先日、大阪に行く用があった折、松虫まで足を伸ばし、正圓寺の聖天様をお参りしてきました。その詳細について、ご報告。

宿は天王寺だったので、市電(ここでは電軌と読んでいるらしい)に乗り、松虫前に降りました。本当は天王寺にも聖天様を祭ったお寺があり、そちらに行きたかったのですが、事前調査の不備ゆえ、場所がつかめなかったのでした。(どなたか正確な住所を御存じでしたら教えてください。)
ただ、その松虫前で降りたのも、失敗でした。読んでくれているみなさんのために、この正圓寺に行く順序を正確にお知らせしたかったのですが、それがかなわない程迷ってしまいました。ただ、寺の敷地はとても広いようなので、あたりをぶらぶらしていたら、行きつけるかもしれません。
住所をはっきり書けないもうひとつの理由は、出向いた時間が五時をちょっと回っていたせいか、聖天を祭っている正圓寺の中には入れなかったからです。迷ったのが災いしました。もっとも後述する理由により、時間が間に合っても入れたのかどうか、本当のところは分かりません。

しかし、あちこちに立っているのぼりや、家屋や祭具の飾りに使われているシンボルなどから、まさしくここが聖天様を祭っている寺であることは分かりました。たぶん、もう一度ここに来ることは難しいだろうなと思うと、感慨がありました。

正門前には、関西大地震の時の寄進にたいする礼をのべた立て札もあります。「専用駐車場」が、どうも数年使われた形跡がないことや、いくら開門時間を過ぎていたとしても、人通りが少なく、たいていの寺の前にはあるはずの店などがまるで見られないのも、どうやらこの地震と関係があったのかも知れません。たぶん、まだ完全には修復が終っていないのではないでしょうか。(などと憶測で書きましたが、後日、ちゃんと普通に開いていることを大阪の鈴木さんに教えてもらいました。)

ただ、正門の垣間から中の様子を覗いてみると、境内はきれいに掃き清められており、どことなく清々とした雰囲気です。お参りできなかったのは残念でしたが、実際に現地にきて、様子を見て、その場の雰囲気を感じるだけでもよい体験だったと思っています。


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