■ 037.25 控訴審第1回 報道

国の責任めぐり応酬=MMR訴訟の控訴審第1回口頭弁論−大阪高裁

 新三種混合(MMR)ワクチンの副作用で死亡したり重度障害が残ったりしたとして、男児2人の遺族ら7人が国に総額3億5千万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審第一回口頭弁論が25日、大阪高裁(横田勝年裁判長)で開かれた。
 弁論で原告側は「ワクチン由来のウイルスが健康状態に悪影響を与えたのは明らか」と国の過失を改めて主張。国側は「ワクチン接種と死亡や障害には因果関係はなかった」と反論した。 (時事通信)

[7月25日18時10分更新]

因果関係めぐり双方争う MMR訴訟控訴審始まる

 新三種混合(MMR)ワクチンの予防接種を受け死亡または重度の障害が残った子ども3人の遺族と家族が、国に計3億5000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が25日、大阪高裁(横田勝年裁判長)で開かれ、原告側、国側双方とも1審判決の因果関係の認定について争う姿勢を示した。
 1審大阪地裁判決は、3人のうち2人について、接種と死亡または障害との因果関係を認め、国と製造元の阪大微生物病研究会(大阪府吹田市)に計約1億6000万円の支払いを命じたが、男児1人については因果関係を否定し請求を棄却。男児の両親=兵庫県=と、2人について賠償を命じられた国の双方が控訴していた。
 阪大微研は控訴を断念し、勝訴した原告に全額を支払うとともに、敗訴した男児の両親にも見舞金約2000万円を支払っている。(共同通信)

[7月25日17時34分更新]