証し



幼児(おさなご)の如くに  
                                       by MOIRA
 
 私は躁鬱病と統合失調症で精神障害者手帳を持つ者です。10数年前、鬱状態になり、一時
は薬と縁が切れていましたが、9年前、とてつもなく大きな仕事上のストレスでひどい混乱状態
となり、被害妄想、幻聴、幻覚まで出て、精神科の閉鎖病棟の保護室にまで入れられたことが
あります。
 鬱状態の時はもっぱら家に閉じこもり、おとなしくしていますが、躁状態になった時は、多くの
人に迷惑をかけます。なんでこんな障害を抱えてしまったんだろうと、泣きたくなる時も多々あ
ります。
 今のところ薬で精神状態はまあまあ安定してはいるものの、人のちょっとした一言、社会での
様々なストレスで、いつまたひどく不安定な状態になるかわかりません。つまりいつも心の中
に、いつ爆発するかわからない爆弾を抱えているようなものです。
 しかしイエス様はこんな私のために、十字架にかかって命を投げ出して下さいました。こんな
私をも愛して下さっているのです。無力でゼロ、否、マイナスのような私をも、教会のホームペ
ージ作成、映画上映会のチラシ作りなどの働きをさせて下さっています。本当に感謝です。
 一般社会では50の声を聞く者ですが、イエス様の前では幼児になります。
「まことに汝らに告ぐ、およそ幼児の如くに神の国をうくる者ならずば、これに入ること能はず」
(マルコ 10・15)
 私の大好きなみことばのひとつです。
 イエス様、大好き!イエス様の愛ほど大きなものはありません!


主われを愛す
                                 by F・K

 私が初めて賛美歌を覚えたのは、小学一年生の時でした。疎開地の群馬で寒さや慣れない
環境のため、よく泣いていました。
 そんな時、母が歌ってくれたのが、賛美歌の「主われを愛す」でした。高校を卒業してすぐクリ
スチャンになり、教会学校の奉仕をしばらくしておりました。結婚で種子島に来て、この教会で
も教会学校の奉仕をしておりましたが、子どもの数も減り中止になりました。
 今は聖歌隊の奉仕をしています。私たちが歌っている時、お母さんと一緒に毎週礼拝に出席
している小学一年生のS君が、一緒に歌いたいようでした。聖歌隊は三部合唱ですし、子ども
には難しく、悩んでおりました。昨年(2010年)の6月から第二週と第四週の礼拝の中で、子ど
ものための時間を設けることに、総会で決まりました。この時にS君に歌ってもらってはと、示さ
れました。
 「主われを愛す」を練習し歌っているS君の心に賛美歌が残り、やがて彼がクリスチャンにな
ることを祈っています。ちなみにS君のおばあ様のM姉は、聖書物語の紙芝居の奉仕をして下
さっています。






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