高い空から見おろせば look down 

 

 旧シリーズのサラマンダーのパッケージは、その裏面にバリエーションの紹介がありました。その内の一つが、「ブラックバード」と称される、早期警戒機でした。

 ゾイド復活直後、1999年の年末頃でしたでしょうか。新シリーズのサラマンダーの発売が全く見通したっていない頃、旧シリーズのサラマンダーを改造したブラックバードを見せてもらいました。この改造サラマンダーがすごかったのは、背中のロートドームを回すのに、ゼンマイを使っているという、なかなか野心的な改造をしていたことでした。こうした良い改造を見せられると、刺激を受けるもので、サラマンダーが新シリーズに加わったら自分もブラックバードを作ってみようと思い始めました。

 自分らしさを加味しながら、ブラックバードを作っていきます。それをどう盛り込むか。この辺の見通しが立ったことが、手を付けるきっかけになりました。

 

コクピットまわり

 共和国ゾイドであるサラマンダーは、しっかりとキャノピータイプのコクピットになっています。キャノピーを通して、コクピットの様子を見ることが出来るので、コクピットは見栄えするように、適度に加工します。

まずは操縦管から作り始めました。プラ角棒を適度な大きさに切り、真鍮線で握り部分を作りました。

サラマンダーのキャノピーパーツには、内側にジョイントのような穴が空いています。ここにネジ止めする形で取り付けることを前提にした加工を行いました。

キャノピーパーツの先端に両側に伸びているジョイントパーツは、なんともいい加減なパーツで、左右で位置がずれています。このためこのまま頭部を組み立てますと、頭部パーツが左右で段差が生じると言うゆがみが起こります。そこで、キャノピーパーツのジョイントを削り落として、新たに3mmのプラ棒を通します。

サラマンダーの頭部。

くちばし部分にあるジョイントとは削り落とします。頭部右側パーツは、ただ削り落としただけでは大穴が空いてしまいますので、プラ板でふさいでしっかりとなじむように整形します。

コクピット内部には、手持ちの航空機モデルのジャンクパーツからシートを持ってきました。後はそれらしくプラ角棒とプラ板でこしらえました。

左右合わせるとこんな感じです。

当然、パイロットは収まります。

キャノピーも取り付けるとこんな感じです。とりあえず、見える範囲のみコクピットらしい演出が出来たと思います。

  

続くnext

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