■03.4.9 衆議院厚生労働委員会 阿部とも子議員質問

第 8 号 平成15年4月9日(水曜日)

平成十五年四月九日(水曜日)
    午前九時開議
 出席委員
   委員長 中山 成彬君
   理事 熊代 昭彦君 理事 長勢 甚遠君
   理事 野田 聖子君 理事 宮腰 光寛君
   理事 山井 和則君 理事 福島  豊君
   理事 武山百合子君
      小渕 優子君    岡下 信子君
      金子 恭之君    北村 誠吾君
      小西  理君    後藤田正純君
      佐藤  勉君    田村 憲久君
      竹下  亘君    棚橋 泰文君
      西川 京子君    原田 義昭君
      平井 卓也君    松島みどり君
      三ッ林隆志君    宮澤 洋一君
      森  英介君    山本 幸三君
      吉田 幸弘君    吉野 正芳君
      渡辺 具能君    家西  悟君
      石毛えい子君    大石 正光君
      大島  敦君    加藤 公一君
      五島 正規君    城島 正光君
      手塚 仁雄君    中村 哲治君
      水島 広子君    江田 康幸君
      桝屋 敬悟君    佐藤 公治君
      小沢 和秋君    山口 富男君
      阿部 知子君    金子善次郎君
      川田 悦子君
    …………………………………
   議員           大島  敦君
   厚生労働大臣       坂口  力君
   文部科学副大臣      河村 建夫君
   厚生労働副大臣      鴨下 一郎君
   厚生労働副大臣      木村 義雄君
   厚生労働大臣政務官    渡辺 具能君
   政府参考人
   (文部科学省高等教育局長
   )            遠藤純一郎君
   政府参考人
   (厚生労働省健康局長)  高原 亮治君
   政府参考人
   (厚生労働省労働基準局長
   )            松崎  朗君
   政府参考人
   (厚生労働省職業安定局長
   )            戸苅 利和君
   政府参考人
   (厚生労働省職業能力開発
   局長)          坂本由紀子君
   参考人
   (社団法人日本経済団体連
   合会常務理事)      紀陸  孝君
   参考人
   (日本労働組合総連合会雇
   用労働局長)       中村 善雄君
   参考人
   (中央大学教授)     大須 眞治君
   厚生労働委員会専門員   宮武 太郎君
    ―――――――――――――
委員の異動
四月三日
 辞任         補欠選任
  釘宮  磐君     石毛えい子君
同月九日
 辞任         補欠選任
  奥谷  通君     原田 義昭君
  竹下  亘君     小渕 優子君
  西川 京子君     北村 誠吾君
  宮澤 洋一君     小西  理君
  吉野 正芳君     金子 恭之君
  三井 辨雄君     中村 哲治君
  山谷えり子君     金子善次郎君
同日
 辞任         補欠選任
  小渕 優子君     竹下  亘君
  金子 恭之君     吉野 正芳君
  北村 誠吾君     西川 京子君
  小西  理君     宮澤 洋一君
  原田 義昭君     奥谷  通君
  中村 哲治君     手塚 仁雄君
  金子善次郎君     山谷えり子君
同日
 辞任         補欠選任
  手塚 仁雄君     三井 辨雄君
    ―――――――――――――
四月七日
 医療改悪の実施と社会保障の改悪に反対し充実を求めることに関する請願(石井郁子君紹介)(第一四〇七号)
 同(瀬古由起子君紹介)(第一四〇八号)
 同(吉井英勝君紹介)(第一五六四号)
 医療改悪の実施と社会保障の改悪反対に関する請願(穀田恵二君紹介)(第一四〇九号)
 同(西村眞悟君紹介)(第一四一〇号)
 健保三割負担実施の凍結に関する請願(山田正彦君紹介)(第一四一一号)
 社会保障の拡充、将来への安心と生活の安定に関する請願(保坂展人君紹介)(第一四一二号)
 同(中川智子君紹介)(第一四三八号)
 同(保坂展人君紹介)(第一四三九号)
 同(山口壯君紹介)(第一四四〇号)
 同(海江田万里君紹介)(第一五四七号)
 パーキンソン病患者・家族の療養生活の質向上に関する請願(林田彪君紹介)(第一四一三号)
 同(土肥隆一君紹介)(第一四四一号)
 同(不破哲三君紹介)(第一五四八号)
 医療改悪の実施凍結、見直しに関する請願(児玉健次君紹介)(第一四一四号)
 同(山元勉君紹介)(第一四六〇号)
 乳幼児医療費無料制度の創設に関する請願(中林よし子君紹介)(第一四一五号)
 パートタイム労働法の実効ある改正に関する請願(菅野哲雄君紹介)(第一四一六号)
 健保三割負担など医療費負担増の凍結・見直しに関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第一四一七号)
 同(菅野哲雄君紹介)(第一四一八号)
 同(穀田恵二君紹介)(第一四一九号)
 同(中林よし子君紹介)(第一四二〇号)
 同(春名直章君紹介)(第一四二一号)
 同(小沢和秋君紹介)(第一四四三号)
 同(大畠章宏君紹介)(第一四四四号)
 同(菅野哲雄君紹介)(第一四四五号)
 同(木島日出夫君紹介)(第一四四六号)
 同(中川智子君紹介)(第一四四七号)
 同(山口富男君紹介)(第一四四八号)
 同(池田元久君紹介)(第一四六一号)
 同(大島敦君紹介)(第一四六二号)
 同(菅野哲雄君紹介)(第一四六三号)
 同(木下厚君紹介)(第一四六四号)
 同(北橋健治君紹介)(第一四六五号)
 同(工藤堅太郎君紹介)(第一四六六号)
 同(今田保典君紹介)(第一四六七号)
 同(中川智子君紹介)(第一四六八号)
 同(古川元久君紹介)(第一四六九号)
 同(細川律夫君紹介)(第一四七〇号)
 同(岩國哲人君紹介)(第一五四九号)
 同(小沢和秋君紹介)(第一五五〇号)
 同(奥田建君紹介)(第一五五一号)
 同(黄川田徹君紹介)(第一五五二号)
 同(玄葉光一郎君紹介)(第一五五三号)
 同(佐々木憲昭君紹介)(第一五五四号)
 同(塩川鉄也君紹介)(第一五五五号)
 同(達増拓也君紹介)(第一五五六号)
 同(土井たか子君紹介)(第一五五七号)
 同(中西績介君紹介)(第一五五八号)
 同(長浜博行君紹介)(第一五五九号)
 同(古川元久君紹介)(第一五六〇号)
 同(吉井英勝君紹介)(第一五六一号)
 介護保険の緊急改善に関する請願(中林よし子君紹介)(第一四二二号)
 労働法制の改悪反対に関する請願(小沢和秋君紹介)(第一四二三号)
 医療改悪実施と社会保障改悪反対、充実に関する請願(塩川鉄也君紹介)(第一四二四号)
 同(小沢和秋君紹介)(第一五六二号)
 同(瀬古由起子君紹介)(第一五六三号)
 医療改悪の実施中止、社会保障の充実に関する請願(塩川鉄也君紹介)(第一四三七号)
 健保三割負担・高齢者窓口負担の大幅引き上げ中止に関する請願(原陽子君紹介)(第一四四二号)
 医療改悪の実施反対等に関する請願(後藤茂之君紹介)(第一四五九号)
 腎疾患総合対策の早期確立に関する請願(赤羽一嘉君紹介)(第一四八七号)
 同(浅野勝人君紹介)(第一四八八号)
 同(枝野幸男君紹介)(第一四八九号)
 同(岡田克也君紹介)(第一四九〇号)
 同(奥谷通君紹介)(第一四九一号)
 同(奥山茂彦君紹介)(第一四九二号)
 同(鹿野道彦君紹介)(第一四九三号)
 同(梶山弘志君紹介)(第一四九四号)
 同(鎌田さゆり君紹介)(第一四九五号)
 同(亀井久興君紹介)(第一四九六号)
 同(岸田文雄君紹介)(第一四九七号)
 同(北村誠吾君紹介)(第一四九八号)
 同(玄葉光一郎君紹介)(第一四九九号)
 同(小坂憲次君紹介)(第一五〇〇号)
 同(高村正彦君紹介)(第一五〇一号)
 同(近藤基彦君紹介)(第一五〇二号)
 同(佐藤剛男君紹介)(第一五〇三号)
 同(斉藤斗志二君紹介)(第一五〇四号)
 同(杉山憲夫君紹介)(第一五〇五号)
 同(鈴木俊一君紹介)(第一五〇六号)
 同(瀬古由起子君紹介)(第一五〇七号)
 同(橘康太郎君紹介)(第一五〇八号)
 同(谷本龍哉君紹介)(第一五〇九号)
 同(近岡理一郎君紹介)(第一五一〇号)
 同(土井たか子君紹介)(第一五一一号)
 同(虎島和夫君紹介)(第一五一二号)
 同(中西績介君紹介)(第一五一三号)
 同(中村正三郎君紹介)(第一五一四号)
 同(中山太郎君紹介)(第一五一五号)
 同(西田司君紹介)(第一五一六号)
 同(根本匠君紹介)(第一五一七号)
 同(鳩山由紀夫君紹介)(第一五一八号)
 同(浜田靖一君紹介)(第一五一九号)
 同(春名直章君紹介)(第一五二〇号)
 同(平井卓也君紹介)(第一五二一号)
 同(平岡秀夫君紹介)(第一五二二号)
 同(福島豊君紹介)(第一五二三号)
 同(藤木洋子君紹介)(第一五二四号)
 同(保利耕輔君紹介)(第一五二五号)
 同(牧野隆守君紹介)(第一五二六号)
 同(桝屋敬悟君紹介)(第一五二七号)
 同(松崎公昭君紹介)(第一五二八号)
 同(松島みどり君紹介)(第一五二九号)
 同(松浪健四郎君紹介)(第一五三〇号)
 同(松本剛明君紹介)(第一五三一号)
 同(松本龍君紹介)(第一五三二号)
 同(三ッ林隆志君紹介)(第一五三三号)
 同(三井辨雄君紹介)(第一五三四号)
 同(三塚博君紹介)(第一五三五号)
 同(宮腰光寛君紹介)(第一五三六号)
 同(武藤嘉文君紹介)(第一五三七号)
 同(持永和見君紹介)(第一五三八号)
 同(森田一君紹介)(第一五三九号)
 同(谷津義男君紹介)(第一五四〇号)
 同(保岡興治君紹介)(第一五四一号)
 同(山元勉君紹介)(第一五四二号)
 同(山本幸三君紹介)(第一五四三号)
 同(吉井英勝君紹介)(第一五四四号)
 同(吉田六左エ門君紹介)(第一五四五号)
 同(吉野正芳君紹介)(第一五四六号)
は本委員会に付託された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 雇用保険法等の一部を改正する法律案(内閣提出第八号)
 雇用保険の財政の安定化及び求職者等に対する能力開発支援のための緊急措置に関する法律案(城島正光君外四名提出、衆法第四号)


     ――――◇―――――
中山委員長 これより会議を開きます。
 内閣提出、雇用保険法等の一部を改正する法律案及び城島正光君外四名提出、雇用保険の財政の安定化及び求職者等に対する能力開発支援のための緊急措置に関する法律案の両案を一括して議題といたします。
 この際、お諮りいたします。
 両案審査のため、本日、政府参考人として文部科学省高等教育局長遠藤純一郎君、厚生労働省健康局長高原亮治君、労働基準局長松崎朗君、職業安定局長戸苅利和君及び職業能力開発局長坂本由紀子君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
中山委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    ―――――――――――――

(中略)

中山委員長 次に、阿部知子君。
阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。
 皆さんも、本日の長時間の審議、大変御苦労さまです。そして、法案の審議に入ります前に、二つの事項にわたって、特に坂口厚生労働大臣に厚生行政全般にかかわる視点からの御答弁をお願いしたい点がございます。
 一点は、せんだって三月十三日に大阪地裁で判決が出ました三種混合、MMRワクチンのワクチン禍に関しまして、地裁での判決は、そのうち二名についてはメーカー責任並びに国の責任を認め、一名についてはインフルエンザ脳症との区別がつきがたいという判決を得ておりますが、その後、このインフルエンザ脳症と区別がつきがたいと言われたケースについても、阪大微研の方が和解という形で補償を行うというふうな形に進行しております。
 このMMRワクチンのワクチン禍と申しますのは、実は私は一九七四年に小児科医になりましたが、一九七五年に大きく問題になった百日ぜき、破傷風、ジフテリアの三種混合ワクチン、これも非常に重篤な後遺症を残しまして、三百八名が被害認定されておりますが、この案件を上回る千六十五人の被害認定がございまして、日本のワクチン接種のもたらすさまざまな問題においても、極めて重要な位置を占めている事例であるとは思います。
 そして、八九年の四月に接種が始まってわずか半年、六カ月たちましたところで、福島県から重篤な事例、死亡例、髄膜炎、難聴が報告されておりまして、これも厚生省が既に報告を受けておりながら九三年の四月まで接種が継続されて、千六十五人と非常に多い被害が生まれました。
 また、ワクチンの製造においても、阪大微研が製造方法を変え、そのことがまた髄膜炎等の発生を高めたのではないか。あるいは、八九年の十月にはカナダで既に、同じ使われた株、占部株と申しますが、これの問題が指摘されておった。
 どう見ても、安全性、それから国民へのアナウンスメント、そして製造過程でのさまざまな問題、いずれをとりましても、厚生行政、ワクチン行政、予防接種行政の汚点と思われますが、この事案について、さきに厚生労働省は、私ども四野党の申し入れにもかかわりませず控訴なさいました。私は細かい点については追ってこれから問題にしていこうと思いますが、この控訴を受けて、今、小児を持つお母さんたちの間では、予防接種というのは、何か起こっても国はこういう形で逃げてしまうんだと、非常に不信を強めておる現状がございます。
 坂口大臣に、まずこの控訴問題、そして予防接種への信頼性ということについて、及ぼす影響についてどのようにお考えか、お願いいたします。
坂口国務大臣 MMRのワクチン訴訟につきましては、経過は今御指摘のあったとおりでございます。
 大阪地裁判決が出まして、その中では、国の行政上のいわゆる法的義務違反というのは認められないということになっていたわけでございますが、しかし条理上の監督義務がある、こういうことになっておりまして、私もいろいろと勉強をしたわけでございますが、法律上の義務違反はない、しかし条理上の監督義務があるということになりますと、これは、これからの裁判におきまして、どんな法律をつくりましても、法律上はないけれども条理上の監督義務があるというふうに言われるとこれは一体どうなるのだろうか、これは法律上、全体としての位置づけから見てどう考えるべきかということを私も勉強したわけでございます。
 法務省にもお聞きをしましたところ、今までにも、法律の条文を示しながら、ここについて条理上の監督義務が認められるといったようなことはあったようでございますけれども、いわゆる条文を何ら示さずに、ただ漠然と条理上の義務があるというような判決は今までなかったということだそうでございます。
 そうしたことを受けまして、このワクチンの問題は厚生省にとりましても大変大事な問題であり、そして、国民の皆さん方にとりましても重要な問題でありますだけに、早く決着をつけたいという気持ちも率直にございましたけれども、しかし、こうした判決の内容を見ましたときに、あいまいにしておいてはやはりいけない、高裁におきましてもう一度その内容を精査していただき、そして法律的な解決もつけていただきたい、そんな意味で控訴をさせていただいたところでございます。
 このワクチンにつきましては、これからも続いていくわけでございますし、大変大事な問題であり、そして副作用を起こさないようにしていかなければならないことは当然でございますが、ワクチンというのは、ワクチンに限らずでございますけれども、この副作用を全く皆無にするということができればそれにこしたことはございませんけれども、どうしても、人それぞれの体質が異なります以上、若干つきまとうということもあるわけでございます。
 したがいまして、そうした問題を、これから国として、ワクチンをやっていくのが妥当なのか、それとも、そうしたものがつきまとう以上、これは個々の意思に任せるべきものなのか、そうしたことも含めながら、これからこの問題に取り組んでいかなければならないと思っているところでございます。
阿部委員 今、二点にわたってお答えですが、条理上という表現があいまい性を含むと。
 しかしながら、先ほども申しましたように、より大きな判断に立てば、どうやって本当に幼い子を持つお母さんたちに安心してワクチンの接種を受けていただけるか、この信頼性を失うことの大きさの方が私ははるかに大きいと思います。
 そして、大臣はお気づきでありながらわざと後段の答弁をなさったのかもしれませんが、実は、このワクチン自身は、予防接種にはいろいろな被害があり、予測できないものもあるやもしれません。それは認めますが、ワクチンの製造過程で明らかに違う製造方法をとり、抗体価を高めたいがために製造方法をある種勝手に変更して問題が生じておる、あるいは、既にカナダで報告があるのに打ち続けた、あらゆる面で本当に失態の相次ぐ、そしてワクチンの期限切れまで使っておった、どういう観点から見ても国に勝ち目はない裁判だと思いますから、追ってまたこの場でも問題にさせていただきたいです。
 もう一点だけ。
 この千六十五名について、髄膜炎も含めていろいろなケースがございますが、国としてはどのような、いわゆる後遺症調査ですね。髄膜炎と申しましても、そのとき髄膜炎で、後、治って何ともないと思っても、年月を経て、てんかんが起きたりもいたします。この千六十五名について、大臣は今後、これは事務方ではなくて、政治的なことで伺っておりますので、私は、そうした責任姿勢がないと、さっき申しましたように、親たちは、ワクチン禍が起ころうと何しようと、裁判を起こそうと、国だけはまた控訴し続けるんだと思っておるわけですから、国の政治姿勢として千六十五人に対して、例えば特別なチームを設けてフォローするもあり得ることですし、最大のワクチン禍ですから、どのようにお考えか、お願いいたします。
高原政府参考人 千六十五人というのは、MMRで予防接種法に基づく救済制度の適用となった患者数であると承知しております。
 この救済制度は、不可避的に発生する医学上の副反応被害にとどまらず、予防接種を受けたことによる健康被害を広く対象としておりまして、これにより広範な被害者救済を行っておるわけでございまして、MMRワクチンの訴訟も現在係争中でございますので、これに関する答弁は差し控えさせていただきたいと存じますが、必要に応じ、そのフォローアップというふうなものは考えてまいりたいと思います。
阿部委員 高原さんの今のような答弁で、本当に予防接種行政を国民が安心して受けてくれるかどうか。今、インフルエンザの予防接種禍の問題も随所で起きておりますから、あわせて今後問題にさせていただきますが、千六十五人以外にも認定漏れあるいは可能性のあるというケースもございますし、一つだけ明らかに厚生省として考えていただきたいのは、最大規模の、もちろんその以前に種痘の問題がございますが、以降、最大規模のワクチンの被害であり、本当に行政上はあってはならないことであったという点にかんがみて、きちんとした責任ある行政を心から望むものです。
 いま一点、お願いいたします。
 臓器移植関連ですが、既に先回、先々回お伺いいたしましたが・・・・・

(以下略)