商品の詳細

商品番号 KJ100
商品名 松竹梅
価格 売却済み
寸法 本紙 幅   27cm
    高さ 110.5cm
総丈 幅   31m
    高さ 194cm
軸先
 時代箱
状態 時代表具
作者 酒井  抱一(略歴等末尾記載)


酒井  抱一(さかい ほういつ)

 酒井抱一(1761から1828)は,譜代大名・酒井雅楽頭家の二男として江戸に生まれた。  文芸を重んじる酒井家の家風を受け,若き日より俳諧や書画をたしなみ,二十代で狂歌や浮世絵などの江戸の市井文化にも手を染めた。  

三十七歳で出家して自由な立場に身を置く。そのころから,宗達,光琳が京都で築いた琳派様式に傾倒し,江戸後期らしい新たな好みや洗練度を加えた,今日「江戸琳派」と呼ばれる新様式を確立していく。  

風流で典雅な花鳥画を得意としながらも,風俗画や仏画,吉祥画や俳画などさまざまな主題や作風に対応しうる柔軟性を持ち,多くの文化人との関わりながら,独自の世界を作り上げた。  

抱一の没後も江戸琳派は実に一世紀近く命脈を保ち,特に高弟の鈴木其一(1796-1858)や、池田孤邨(1801-1866)らの幕末期の活躍は、近年大きな注目を浴びている。

掛軸に戻る