1. 浦 和 か ら の 温 泉
1-34 山田温泉『大湯』共同浴場
長野県高山村は温泉の宝庫である。
しかも、山間に鄙びた温泉が目白押しといった配置ときて
いる。
蕨温泉、山田温泉、高山温泉、五色温泉、七味温泉、奥
山田温泉と、6つの温泉がわずか7キロ程度の狭い範囲
にあって、それぞれが個性豊かな温泉である。
なかでも、山田温泉の「大湯」は独特の風格があり、「日
帰り温泉派」には、たまらない魅力の共同浴場である。
(1) 交通
(マイカー)
浦和 〜 関越自動車道「所沢インター」 〜 (藤岡JCT) 〜
上信自動車経由 〜 「須坂長野東インタ」 〜 国道403号
〜 幸高町(信号) 〜 東横町(信号)=次の交差点を右折
= 〜 中町(信号)=ここから「県道54号」 〜 高山村役場
〜 十字路(日石三菱GS)を右折=ここから「県道66号」
〜 蕨温泉 〜 山田温泉(「大湯」は進行右側で公園の奥)
・・・・・片道約5時間(朝6時に浦和を出て日帰り可能)
(2) 温泉案内
@ 営業時間
A 料 金
B 温泉施設
内湯、打たせ湯
木製の「カラン」がめずらしい。
【注】「カラン」水道の蛇口
C セールスポイント
共同浴場「大湯」の風格ある入り母屋作りの建物は、な
んといっても、共同浴場の横綱という雰囲気がある。
建物は、平成元年に建て替えられたものであるが、「日
帰り温泉派」ならば、遠くから訪ねても、この佇まいを見
ただけで大満足であろう。
内湯に、打たせ湯、上がり湯というシンプルな施設が共
同浴場をほんの少し現代的にしただけという気配りを感
じさせ、好感が持てる。
筆者として注目して欲しいのは、木製の「カラン」である。
「カラン」即ち、水道の蛇口である。
お湯の出し方はすぐに分ったが、お湯を出しっぱなしにし
て湯桶にお湯を溜める方法に気づいたとき、現代のハイ
テクとは違う日本人の知恵の様なものを感じた。何時の
時代からあったのだろうか? 平成の建て替え以前から
あったものと信じたい!
そして、このような仕掛けは私の温泉探訪(平成元年か
ら)の旅の中で、この高山温泉「大湯」でしかお目にか
かっていないのである。
D 住 所
E 電 話
◆木製の「カラン」に注目!!
「大湯」の洗い場には木製の「カラン」がある。
「う〜ん、いいねぇ!」と思った人は日本人!!
「別に!」という人は、何人?!
【写真/右上=「大湯」全景】
【写真/右中=「大湯」内湯
【写真/右下=「大湯」の木製のカラン】

