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T-KONIの書評(No.5)

「2000年版対応ISO9000規格のここがわからない―規格の実践的解釈」      

「2004年版対応 ISO14000規格のここがわからない―規格の実践的解釈」 日科技連

ISO9001(QMS・品質マネジメントシステム)、ISO14001(EMS・環境マネジメントシステム)構築及び認証取得に大変役立つマニュアル本です。
何れもQMS・EMSの規格を解説したものですが、右のページに規格の条文、左のページにその条文に対する解釈を明記という対訳形式になっています。
規格条文の解説は「実践的解釈Q&A」という形で、規格条文の中でも意味が分かりにくいと思われる部分をピックアップし、それに対して事例を交えながら解説するという内容になっています。

日本語で書かれたISO規格条文というのは、英文の内容をそのまま直訳したような印象さえ受けるほど持って回った言い回しで分かりづらい部分が多くあります。それ故、条文の内容を過剰に解釈してしまって、何でもかんでもシステムに取り入れなくてはいけないと考え、結果的に文書・資料だけがやけに多い重いシステムを作ってしまうことがよくあります。
この本では、そういったシステムを過度に解釈することを避けるよう、解説はあくまでもベテランのシステム管理者だけでなく初心者にとっても理解しやすく、システムを構築する上でやらなければいけない必要最小限の事について述べています。ようはシステム構築に際し、余計な事・無駄な事は極力避けるようアドバイスをしてくれる訳です。

以前からISO認証取得には゛金がかかる゛ということが通説になっているようで、実際にコンサルタント費用・審査費用、加えて社内ISO教育・ISO担当者教育に伴う費用など、一切合財を含め年間400〜500万円はざら、時には1000万円を超える場合もあるとの事。とにかく多くの企業・事業所ではISO認証を取得するために多額の費用を投じているというのが現状です。
また、その昔、ISOがまだ一部の企業のみ取得していたような頃は、ISO認証を取れば企業にとってステータスになり取引が増えるなどのメリットがありましたが、現在ではそういったメリットはほとんど無く、どちらかというとISO認証があってやっと普通の会社という雰囲気で、金は掛かるワ!! メリットは無いワ!! でまさに踏んだり蹴ったりです。
(実際にはシステムを経営に活かして利益につなげている企業も多くありますが...)

そういった状況の中で、如何に費用を抑えて尚且つ効果的にシステム構築〜運営を行うという点において、本書はその方法を導き出すヒントを与えてくれる非常に役立つものであると思います。
費用を掛けずに出来る限り自力での取得を実現するにはやはり企業全体の相当な努力が必要となる訳ですが、本書はそういった努力を後押ししてくれるISOマニュアル本としては大変優れたものであり、ISO担当者には是非読んでいただきたい本です。

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