かくし絵は、人間の視覚認識作用をうまく利用したトリック絵画の一種です。 絵の中にその絵とは無関係なイメージをはめ込むことで、一つの絵は二重三重 に違った情景となり、見る人を不思議な感覚に誘うもので、古今東西の多くの 画家が試みています。 これらの作品は単なる遊びととられがちですが,絵画の平面性を問題とする 近代から現代に至る絵画の流れをを先取りする試みであると同時に、人間がも のを見ること、認識することを科学として扱う、大脳生理学や心理学の分野に もかかわる事柄を含んでいるように思えます。 こういった難しい問題はさておき、私がこの手法を試みたのは、純粋に絵と して鑑賞し、なお且つ別のお楽しみも付いている、グリコのように一粒で二度 楽しめる絵画を作ってみたかったからです。
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”待ちぼうけ”1999年
紙に鉛筆10×11cm
(この絵には9羽のうさぎがかくれています.)
正解
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