2000年春の新製品

 

 ホビーフェアは、その名の通り次世代のとは、要はこれから発売される新製品のためのホビーフェアであるといえる。もちろんゾイドの新製品も、この場で発表されることになる。

 

 やはり一番目を引くのは、先行販売されたジェノザウラーとレブラプターである。

 言うまでもなく、この2体は旧シリーズにない純粋の新シリーズの新製品である。つまり、今後のゾイドの展開がどのようにされていくのか、トミーの戦略を知る手がかりとなる製品であるといえる。

 特にジェノザウラーは、ゾイド製品同梱のファンブックの中で、シルエットや側面図だけではあるものの、早々とその存在が知らされていた。もちろん大々的な発表はコロコロコミック誌上が最も早い一般公表であろう。この時は、まだ試作段階であり、製品とは少々異なる印象を受ける機体であった。しかし、もちろんここホビーフェアの会場に赴いた機体は、製品版である。そしてその隣に並ぶのが、レブラプター。ジェノザウラーがコロコロコミック誌上で公表されると同時にやはり試作品が公表された機体である。この時は赤い成形色がかなり明るい色であったが、製品は、他の既存帝国ゾイドの赤同様かなり暗めの赤になっていた。なお、これら2体でもう一つ注目しなければならないのは、新設計のゴムキャップが採用されているという事である。

 その他ゾイド本体の新製品は、ホビーフェアの時点で発売から1ヶ月もたっていないアーバイン仕様のコマンドウルフを、この月の末に発売となるムンベイ仕様のグスタフが搭載した形で紹介されていた。 

 

 このホビーフェアで発表された新製品は、ゾイド本体だけではない。いずれも既にコロコロコミック誌上においては公表されていた

ゾイドバトルカードゲーム 

ゾイドソフビ人形。

コロコロコミック誌上で紹介されず、この場で初めて知ることとなった、ゾイドミニコレクション。

既に、ゾイドの玩具菓子が展開されている中で、これだけ本体以外のグッズ展開があることは、ファンとしては、追いつくのが大変と思いながらも、ゾイド本体以外にもゾイドをアピールする手段が出来たことは、人気を拡大されるうれしい手段である。しかし、それにしても、普通、おもちゃはそれ自体がキャラクターグッズであるが、ゾイドの場合は、おもちゃでありながらも本体は本体で、こうしたサイドグッズが出て、はじめてこれらがゾイドのキャラクターグッズに感じるのは、ゾイド特有の展開であるかも知れない。 

 

戻るback