123

予算委員会第四分科会

02

1992/03/12

山下国務大臣 私は、少年時代にこのツツガムシの話を聞いて、本当に恐ろしいなと思ったことがあります。台湾で霧社事件というのがありまして、駐在所が当時の台湾人に襲撃されて、集まったたくさんの邦人、日本人ですが、野っ原や林の中に逃げて、これがツツガムシに食われでほとんど死んだという怖い話を私は記憶いたしております。
 もしもそれと同じようなツツガムシであるならば、これは大変なことだと思いますし、全国に広がるということであればなおさらのことでありますから、これはやはり徹底的に対策を講じなければならぬ、そのように思います。
貝沼分科員
 それで、同じようなことで、実はきょうMMR、新三種混合ワクチンの接種の問題をやろうと思ったのですが、時間がありませんのでいたしませんけれども、これは保護者の意思を確認してやるというふうに書類はなっているのですよ。私は、やるかやらないか、保護者の意思の確認かと喜んでおった、インフルエンザと同じように。私はインフルエンザのとき、それを一、生懸命言って、やっと保護者の意思になったのですから。ところが、そうじゃない。この書類には確認となっているけれども、これは三回ワクチンをするか、MMR一回で終わるかの確認のための単なる保護者の意思なんです。これは考え直してもらわなければいけません。これが一つ。
 それからもう一つは、MMRの中で自前株と統一株とありますけれども、自前株の方が大分すぐれている、こういうふうに言われておりまして、これからいろいろモニタリングでやるのだそうですが、すぐれているならばすぐれているようにそちらの方をやるべきであって、そして、そこには保護者の意思で選択するということがない。それで、今度はMMRか三回接種するかということについては、これは判こを押すようになっている。しかし、問診に対しての責任の判こではない。その判こはどういう判こかと聞いてみたら、その辺で売っている三文判でいいのだ。一体何のための書類がということをきょう私は問題にしたかったのでありますが、時間がありませんのでやめます。次の機会に、何かあれば篤とやらせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 以上で終わります。
甘利主査代理 これにて貝沼次郎君の質疑は終了いたしました。
 次に、新村勝雄君。
新村分科員 私は、脳死、臓器移植についてまず伺いたいと思います。