・電池アダプタ作成 ・電池ボックス清掃 ・裏蓋が閉まらない ・ファインダーのコンタラストをあげる ・ファインダーの清掃 ・二重像の調整 ・モルト張り替え |
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シャッターは切れるが裏蓋が閉まらない そして電池ボックスは水銀電池の液漏れ ファインダーは曇り、二重像が薄い このカメラは電池がないと本来の力を 発揮しないためまずは電池ボックスを清掃。 綿棒等を使い綺麗にする。 そして電池をなんとかしなければいけません。 今では水銀電池は手に入らなくて アルカリボタン電池の電圧を変換して使うための 電池アダプタという物が売っているのですが このアダプタの値段が¥2500以上もする。 そこで自分で電池アダプタを作成する事に。 そしてカメラに入れてみる。 さすがに電圧は変換してくれないがカメラに いれてみたら露出計が動いた! |
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なぜか蓋が閉まらない。蓋の開閉接合部分の かみ合わせが悪いようだ。ボディ端の張り革を 1cmぐらい剥がすとネジ2本で止まっている カバーがある.。カバーを外すと金具があり よく見てみるとすり減った感じになっていた。 |
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蓋が閉まらない原因はここにあるようだ。 すり減った物を元に戻すことは 出来ない。そこで考えたのがペンチを使い かみ合う方向に少しだけ曲げてみる 事に。そして部品を戻して蓋を閉めてみると 見事に閉まった。 |
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ファインダーの二重像のコントラストがとても低い・・・・ 室内になるともうほとんど二重像が確認出来ない状態。 主ファインダーと副ファインダーの明るさのバランスが 悪くなったためだと思う。ハーフミラーの反射率が 悪くなり副ファインダーの像が暗くなりそれとともに 主ファインダーの像も見えにくくなるようです。 副ファインダーを明るくするにはハーフミラーの 反射率を高めるしかないが現実的に無理なのです。 2つのファインダーのバランスが悪く副ファインダーを 明るくできないとなれば主ファインダーを暗くして やればバランスがとれ二重像が見えやすくなります。 暗くすると言っても透明度の高いセロファンや 白黒ネガの未感光部などをフィルター代わりに ハーフミラーにあてがってやればいいのです。 |
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実際にやってみたいと思います。まず軍艦部を外します。 ネジ・巻き上げレバー・巻き戻しクランクを取れば 外せると思ったらなぜか外せない・・・・ ヤシカエレクトロの場合軍艦部にフィルム感度設定の ダイヤルが付いていてこれもカニ目になっていた。 この感度設定ダイヤルを外したら軍艦部が外せました。 |
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今回フィルター代わりに使用する物は白黒ネガを使うことにします。 白黒ネガを丁度いい大きさに切ります。 |
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切ったネガを矢印の主ファインダーのハーフミラー部に あてがってやります。テープ等で付けなくても 大きさがぴったりなら十分固定できます。 これで完成です。早速ファインダーを覗いてみると ファインダー自体はすこし暗くはなりましたが びっくりするぐらい二重像が見やすくなりました。 |
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二重像が無限遠で合わない。アクセサリーシューにはカバーが掛かって るので、このカバーをマイナスドライバー等先の細い物で 外します。すると小さな窓が出てくるのでその奥に二重像の 調整ネジがでてきます。 あとはマイナスドライバーで二重像の様子を見ながら 調整をしていきます。無限遠で像がぴったり合えば完了です。 |
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二重像のコントラストも調整し試写してみると 写真に赤い光が入り込んでいる様子。 モルトを張り替えなければならない。 ベンジンや爪楊枝を使って溶けたモルトを綺麗に 剥がす。そしてモルトの代用品として習字用下敷を きって矢印の所に両面テープを使って貼る。 そして試写してみたら見事に成功! |