■ 作者のこと

 ○鈴木美子さんのプロフィール
1978  子育ての中で、近所の種痘禍(天然痘の予防接種被害)に苦しむ被害児(家族)に接し、
その副作用の恐ろしさから予防接種問題に関心をもつ。
 静岡予防接種を考える会発足に参画。この年より毎年講師を招き、ワクチン禍の実態の
ついて講演会を計画し、開催に参画する。
1979  「考える会」で行なった予防接種についてのアンケート調査を企画。・・・「インフルエンザ
による副作用は被接種者の8.2%(発熱・発疹・手足のしびれ等)」
1980  静岡市と「考える会」の行政交渉を企画。予防接種行政の改革とインフルエンザ予防接
種の中止を求める(以後毎年行政交渉)。
1984  ビデオ『子供たちに何故?インフルエンザ予防接種』市民センター企画に参画。
1985  「考える会」代表として
第1回『どうする予防接種 全国シンポジュウム』静岡市で開催 パネラーとして参画
このシンポジュウムが予防接種問題をめぐる市民運動の原点といわれている。
1989  MMR導入を問題視し、行政交渉・情報公開を求めるなど学習と運動を展開。
 これ以降
 子どものためのワクチントーク全国、予防接種制度検討市民委員会、その後のワクチン
トーク全国の活動に積極的に参加した。
1991  今回紹介している『図説』制作。
1993  子どものためのワクチントーク in 静岡 を開催。
 この間、ご自身の命と健康を嘖(さいな)み乍ら、こどもの命と健康を守る活動に、より一層
傾注していった。つねに「考える会」の企画の中枢を担った。
2003 1月27日歿 享年50歳
心よりご冥福をお祈り致します。              静岡予防接種を考える会 藁科勝治

○主な雑誌記事
1982 「インフルエンザ予防接種ボイコットを −予防接種行政の問題点を鮮明に−
月間地域闘争 4月号 ロシナンテ社
1986 「なぜインフルエンザ予防接種をボイコットするのか?」
季刊 子どもと健康  秋 7
1987 「インフルエンザ集団接種 −その中止を求めて−
季刊 子どもと健康 臨時増刊号
1993 「予防接種 わが家の場合・わたしの判断」
ちいさい・おおきい・よわい・つよい 創刊号 ジャパンマシニスト社
その他、雑誌・新聞等多数。

 1990.2月、おたふく風邪ワクチン接種で事故にあった長男の原因究明と治療のため入院していた国立療養所静岡東病
院へ、考える会の鈴木さん・藁科さん・桜井さんが訪ねてくれました。それが最初の出会いでした。任意接種被害であり、
予防接種法とは無縁、孤立の感にあったなか、多くの仲間との接点を与えていただいたことにいまさらながら感謝してお
ります。                                             予防接種情報センター京都 栗原 敦