「楼成(ろうな)」コードネームR(ロメオ)さん

 

MG34さんのコメントより

アニメ映画「人狼」を知らないとただ暗いだけの内容です。

  舞台は日本で左翼ゲリラを鎮圧する特機隊のメンバーという設定。
  名前は設定上日本人でないと…悩んだ挙句「楼成(ろうな)」にしました。
  ”ろう”は”狼”でもあり、字的には「たかだい」という意味があるので
  孤高のイメージで、ちょっと他人と距離を置きたがる(なす:成す)。

  今回は手紙というよりモノローグ(?)風のコメントです。
  これも作品を知らないと解らないかも。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     




                   目的のためならどんな手段も平然とこなし
                   罪悪感も良心の呵責も感じない
                   獣は人になれないが、人は獣になれるのだ。
                   そんな相手と戦うために
                   自らも獣となる。

     

                   


 
     闇を見通す赤い眼と7.92mmの牙を持つ獣。
     マスクを被った瞬間からそこに居るのは”私”では無く
     ただ獲物を追いかけ、獰猛に喰らいつくだけの存在。
     装備の重さが痛みとなって身体を縛り、
     胸が焼けそうなほど荒い息をつきながら、
     獲物を追い詰める冷静さだけは失わない。
     自分の呼吸すら遠く感じる。
     感覚が研ぎ澄まされていく。
     数百m先に捉えたこちらを振り返る獲物の顔。
     そこに刻まれた恐怖。
     警告の言葉すら無く指は反射的に引き金を引き
     毎分1500発に達する発射速度は
     低い唸り声のような発射音をあげて
     逃げる獲物を背後から切り刻む。
     獣の死は
     最期の祈りも、哀れみの言葉も無く
     ただ唐突に訪れる。
     やがて自分にも。

   


                 獣となることで
                 狩りつづけることで
                 何かを
                 誰かを
                 守れているのだろうか。
                 少しづつ
                 自分の中の”獣”が大きくなっていく

     

     

     

     

     

     

     



       
優美:相変わらず すごいね〜。
       紺碧:ホントですねー。傭兵、暗殺者、そして今度は特機隊です。
       
優美:いつも思うんだけどさー、MG34さんのお嬢さん達って
          どこか影のイメージがあるよねー。

       紺碧:ああ、なるほど。それがストーリーに重さを持たせているんですかね〜。

       紺碧:ずっと前に「ケルベロス 地獄の番犬」ってビデオをレンタルで見た事あって
          あれは実写版だったんですが、このアニメ「人狼」と同じなのかな・・。
       
優美:どうして?
       紺碧:あの赤い目のプロテクトギアが同じような気がするんですよ。
       
優美:ふ〜ん。でストーリー覚えてるの?
       紺碧:い、いや、それが・・・。なんか暗い映画だったなー とおぼろげに。(^_^;)
       
優美:は〜〜(-_-)

       紺碧:一時 B級SFのビデオばかりをレンタルしていた時期がありまして、
       
優美:B級えすえふぅ?
       紺碧:ほとんどが日本未公開と言う低予算のSF映画で 週末になるとまとめて借りて
          見ていた時にまぎれこんでた気がする・・・。
       
優美:で あの赤い目のプロテクトギアだけ覚えていた?
       紺碧:そう・・ですね。(^_^;)
       
優美:何をしてたんだろね〜。
       紺碧:あ、あはは・・・。