ペットボトルスピーカー

2号機の製作!

 

前回製作した試作機は、オモチャのスピーカーで驚くほどの結果を得ることが出来ましたので、今回はキチンとオーディオ用のスピーカーで容量 を1.5リットルにスケールアップさせて製作してみました。

まず、使用するユニットですが、本当はFE-83を使いたかったのですが、フレームが角型なのでペットボトルからはみ出てしまいます。私のつまらないコダワリ・・・。そこで、もうちょっと安いものでフレームを加工してしまおう!ということになりました。

 

角の部分をトタンハサミでカットして、グラインダーで擦って仕上げました。切り粉がくっついちゃって大変でした・・・

ダブルコーンでマグネットも大きく、更にキャンセリングマグネットを追加してみました。音質的にはFE-83より劣りますが、価格は1本500円と気軽に使えるユニットです。

 

 

 

 

 

今回はポカリスエット1.5リットルを選んでみました。選んだ理由は飲みやすいからです(笑)

それでもけっこう大変でした・・・。

 

 

 

 

作り方は前回と全く同じで、ホットカッター&ホットボンドを使います。もうだいぶ慣れました。

 

 

 

 

 

 

ハイ、完成です!

とっても簡単です。時間にして20分くらいでしょうか?中身のドリンクを飲む方が大変です(笑)

 

 

 

 

 

 


 

さっそく試聴!

先日製作したスーパーウーハーの音圧振動でペットボトルスピーカー試作機(右の小さいほう)が落ちてしまいましたので、今回はヒモで縛って応急処置しておきました。

ちなみに、このヘンテコなカタチのスピーカーはウチのメインであるFE-83改かるがも型スピーカーです。ダブルバスレフ構造で、サイズを超えた低音をゆったりと響かせてくれます。バックロードにはかないませんが、音質も良くクセがないので試作機がそのままメインになってしまいました。あとでキチンとキレイに作り直す予定です。

さて、2号機の音ですが、これまたビックリ!こいつもサイズを超えた音です。ユニットそのものがあまり良いものではないのですが、芯のしっかりした音を堂々と再生してくれました。

8センチクラスのユニットで低音を出すのはとても面白いのですが、「かるがも君」のような場合、重低音は出ますが、ソースによってはどうしても中域の細さみたいなものが出てしまい、この時ばかりは8センチの限界を感じてしまいますが(それがまたいいのかもしれませんが)その点この2号機はたいしたもので、この「やせ」を感じさせません。たしかに「かるがも君」よりは低音は出ませんし、多少ペットボトル独特の響きもありますが、全体的にバランスの良い音です。

ペットボトルにポン付けで、ここまでの音が簡単に出来てしまう・・・これは驚異的です。今まで数えきれないほどのスピーカーを作ってきましたが、こんな経験は始めてですね。

これはもう、遊びで終わらせるのはもったいないです(遊びだけど)次回はメインとしても使えるように、各部弱点を改善しチューンUPしたスペシャルなものを作ってみます。もちろんユニットはFE-83です!

 

つづく!