4
昨日は機内でほとんど寝ていないし、疲れていたから爆睡だと思っていたのに、なぜだか5時過ぎに目が覚めるのであった。もっと寝ていたかったのに、長年の習慣って恐ろしいよな。仕方なく、ストレッチ体操やら今日の日程などをガイドブックめくりながら時間を潰すのであった。
まずは土曜日に大きなマーケットがたつというのでノッティングヒル界隈へ。駅からしばらく歩くと骨董品やらがらくた品のフリマになっていて、ずんずん歩いて行くと今度は野菜やら生鮮食品やらを売っている大きなマーケット。9時過ぎに到着したので人はそれほどいないだろうなぁと思っていたら以外にも結構な人出にびっくりでした。しかし、くたびれたティディベアに300ポンドっていうのもよくわからんが、きっと有名なメーカーのものとかなんだろうなぁ。さすがはロンドン。
その後隣の駅になるホランドパークへ。ここはずっと私が来てみたかったところ。今回の旅行の理由の1つでもあります。理由は簡単。ロンバケの最終回で恐らく瀬名と南が走っていったところだと思うから。(笑)そしてスマスマの番宣スポットでもスマップのメンバー君達も訪れた場所だと思うから。(笑)ロンバケの最終回はボストンの設定だったので番地やらストリート名が映っているところはほとんどなかったんだけど、南が目覚まし時計止めたの瀬名でしょと言いながら走っていって、ゲートみたいなのをくぐる時にちらっとストリート名みたいなのが見えたのでそこから検索君と地図チェック。で、見事発見。そうか、ここをくぐって走っていったのねと携帯ビデオ見ながらリプレイする私。そして次は私が好きなシーンの「はい、あなた」の横断歩道のシーン。ニューススタンドを探したらあっさりと発見。でも、ここでテレビの撮影の仕方のマジックを知るのであった。だってあのゲートみたいなのをくぐってからかなり走って、上の方から走ってくるようになっているのに、そのニューススタンドは結構すぐそこ。しかも上から走ってくるのではなく、実際の場所から行くと、そのニューススタンドから上に走って行くという逆パターン。うわーー、うまくショットショットを繋げていくのねと思うのであった。そして一連のシーンが繋がっていないために、あの教会の場所がわからんっていうことに。その駅周辺2km以内に私が見つけただけでも3ヶ所の教会があった。でも、同じ教会じゃないんだよな。ただ、広い通りから教会に向って走って行くシーンよく似た通りは見つけたんだけど...通りは一緒だと思うんだけど、教会は違う。うーーーーん、残念でごじゃる。
左端が寝過ごして手をつないで走り出すシーンでちらっと映った門。そして真ん中があの何度見てもいい「はい、あなた」の横断歩道。右端も走っている通り。ただ順番的には門を下って、右折すると「はい、あなた」の横断歩道の反対側。つまり、一連のシーンで撮影されていると思ったら、シーンごとに撮影してったつうわけですね。でも、それがわからない程あの結婚式のシーンは1ショットかと思う程でした。そして「はい、あなた」の横断歩道の左側が一番右端の通りになるわけです。そしてクライマックスの教会はロンドン2で紹介します。
さすがに歩き回って疲れたので、12時近くになったので昼食を取ることに。2駅行ったところにロンドンで一番美味しいと某HPに書かれていた中華があるのでチャレンジ。12時過ぎだったのでそれほど待つことなく席につくことができた。で、飲茶の辛いところ。1人だと種類を頼めないので同じものを1人で食べることになる。(笑)まあ定番の海老餃子とチャーシューパオ、そしてデザートにマンゴプリンをオーダー。本当は汁そば系も食べたかったけど、隣の席を見るとどうやら1人前でもすごい量。ああ、やっぱり中華は3,4人でくるのが一番だわ。
エビ餃子は皮はあくまでも薄く、中はぷりんぷりんとエビが入っていて、香港で食べたのと甲乙つけがたい。真ん中のチャーシューパオはちょっと甘めかな。そして右端が巨大なウニみたいだけど、マンゴプリン。見栄えは今いちだけど、味はめちゃうまです。
そしてちょっと休憩もできたので、大英博物館へ向うことに。ここで地下鉄を待っている時にどうも寸借詐欺のターゲットになったみたいで...いきなり、ばりっとしたスーツを着てブランドの紙バッグを持った黒人が私に近づいてきた。そしていきなり財布をなくしたのでたった3ポンドでいいから貸してください。自分は怪しいものではないです。アフリカで医師をやっているDr.○○です。これが今日の旅券ですと言っていきなり目の前に旅券が入っているらしい袋を差し出してくる。でも3ポンドっていうところが微妙ぅーーーなんだな。それに今日帰るんだったらスーツケースとか持ってるべ。しかも、地下鉄の構内にいるっていうことは何がしかのチケットを持っているということになるんだな。1ゾーンだったら、空港まで地下鉄で行くとしたら足りないお金は2ポンド。それに本当に財布をなくしたのであれば、警察に行けば大使館経由とかでお金を借りれるだろうが...しつこくプリーズ連発してたけど、旅行者だしそんなにお金持ってないと突っぱねたら、文句言いながら離れたけど、周囲にいた人にはチャレンジしなかった。やっぱり寸借詐欺よねん。しかも同じ地下鉄に乗って次の駅で降りたけど、ポケットの中じゃらじゃらいわせてたし...皆様も気をつけてねん。
大英博物館は1日あってもたりないくらい。もう見ごたえ十分です。こんなすごい博物館が寄付だけでなりたっているというのが凄いわ。
そして大英博物館に到着。うーーん、でっかい。しかも寄付だけで運営されているというのが凄いわ。ただ、入り口の所の寄付箱にはできれば3ポンドお願いしますと書いてあるのも凄い。それだったらいっそのこと一律入場料3ポンドにした方が手っ取り早いような気がするのだが...そしてとりあえずエジプト文明を見学。豊富な展示物とその保存状態の良さにびっくり。しかしよくぞこれだけ完全に近い形で展示されているものだと...さすがに有名なロゼッタストーンの前には人だかりが...石にあれだけ細かい時で書くっていうのが信じられないわ。装飾品だって紀元前のものとは思えないほど精巧だし。しかもミイラや棺などもしっかり残っているって昔の技術というのは到底想像の粋を超えておりますわ。しかしミイラはものすごくリアル。X線写真で中がどうなっているのかまで展示されているし、白骨もなんだかべっこうみたいな状態できれいに保存されているし、すごすぎる。そしてテーマ毎に部屋があってかなり見学しやすい造りになっております。アフリカ文明やインド文明とかも見ごたえありだし、時計ばっかり集めた部屋とか回るところてんこもり。もう少し座るところがあればじっくり周れるのに...さすがに4時間弱歩きまわったら疲れたび。夜に備えてちとホテルに戻って休憩。その途中でスーパーに寄って、ビタミン不足が顕著なのでマンダリンオレンジやらリンゴやらマルチビタミン飲料を購入。マンダリンオレンジ、オレンジとみかんがミックスした感じで美味しい♪
そして観劇の前にちょっと軽めのディナーをと思ってガイドブックに載っていたギリシャ料理にチャレンジしようと思って出かけたら、お店はカフェになっていた。仕方なく、まあまあリーズナブルで時間がかからなさそうな小奇麗なタイ料理の店に入ってみた。とりあえず野菜の春巻きとイエローカレーをオーダー。中々美味しくって当たりでしたが、この夕食で3000円弱っていうのはやっぱり物価が高いよな。
ちょっとインターネットカフェ風のタイ料理屋さん。春巻はからっと、イエローカレーはココナッツが入ってるから甘いんだけど、後で辛さがくる本格派。そしてジャガイモが濃い味で美味しい。ご飯がちょっとニオイがきついのが難なんだよね。でも美味しいっす。
そしてどんな内容かも知らずに、クィーンの曲を元に作られているというだけでチケットを取った「We
Will Rock You」。いやーーー、面白かったし楽しかった。何より歌が凄い!しかもほとんどクィーンの美味しいとこどり状態。自然と体が動いてくる感じなのよね。ここはやっぱりロンドン。観客も熱い、熱い。装置も凝っているし、衣装も斬新だし、仮に英語がわからなくってもクィーンが好きだったら絶対に楽しめるお芝居。帰りの地下鉄の中でもノンストップでクィーンの曲を口ずさんでおりました。しかし、こちらの舞台は7時30分とか7時45分とかからスタートするのでホテルに戻ったら11時っていうのがちと辛いわなぁ。ああ、目いっぱい1日楽しんだな。
2002.5.5
今日はずっと行きたかったストーンヘンジへ。場所が場所だけに地元の観光ツアーに参加。これまたインターネットで日本から事前に予約を入れていたので、確認書をチケットと引き換えるだけでOKだったので楽ちん、楽ちん。
ロンドンを出るとそこは田園地帯だった。ところどころに辺り一面黄色の区画があって、その鮮やかな黄色は菜の花畑だった。やはりこちらでも菜種油を取るらしく、結構栽培されている模様。日本との違いは菜の花がでかいというかしっかりしていて背が高い。何でも大きいんだな。
ストーンヘンジの写真です。本当に何も無い野原に忽然と現われるストーンヘンジ。
上の右端に見える黄色いのが菜の花畑です。菜の花は食用油用。そりゃもう背丈も立派な菜の花なのです。
うーん、本当にミステリアスゾーン。
そして2時間ほどで突然ストーンヘンジが現れた。おおーーー、あれがストーンヘンジ。外に出ると風をさえぎるものが何もないので寒い、寒い。だいたい、ロンドンは温度が12度前後なのでジャケット着ていても寒い。それに風が強いとなると実質体感温度8度くらいかも...念のためにオバシャツ持ってきて正解でした。(笑)ストーンヘンジのサークルに沿って見学できるようにロープが張ってあるので中には近づくことができないのがちと残念。でもこの間見た映画の「テス」では最後追っ手に捕まる時にテスはあのストーンヘンジの石の所で横になっていたような記憶が...あれは特別許可だったのか?肝心のストーンヘンジは想像よりもちょっと小さいかな?というのが感想。しかし、本当は石が30本建っていたというのであれば、やっぱりカレンダー説が濃厚なのか?ストーンヘンジの周囲にはぽつぽつと石が1本と建てられていて、それが日の出や日没を表して、夏至や冬至、春分や秋分を示すようになっているらしいのだが、昔から天文学って進んでいたのねと関心することしきりでした。でも、寒いっつうねん。早々とバスに戻るのであった。
その後、温泉で有名なバースへ。まずはローマンバスの遺跡に入って、昔の浴場を見学。しかし、浴槽の水がローマ時代から替えていないし、殺菌等もしていないので触らないで下さいというインフォメーションにはちょっと笑った。雨が降ってあふれて、結局は清潔とは言えないだろうけど、ローマ時代の水ではないのであろうか?しかし温泉だけあって、建物の中はちょっと嫌なにおいがしていた。
これがイギリス唯一の温泉が出る場所、バース。多分お風呂の語源発祥の地?左がローマ浴場からのぞむバースの教会、そして右がローマ時代から水を替えていないらしいので、触るべからず。(笑)
時計も1時30分を周り、あまりにもお腹がすいていたので初めてのパブに挑戦。夜に1人で入るというのは若干抵抗があるが、昼だったら1人でもOKだろうと思い、勇気を出してドアを押してみた。カウンターでメニューと飲み物を注文。そして木のスプーンに書かれた番号をたよりにお店の人がお食事を運んできてくれるというシステムらしい。飲み物はこちらならではのビールをリンゴジュースで割ったサイダー。これが結構いけるのであった。まあ美味しいからといってもアルコールはアルコールなので要注意ということで。何をオーダーしようか悩んだがパイ類はオーストラリアにいた時にあの独特の味が合わなかったのでパスして、ジャックポテトがついたコールドスナックにしてみた。これが食べやすくって正解でした。
これがバースのバーで食べたランチ。ジャックポテト、ほくほくしていてバターをつけて食べるとうめぇ。ココットみたいなのに入っているのはチキンサラダ風。結構食べやいけど量が多いのだ。
バースの街なみ。左のは古い古い橋。右が教会。小さな可愛い町です。
その後3時30分までフリータイムなので、腹ごなしに庭園をぶらぶらと散策したり、カテドラルの中を見学したりしてみた。カテドラルの中ではパイプオルガンの演奏がされていた。パイプオルガン好きの私としては疲れているのもあって座ってじっくりと聞き惚れておりました。
そしてロンドンに戻ってきた時には6時30分。今日も1日お疲れ様ということでした。さすがにあんなに遅くにお昼を食べたこともあって胃が重たいのでヘルシーにリンゴとマンダリンオレンジで夕食代りにするのであった。旅行に来ると結構痩せるんだよな。(笑)
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